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2006/10/11(水)第4日目:バラトンフュレド&ティハニ<br />ブダペスト・デーリ(南)駅7:05発の鉄道でバラトンフュレド着10時頃<br />バラトンフュレドの湖沿いを散策しながらホテルを探した後、すぐにバスでティハニへ<br />ティハニ:修道院、ピシュキ散策道〜山びこの丘、人形博物館、内湖(Belso-to)まで散策<br /><br />海のないハンガリーにとって、バラトン湖は「ハンガリーの海」と言われるそうで<br />す。<br /><br />「ハプスブルグ帝国を旅する」(加賀美雅弘著・講談社現代新書)によると、バラトン湖は、100万年ほど前の第四紀(180〜160万年前(250万とする説もある)から現在まで)の更新世(または「洪積世」=180〜160万年前から1万年前までの期間。ほとんどが氷河期)時代に、断層によって沈降して出来た比較的新しい湖だそうです。<br />北岸に控えるバコニ山地とバラトン湖を断層線が鋭く区切り、そこに火山が吹き上がったため、このあたりに珍しいトロイデ型の奇峰が並び、エキゾチックな雰囲気を演出しているとのこと。<br />断層線に沿って温泉もわき出ました。<br /><br />水深が平均で2mから4mと浅く、プルシアンブルーとも、淡いコバルトブルーとも、エメラルドグリーンとも言われるバラトン湖は、東西に長細い湖で、77km。南北方向では、最長14km、最短1.5km。<br />その最短のところが、対岸に向ってぽこんと飛び出たティハニ半島です。<br />ティハニ修道院のある小高い丘から湖面が一望できるというので、ティハニではバラトン湖の眺望を1番楽しみにしていました。<br /><br />実際に行って見てみた感想は、正直、これらの美辞麗句にちょっと期待しすぎたかな、というところでした。<br />美しくなかったとは言いません。見事ではなかったと言いません。<br />ティハニがバラトン湖随一の景勝と言われるだけのことはあると思います。<br />ただ、私にとってのティハニの魅力は、町並みの方がバラトン湖の眺めを上回った、というだけのことです。<br /><br />そうは言いつつ、湖を眺めながら、散策と休憩を含めて1時間くらい過ごしましたので、写真は何枚も撮りました。<br />天気が良かったのも幸いしました。<br />なるほど確かに、陽を受けてきらきら光る湖面は、エメラルドグリーンでした。

2006年ハンガリーとルーマニア旅行第4日目(4):ティハニから見たバラトン湖

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2006/10/11 - 2006/10/11

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まみ

まみさん

2006/10/11(水)第4日目:バラトンフュレド&ティハニ
ブダペスト・デーリ(南)駅7:05発の鉄道でバラトンフュレド着10時頃
バラトンフュレドの湖沿いを散策しながらホテルを探した後、すぐにバスでティハニへ
ティハニ:修道院、ピシュキ散策道〜山びこの丘、人形博物館、内湖(Belso-to)まで散策

海のないハンガリーにとって、バラトン湖は「ハンガリーの海」と言われるそうで
す。

「ハプスブルグ帝国を旅する」(加賀美雅弘著・講談社現代新書)によると、バラトン湖は、100万年ほど前の第四紀(180〜160万年前(250万とする説もある)から現在まで)の更新世(または「洪積世」=180〜160万年前から1万年前までの期間。ほとんどが氷河期)時代に、断層によって沈降して出来た比較的新しい湖だそうです。
北岸に控えるバコニ山地とバラトン湖を断層線が鋭く区切り、そこに火山が吹き上がったため、このあたりに珍しいトロイデ型の奇峰が並び、エキゾチックな雰囲気を演出しているとのこと。
断層線に沿って温泉もわき出ました。

水深が平均で2mから4mと浅く、プルシアンブルーとも、淡いコバルトブルーとも、エメラルドグリーンとも言われるバラトン湖は、東西に長細い湖で、77km。南北方向では、最長14km、最短1.5km。
その最短のところが、対岸に向ってぽこんと飛び出たティハニ半島です。
ティハニ修道院のある小高い丘から湖面が一望できるというので、ティハニではバラトン湖の眺望を1番楽しみにしていました。

