欧州・バックパッカーの旅【１】　イギリスに入国し、ペンザンスへ

2006/08/29 - 2006/08/30

２００６年８月２９日に日本を旅立って、台北経由で８月３０日２０時にロンドン着。入国審査が厳しいと聞いていたので旅の全工程スケジュール表、移動の航空券チケットなどを準備していたが、滞在日数、旅行目的、宿泊先の確認だけで通過させてくれた。少し拍子抜けだがラッキーだった。ヒースロー空港からエキスプレス鉄道でロンドンに向かった後、夜行列車でイギリスの南西の果ての街、ペンザンスに向かった。２２日間６６，４００円のブレットレールパスが初日から役に立った。列車内は８月なのに少し冷え込み、日本から担いできた寝袋に体を突っ込んで座席で寝た。寝袋も早速役に立った。朝８時過ぎにペンザンス着。リュックを駅に預けてランズエンドに行こうと思っていたのだが、テロ対策とのことで、荷物を預かってくれない。これはイギリス全土の殆どの駅に共通しており、いきなり観光のパターンを変更しなければならなくなった。ペンザンスのあとに訪問した街ではまずホステルに直行し、リュックを置いたうえで観光に出かけた。
ペンザンスでは地の果て・ランズエンド行きのバスが９時過ぎに駅前を出発するとのことで、リュックを持ち込み、往復５ポンド・１２００円のバスチケットを買った。２階だてバスが狭い田舎道を走るので、車同士のすれ違いが大変。
車窓からは荒波の海と広い荒野が見える。ランズエンド終点では２時間後に次のバスが来ると運転手が言うのだが、動き回る元気が無くて、写真を撮って、乗って来たバスで駅まで戻った。駅近くからはイギリスのモンサンミッシェルと呼ばれる島が見える。島まで渡る気力が無くて列車でバースに向かった。
（旅の費用）
移動費；日本からロンドンまでの航空券片道分６５０００円、ブレットレールパス６４４００円、バス５ポンド・１２００円　計１３０６００円
食費；３．７ポンド・８９０円
雑費；１１２０円
合計　１３０６００円
（写真はペンザンス駅）

エリア ペンザンス(イギリス)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 100万円以上
• 交通手段: 鉄道
• 航空会社: エバー航空

ペンザンスの街並み。

イギリスのモン・サンミッシェルと呼ばれるセント・マイケルズ・マウントの遠景。

イギリスのモン・サンミッシェルと呼ばれるセント・マイケルズ・マウント。

「地の果て」ランズ・エンドの光景。

「地の果て」ランズ・エンドの光景。

ランズ・エンド周辺の光景。

ランズ・エンド近くの光景。

ランズ・エンド近くの海の光景。「地の果て」と言うほど辺鄙なところでは無い。

ランズ・エンド周辺の光景。

ランズ・エンド周辺の光景。

ランズ・エンド周辺の光景。細い道を大型バスが走る。

ペンザンスにもあった、ストーン・サークル。

ペンザンスの街並み。

この旅行記へのコメント （14）

• s-sayayaさん 2012/06/26 14:30:20

  初めまして。ナイトリビエラについて教えてください。

  初めまして。
  ナイトリビエラスリーパーについて調べていてこちらの記事にたどり着きました。
  女性の一人旅で海外旅行経験が浅いのですが、今年ブリットレイルパスを利用してイギリスを旅行したいと考えています。
  その際コーンウォール地方へも行ってみたいと思い計画をたてています。
  
  ナイトリビエラは人気なので早めにチケットの手配が必要とのことでした。
  パスを利用すればナイトリビエラは、寝台券または座席指定券だけで乗車できるという記事を他のサイト様で拝見しました。
  寝台車の予約が取れなかったばあい、シート席があるということも書かれていました。
  しかし鉄道会社のサイトをみてもそれらしい情報を見つけることができませんでした。
  私の英語理解力が足りないだけだったのかもしれませんが、、、。
  旅行代理店に問い合わせてみました。
  パスは扱っていましたが、寝台券の手配はできない、というよりパスでナイトリビエラに乗車できるかどうかも分からないとの事でした。
  
