2006/08/19 - 2006/08/21
2562位(同エリア3287件中)
ふもふもさん
ちょっとした歴史の勉強を兼ねて、日光を訪れました。
緑は深く、風は濃い中、ゆっくりと色鮮やかな建造物を巡っていると、いつの間にか陽は傾き、蝉時雨が追いかけてくるように鳴り響いていました。
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 自家用車
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-
【宇都宮餃子】
元々まっすぐ日光を目指す予定だったんだけど、高速の途中で餃子が食べたくなって、高速をぶらり途中下車。
久しぶりに正嗣の餃子を食べたのですが、やっぱ美味しかった〜♪ -
餃子でお腹が膨れて、助手席から流れる景色をぼけ〜っと眺めていたら、あら。あらあら?なんか、恐ろしく立派な杉並木に入っているじゃない! 121号線です。
明らかに植林されたのではないと分かる風貌の杉にずっと圧倒されっぱなし。 300年前、松平さんが植樹した杉が16000本も現存しているそうで。 コケもまとわり付き、本当に走ってて気持ちのいい並木道でした。 -
【いろは坂】
まずは日光市外をそのまま通り過ぎて、人生初のいろは坂に!
カーブを曲がるたびに空がどんどん近づいてきてとっても気持ちがいい〜!気温も徐々に下がっていき、あっという間に頂上に着いてしまいました。
これが紅葉の時期になると片道2時間だなんて・・・。私は秋のいろは坂を拝むことは一生出来なさそうです。 -
【男体山】
日光は平安初期の僧侶、勝道上人がこの男体山(二荒山)に登頂・開山したことからその歴史が始まります。
この山を攻略するのに15年かかったそうだけど、それは日光市麓から、いろは坂を含む、それこそゼロからの挑戦だったから。
いろは坂なんて、車で片道15分くらいだったわよ・・・。
いやぁ、すごい! すごいぞ勝道上人! -
緑と光が溢れる中、力強く滝音を轟かせる華厳の滝。滝つぼまで行って見上げても見たけど、本当に力強い、雄雄しい滝でした。
マイナスイオンをこれでもかっ、ってくらい浴び、真夏日だというのに体が凍えてしまった。
秋の紅葉に染まった姿もまた美しいんだろうな。 -
【Feu de Bois】
中禅寺湖・華厳の滝の近くにある小さいパン屋さん。
西洋のおとぎ話に出てきそうな、外装も内装もかわいいお店。
パンのお味は家庭的で日本的な味。おいしいです。
絶対おススメ。 -
【ここから二荒山神社】
15:00過ぎから日光建造物観光を始めました。今回は全てを見たかったので、共通券(\1000)を購入。1日目は二荒山神社のみの見学をしました。1200年の歴史を持つ神社は、自然崇拝・山岳信仰に基づいた社。
この広場に表紙のケロちゃんが祀られていたんだけど、カエル崇拝・・・?? -
二荒山神社の境内の中。
こういう陰影と角度がなぜか好き。
切り取られた空間というか、ふと目をよぎった光景を上手く捉えることができて自己満足です☆ -
【神輿舎】
日光の建物は豪華で派手なものが多い中、すっと目に入ってきたのがこの原木の色をしたシンプルな建物。
色気がない? いえいえ、素朴の中に気品が漂っていました。
現存する日光建造物の中で一番古いんだって。
白木があまりにも美しく、古さを全く感じさせないから驚きました。 -
【化灯篭】
灯篭のふちに傷がついているのですが、これは昔、監視役のお侍さんが、暗闇にゆらゆらと動く灯篭の光をお化けと勘違いして剣を振るったために付いたものだとか。 でも武士である以上、「お化けが怖かった」とも報告できず、一体誰がつけた傷なのかは不明なんだって。 ほほえましい逸話です。 -
【御神木】
二荒山神社は、というより日光は杉の木で囲まれています。
それも、どれもこれもが神性を感じずにはいられないほど立派な巨木・老木。
写真は、境内で一番大きい御神木。
他にも夫婦杉や親子杉など、色々な杉があります。 -
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【二荒霊泉】
水の透明度が高い、清らかな清水を湛える泉。
眼病に効く「薬師冷泉」と滝尾神社から繋がる「酒の泉」を合わせているんだって。
結膜炎気味だったので、飲むついでに目も洗っちゃいました。
冷たくて気持ちよかった〜。 -
【ここから先は大猷院】
大猷院は3代将軍徳川家光の霊廟。
「東照宮ほど派手にしないように」との遺言に則り、黒と金を貴重とした重厚なオモムキ。
本社の向きが東照宮を向いているのも家光がどんなに家康を慕っていたかを示すものなのだとか。
写真は二天門。とても立派な門です。 -
日光のお社の中には、こんな亀さんみたいな石碑(?)が、あちこちにありました。
これは誰かが小石を配置したみたいなのですが、本当にこのようにして使用するものなのでしょうか?