実際に行って見てみた感想は、正直、これらの美辞麗句にちょっと期待しすぎたかな、というところでした。
美しくなかったとは言いません。見事ではなかったと言いません。
ティハニがバラトン湖随一の景勝と言われるだけのことはあると思います。
ただ、私にとってのティハニの魅力は、町並みの方がバラトン湖の眺めを上回った、というだけのことです。

そうは言いつつ、湖を眺めながら、散策と休憩を含めて1時間くらい過ごしましたので、写真は何枚も撮りました。
天気が良かったのも幸いしました。
なるほど確かに、陽を受けてきらきら光る湖面は、エメラルドグリーンでした。

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  • 修道院の裏手から湖を見下ろすビシュキ散歩道へ向います。<br /><br />聖イシュトヴァーンと王妃ギゼラの像がありました。<br /><br />とは思ったけれど、台座にアンドラーシュ1世と王妃アナスタシアと書いてありました。<br />ハンガリー語とロシア語で。

    修道院の裏手から湖を見下ろすビシュキ散歩道へ向います。

    聖イシュトヴァーンと王妃ギゼラの像がありました。

    とは思ったけれど、台座にアンドラーシュ1世と王妃アナスタシアと書いてありました。
    ハンガリー語とロシア語で。

  • ピシュキ散歩道から。<br />対岸に見えるのはパラトンフュレドです。

    ピシュキ散歩道から。
    対岸に見えるのはパラトンフュレドです。

  • ピシュキ散歩道の展望台

    ピシュキ散歩道の展望台

  • 2色に分かれたバラトン湖<br />きっと深さが違うためですね。

    2色に分かれたバラトン湖
    きっと深さが違うためですね。

  • 山びこの丘から<br />正確には、山びこの丘にあるレストラン「山びこ(Echo)」のテラス席からです。<br /><br />実は途中でピシュキ散歩道を外れ、いったん村落の方に出て遠回りしてしまいました。<br />方向音痴なものですから……。<br />でも、ついでに村落を歩いてお土産屋さんや人形博物館などぐるりと回った後で、もう一度、ピシュキ散歩道まで戻ってきました。

    山びこの丘から
    正確には、山びこの丘にあるレストラン「山びこ(Echo)」のテラス席からです。

    実は途中でピシュキ散歩道を外れ、いったん村落の方に出て遠回りしてしまいました。
    方向音痴なものですから……。
    でも、ついでに村落を歩いてお土産屋さんや人形博物館などぐるりと回った後で、もう一度、ピシュキ散歩道まで戻ってきました。

  • ブドウ畑とバラトン湖<br /><br />バラトン湖北岸では、温暖な気候と日照時間が長いことから、古くからブドウ栽培が盛んでした。ブドウ栽培は、2000年の歴史があるそうです。<br />南岸は平坦な土地が多いですが、北岸は小高い山や丘が続き、湖に向かって緩やかな南傾斜を作り出しているので、日がよく当たり、ブドウ栽培にはちょうどよいのだそうです。<br /><br />なので、バラトン湖では、ハンガリー・ワインの中でもリースリングなどの質のよい白ワインが有名です。<br />「バダチョニ・リスリング」「バダチョニの修道士スルケバラート(「バダチョニの修道士」)」「ケークニェリュー」など。<br />そう、出発前にこれらのワインの名前をしっかりチェックしていきましたし、こうやってブドウ畑にも注目していたくせに、私ときたら、バラトン湖地方への2泊3日の旅行中、食事のときにワインを注文するのをすっかり忘れてしまいました。

    ブドウ畑とバラトン湖

    バラトン湖北岸では、温暖な気候と日照時間が長いことから、古くからブドウ栽培が盛んでした。ブドウ栽培は、2000年の歴史があるそうです。
    南岸は平坦な土地が多いですが、北岸は小高い山や丘が続き、湖に向かって緩やかな南傾斜を作り出しているので、日がよく当たり、ブドウ栽培にはちょうどよいのだそうです。

