2006/08/11 - 2006/08/15
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きっちーさん
新しい職場に移り、夏休みも取れるようになりました。
夏休みが『1日!しかも日にちは決められない』から、『日にちは動かせないけど、連続で5日もらえる!』に。
パチパチ。
せっかくなので「どっか行こうかな〜」と思いつつ、「でも中国帰りで、あまり予算がかさむ所は・・・」と悩みます。
そんなときは、やはり実家!
八王子なら、東京都なのに温泉だって湧いてます。
さっそく、母に電話をかけると・・・。
「せっかくの休みなんだし。どこか行かないの?お母さん、韓国へ行きたいな」
はいっ?
めずらしい・・・!
プチ・ナショナリスト母は、基本海外嫌いです。
『どこ行っても、トイレが汚い』
『東南アジアはエボラ出血熱が怖い。台湾だって最近は、エボラにマラリア』
『中国は信用できない』
などなど。
自民党の政治家をしのぐ発言をくり返す母が、自分から『海外へ行きたい』などとは。
メディアの影響は恐ろしい・・。
そう。
母は、チャングムにハマっております。
ちなみに、冬ソナもDVDレンタルでぜんぶ観たそう。
さらに、仏教美術好きが高じて母の興味は『仏教伝来ルート』というマニアックな方向へ進んでおり、当然インドへも行きたいようですが、そこまで行くのはちょっと怖いので、韓国へ、という気持ちも見え隠れしています。
まあ、折半で行けば安くなるし、銀政も6月に結婚したっていうし、顔見に行くか。
そんなわけで、第2次韓国旅行へ。
今回の母は本気です。
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス
- 航空会社
- 大韓航空
-
なんと、『仏教通史』の事前レポートを、手紙にしたため送ってきた、母!
いつもあんまし行き先に興味を示さないのに・・。
相当、楽しみにしてるんだなあ・・。
余談ですが、母は仏教徒というわけではなく、年少期はお菓子目当てに、教会の主催する英会話教室へも通っていたそうで。
実家には、母の年期の入った聖書なんかもあります(でも、クリスチャンではありません)。
そんなトランス・レリジョンな母に贈る、韓国『仏教通史』の旅!
最近は、まったくツアーを利用しなくなっています。
格安チケットを取って、現地で泊まれるところを探す。
今回お世話になったのは、チケットは『華南』。
一泊目は、駅近か(安國駅)・格安の『yims house』(http://www.seoulbusinesshotel.com/)
この宿はインターネットで、英語もしくは日本語で、予約できます。
さて、8月11日。
やってきました。
韓国、ソウル!
仁川空港について速攻、銀政のケータイを鳴らしますが、つながりません。
仕方なく、いつもの602-1Aエアポートバス(8000ウォン)で、『安國駅』へ。
駅から徒歩2〜3分の『yims house』にチェックイン。
こっから先がすごいんですよ。
銀政のケータイがつながんないので、職場へ直接かけてみることにしました。
銀政の職場は誰もが知っている超有名ホテルの免税店!
「日本語で大丈夫ですよ」
と、yims houseのご主人がテレフォンカードを貸してくれます。すんません!お借りします!
かけてみると、確かに通じます。
しかーし!
「●うんちょんは3名おりますが、どこの売り場の●うんちょんでしょう?」
(●は苗字。正確には『氏』。韓国では(中国なども)苗字の意味が日本とは異なり、血族をあらわしているので、結婚しても個人の姓は変わりません。夫の籍に入ると苗字を変更させられる日本と比べ、子供や家に対してずっと外部であり続けるシステムにおいての別姓。どちらにしても女性から見れば家父長制が色濃いともとれますが、そんだけ氏族にこだわる環境なわけで、アイデンティティーの重要な一部だといえます。そこから出発すれば、戦時中に日本がおこなった『創氏改名』がどんなに酷い事だったか考えさせられます。まあ、それは余談ですが)
なに・・。3人も・・・?
