2005　オーストラリア旅記　0531-08

2005/05/29 - 2005/06/08

舗装された道路は制限速度が時速１００キロになっている。
ウルル・カタジュタ公園のゲートが見えてきた。
ゲート手前に、ウルルに登れるかとカタジュタを観光できるか現在のコンディションが表示されている。

あちきが行ったときには何も表示がなかった。
ゲートの人から３日間有効パスの代金２５Aドルを支払う。
それを受け取ってから車を再び走らせる。
周りにさえぎるものがないので地平線上にウルルがどんどん大きくなってくる。

確実にあちきは近づいている。

途中でＴ字路に差し掛かり、右に右折をするとカタジュタに向かう道となる。
もちろん今回は、直進してウルルを目指す。

もう言葉はいらなかった。

人は巨大な建造物を造ることができる。
だが、人はウルルを造ることはできないだろう。
自然が創りあげたにしてはあまりにも神秘的である。

まさに神の領域。

ウルルを目の前にして道路が左右に分かれるので右から逆時計回りで車を走らせながらウルルを見る。

見る場所によってこれほど沢山の顔を持つ自然の一枚岩が存在していいのだろうか。
アメリカのグランドサークル以来の感動である。

そんな感動に浸りながら車を走らせていると傾斜がなだらかな斜面の部分が見えてきた。
よく見ると斜面にロープかなにかが渡してあって、それに沿って人が昇り降りしている。

どうやらここから登れるようだ。
つまり、今なら登れるということか。
明日になると天候の関係で登れないかもしれない。

登山口の駐車場に車を停める。
車から降りた時には、もう決心はついていた。

エリア エアーズロック(オーストラリア)

ここから登る。

ここから見えるところで終わりではありません。

ここから見えませんが、先に続く道がまたあるんです。