ふと、カゴメカゴメの「♪鶴と亀が滑った」とか、
陽明門の子供達が遊ぶ彫刻を見て「子供達用の遊び石だったのかな?」とか色々と思いを巡らせてしまいました。 -
階段を上りきったところに「日本の庭園をご覧ください」という立て看板があり、見下ろしてみるとこんな素敵な景色が広がっていました。
ちょこんと整列した灯篭、緑覆い茂る木々、そして少し水気を帯びた大気―。
心がリフレッシュされるのが感じられます。 -
【夜叉門の守護神3/4】
日光の建造物には門が多いです。
どこに何門があって、何が飾られていて・・・という情報をガイドブックを一回読んだだけじゃ全然習得できないんだけど、この門には4色の東西南北を表す夜叉が4体いました。
なぜ3体しか撮影しなかったのかは不明ですが、とにもかくにも、時の流れを感じさせない程カラフルで、カベの牡丹の彫刻も美しいです。
個人的には夜叉の膝小僧の上で頭を覗かせるなまず君や象さんが気に入りました☆ -
【日光の龍】
日光の龍の爪は3本です。
中国の龍の爪は5本、韓国の龍の爪は4本のものが多く、日光東照宮建立時は、隣国の列強を敬い、3本と爪の数を減らしたのだとか。
それにしても立派な龍です。 -
ちょうど大猷院を後にする時、親子の鹿が姿を見せました。
子鹿は私達の近くまで来て草を食べ、母鹿は少し遠くから子鹿を見守っています。
深い夏の緑、老木の深い茶、建造物の鮮やかな赤と黒、そして鹿の橙。
そこにまたまた神性を感じてしまいました。 -
【深緑の中で?】
大猷院から東照宮に抜ける道。
緑が深くそして鮮やかで、雨のせいで空気は水気を帯び、歩いているだけで気分が癒されます。
もしかしたら、結構いい時期に訪れたのかも。 -
【三猿】
これが超有名な三猿!細かくてきれいな彫刻でした。他のパネルと合わせた物語も面白かったです。
で、なぜ馬舎に猿かというと、猿は馬の病気を治すからだとか。あと、猿は水を司るので、東照宮内の重要な建物には火避けのお守りとして猿が必ずいるみたいです。(確認はできなかったけど・・・) -
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【唐門の降竜とJAL】
唐門は真っ白な門で、彫刻も真っ白。
寄木細工の降竜は柱の白木とは別の木材で作られていて、とても美しく迫力があります。(もう1本の柱には登竜がいます)
で、気になったのがその隣にいる鶴の彫刻。JALのマークに似てるなぁと思ったたのですが、後でガイドブック読んでみると「このマークにJALはインスピレーションを受けた」ってある。こんな所にルーツがあっただなんて、おもしろーい! -
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【眠り猫】
超有名な眠り猫の彫刻はすごく小さくて、みんなが指差してなければ気づかなかったかも。
真正面からの写真はどこにでもあるので、ここではちょっと角度を変えた写真を。
肩が高くなって、目つきが鋭くなって、なんか獲物を狙っているような雰囲気じゃないですか? -
【深緑の中で?】
こちらは東照宮奥印に続く登り道。
とにかく階段がハンパなく長くて、上り切るのに一苦労しました。
周りの景色は癒されはするんだけど・・・、きつかった。 -
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【輪王寺はこれだけ】
寺として建立されたのに、日光一帯の山岳信仰、つまり神道に沿って発展してきた輪王寺は、明治の神仏分離で存続の危機に陥ったが、なんと、日光の三山に合わせて3体の仏を祀るというウルトラC級の技を決めてみせ、見事、寺として生き残ってみせた。 その仏様たちの写真撮影は禁止されていたので、残念ながら、輪王寺の写真はこの1枚だけです・・・。
ガイドのお兄さんがカッコよかった♪ -
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【種明かし】
ここでツラツラと書いたうんちくは、この2冊を基にしています。
『日光パーフェクトガイド』⇒日光観光協会が編集していて、読み易くて分かり易いガイドブックです。中身はウェブでも公開されています。
http://www.nikko-jp.org/perfect/
『日光東照宮の謎』高藤 晴俊著⇒東照宮の神職著に東照宮の方位、天文、彫刻を基に建立の秘密?に迫っています。日本版『神々の指紋』といった感じで読み応えアリ!
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