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平遙駅前から出発したミニバスは、太原の駅前には停車せず、駅前から南へ伸びる建設南路をL字に折れます。<br />数日前に利用した、建南汽車站に到着。<br /><br />

どこまでいく?中国へ?(インファナルアフェアっぽく撮ってみました)

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2006/06/18 - 2006/06/27

28位(同エリア48件中)

0

22

きっちー

きっちーさん

平遙駅前から出発したミニバスは、太原の駅前には停車せず、駅前から南へ伸びる建設南路をL字に折れます。
数日前に利用した、建南汽車站に到着。

同行者
一人旅
一人あたり費用
10万円 - 15万円
交通手段
鉄道 高速・路線バス
航空会社
中国東方航空

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  • ここからだと太原駅まで徒歩はキツイかな。<br />汽車站前から、駅前行きのバスがいくつも出ているので、太原駅に行かれる方は乗っていくのをお勧めします。<br />荷物が多いのでバスはちょっと〜という方には、ご覧の通り。<br />建南汽車站は客待ちタクシーもたくさん停まっているので、移動には事欠きません。<br /><br />あいにく1元札がなく、バスは断念。<br />車掌さんが乗ってればおつりがもらえるのですが、ワンマンバスだったので。<br />タクシーで太原駅へ向かいます。<br />建南汽車站から太原駅まで、タクシー代は9元。

    ここからだと太原駅まで徒歩はキツイかな。
    汽車站前から、駅前行きのバスがいくつも出ているので、太原駅に行かれる方は乗っていくのをお勧めします。
    荷物が多いのでバスはちょっと〜という方には、ご覧の通り。
    建南汽車站は客待ちタクシーもたくさん停まっているので、移動には事欠きません。

    あいにく1元札がなく、バスは断念。
    車掌さんが乗ってればおつりがもらえるのですが、ワンマンバスだったので。
    タクシーで太原駅へ向かいます。
    建南汽車站から太原駅まで、タクシー代は9元。

  • 太原はビジネス都市といった雰囲気で、観光地でウロウロしている怪しげな客引きぼったくりタクシーの姿がありません。<br />ので、けっこうタクシーを利用しちゃいました。<br /><br />太原駅です。<br /><br />さて、なにゆえ駅前に戻ったかと申しますと・・・。

    太原はビジネス都市といった雰囲気で、観光地でウロウロしている怪しげな客引きぼったくりタクシーの姿がありません。
    ので、けっこうタクシーを利用しちゃいました。

    太原駅です。

    さて、なにゆえ駅前に戻ったかと申しますと・・・。

  • ここに寄りたかったのです。<br />旅行者に便利なサービス!<br /><br />『小件寄存』(寄存は「預かる」という意味)<br /><br />つまり『手荷物預かり所』!<br />駅舎の正面にいくつか設けられていて、大小の荷物を預かってくれます。<br />重さではなく、大きさで料金が決まります。<br />そんなに高い料金ではなく2元・3元・5元のいずれか。<br />小ぶりな私のトランクで3元でした。<br /><br />1時間いくらではなく、1回いくらのようです。<br />2:00から8:00くらいまで預けっぱなしで、この料金のみ。<br />便利でしょ?<br />引き換えチケットを渡されます。<br /><br />ただしご注意を!<br />セキュリティーのために、開けるように促され中身を目視されます。<br />下着とか見られたくないものは、ちゃんと奥にしまっといてくださいね〜。

    ここに寄りたかったのです。
    旅行者に便利なサービス!

    『小件寄存』(寄存は「預かる」という意味)

    つまり『手荷物預かり所』!
    駅舎の正面にいくつか設けられていて、大小の荷物を預かってくれます。
    重さではなく、大きさで料金が決まります。
    そんなに高い料金ではなく2元・3元・5元のいずれか。
    小ぶりな私のトランクで3元でした。

    1時間いくらではなく、1回いくらのようです。
    2:00から8:00くらいまで預けっぱなしで、この料金のみ。
    便利でしょ?
    引き換えチケットを渡されます。

    ただしご注意を!
    セキュリティーのために、開けるように促され中身を目視されます。
    下着とか見られたくないものは、ちゃんと奥にしまっといてくださいね〜。

  • トランクを預けて身軽な気分。<br />ぶらぶらと太原見物にのりだします。<br /><br />北京行きの列車は、夜9:40発なのでまだ相当時間が余っています。<br />太原は商業都市のようで、ビルがばんばん建っているようなところなので、観光にはちと物足りない。<br />とりあえずお寺さんをまわってみる事に。<br /><br />まずは街中にある『純陽宮』という道教のお寺さん(?)へ。<br /><br />

    トランクを預けて身軽な気分。
    ぶらぶらと太原見物にのりだします。

    北京行きの列車は、夜9:40発なのでまだ相当時間が余っています。
    太原は商業都市のようで、ビルがばんばん建っているようなところなので、観光にはちと物足りない。
    とりあえずお寺さんをまわってみる事に。

    まずは街中にある『純陽宮』という道教のお寺さん(?)へ。

  • 『参観券』は20元。<br />ぜんぜん人がいないや(笑)。<br /><br />と、おもいきや!<br />私服の高校生がぞろぞろ入ってきます。<br />なにが始まるのか見ていると、先生の号令でみんな思い思いの場所へ移動し、スケッチブックを広げます。<br />写生の授業のようです。<br /><br />しかしそこは高校生。<br />男女のグループがそこかしこで、楽しそうにならんで腰掛けており・・・。<br />うらやましい・・・。<br /><br />ちっ!<br />みんな楽しそうで良かったね!<br /><br />なんだかロンリーな凹み感が湧いてきて、見学もテキトーに。<br />学生達をのぞけば、参拝客の姿のない境内の建物を利用して、地元のコンクールで入賞した『飾り凧』が展示されています。<br />宗教施設というよりは、公民館みたいな様子です。<br /><br />はあ〜高校生か〜。<br />どこも同じだなあ。<br />みんな背が高くてウラヤマシイ。<br />先生の差し入れのスイカに集まる子供達を背に、てくてく次の施設へ向かいます。<br />いいなー。<br />スイカ食べたいなー。<br />へん!<br />オイラは色気より食い気なのサ。