とりあえず、今日はお休みしているという『海苔売り場のうんちょん』さんのケータイアドレスを教えてもらいます(って教えていいのか?)。
「ヨボセヨ?」
「もしもし!うんちょ〜ん?」
「は・・?どなたですか?(日本語)」
「わったしー!来たよーん!」
「番号が違うと思うんですけど・・」
休日に迷惑な間違い電話をされたうんちょんさんは、話を聞くと「たぶんあの人だと思います」の、うんちょんさんの売り場の番号を教えてくれます。
再度免税店に?。
「すいませーん。そちらにうんちょんさんいませんか?(日本語)」
「おまちください(日本語)」
「・・はい。もしもし」
「うーんちょーんっ!!うんちょーん!」
「ええ〜っ!何でこっちに電話してるかー!」
無事、会えました。
銀政は私たちが到着する4:00くらいから携帯を手元においてずっと待っていてくれたそう。
連絡がないから、心配していた矢先だったそうです。
「外国の人から名指しで電話はいってるって言われたから、クレームかと思っちゃった」
すまんね。
だってケータイにかけたのに、変な音楽がずっとなってて通じなかったんだもん。
ひょっとして、番号変わったのかと思ったの〜。
でも、会えてよかったね!銀政〜!!
そして、前回に引き続き、この夜もメシは銀政にゴチになってしまいました。
ホホホホ。
「ばかねえ。あんたが事前にちゃんと、銀政さんに連絡しないからいけないんじゃない」
この感動が、母には伝わりません。
ぶーぶー。 -
仁川空港ではありません。
ソウル駅です。
なぜここにいるかというと、慶州へ行くのです!
「ソウルから慶州?!釜山からじゃなくて??」
韓国の地理に詳しい方なら、きっとこう思うはず。
簡単に説明しますと、朝鮮半島の真ん中くらいにあるソウルから、イーストシー(東海。『日本海』といってるのは日本だけらしい)へ突き出た半島の先っちょのほうまで、行こうというのです。
釜山空港はその先っちょにあるので、釜山から慶州へ行くほうが全然近いんです。
ソウル→慶州 3時間半くらい。
釜山→慶州 1時間くらい。
短い滞在なのに時間の無駄とも思われるルートですが、銀政の顔も見たかったし、KTXにも乗ってみたかったし! -
本数が限られているので、事前に銀政さまにチケットを頼んでいたのです。
「銀政、KTXのチケット取れた?7:00くらいの」
「ん〜。駅の人に聞いたら、KTXでその時間に乗ると、東大邸で乗り継ぎに2時間待つらしいのね。セマウルだと1本で行けるから、そっちを買った」
「ええ〜。KTXぅ〜KTXぅ〜。乗りたかったぁ〜」
「(怒)じゃあ、2時間待つ?」
「・・・それは、イヤ」
そんなわけで、2日目の朝にして、ソウルを発ちます。
「ソウルに戻るとき、連絡いれて」
そういい残して、銀政は今日もお仕事。
夏休み・お盆休みに入った日本からの観光客の対応で、おおわらわ。
有名免税店で、休日返上の連続勤務です。
ごめんね、遊びに行ってきマース! -
忙しい時期に一泊しかしないでyims houseを後にします。
去年は、日本人なんかほとんど見かけない宿でしたが、今では日本語しか聞こえてこない、日本人の定宿と化していました。
それというのも、宿泊代の安さ(ツイン一泊、2人あわせて40000ウォン)もさることながら、日本語ぺらぺらで親切なご主人の存在が大きいようです。
「(慶州から)戻ってきたあとの宿でしたら、ウチが満室でも、責任もってどこか紹介しますから、安心して行ってきて下さい」
ご主人の言葉に、お母さん感動。
旅先の親切は、やっぱり気持ちを揺さぶります。 -
さて、去年買ったT-moneyカードで、安國駅からソウル駅へ向かう途中、急に母のようすがおかしくなります。
「ト、トイレ・・・!」
あわててホームの案内図を探しますが、母はとっとと通行人のお兄さんを捕まえて、
「トイレどこですか!(日本語)」
と、詰め寄っています。
