2006/10/12 - 2006/10/12
35位(同エリア52件中)
まみさん
2006/10/12(木)第5日目:ケストヘイ
バラトンフュレド発8:22のバスでケストヘイ着9:42
フェスティテッチ城(ハンガリー第3の城)見学
人形博物館、刑罰博物館、中央広場の夜景撮影
ハンガリーは、古くはオスマン・トルコによる略奪、ハプスブルグ家による城塞や砦の徹底破壊、近代以降では2つの大戦の戦禍、それから社会主義時代のソ連軍による破壊と略奪により、城を始めとするたくさんの歴史的建造物が損なわれました。
もったいないことです。
そんなハンガリーで、観光客が訪れることができる三大宮殿───エステルハージ宮殿、ゲデレー宮殿、そしてフェステティッチ宮殿を、今回の旅行で制覇しました。
その中で、ここケストヘイにあるフェステティッチ宮殿が一番気に入りました。
その理由の1つに、写真代を払えば、内部撮影が自由だったことが挙げられるでしょう。
しかも、見学はガイドによる案内ではなく自由でしたので、ゆっくり落ち着いて撮ることができました。
フェステティッチ宮殿の入場料(併設の博物館の見学を含む)は1,350フォーリント。
写真代は900フォーリント。
(2006年10月現在、1フォーリント=約0.6円)
ポストカードがだいたい50〜100フォーリントくらいです。
良いポストカードがたくさんあれば、自分で写真を撮らなくてもいいかもしれません。
あまり分厚くない本が売られていて、掲載の写真がきれいであれば、自分で撮らなくていいかもしれません。
いや、そんなことはないですね。
ポストカードや本の写真には劣るかもしれないけれど、自分で撮るからこそイイんです。
その方が楽しいですし、愛着も沸きます。
三大宮殿の中では、フェステティッチ宮殿は、第二次世界大戦の戦禍とソ連軍による破壊や略奪による荒廃を逃れた数少ない宮殿の1つで、貴重なオリジナルの城です。
とはいえ、ミーハーな私は、オリジナルであることだけでは、あまり楽しめません。
その点、フェステティッチ宮殿は保存状態がよく、宮殿が一番栄華を誇った時期はこうであったろうな、という状態に内装もきれいに残っていて、破損の痛々しさは見あたらず、家具調度品もそろっています。
ロココのきめ細かな装飾が加わった、バロック様式の豪華な宮殿です。
宮殿見学はこうでなくちゃ、という期待どおりのものを見ることができました。
宮殿の一部は博物館となっていて、オスマン・トルコ時代を偲ばせる衣装・刺繍・宝飾品・金細工・写真、刀や銃器、扇、それから現代アーティスト(Janoky Aladare)の刺繍による絵画作品の展示などがありました。
いったん外に出たあと、中庭側に入口のある博物館も2つありました。
写真を撮ったのは、やはり復元された室内が中心です。
ただし、いくら部屋全体が気に入ったからといって、それをなるべくたくさんファンダーに収めようと欲張ると、あまり面白くない写真になってしまうでしょう。
なので、全体の写真はあきらめて、どちらかというとピンポイント的な写真を意図してみました。
この旅行記では、宮殿の写真のうち、宮殿内で撮った写真だけでまとめました。
-
フェステティッチ宮殿の見学はここから始まります。
市松模様の床とロココ調の階段が素敵で、写真を撮りました。
ここでチケットのもぎりがあり、靴の上から床を守るためのフェルトのスリッパを装着します。
フェステティッチ宮殿は18世紀後半に建てられたハンガリーで三番目に大きい宮殿です。
そしてハンガリーで最も保存状態のよい城です。
101の部屋(うち一般公開は18室)、絢爛豪華な正面入り口、バロック様式の塔がひときわ目立ちます。完全な形で残った往時の2層にまたがる礼拝堂や稀少本など8万6千冊の蔵書を誇るヘリコン図書館などがあります。
(参考:ハンガリー政府観光局HP「ハンガリー・ステップ・バイ・ステップ」ほか)
http://www.hungarytabi.jp/index2.htm
フェステティッチ宮殿は、ガイドなしでゆっくり見学できます。
東欧の城めぐりをしていて、ガイドなしで自由に見学できる城はほとんどなかったので、珍しいと思いました。
なので、実際に入ったときにはころっと忘れてしまいました、ここがガイドなしで見学できることを。
チケットもぎりの係員は、私がイスのようになっているところに座ってフェルトのスリッパを履くのを見て、それでよし、というかんじにうなづいた後、外に出てしまいました。
そのため、私は勘違いしてしまったのです。
そこで待て、という意味かと。
そして時間になったらガイドが来るのか、あるいはある程度の人数が集まったらガイドツアーが始まるのかと。
まだか、まだかとしばらく座って待っていると、チケットもぎりの係員が顔を見せました。
私がまだ座っているのを見てびっくりし、自由に見学してよいのだと教えてくれました。 -
バロックの宮殿の調度品としてよく見かける、花びらでぼこぼこの中国風の壺を中心に。
宮殿の見学は、最初のうちは、ガイドの案内がないと物足りないと思いました。
部屋について、それから家具・調度品の簡単な説明のパネルがあることはあるのですが、いつ作られ、どこから取り寄せたものか(ヨーロッパのあちこちから取り寄せられています)、といったありきたりな説明しかないので、だんだんどうでも良くなってきます。
