2006/07/05 - 2006/07/18
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katorinaさん
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1週間ドロミテで過ごした後、今度はトスカーナをとことん楽しむ計画でした。以前1日だけの滞在だったフィレンツェで5泊予定していたのですが、ものごと計画通りには行かないもの。夏のフィレンツェを甘く見ていたのが大間違い。でも結果オーライでま、いいか。
暑さでちょっと脱力の1週間でした。
-
旅行8日目。旅も後半。
オルティセイからフィレンツェまで地図上では400Km。
ヴェローナから南のドライブは初めて。運転は大丈夫かしら。
標高が下るにつれ、どんどん暑くなる。ヴェローナでいよいよロンバルディア平原に入るが、車の温度計はとっくに30度を越えている。
ああ、こんなはずではなかった、と早くも後悔の念が・・・。 -
モデナでA1号に合流する。
イタリアの大動脈、と緊張したが、それほど変化はなかった。逆に大型トラックは少し減ったかな?
途中のサービスエリアでランチを食べ、そのあとはひたすら南へ。そしてひたすら暑い! -
フィレンツェの直前で、まだ3時だった。日は高々と照り付けている。
ちょっと回り道をして、ヴィンチ村へ。
北側からうねうねと山道を登り、峠を越えたらヴィンチ村。うーん、それはそうでしょうが、ここもやっぱり暑い。
体が順応しないみたいで、何も意欲がわかない。
やっと村の中央にある教会兼博物館にたどりつく。
もう行こうよお。
5時ごろフィレンツェ到着。殺人的なアウトストラーダの出口を抜け、郊外のB&Bへ。
エアコンがあるのが救い。それに電気蚊取りも完備。
うわさに聞くとおり、蚊が多いようだ。 -
フィレンツェ滞在初日。
バスで市内へ。
約10年前、初めて訪れたときはウフィッツィの入館待ちで2時間半費やした。今回はどうだろう。
バスはものすごーく狭い裏通りなどを通りつつ、サンマルコ美術館へ。
待たないで入れるイタリアの美術館、初めてだ。 -
2階へあがる階段で、見えました。「受胎告知」。
こんなに表情が優しかったのかぁ。ユリの花はなかったっけ?
一つ一つの小部屋に、全部、聖書の場面が描かれている。ここはすでにサンマルコ美術館、となっている。祈りの空気は感じられないが、壁に残った絵はフラアンジェリコの祈りそのもの。とてもやわらかい印象だった。
ちょっと失礼して中庭を記念に。 -
歩いて花の大聖堂へ。
前に見たときより、心もち薄汚れているような(失礼)。それに、な、な、なんと入り口に行列!ここも入館制限をしているみたい。
あたりを見回すと、観光客の多さにまたびっくり。って、私たちもその一部だが。 -
ジオットの鐘楼に登り街を眺める。
10年前に大聖堂のクーポラから見たのも同じ街。
でも、なんだか違うなあ。あのときの感激は覚えているのに、街を見てもよみがえらない。
暑いだけかしら?