当然通じるはずもなく、お兄さんはびっくりした顔で、首を横に振ります。
なんとか駅案内のボードでトイレの位置を確認して、大慌てで母は走りたいけど走れない、小走り状態でトイレへ急ぎます。
焦ると位置がわからなくなるもので、今度は駅員さんに「トイレどこですかー!!」と訴えています。
母の日本語は通じなかったものの、駅員さんは意味を解してくれたようで、指差しで位置を教えてくれます。
もう娘には目もくれず、走り去る母。
8分後。
やつれた様子で、母が戻ってきます。
「おなか、こわしたの?」
「そうじゃないんだけど・・」
話を聞くと、きのう銀政の職場のそばにある、安くておいしい冷麺屋さんに連れて行ってもらったのですが、銀政によるとその店は『辛いけど、まろやかな辛味なので辛くない』そうで、母は銀政と同じ冷麺をご馳走してもらいました。
いっぽう私は根っからの甘党なので、銀政が日本にいたときから、一緒に食事しても「辛くないやつ頼んで」と遠慮なく辛く無いのを注文してもらっていたので、昨夜も同じようにせっかくの銀政ご推薦のお店にもかかわらず、「辛くないやつチュセヨ」しています。
しかしどうやら、銀政の『辛くない』は母にとっては、そうとう辛いものだったようで調子に乗って食べたはいいものの、さらに唐辛子をかけて涼しい顔で食べている、銀政のようにはいかなかったようです。
「銀政さんの向こうを張ってしまったわ。まだヒリヒリする・・」
と、こぼしつづけていました。
向こうなんか張らなくたって、銀政は辛いの食べれなくても気にしない人なのに・・。
おなかは壊さなかったようですが、変なところで見栄を張る、母のどこがヒリヒリしているのかはあえて聞かずに、ソウル駅へ到着です。 -
地下鉄ソウル駅から地上に続くエスカレーターをのぼると、ガラス張りの入り口が見えてきます。
それが鉄道「ソウル駅」。
二階建てで、一階が切符売り場とインフォメーション。セマウル号ムグンファ号の改札口。
二階にKTXの改札口とフードコートが並んでいます。
コインロッカーも休憩用のイスもたくさんあるので、発車待ちのお客さんたちが思い思いに、くつろいでいます。
大きな電光掲示板がいくつかあり、そこに表示された車種の横に丸いライトがつくと、改札がオープンしたという合図です。
それまでは中国の駅と同じでホームに降りることはできません。改札は全自動式ですが、駅員さんが立っていて乗客の切符をチェックして、ライトが点いていない乗客は通れません。 -
なので、迷うことなくセマウル号に乗車。
急行電車のイメージが強かったセマウル号ですが、見た目も乗り心地も新幹線。
座席の間隔も広く、座席はゆったり。
いいじゃん、いいじゃん。 -
車内のテレビモニターで、停車駅の到着案内を流してくれるので、Gショックでタイマーをセットして(前回なくしたので、新しいのを購入)、あとはのんびり列車の旅。
母は、懲りずに銀政からもらった『唐辛子味のチョコレート』を頬張っています。
そんなこんなで、慶州へ到着。
駅前で旅行客と見るや声をかけてくる、あやしげなタクシーは断って、流しのタクシーを拾います。
これで1つトラブルを防げます。 -
母は宿を予約しないスタイルに慣れていないので、『娘は泊まる宿も決めていない』とyims houseのご主人に散々グチをこぼしていましたが、バスターミナルのすぐそばにある慶州パークホテルは、行ってみるとガラガラで、噂どおり何の交渉もなくツイン・2名あわせて70,000ウォンにディスカウントしてくれます。
朝食も今なら値下げしたお値段でご提供。
フロントは若干日本語が通じますし、お部屋案内もものすごい直訳の日本語で表記されているので、不便がありません。
ホテルの裏が安旅館街ということで見に行ってみましたが、女性が泊まるには付近の道路に電灯はついてないし、(宿自体についてはわかりませんが)環境的にはちょっと危ないかも。