むしろ、ガイドがいると、部屋のもっと面白いエピソードが聞けるだろうに。
写真も、せっかく写真代を余分に払ったのに、どういうのを撮ればよいか、最初のうちは見当がつきませんでした。
部屋はすばらしいのですが、ファインダーの中にうまく入りません。
何枚か継ぎ足した趙ワイド写真にでもしない限り。
しかし、ふと、花畑の写真を撮るときの要領と同じで良いのではないかと気付きました。
つまり、どれか気になる一角なり調度品をメインにするのです。
そしてあくまでその背景として部屋をファインダーに収めることで、全体の雰囲気をなんとなく察することができるような写真にすればよいのです。
あるいは思い切って部屋の一角だけを切り取ってしまうのです。
人は、写真を眺めるとき、ファィンダーの外にも同様につづいているものだと無意識のうちに想像しているものです。その無意識の想像も計算に入れることによって、実際の被写体とは違う、写真独特の世界を作り出すことができるでしょう。 -
とはいっても、なるべく部屋全体の印象が伺えるような写真も撮りますけどね。
さきほどの、花びらでぼこぼこの陶器のある部屋です。 -
ヘリコン図書館
入口の方向
シャンデリアが豪華です。
内装はすべて樫の木です。
この図書館を作らせたフェステティッチ・ジョルジュ伯爵がまず5万2千冊集め、いまや8万6千冊の蔵書を誇ります。
フェステティッチ・ジョルジュ(1755〜1819)は、歴代のフェステティッチ伯爵がハプスブルグ家に忠実だったのに対し、ハンガリー人の誇りを重視した変わり者でした。
青年時代、彼はマリア・テレジアに、軍隊内でのハンガリー語の使用許可を求め、軍事裁判にかけられて免職となってしまいました。
その後、彼はケストヘイにひきこもり、農業を営みました。1797年には、現在の農業科学大学の前身となったゲオルギコンと呼ばれるヨーロッパ初の農業研究機関を設立しています。
(参考「旅名人ブックス ハンガリー“千年王国”への旅」日経BP社) -
ヘリコン図書館
奥の窓は庭に面しています。
光が射し込んで来るので、露出を合わせるのに苦労しました。
右手前に写っているテーブルには、世界各国語で書かれたこの図書館の説明書がありました。もちろん日本語もあります。 -
ヘリコン図書館
本を取るための台とろうそく台。
どちらもクラシカルです@ -
ヘリコン図書館の隣の部屋で
おそらく書斎だと思います。
図書館ほどではなかったですが、蔵書はかなりありましたから。
テーブルの上のこの調度品が気に入りました。
船漕ぎの人物像はバロック様式らしいのに、船体に花の模様がどこかフォークアート的なこの組み合わせのセンスがいいです。
ロープで近付けないようになっているので望遠で撮りましたが、室内もやや暗いこともあり、どうしても手ぶれしてしまい、床に膝をついて構えて、何回も撮り直しました。
表示サイズを100%にすると船体の花模様の輪郭がちょっとボケてしまっているのがわかりますが、これがせいいっぱいでした。 -
中国風の調度品
バロックからロココ建築様式が流行している頃とほぼ同時期に、ヨーロッパ中では中国趣味(シノワズリ)も流行っていました。
なので、バロック宮殿にはたいてい中国風の部屋があります。
あくまで西洋人から見た中国風なので、ある意味、中洋折衷というか、もともとのヨーロッパのロココ趣味に中国っぽい要素が付け加わっただけの、本場中国から見たらおかしなところだらけのものが多いです。
しかし、その豪華さはいつも目を見張ります。
中国風の部屋の中で、この調度品に目をつけました。
1番下の、橋を渡る男の子が気に入りました。
大事そうに物を運んでいます。とても可愛らしいです。
こういう写真は、たとえ宮殿の写真入りの本やポストカードが売られていても、絶対含まれていることはないでしょうね。
余分に写真代を出した甲斐がありました。 -
中国風の部屋
壁紙がお洒落です。
写真に撮るのは敢えてこの一角に絞りました。 -
アール・デコ様式の家具のある部屋
もちろん、気に入ったのはこのアール・デコ様式の家具です。
この部屋は名前をつけるなら、さしずめ「青の間」といったところでしょうか。
壁紙が青ですから。 -
お洒落な壁紙とコブラのろうそく立て
恐ろしいコブラをモチーフにしているのに、とても素敵なデザインになっています。 -
華やかなロココ様式の音楽サロン
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音楽サロンの鏡
合わせ鏡になっているので、奥にどこまでもどこまでも続いていきます。
私の手とカメラが写ってしまっていますが、どうしてもこうしないと、鏡に写っているものをファインダーに入れることができなかったからです。 -
イスラム・コレクションの展示から
オスマン・トルコの衣装
壁の写真はおそらくメディナかメッカあたりの聖地の建物でしょう。
音楽サロンの後は、こういうコレクションの展示が続きました。
イスラムの宝飾品などは素晴らしかったのですが、宮殿内の写真撮影は十分楽しみましたし、どれも素敵でどれか1つか2つを被写体として選ぶのが難しかったので、撮りませんでした。
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