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9世紀以来、ロカマドウールには多勢の巡礼者が訪れた。<br />その中には、歴史的人物、王族が名を連ねる。<br /><br />その反面、この地方は、宗教戦争、100年戦争に<br />翻弄され、ロカマドウールもプロテスタンの<br />襲撃にあり破壊されたり、波瀾万丈の歴史を生き抜いてきた。

ロカマドウールの奇跡(その二)

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2006/10/22 - 2006/10/23

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yukibx

yukibxさん

9世紀以来、ロカマドウールには多勢の巡礼者が訪れた。
その中には、歴史的人物、王族が名を連ねる。

その反面、この地方は、宗教戦争、100年戦争に
翻弄され、ロカマドウールもプロテスタンの
襲撃にあり破壊されたり、波瀾万丈の歴史を生き抜いてきた。

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  • ノートルダムのチャペルに入る。

    ノートルダムのチャペルに入る。

  • ロカマドウールで有名な聖像がある。<br />チャペル・ノートルダムで見られる<br />黒い聖マリアとイエス像がそれだ。<br /><br />宗教戦争の時に、カソリックのシンボルでもある<br />この聖像は、足蹴にされ、石を投げられたり、このマリアと<br />イエス像は、木像なのに、いまだに存在していること自体が<br />奇跡だ、ともきいた。<br /><br />この聖マリアとイエス像は、多くの奇跡を起こしたので<br />有名らしい。それでますます巡礼者が訪れた。<br /><br /><br />世界中にこの手の話はあるけれど、信じる人は<br />真剣。100キロ以上の道をここまで歩いてくる<br />のだから。<br />丈が50 センチほどだろうか、見ると素朴で<br />親近感をもたせる聖母子像だなあと思った。

    ロカマドウールで有名な聖像がある。
    チャペル・ノートルダムで見られる
    黒い聖マリアとイエス像がそれだ。

    宗教戦争の時に、カソリックのシンボルでもある
    この聖像は、足蹴にされ、石を投げられたり、このマリアと
    イエス像は、木像なのに、いまだに存在していること自体が
    奇跡だ、ともきいた。

    この聖マリアとイエス像は、多くの奇跡を起こしたので
    有名らしい。それでますます巡礼者が訪れた。


    世界中にこの手の話はあるけれど、信じる人は
    真剣。100キロ以上の道をここまで歩いてくる
    のだから。
    丈が50 センチほどだろうか、見ると素朴で
    親近感をもたせる聖母子像だなあと思った。

  • チャペルの中。1ユーロを銭箱に入れて、<br />ロウソクに火をつけ、亡き母のために<br />合掌。<br />写真で見るように、岩壁がチャペルの壁となっている。

    チャペルの中。1ユーロを銭箱に入れて、
    ロウソクに火をつけ、亡き母のために
    合掌。
    写真で見るように、岩壁がチャペルの壁となっている。

  • チャペルの外側。<br />岸壁とチャペルがこのように組み合わさっている。

    チャペルの外側。
    岸壁とチャペルがこのように組み合わさっている。

  • ノートルダムのチャペルの裏側に、聖アマドウール納骨堂がある。<br />ロカマドールで、もっとも12世紀の教会の原型が残されている、<br />とされる。<br />私はうっかり見学することを忘れてしまった!ガイドブックを見ると、<br />シンプルでロマネスク様式の美しい建物だ。ガイドブックから<br />コピーした写真をアップさせていただく。<br />ここに16世紀、聖アマドールが埋葬されたのだろうか。<br />(Rocamadour, Guide Touristique, Editions AIO,photographie = Yves et Jean-Louis Goepfert)

    ノートルダムのチャペルの裏側に、聖アマドウール納骨堂がある。
    ロカマドールで、もっとも12世紀の教会の原型が残されている、
    とされる。
    私はうっかり見学することを忘れてしまった!ガイドブックを見ると、
    シンプルでロマネスク様式の美しい建物だ。ガイドブックから
    コピーした写真をアップさせていただく。
    ここに16世紀、聖アマドールが埋葬されたのだろうか。
    (Rocamadour, Guide Touristique, Editions AIO,photographie = Yves et Jean-Louis Goepfert)

  • 聖域から階段を下りて、ゆったりと門前町のウインドー・ショッピング<br />を楽しんだ。<br />フォアグラ、胡桃のヴィネガーなどこの地方の名産物の店が多い。<br />ロカマドールの突き当たり、ユゴン門(PORTE HUGON)にある<br />可愛いお店、Jour de Feteが目に入った。<br />ここは米国人がオーナーで、高級陶器リモージュやロンドンの<br />女性陶芸家がつくったという陶芸(モスグリーンをベースにした<br />魅力的な陶器)、ナプキン、テーブルクロスなど、なにもかも欲しくなってしまうようなものがところせましと店内に置いてある。<br />お土産を探すなら、とてもお薦めです。