前の1週間であまりにも美しいものを見てしまったのかも。 -
ちょっと複雑な思いを抱えつつ、サンタクローチェ教会へ。ここはフラッシュがなければいいのね。
教会で入場料というのもびっくりしたが、中ではおおがかりに補修工事も行われていた。これだけの芸術を維持するのも大変なんだ。
内部はお墓が一杯。これはミケランジェロ。
ガリレオ、ダンテ、ブルネレスキにロッシーニ。これはこれでなかなか楽しい。
でもここで見たかったのはジオットの「フランチェスコの死」。最初はどこにあるのかわからず、係りの人に教えてもらってやっとわかった。
とても暗い場所だったが、逆に静かな悲しみが伝わる。まるで無声映画を見ているようだ。 -
ヴェッキオ宮前の広場のカフェでお昼。暑くて食欲も出ない。フルーツで水分補給。
ウフィッツィにはやっぱり長い列。今回はパスしてパラティーナ美術館へ。
ここでも写真は厳しく、記念に中庭だけ。
ラファエロが思い切り見られる。
お部屋もすごい。
でも一番印象に残ったのは、フラバルトロメオの「十字架降下」。
イエスを抱く母マリア。その表情は主の死を悲しむというよりも、死んでやっと自分の息子として帰ってきたイエスへの愛情が感じられる。イエスの脚を抱きしめているのはマグダラのマリアだろう。その袖は流れた血で汚れている。ただ愛する人の死を悲しんでいるようで、聖書の場面というよりも人間のドラマをみているようだ。まさにルネッサンスだ。 -
フィレンツェ滞在2日目。
今日は遠出して念願のアッシジへ行ってみよう。
フィレンツェからは遠く感じた。
途中大きなトラジメーノ湖を過ぎ、ペルージャの街を遠く見て過ぎるとアッシジは近い。手前の道にはホテルの案内がたくさん。
丘の上に大聖堂が見えてくる。
サンフランチェスコ大聖堂は、入ったとたん一瞬緊張するほど空気が違うのがわかる。ああ、祈りの場だと肌で感じる。
上部聖堂は明るい。ここでもジオットの壁画を楽しみにしていた。こちらはサンタクローチェのとは異なり、何か淡々とお話が進んでいくような雰囲気だ。 -
少し時間が下がったが、シエナに向かう。
途中でやっとひまわり畑。
まだ満開にはなっていないようだ。 -
街の北側に駐車場があり、そこにはエスカレーターがある。よかったぁ。街までかなり登ると聞いていたので。
迷路のような小道を抜け、カンポ広場へ。
4時半。まだまだ日が高く、石も熱い。 -
大聖堂へ。
正面ファサードは全面修復中。すごく期待してたのに残念。
でも中に入ってみたらすごかった。内部もやはりツートンカラーの柱。天井の鮮やかな青、それに床の大理石モザイクがすごい。
暗いのは同じだが、アッシジとはまた違う空気。
美術品の鑑賞ですね。 -
キアンティの谷を通って帰る。
ここはカテリーナの村。
エノテカで試飲してワインを買う。
そして夕食も。
9時ごろ日没。
さすがに暗くなり道路標識を読むのが難しくなる。
こんなときだな、齢を感じるのは。 -
フィレンツェには5泊の予定だった。でもこの暑さでだんだん体力・気力を消耗。なんだか休暇ではなくってきた。
B&Bをキャンセルして(キャンセル料は痛かった)モンテプルチアーノに向かう。こんなことなら昨日移ればよかったのね。
少し早めに着いたので、ピエンツァへ廻ってみる。
なるほど、これがオルチャの眺め。
ゆるやかな丘陵プラス田園風景。
ああ、よかった。
これでまた元気が出そう。 -
ピエンツァは小さな町。人も多くないし、カフェも小さくてなんだか一息つける。
庭は見られないが、それぞれのお家がとてもこぎれいにしている。
所々、家の前に椅子が一つ二つ置いている。夕涼みのときはここでおしゃべりするのだろうか。
こういうのも幸せの風景ね。 -
モンテプルチアーノ到着。
このあたりの町は丘の上に造られている。
フィレンツェは逆に盆地のような所だ。暑かったわけだ。 -
夕方涼しくなるのを待って町へ出かける。
ずーっと坂が続く。
モンテプルチアーノとくれば夫はルンルン、幸せそのもの。坂の途中にはエノテカ、レストラン、みやげ物屋。あちこちからワイン、チーズ、それに生ハムかしら、発酵食品のにおいが一杯。
小さな町だが過ごすのにはちょうどいい。
お客さんも多すぎず、少なすぎず。
気持ちがどんどんリラックスしてくる。 -
坂の入り口近くにあるレストラン。
朗らかなマダムが注文を取ってくれる。
ここに来たらピチを試してみなくちゃ。
