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最近では、相撲取りのバルトで有名になったエストニアはフィンランド人の兄弟民族が作る小さな国という顔もある。<br /><br /> ヘルシンキのホテルをチェックアウトをして、荷物を預かってもらう事にした。<br /> ジェットフォイルの乗船券は昨日の内に買っていたので、別段に急ぐ必要もなかったのだが、両替、出国手続き等の事情が分らない分、早めに行く事にした。<br /><br />  エストニアへの便は当時、4社あったと思うが、フェリーでは4時間、ジェットフォイルでは1時間半なので、当然、ジェットフォイルだ。私の利用したViking Express ?は、新規参入したばかりだったが、夏至休みに入っているとみえて、乗船券は、前日の午後の時点で、普通の席は売り切れで、割高なビジネスシートしか残っていなかった。(エコノミーFIM170、ビジネスFIM220)念のため、チケット窓口で、タリンは一日観光で十分だと思うか?と聞いたら、自信満々に「十分だ。」と言っていた。<br /><br />  ヘルシンキ側の港で両替を済ませて、船に乗り込む。ビジネスクラスは2階に位置していて、席もゆったりしているし、朝食と新聞まで付いてくる。もっとも、朝食は食べたばかりだし、新聞もフィンランドの新聞ではもらっても仕方がない。(ひょっとしたら、英字新聞もあったのかもしれないが)、2度目の朝食を済ませて、(A子は横で寝ていた)船の中をブラブラする事にした。所詮はジェットホイルなので小さいけど、この船は珍しく、外に出る事が出来た。この時期のフィンランド湾はべた凪で、海面が鏡の様だ。<br /><br />  タリン港に着くと、VISAの申請窓口で、列の最後尾で待っていたのに、「日本人は要らないよ。」と言われて、ノーヴィザで入国。パスポートに青いスタンプだけ押された。<br /><br />  船を降りたところから、町の中心部までの無料バスが出ている。もっとも私たちは、その事を知らなかったばかりに乗り過ごして、15分程歩くはめになったが。<br /><br />  タリンは本当に小さな街だった。ハンザ同盟の自由都市の一つだと聞いていたけれど、町を取り囲む城壁を見ると、なるほどと思うものがあるが、今でも街がその城壁の中に収まっているのはどうだろう。中世の頃からこの町は同じ大きさなのだ。町に入るとあちこちでエストニアの国旗をあしらったシールやワッペンが売られている。白と青と黒の3色旗で、色彩的にもすごくきれいだ。<br /><br />  A子が街角の小さな本屋さんを見つけた。本棚には数えられる程の本しかなくて、とてもかわいそうに見えた。<br /><br />  エストニアの通貨はEEK(エストニアクローネ)で、10センティと20センティのコインもある。<br />  タリンも祝日のようで、町の真ん中のラエコヤ広場には市が出ていて、子供たちも売り子を手伝っていた。ラエコヤ広場の近くで、あまりの良い匂いにつられて、バーベキューを食べた。これは200円程度で、A子のメモによると、パン12円、コーラ48円、生中80円との事。とにかく、物価は安いのだけど、かといって使うものがないのが現実。<br /><br />  広場の近くのも、カフェ(というにはちょっと・・・だけど)が出てて、昼ともなれば、かなり暑いので、アイスクリームを食べたりしていた。タリンにはこれと言った見所はない。トーマスおじさんの像やのっぽのゲルマン塔、太っちょマルガリータの塔といった変な名前の建物を巡りながらブラブラするのが、タリン観光の仕方だろうか。確かに、1日で十分で、港で頑張って、残ったお金を使おうとしたが、それも難しいくらいだった。<br /><br />  帰りの船では、周りの乗客は誰もが1ケースのビールをお土産に買っていた。そう言えば、北欧は酒税が高かった。<br /> これで、運賃を取り替えそうと言う事か。<br /> 日帰り海外旅行でちょっと贅沢すれば、交通費込みで考えても、フィンランド国内でお金を使うより安上がりかもしれない。

