1994/09/03 - 1994/09/10
4500位(同エリア6780件中)
まゆままさん
一年前ヨーロッパへイタリアへ初めて訪れた時、ローマの街に衝撃と感動を受ける。
街中のあちこちに遺跡がゴロゴロ転がり美術作品があふれている街ローマに興味を持ち深く知りたいと思った。
幸運なことに石鍋真澄氏のローマに対する愛情あふれる著作に出会い、奥深いローマの魅力を知ることができ、共感してくれる友人を得、私たちのヨーロッパ建築巡礼の旅の1ページ目が幕を開ける。
1週間かけて毎日毎日、ローマの街を自分たちの足で歩き回り、ローマの人々の生活に溶け込む教会、広場、噴水などを探し求めた旅は私たちにとって本当に至福の旅だった。
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ローマを再訪するきっかけとなった石鍋氏の著作
「サンピエトロが立つかぎり」と
「ベルニーニ〜バロック美術の巨星」。
この本に感銘を受け石鍋氏へ前回の旅のことや興味をもった噴水のことなどを尋ねる手紙を書くと
うれしいことに返事とともに「サンピエトロが立つかぎり」に付そうと思われていたが結局掲載しないことになったというテーマ別ガイドの噴水の部分の草稿のコピーが送られてきた。
私たちはこの噴水のリストを元にローマにあるリストの全ての噴水を巡ることになった。 -
ローマの街が美しく、楽しく、時には面白く彩られているのは噴水の貢献によるところが大きいと思う。
ローマの街にはあちこちに広場があり、その中心や片隅には必ずといっていいほど噴水が置かれている。
その噴水たちを見るとどうしてこんなデザインなの?といいたくなるようなおもしろいものがたくさんある。
噴水の回りには観光客や地元の人々が腰を掛けて一休みしている。
水を眺めながらボーッとしているとほんとに心がやわらいでくる。
ロトンダ広場の噴水。
ジャコモ・デッラ・ポルタ作
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パンテオンの前にある、ロトンダ広場の噴水。
ジャコモ・デッラ・ポルタ作
一本のオベリスクを中心にイルカとユーモラスなマスケラで装飾された噴水。
初めてこの噴水を見たときはあまりの面白さに感動!この噴水が私たちを噴水巡りに駆り立てる元となった。噴水にはいつもなぜか鳩がぎっしり止まっている。目の前にある重々しく壮大なパンテオンとは対照的なおかしい雰囲気を醸している。
私のお気に入りの噴水。 -
バルベリーニ広場にあるベルニーニ作のトリトーネの泉。
イルカが支える大きな貝の上でトリトーネが
ほら貝を噴く。
そのほら貝から水飛沫が上がるとても魅力的な噴水。 -
同じくバルベリーニ広場の片隅にあるかわいらしい噴水。これもベルニーニ作。
ハチの口からちょろちょろと水が流れる愛らしい噴水。
この流れ出る水は飲料水として飲めるようだ。 -
亀と人とイルカで装飾された噴水。タルタルーガ(亀)の噴水。この不思議な取り合せと人がイルカに乗り亀を支えている不自然な恰好に惹かれてしまう。
ジャコモ・デッラ・ポルタ作 -
ナヴォーナ広場にある三つの噴水の内の一つ、
ムーア人の噴水。
イルカ、トカゲ?、ドラゴン?の間にはさまれた異様なおじさんやおばさんの口から流れ出る噴水。 -
同じくムーア人の噴水。
この白目のおじさんの顔はかなり恐いぞ。 -
同じくムーア人の噴水。
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同じくムーア人の噴水。
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ベルニーニ作、四つの河の噴水。
同じくナヴォーナ広場の真ん中に位置する噴水。
オベリスクを中心に岩山の台座を置き、四大河川(ナイル、ラプラタ、ガンジス、ドナウ)の寓意像で飾られた噴水。まるで祝祭の装飾装置のようでファンタジックなベルニーニらしい作品。 -
同じく四つの河の噴水。
ナヴォーナ広場にはベルニーニが作った4つの河の噴水を中心に、ムーア人の噴水、ネプチューンの噴水が両端にある。
この広場は私たちのお気に入りで良く訪れた。夜になると大道芸人や絵描きさんなどが出てきて観光客や地元の人々でにぎわう。
昼の景色も夜の雰囲気も両方好き。 -
ナヴォーナ広場にあるネプチューンの噴水。
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バルカッチャ(老いぼれ船)の噴水。
にぎやかなスペイン広場にある、ベルニーニが手がけた最初の本格的な噴水。
私たちが訪れた時は修復中で水の流れが止まっていた。 -
ファッツキーノ(水売り)の噴水。
樽を抱えた水売りは鼻がもげていてなんだかちょっとおどろおどろしい雰囲気。 -
マスケローネ(大マスク)の噴水。
風情あるジュリア通りにある噴水。
目を見張る長髪の男の口から流れ出る噴水。噴水の回りにはつたがからまりなかなか良い
味わいを出している。 -
コロンナ広場の噴水。
噴水には良く使われるモチーフ、イルカの口から水が
流れ出る噴水。 -
トレヴィの泉
ニコラ・サルヴィ作
誰もが知ってる有名な噴水。まるで劇場の舞台であるかのような噴水はダイナミックで躍動感に
あふれている。 -
同じくトレヴィの泉の噴水側から。
噴水の渕にはいつもびっしりと観光客が群がっている。 -
ローマ郊外ティヴォリにあるヴィッラ・デステの
「噴水庭園」
ティヴォリを見ずして噴水を語るなかれ、といわれるころなので行ってはみたが・・
個人的にはローマの街中にある噴水の方が魅力的なものがたくさんあったような・・ -
同じくティヴォリのヴィッラ・デステの噴水庭園の噴水。
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この旅行記へのコメント (2)
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- 真@tokyoさん 2007/02/04 01:07:48
- ナヴォーナ広場の噴水の怪?
- 連投で失礼します。
多数の彫刻とオベリスクがありますね。これがローマの特徴かもしれない。
ナヴォーナ広場の噴水の彫像で奇妙なことに気が付きました。
ネプチューンの噴水(? 北の方)の女性たちには尻尾が生えています。あれは何でしょうかね? 気が付きましたか。
子供にはありませんでした。
くだらないことで失礼しました。
- まゆままさん からの返信 2007/02/04 21:15:53
- RE: ナヴォーナ広場の噴水の怪?
- ほんとにローマにはたくさんの広場があり広場の中心にはオベリスクとその周りに装飾がされているというものが多いですね。
ローマには12本のオベリスクがあるそうですね。
本家のエジプト5、6本より多いらしいです。
ネプチューンの噴水の女性に尻尾が生えてるのは気づきませんでした。
ギリシャ神話によるものでしょうか・・
噴水の装飾はほんとにおかしいものがたくさんありますよねー
私のプロフィールの画像になってるパンテオンの前の噴水も面白くて
一目見て気に入ってしまったのですがあのイルカとイルカの間に挟まれた面白いおじさんの顔の意味が知りたく美術史家の石鍋氏へ当時、著作の感想と共に質問として手紙を送ったことがあるのですが
特別なプログラムで装飾されているかは調べて見なければちょっと分からないとのことでした。
でもあのようなさまざまな表情のマスケラを噴水の出口に使うことはよくあるそうでマスケラは古代からの長い伝統があるそうです。
すみません・・話がそれてしまいましたが
ほんとに細かいところを見ていけばローマにも尽きない魅力があるなあと思います・・
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