  さすらいおじさんさん様はチケットの手配をどのようになさったのでしょうか。
  二人部屋、またはシート席（あればですが）の安全面についてはどのような雰囲気でしょうか。
  
  突然の質問で大変申し訳ありません。
  お手すきの際で結構ですのでお返事頂けると助かります。
  よろしくお願い致します。

  さすらいおじさんさん からの返信 2012/06/26 21:39:51

  RE: 初めまして。ナイトリビエラについて教えてください。

  s-sayayaさん
  ナイト・リビエラ――ロンドン・パディントン駅から南西地方の果て、ペンザンスまでの320マイル（約520km）を8時間かけて走破する列車――不勉強で申し訳ありませんが、ナイト・リビエラという名前は知りませんでした。
  イギリスでは予約はほとんどしておらず、私がナイト・リビエラに乗ったのは偶然でした。ヒースロー空港からエキスプレス鉄道でロンドン駅についたのですが、安旅だったので、ユースホステルが満員で宿泊できず、夜行列車で寝ようと思って時刻表を調べるとペンザンス行きがあったので、駅で座席を予約して乗りました。寝台ではなく普通の座席（シート席）です。空席があったのはラッキーだったかもしれません。安全面についてはイギリスでは問題なかったですが、2006年はテロがあり、警備が厳しく、コインロッカーが使えないのも不便でした。
  列車の日本からの予約は難しいかもしれません。私のようにぶっつけ本番はまずいでしょうから、ホテル予約は日本からできるでしょうからロンドンに１泊されて、ロンドンで駅でナイト・リビエラを前日に予約されたらいかがでしょうか。
  
  

  s-sayayaさん からの返信 2012/06/27 14:19:45

  RE: RE: 初めまして。ナイトリビエラについて教えてください。

  お返事ありがとうございます。
  
  ロンドンのドミトリーをベースにして、日帰りまたは1〜2泊の小旅行でイギリス南部を観光する予定です。あちこち荷物を持って移動するほど、まだ旅のスキルがないものですから、、、。
  
  ナイトリビエラに乗れたらペンザンスでランズ・エンド、セント・マイケルズ・マウント観光後プリマス泊にしたいのですが。
  シート席はあるのですね。
  ロンドンに着いたらパディントン駅で確認してみます。
  
  ありがとうございました。

  さすらいおじさんさん からの返信 2012/06/27 20:40:18

  RE: 初めまして。ナイトリビエラについて教えてください。

  
  s-sayayaさん
  
  私もほとんどの国で大きな荷物はホステルなどに預けて観光しました。
  ナイトリビエラは２００６年の情報ですから、最新情報をネットなどで確認されることをおすすめします。
  
  イギリスは鉄道が整備されており、サービスも良く、レールパスが割安でよかったと思っています。
  楽しい旅をなさってください。
  
  

• Dry White Toastさん 2009/07/18 18:30:54

  ストーンサークル

  さすらいおじさん、こんにちは。
  
  さすらいおじさんは、私のなかでは旅の達人、マスター・オブ・トラベリングなのです。
  
  そのさすらいおじさんの目に留まったコーンウォールの小さなストーン・サークル、私も全く同じものをペンザンス-ランズエンド間を走るバスに乗っているときに発見し、全く同じ写真を撮りました。
  
  しがない一トラベラーの私も、さすらいおじさんに一歩近づけたような気がして嬉しくなってしまいました。
  
  あの写真は、走行中のバスから撮ったものですか？
  結構、一瞬で通り過ぎてしまうので、写真に収めるのが難しいですよね。
  
  Dry White Toast

  さすらいおじさんさん からの返信 2009/07/19 10:58:55

  RE: ストーンサークル

  Dry White Toastさん
  
  ペンザンスの旅行記をごらんいただき、嬉しい発見をしていただきありがとうございます。
  
  ご指摘通り、コーンウォールの小さなストーン・サークルはペンザンス-ランズエンド間を走る2階だてバスの2階最前列から撮ったものです。
  
  イギリスでは2006年9月―10月はテロ対策で鉄道駅で荷物を預かってくれず、仕方なくバスに積み込んで地の果てまで行きましたが荷物を持って歩き回る元気がなく、そのまま往復しバスの中から景色の写真を撮りました。
  