エストニア日帰り

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1995/06/22 - 1995/06/22

1430位(同エリア1479件中)

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KAKU-SAN

KAKU-SANさん

最近では、相撲取りのバルトで有名になったエストニアはフィンランド人の兄弟民族が作る小さな国という顔もある。

 ヘルシンキのホテルをチェックアウトをして、荷物を預かってもらう事にした。
 ジェットフォイルの乗船券は昨日の内に買っていたので、別段に急ぐ必要もなかったのだが、両替、出国手続き等の事情が分らない分、早めに行く事にした。

エストニアへの便は当時、4社あったと思うが、フェリーでは4時間、ジェットフォイルでは1時間半なので、当然、ジェットフォイルだ。私の利用したViking Express ?は、新規参入したばかりだったが、夏至休みに入っているとみえて、乗船券は、前日の午後の時点で、普通の席は売り切れで、割高なビジネスシートしか残っていなかった。(エコノミーFIM170、ビジネスFIM220)念のため、チケット窓口で、タリンは一日観光で十分だと思うか?と聞いたら、自信満々に「十分だ。」と言っていた。

ヘルシンキ側の港で両替を済ませて、船に乗り込む。ビジネスクラスは2階に位置していて、席もゆったりしているし、朝食と新聞まで付いてくる。もっとも、朝食は食べたばかりだし、新聞もフィンランドの新聞ではもらっても仕方がない。(ひょっとしたら、英字新聞もあったのかもしれないが)、2度目の朝食を済ませて、(A子は横で寝ていた)船の中をブラブラする事にした。所詮はジェットホイルなので小さいけど、この船は珍しく、外に出る事が出来た。この時期のフィンランド湾はべた凪で、海面が鏡の様だ。

タリン港に着くと、VISAの申請窓口で、列の最後尾で待っていたのに、「日本人は要らないよ。」と言われて、ノーヴィザで入国。パスポートに青いスタンプだけ押された。

船を降りたところから、町の中心部までの無料バスが出ている。もっとも私たちは、その事を知らなかったばかりに乗り過ごして、15分程歩くはめになったが。

タリンは本当に小さな街だった。ハンザ同盟の自由都市の一つだと聞いていたけれど、町を取り囲む城壁を見ると、なるほどと思うものがあるが、今でも街がその城壁の中に収まっているのはどうだろう。中世の頃からこの町は同じ大きさなのだ。町に入るとあちこちでエストニアの国旗をあしらったシールやワッペンが売られている。白と青と黒の3色旗で、色彩的にもすごくきれいだ。

A子が街角の小さな本屋さんを見つけた。本棚には数えられる程の本しかなくて、とてもかわいそうに見えた。

エストニアの通貨はEEK(エストニアクローネ)で、10センティと20センティのコインもある。
タリンも祝日のようで、町の真ん中のラエコヤ広場には市が出ていて、子供たちも売り子を手伝っていた。ラエコヤ広場の近くで、あまりの良い匂いにつられて、バーベキューを食べた。これは200円程度で、A子のメモによると、パン12円、コーラ48円、生中80円との事。とにかく、物価は安いのだけど、かといって使うものがないのが現実。

広場の近くのも、カフェ(というにはちょっと・・・だけど)が出てて、昼ともなれば、かなり暑いので、アイスクリームを食べたりしていた。タリンにはこれと言った見所はない。トーマスおじさんの像やのっぽのゲルマン塔、太っちょマルガリータの塔といった変な名前の建物を巡りながらブラブラするのが、タリン観光の仕方だろうか。確かに、1日で十分で、港で頑張って、残ったお金を使おうとしたが、それも難しいくらいだった。

帰りの船では、周りの乗客は誰もが1ケースのビールをお土産に買っていた。そう言えば、北欧は酒税が高かった。
 これで、運賃を取り替えそうと言う事か。
 日帰り海外旅行でちょっと贅沢すれば、交通費込みで考えても、フィンランド国内でお金を使うより安上がりかもしれない。

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