    聖域から階段を下りて、ゆったりと門前町のウインドー・ショッピング
    を楽しんだ。
    フォアグラ、胡桃のヴィネガーなどこの地方の名産物の店が多い。
    ロカマドールの突き当たり、ユゴン門(PORTE HUGON)にある
    可愛いお店、Jour de Feteが目に入った。
    ここは米国人がオーナーで、高級陶器リモージュやロンドンの
    女性陶芸家がつくったという陶芸(モスグリーンをベースにした
    魅力的な陶器)、ナプキン、テーブルクロスなど、なにもかも欲しくなってしまうようなものがところせましと店内に置いてある。
    お土産を探すなら、とてもお薦めです。

  • もっとブラブラしたかったけれど、秋深い日々、午後7時半になると<br />もう薄暗くなってくる。<br />ホテルに帰り、早めの夕食をとる。<br />ホテル、ラ・ベルベデールのレストランは知られているらしく、<br />7〜8人既に席についていた。<br />客数がすくないので、全員、ロカマドウールのライテイングの見える「特等席」に座る。オードーブル+メイン、あるいは、メイン+デザートの組み合わせで20ユーロ(約3000 円)。鴨肉とリンゴを甘く煮たものがミルフイユに入っている、という料理とデザートは、アマレット味のクリームとリンゴのタルト、を注文。知らない料理だったけれど、これが舌に溶けるようなおいしさだった。<br />ホテルの人はおおざっぱで、あんまり感じ良くなかったけれど、レストランはご推薦!<br />まあ、私のお腹が空いていた、ということもあるかも。。

    もっとブラブラしたかったけれど、秋深い日々、午後7時半になると
    もう薄暗くなってくる。
    ホテルに帰り、早めの夕食をとる。
    ホテル、ラ・ベルベデールのレストランは知られているらしく、
    7〜8人既に席についていた。
    客数がすくないので、全員、ロカマドウールのライテイングの見える「特等席」に座る。オードーブル+メイン、あるいは、メイン+デザートの組み合わせで20ユーロ(約3000 円)。鴨肉とリンゴを甘く煮たものがミルフイユに入っている、という料理とデザートは、アマレット味のクリームとリンゴのタルト、を注文。知らない料理だったけれど、これが舌に溶けるようなおいしさだった。
    ホテルの人はおおざっぱで、あんまり感じ良くなかったけれど、レストランはご推薦!
    まあ、私のお腹が空いていた、ということもあるかも。。

  • 一晩あけて朝、ロカマドウールの一番上にあるシャトーを見てから<br />ここを跡にすることにした。<br />朝の光は夕方の光より強烈で澄んでいて、ロカマドウールが神々し<br />かった。写真の右がそのシャトー。中には入れない。

    一晩あけて朝、ロカマドウールの一番上にあるシャトーを見てから
    ここを跡にすることにした。
    朝の光は夕方の光より強烈で澄んでいて、ロカマドウールが神々し
    かった。写真の右がそのシャトー。中には入れない。

  • シャトーの写真。14世紀建立ということだ。シャトーの横には<br />曲折のおおい小道があって、聖域まで下りることができる。

    シャトーの写真。14世紀建立ということだ。シャトーの横には
    曲折のおおい小道があって、聖域まで下りることができる。

  • シャトーの前の広場に面して、コーヒーショップと<br />レストランがあった。レストランは緑の多いテラスが<br />あったり、居心地がよさそうだった。<br /><br />ロカマドウールというと神秘的な、とか聖なるという形容詞が<br />必ずといっていい位つけられている。<br />しかし、やや観光化しすぎている印象もある。<br /><br />それから、交通手段が車でない場合は、ホテルはロカマドウール<br />の村の中のホテルをとることをお薦めします。でないと、<br />谷間を1キロ歩くことになるし、しかも、その道は細く、<br />その割には車の数も多いので危険。

    シャトーの前の広場に面して、コーヒーショップと
    レストランがあった。レストランは緑の多いテラスが
    あったり、居心地がよさそうだった。

    ロカマドウールというと神秘的な、とか聖なるという形容詞が
    必ずといっていい位つけられている。
    しかし、やや観光化しすぎている印象もある。

    それから、交通手段が車でない場合は、ホテルはロカマドウール
    の村の中のホテルをとることをお薦めします。でないと、
    谷間を1キロ歩くことになるし、しかも、その道は細く、
    その割には車の数も多いので危険。

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