ピチはパスタの1種だけど、見た目は日本の手打ちうどんみたい。でもしっかりアルデンテ。ソースもよく絡んでおいしい。はまりそう。 -
Vino nobileです。
私は香りを楽しんだ。
これって人間の作ったもの?それとも神様が造ったもの?この場合あまり深く考えなくても、どっちでも美味しい。
私たちは二人で(こちらの人の)一人分くらいしか頼めなかったが、マダムは気持ちよく取り皿を用意してくれた。
ここに来てよかったなあ。しみじみ思う。 -
旅も終盤。
今日は朝の涼しいうちにドライブに出かけよう。
糸杉の並木が待っている。 -
麦を刈り取ったあとのロール。
木陰で車を止め、この風景を見ながらしばらく涼む。
風はとても涼しくて心が洗われるよう。ずーっとこうしていたい。
休暇はこうでなくちゃ。 -
サンキリコまで行ったけど、景色も一緒だしゆっくりしたほうがいいや、ということですぐに引き返す。
途中のレストランでお昼。ここの前を3回通ったが、いつも車がたくさん止まっていた。ねらい通りなかなか美味しい。またまたピチ。今度はイノシシのラグーソース。ペコリーノチーズも美味。黒いのが美味しかったなあ。 -
最後の晩餐。
生ハムでしめる。でもこの量、半端じゃない。
生ハムを残すなんて、罰当たりなことをしてしまった。
ワインも買い込んだし、そのほかにも素敵な絵葉書やおしゃれな革細工のテントウムシ。
ショッピングも満足。
モンテプルチアーノはただワイン造りの町だと思っていた。でもイタリアの田舎町を侮ってはいけない。ここで1週間すごしてもいいな。 -
明日はローマへ向かう。
パッキングをして、スーパーで食料品を買い込んで移動の準備。
あれだけ名画を堪能したフィレンツェの印象が一番少ないのに驚く。町自体は楽しめなかったのだ。それに比べてモンテプルチアーノの楽しかったこと。もちろん暑かったけど、イタリア人のように昼はゆっくりして夕方出歩けば気にならない。いつかまた来たいなぁ。 -
ローマへ向かうアウトストラーダで最後のひまわり畑。
このままではローマに早く着いてしまう。
ちょっとA1をそれて海でも見に行かない?
なーんて言って西へ向かったのはいいが、めちゃくちゃ道を間違えてやっと海へ。 -
チヴィタベッキアでシーフードランチを夢見ていたが、大幅に遅延。その南、サンタマリネラで一休み。
ティレニア海。海の青さが違う。地中海の海の色は青ではなくてまさに紺碧だ。
海の家(?)みたいなカフェで小さなピッツァを買って食べたが、これが美味しい!イタリアでは海の家でも侮れないぞ。
さあ、これでフィウミチーノへ。本当におしまい。
2週間のイタリア。
思い出すのは楽しいことばかり。
また来年、幸せの備蓄が減ったらここへ来なくちゃ。
幸せになれるとわかっている場所があるのはとても「幸せなこと」だ。
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この旅行記へのコメント (7)
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- sienamamaさん 2007/02/15 19:38:51
- 計画に迷いが生じてます、、。
- katorinaさん、コンバンワ!
1ヶ所滞在型でゆったりのステキな旅ですね、、。私は、ついアチコチ宿泊したくなるのを少しでも抑えようとは思うのですが、、、。
まだ経験と修行が足りません、、。
昨年夏のヨーロッパは本当に暑かったですね〜!地球温暖化のせいなら
今年もそうなんでしょうかネェ〜。異常なユーロ高と共になんとかならないのか〜!!
フィレンツェをキャンセルしてモンテプルチアーノへと、、小さな町は私も大好きです。今年の夏はドロミテが主役でベローナを基点にkatorinaさんも行かれてるシルミオーネ等に行くつもりですが旅行記をみて心が迷い気味です。Mantepulciano d'Abruzzo CATALDI MADONNAというワインが手頃で美味しくて我が家のハウスワインの上?としてケース買いしています。なんか親しみと思い入れがあります、、。
んーん、もう一度見直しか、、もうこれ以上休みは無理だし、、次回か、、、。
- katorinaさん からの返信 2007/02/16 23:46:45
- RE: 計画に迷いが生じてます、、。
- sienamamaさん、こんばんは。
計画の迷いとは、モンテプルチアーノに滞在しようかどうかということでしょうか?