    なので、バラトン湖では、ハンガリー・ワインの中でもリースリングなどの質のよい白ワインが有名です。
    「バダチョニ・リスリング」「バダチョニの修道士スルケバラート(「バダチョニの修道士」)」「ケークニェリュー」など。
    そう、出発前にこれらのワインの名前をしっかりチェックしていきましたし、こうやってブドウ畑にも注目していたくせに、私ときたら、バラトン湖地方への2泊3日の旅行中、食事のときにワインを注文するのをすっかり忘れてしまいました。

  • 再びバラトンフュレドとバラトン湖<br /><br />ここからなら、バラトン湖畔の夜景はきっと美しいでしょうね。

    再びバラトンフュレドとバラトン湖

    ここからなら、バラトン湖畔の夜景はきっと美しいでしょうね。

  • レストラン・山びこのテラスとバラトン湖

    レストラン・山びこのテラスとバラトン湖

  • レストラン・山びこのテラスとバラトン湖

    レストラン・山びこのテラスとバラトン湖

  • 旅のお供のミニ・ヒヨコとバラトン湖<br /><br />天気が良いので、湖の水の色が写真にきれいに写ったらいいなと思って、つい何枚も撮りたくなります。<br />でも、同じような写真ばかりになってはつまらないので、ヒヨコちゃんで記念写真を撮りました。<br />ちなみに、このヒヨコちゃんがいつも活躍するのは食べ物写真のときです@

    旅のお供のミニ・ヒヨコとバラトン湖

    天気が良いので、湖の水の色が写真にきれいに写ったらいいなと思って、つい何枚も撮りたくなります。
    でも、同じような写真ばかりになってはつまらないので、ヒヨコちゃんで記念写真を撮りました。
    ちなみに、このヒヨコちゃんがいつも活躍するのは食べ物写真のときです@

  • ヒヨコちゃんを撮ったなら、「愉快なお友達」も撮ってあげなくちゃ@

    ヒヨコちゃんを撮ったなら、「愉快なお友達」も撮ってあげなくちゃ@

  • レストラン・山びこのテラスから修道院を眺めて

    レストラン・山びこのテラスから修道院を眺めて

  • レストラン・山びこのテラス<br /><br />実はここでなぁぁんにも注文しなかったんです。<br />30分以上いたにもかかわらず@

    レストラン・山びこのテラス

    実はここでなぁぁんにも注文しなかったんです。
    30分以上いたにもかかわらず@

  • ピシュキ散歩道から

    ピシュキ散歩道から

  • ピシュキ散歩道

    ピシュキ散歩道

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この旅行記へのコメント (2)

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  • パパスさん 2006/12/03 06:37:59
    ワインは残念でしたね。
    レストランやまびこのテラスでは何も注文しなかったのですか?
    大丈夫なんですね。
    その時にワインを飲まれたら良かったかも。です。

    そして出ましたヒヨコちゃん!
    とても良いアクセントとして使えますよね。
    他もトラベラーさんも、よく色んなキャラクターを使って旅行記にUPされていますね。
    それと「愉快なお友達」。
    これからも活躍しそうですね!(笑)
    期待しています。

    パパス。

    まみ

    まみさん からの返信 2006/12/05 08:00:36
    RE: ワインは残念でしたね。
    パパスさん、こんにちは。書き込みありがとうございます。

    山びこレストランは空いていてほとんど人がいませんでした。
    もっと盛況だったらなぁんにも注文しないで30分以上も居座るのはちょっとヒンシュクものだったでしょうねぇ@@

    バラトン湖のワインは残念でしたが、トカイ・ワインは飲みました。甘口で〜@
    ルーマニアでも1人で一瓶あけてしまいました。私って結構酒豪?!

    ヒヨコちゃんと愉快なお友達は、食べ物編で大活躍します@
    それはもう1つのブログの方に掲載するかもしれません。
    いまは、日中の旅行記をどんどん進めマース。

まみさんのトラベラーページ

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