早朝の王の道を歩き、プラハ城を目指す　～2006年7月　チェコ旅行記　その4～

2006/07/20 - 2006/07/27

夏休みにチェコに行ってきました！

　　7/20　大阪→ヘルシンキ→プラハ
　　7/21　プラハ→テルチ→チェスキー・クルムロフ
　　7/22　チェスキー・クルムロフ→チェスケー・ブディエヨビッツェ
　　　　　→プラハ
◎　7/23　プラハ
　　7/24　プラハ→カルロヴィ・ヴァリ→プラハ
　　7/25　プラハ→クトナー・ホラ→プラハ
　　7/26　プラハ→ヘルシンキ→
　　7/27　→大阪

エリア プラハ(チェコ)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス
• 航空会社: フィンランド航空

旅行4日目。いよいよ首都プラハを観光します。朝8時過ぎに宿を出て、プラハの見所に沿って歩く、「王の道」のスタート、市民会館へ向かいます。

写真は途中で通った早朝のヴァ-ツラフ広場。「プラハの春」の際にはここで集会を開いていた民衆に対してワルシャワ条約機構軍が発砲するなど、様々な歴史的事件の舞台となってきた場所です。

ヴァ-ツラフ広場からはプラハ一のショッピングストリート、ナ・プシコピエ通りを歩きます。といってもまだ早朝なのでほとんどのお店は営業してませんでしたが・・。

写真はそこにあった共産主義博物館の看板。ここまで皮肉るか？というデザイン。いかに共産主義政権が人々に嫌悪されていたのかということがわかるポスターです。

「王の道」のスタート地点、市民会館です。この日、16:00からのガイドツアーにより内部を見学したので、建物については後述します。華麗な外観です。

市民会館に隣接する塔。火薬倉庫として利用されてきたことから、火薬塔と呼ばれています。2.5ｋｍに渡る王の道はここから始まります。王の道の名前の由来は、かつて王の戴冠式の行列がここから街中を行進し、プラハ城へ向かったことに由来します。

2〜3分歩くと、旧市街地広場の旧市庁舎塔が見えてきます。早朝なのでまた人気は少ないです。

旧市庁舎塔にある名物、天文時計。上の時計が一年で一周、下の時計が一日に一目盛り動くというもの。毎正時には仕掛けが動き、この前に多くの人々が集まります。死神を象徴する骸骨が糸を引いて動くというちょっと悪趣味なこの仕掛け時計ですが、内部の作りはかなり精巧とのこと。その精巧な作りの秘密を守るため、完成後に作者の目が潰されたという伝説も残っています。

旧市街広場の真ん中に立つ、チェコにおける宗教改革の先駆者、ヤン・フスの像。チェコ人の強い信念の象徴として、数々の歴史的事件の際には多くの人々が集まってきた場所でもあります。

広場西側にある聖ミクラ-シュ教会。美しいバロック様式の建物です。

広場東側にあるゴルツ・キンスキー宮殿。小さいけれども目を引くロココ様式の建物です。逆光なので少し暗いですが。。

広場の南側、カフェに使われている建物。壁に描かれた馬に乗る騎士の壁画が見事です。周囲はこんな建物ばかりで、どこを見ても目を奪われます。

こちらもカフェ。壁画が見事です。

そしてこれだけ素晴らしい建物群の中でも一際目立つのが旧市街広場というよりもプラハを象徴する建物の一つ、ティーン教会。朝は逆光の位置になります。

旧市街広場を後にして、300mほど歩くと、カレル橋の入り口です。何ともいえないいい雰囲気です。

聖人の像が並ぶ橋の欄干越しに望むプラハ城。いくら眺めていても飽きない風景です。早朝なのでまだ人影はまばらですが、絵描きさんや大道芸人が仕事の準備を始めていました。

少しずつプラハ城に近づいていきます。カレル橋の長さは520ｍ。橋の上から眺める風景も場所によって様々な顔を見せます。

橋を渡ったところはマラー・ストラナ（小地区）と呼ばれます。ここから坂道を10分ほど登ると、王の道の終点、プラハ城へ到着です。

ヴァ−ツラフ広場から王の道を歩いて40分ほど、目指すプラハ城へ到着です。

その５へ続く