こんなサイトご存知ですか?
素敵な写真がいっぱいです。
http://tlifestyle.exblog.jp/m2007-02-01/
フィレンツェは確かに夏行くところではないですよね。
その分ドロミテやモンテプルチアーノのすがすがしさが
心に残っています。
この次両方行くとしたら、ルートとしては
最初に暑いところ→ドロミテで天国気分
が妥当なところではないでしょうか。
モンテプルチアーノはワイン好きな方ならウハウハ状態になると思います。
また迷いを深めてしまったらお許しください。
katorina
- sienamamaさん からの返信 2007/02/27 01:03:26
- RE: 計画に迷いが生じてます、、。
- katorinaさん、コン**ワ!
楽しいサイトの紹介を有難うございます。
訪問地に迷いが生じましたが、限られた休み、変更するにはドロミテの滞在日数を削るしか方法がありません。でも減らせない、、。今回は、やはり予定通りドロミテを中心にヴェローナ近辺で行きます、、。
先ほどアリーナの野外オペラの席を予約しました。特にオペラに興味がある訳ではありませんが偶然、日程が合わせられたのでイイ機会だし、、、。
トスカーナ地方の田舎は私の心の中のリスト(いつか行くぞリストです)に加えておきます。4トラの皆さんの旅行記を見るとリストに追加が増えすぎてしまいますが、、、。
katorinaさんは大きな町にもレンタカーでなんなくスイスイ?私らは凄く苦手です!必ず迷います。なるべく避けたり早々に返却したりです。(ナサケナイ〜!)海外レンタカーの達人を目指します。、、ムリか!
sienamamaより
- sienamamaさん からの返信 2007/02/27 16:33:13
- RE: RE: 計画に迷いが生じてます、、。
- 追伸;
後でドロミテ篇を見直したらミラノでは迷ったりもあったんですね?
アッ、同じだ〜と!(笑い)
- katorinaさん からの返信 2007/02/27 22:18:03
- RE: 計画に迷いが生じてます、、。
- オペラ、いいですね。
昨年は私たちもちょっと気があったのですが、
日程が合いませんでした。
楽しんでください。
あまり関心がないようなことをおっしゃっていますが
実は「つう」って方もよくいますよね。
sienamamaさんはどっちでしょう?
でも演目のハイライトが入ったCDくらいは
毎日聴いたほうが楽しめると思いますよ。
トスカーナは初夏あるいは秋がいいのでは?
夏はすご〜く暑いです。
秋は美味しいものがたくさんありそう。
ところで、車はどちらが運転ですか?
私も大きな街は苦手です。
よくしかられます。
私は2回角を曲がると方向感覚が???ってなります。
夫は私よりも方向感覚がいいので
そんなときは「かせっ!」
地図をひったくって自分で運転するのです・・・涙。
ま、高速に入るころには私もまた大きな顔でナビしてますけど。
-
- おでぶねこさん 2006/08/24 18:56:51
- 幸せになれる場所・・・。
- katorinaさん。はじめまして。
おでぶねこと申します。イタリア楽しんでこられましたね。
私も去年の夏トスカーナを旅して、その魅力に驚かされました。
旅行記懐かしく拝見しました。
イタリアってほんとうに『幸せになれる場所・・・。』ですよね。
再訪は間違い無しですね。うふふ。
おでぶねこ
- katorinaさん からの返信 2006/08/24 21:29:25
- RE: 幸せになれる場所・・・。
- おでぶねこさん、はじめまして。
つたない旅行記を読んでいただいてありがとうございます。
イタリア、というかドロミテは早速来年の計画を立てています。
あくまでも計画ですが。そのときが一番楽しいですよね。
フィレンツェでは幸せになれなかった私ですが、モンテプルチアーノの楽しさが補って余りありました。おでぶねこさんもピエンツァがお気に入りのようでしたね。それに素敵なトラットリアだったようでよかったですね。
フランスも素敵なところを旅行されているようですね。また近いうちにお邪魔します。
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