  バスでペンザンスからランズエンドに往くときにストーン・サークルを見つけていたので帰り道で写真に撮ろうと待ち構えていました。
  
  Dry White Toastさんも往きで見つけて帰りに撮られたのではないでしょうか、それにしても同じストーン・サークルの写真を撮っておられたとは奇遇ですね。
  
  ペンザンス-ランズエンド間のバス、お互いにいい思い出になりましたね。
  
  

  Dry White Toastさん からの返信 2009/07/19 19:37:41

  RE: ストーンサークル

  さすらいおじさんが、帰りのバスでカメラを構えストーンサークルを今か今かと待ち望んでいらっしゃる姿を想像してしまいました^^)
  
  私は、ペンザンスに連泊しておりましたので、幸いにも荷物を持ち歩く必要がなく、行きはペンザンスからセント・ジャストの村までバスで出て、そこからランズ・エンドまで歩きました。
  天気に恵まれ、海風も心地よく、最高のウォーキングでした。
  
  帰りのバスでストーンサークルを発見し、慌てて３枚写真を撮ったのですが、２枚目の写真がかろうじて見れる仕上がりでした。
  私のコンパクトデジカメもなかなかやってくれます。
  
  今気がついたのですが、私もさすらいおじさんと同時期にコーンウォールへ行っていたようです。2006年の10月初旬です。
  2005年7月7日のロンドンの爆弾テロからまだ1年ちょっとの時期だったのでテロ対策が余計に厳しかったのでしょうね。

  さすらいおじさんさん からの返信 2009/07/20 13:03:24

  RE: RE: ストーンサークル

  
  Dry White Toastさん
  
  おっしゃるとおり、帰りのバスではストーンサークルが見えるであろうと思って、2階最前列、右側席に座ってカメラをかまえていました。
  
  Dry White Toastさんも2006年の10月初旬にコーンウォールに行っておられたのですね。ペンザンスに連泊して天候にも恵まれゆっくり観光されよかったですね。私はバスの車窓からだけの観光だったので少し残念に思っています。
  
  ＞2005年7月7日のロンドンの爆弾テロからまだ1年ちょっとの時期だったのでテロ対策が余計に厳しかったのでしょうね。
  
  テロ対策ではハプニングがありました。オックスフォードに向かう列車で不審物騒ぎに遭いました。レディング駅に爆発物らしい不審な荷物が放置されていたとのことで列車がスロウ駅に停車し、警察の現場調査のために約１．５時間待たされたのです。
  １９７１年には大きなリュックを駅に預けながら観光していたので荷物を預けられないのは計算違いでした。仕方なく、イギリスではユースホステルにチェックインしたあと観光するようにしました。
  
  私は8月末から11月下旬までヨーロッパを歩いていましたのでどこかですれ違っていたかもしれませんね。
  
  

• まみさん 2006/12/01 08:44:21

  最果ての地からの始まりですね

  さすらいおじさん、こんにちは。
  
  待ってました３ヶ月にわたるヨーロッパ・中東、それからえーと。
  まずはイギリスですね。
  八月末から寝袋が必要とは。
  それから駅で荷物を預かってくれなくなったとは一大事。
  ペンザンスは初めて知りました。
  イギリスのモンサンミッシェルって、えっ、イギリスから見えるの！と思ってしまいましたが、なるほど、そう呼ばれても納得できる素敵な景観の島ですね。
  続き、すでにアップされてますね。私が読むよりさすらいおじさんのアップの方が早いかもしれませんが、楽しみにしています。

  さすらいおじさんさん からの返信 2006/12/01 10:35:26

  RE: 最果ての地からの始まりですね

  まみさん
  
  イギリスでは初日から計画が狂いました
  気持ちは１９７１年と変わっていないのに、３５年たって足腰が弱って、長時間バックパックをかついで歩けなくなっていることを、今頃気づいたのです。間抜けてますね。
  しかもイギリスの駅では荷物を預からないし、駅前ホテルに頼めば５ポンド（１２００円）以上。計画ではバックパックをかついでかなり歩く予定だったのですが、ペンザンスで体力を知って、極力担がない旅に変更しました。
  
  そんなことでイギリスのモンサンミッシェルは近づく元気が無く、遠くからながめていました。
  
  
  

• おでぶねこさん 2006/11/28 20:55:08

  始まりましたね。ばんザーぃ!!