慶州パークホテルは、日本のビジネスホテルよりはるかに広いし、値段もそんなに高くないですし、安心料だと思ってこちらに泊まられる方がいいかもしれません。
荷物を置いて、さっそく慶州見物! -
慶州パークホテルに背を向けて、右手に25メートルほど歩くとバスターミナルのビルの横に、インフォメーションセンターがあります。
係りの女性は日本語ペラペラの人たちなので、彼女達に仏国寺と石窟庵行きのバス停を尋ねます。
インフォメーションセンター前の道路を渡った向かい側のバス停(『地球の歩き方』の地図では『市内バス乗り場』と記載)から出ている、10番11番どちらでも仏国寺まで行けます。
5分ほどで、10番バスが到着。
T-moneyカードは使えないので、1300ウォンを払って乗車。
運転手さんに『仏国寺に点いたら教えてください』とメモでお願いしておきます。
1:20に出発したバスは、市内を抜け『観光団地』と呼ばれる高級リゾートホテル街を通過。
乗っていた日本人のほとんどがここで降りていきます。
ヒルトンなど、聞いたことはあるけど、泊まったことはないホテルの数々。
「いいな〜。あんたと行くと、安ホテルばっかなんだもん。ああいうホテルに泊まりたいな」
かなりうらやましがっている、母。
すみません。
いつか泊まらせてあげるから。そのうちに。
どうもお母さん世代は、日本にいるときはビジネスホテルだろうと気にしないのに、外国へ出かけると寝るだけでも良い所へ泊まりたいという願望が強いので、いっつもホテルについて、苦情を言われます。
いつかゴージャスなホテルへ泊まれるよう稼ぎますので、今回はエコノミ―で勘弁してね!
1:40には仏国寺の駐車場前に止まります。 -
広い駐車場の奥のなだらかな、しかし結構続く坂道をのぼり、山門をくぐり川を渡ると、ガイドブックでおなじみの建物が見えてきます。
午後2時過ぎのむっとする暑さの中、予想外に高い階段を見上げながら、写真を撮りまくります!
ソウル市内に比べると日本の観光客の姿はなく、韓国の親子連れが走りまわる子供の写真を撮ったりしています。
勇壮な建築に、しばし時を忘れてひと休み。
石段の部分以外は、これまたソウルに続いて『秀吉に焼かれた』という記述があちらこちらにあって、
「秀吉って大河ドラマでやたら取り上げられるけど、朝鮮半島からみると、ろくでなしとしか思えない。やられたほうのドラマも、放映しなさいNHK」
という気持ちになります。
うわモノは再建されたものでしょうが、石組みはきれいで、さすが朝鮮半島の職人さん、と思えるおしゃれなつくりです。 -
ふだんは階段はのぼりたがらない不精人間ですが、観光地なら話は別。
魅惑の石段に思えますが、立ち入り禁止。
確かに急な階段なのに、手擦りなどもないので小さい子供でなくてもちょっと危なそう。 -
表面的な感想しか言えない私とは裏腹に、下調べも万全な母上は、「あの太鼓が人間を成仏させる」とか「あの『木彫りの魚』が魚を成仏させ、うしろの『雲』が鳥を救う」とか、えらくマニアックに解説してくれます。
フツーの解説は、ハングル・中国語・日本語・英語で併記されたプレートがあります。 -
つっても読めるのは、日本語だけなんですけど(笑)。
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階段は進入禁止なので、建物の脇にある小道をてくてくあがります。
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上から見た境内。
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おそらく『立ち入り禁止です』と書かれてあるんじゃないかと思われる、看板。
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