  さすらいおじさんさん。今晩は。
  
  ヨーロッパ縦断の旅･･･いよいよ始まりましたね。
  ワクワクしながら見たことの無い街や風景を
  楽しませていただきますね。
  いつもながらきちんと収支をまとめていらっしゃるのには
  感心しています。とっても参考になる事ばかりです。
  これからご一緒に旅を楽しませていただきますね。
  
  　おでぶねこ
  

  さすらいおじさんさん からの返信 2006/11/28 21:23:23

  RE: 始まりましたね。ばんザーぃ!!

  おでぶねこさん
  
  いつもご覧いただきありがとうございます。
  
  収支をまとめているのは、「お金をかけずに見たい所に行って楽しむ」ことを目標にしており、今回は3ヶ月100万以下、1日平均1万円以下を目指しました。ヨーロッパのユーロ高、物価高と盗難などで目標達成はなりませんでしたが、目標があると無駄遣いはしませんね。退職して収入が無い高齢者が長期に旅を楽しむためには、野宿もし、貧乏旅行が平気な若者と同じ感覚になることが必要なのでは---と思って、これからもエコノミー旅行を目指したいと思っています。
  
  
  
  

• 迷子さん 2006/11/28 15:08:16

  あっ〜コーンウォールだっ！

  さすらいおじさん、お帰りなさい〜。
  長旅で色々ハプニングもあった様どすな？
  まずはご無事に帰国されてよかったどす〜。
  
  懐かしいペンザンス周辺の風景どすな、
  迷子もロンドンから夜行で行ったどすが、その時は
  暖房効きまくりで寝苦しかったどすョ。
  コーンウォールでは名物のパスティーは食べたかな？
  
  迷子も思わず、１０月末に英国入りすたどすが
  その時の入管では旅程はもちろん過去の渡英歴の
  説明までさせられたどすよ、、やっぱり手強かったどす、、。
  （ヒースローとは違ってＥＵ外の入国者が極端に
  少なかったせいもあるかも、、？）
  
  この続きも楽しみにすています〜。

  さすらいおじさんさん からの返信 2006/11/28 18:56:20

  RE: あっ〜コーンウォールだっ！

  迷子のプロさん
  
  出発前は詳細な情報をたくさん教えていただきありがとうございました。
  イギリス、アイルランドの旅ではずいぶん役にたちました。
  
  ＞懐かしいペンザンス周辺の風景どすな、
  迷子もロンドンから夜行で行ったどすが、その時は
  暖房効きまくりで寝苦しかったどすョ。
  コーンウォールでは名物のパスティーは食べたかな？
  
  8月29日、30日ほとんど寝ず、夜行は冷えて寝られずペンザンスではかなりくたびれていました。ペンザンス駅売店でサンドイッチ一つが２ポンド・480円に驚いて、以後ほとんどスーパーマーケット通い、レストランにはほとんど入っていません。今回は3ヶ月で100万円以下、の予算にチャレンジしていたので、ずいぶん出費を抑えました。でも盗難などで目標達成できませんでしたが---
  
  ＞迷子も思わず、１０月末に英国入りすたどすが
  その時の入管では旅程はもちろん過去の渡英歴の
  説明までさせられたどすよ、、やっぱり手強かったどす、、。
  （ヒースローとは違ってＥＵ外の入国者が極端に
  少なかったせいもあるかも、、？）
  
  10月に英国に来られてたのですね。ヒースローの入国審査はラッキーでした。その分、イスラエルのテルアビブ空港で入国３０分、出国2時間に及ぶ、すごい審査を体験、レバノンやパレスチナとの戦時中なので、観光客など来てほしくないのかもしれませんが---