    『参観券』は20元。
    ぜんぜん人がいないや(笑)。

    と、おもいきや!
    私服の高校生がぞろぞろ入ってきます。
    なにが始まるのか見ていると、先生の号令でみんな思い思いの場所へ移動し、スケッチブックを広げます。
    写生の授業のようです。

    しかしそこは高校生。
    男女のグループがそこかしこで、楽しそうにならんで腰掛けており・・・。
    うらやましい・・・。

    ちっ!
    みんな楽しそうで良かったね!

    なんだかロンリーな凹み感が湧いてきて、見学もテキトーに。
    学生達をのぞけば、参拝客の姿のない境内の建物を利用して、地元のコンクールで入賞した『飾り凧』が展示されています。
    宗教施設というよりは、公民館みたいな様子です。

    はあ〜高校生か〜。
    どこも同じだなあ。
    みんな背が高くてウラヤマシイ。
    先生の差し入れのスイカに集まる子供達を背に、てくてく次の施設へ向かいます。
    いいなー。
    スイカ食べたいなー。
    へん!
    オイラは色気より食い気なのサ。

  • このあと崇善寺をめざしたのですが、100パーセント道に迷い、雨まで降り始めました。<br />あせって進めば進むほど住宅地へ。<br />どこだーっ。<br /><br />崇善寺を泣く泣くあきらめ、タクシーをつかまえて『双塔寺』に行ってくれるよう頼みます。<br />あ。<br />やっぱ方向が違う。<br />良かった、はやめに切り上げて(笑)。<br /><br />運転手さんが盛んになにか話しかけてきます。<br /><br />「ぶ、不明白(ブーミンパイ)。シェザイ?」<br /><br />メモを差し出すと<br /><br />『那里人』<br /><br />たぶん、「どこの人?」っていうニュアンス、かな?<br /><br />『日本人』<br /><br />って書くと、<br /><br />「へえ〜!」<br /><br />驚かれます。<br />この町に?<br />と思われているのか、<br />日本人なの?<br />という意味か。<br /><br />どちらかといえば後者のようなリアクションです。<br />いったいどこの人に見えるんだろう?<br />まあたずねると、たいてい中国のどこか地方の人に見えるようですが。<br />中国って言葉も各地で全然違いますから、しゃべれなくても同国の人だと思ってもらえるみたい。<br />やっぱ広いよなー。<br /><br />感心しているうちに、『双塔寺』へ到着。<br /><br />「再見〜」<br />と手を振って、タクシーのおじさんと別れます。<br />

    このあと崇善寺をめざしたのですが、100パーセント道に迷い、雨まで降り始めました。
    あせって進めば進むほど住宅地へ。
    どこだーっ。

    崇善寺を泣く泣くあきらめ、タクシーをつかまえて『双塔寺』に行ってくれるよう頼みます。
    あ。
    やっぱ方向が違う。
    良かった、はやめに切り上げて(笑)。

    運転手さんが盛んになにか話しかけてきます。

    「ぶ、不明白(ブーミンパイ)。シェザイ?」

    メモを差し出すと

    『那里人』

    たぶん、「どこの人?」っていうニュアンス、かな?

    『日本人』

    って書くと、

    「へえ〜!」

    驚かれます。
    この町に?
    と思われているのか、
    日本人なの?
    という意味か。

    どちらかといえば後者のようなリアクションです。
    いったいどこの人に見えるんだろう?
    まあたずねると、たいてい中国のどこか地方の人に見えるようですが。
    中国って言葉も各地で全然違いますから、しゃべれなくても同国の人だと思ってもらえるみたい。
    やっぱ広いよなー。

    感心しているうちに、『双塔寺』へ到着。

    「再見〜」
    と手を振って、タクシーのおじさんと別れます。

  • なんだかお天気雨のような、はっきりしない小雨が降り続きます。<br /><br />暑くて乾燥した平遙から1〜2時間の距離でしかないのに、太原は街全体がしっとり潤っていて、かぴかぴだった唇が、おおっ!<br />しっとりしてきたぞ!<br />すっげー。<br /><br />やっぱ島国育ちですから、湿気があるところに体質があっているのでしょうか???<br /><br />さて案の定、双塔寺にはひと気がありません。<br />小さい男の子を連れたお父さんが、散歩しているくらい。<br />香港や台湾のむせ返るような線香の香り、熱心な参拝者の行列はなく、眠るような静寂につつまれた、たたずまいです。<br /><br />白い壁に漆黒の石版がいくつも貼り付けられ、古い漢字が掘り込まれています。<br />大小の石版がならぶ回廊が、よく手入れされた庭を囲みます。<br /><br /><br /><br /><br />

    なんだかお天気雨のような、はっきりしない小雨が降り続きます。

    暑くて乾燥した平遙から1〜2時間の距離でしかないのに、太原は街全体がしっとり潤っていて、かぴかぴだった唇が、おおっ!
    しっとりしてきたぞ!
    すっげー。

    やっぱ島国育ちですから、湿気があるところに体質があっているのでしょうか???

    さて案の定、双塔寺にはひと気がありません。
    小さい男の子を連れたお父さんが、散歩しているくらい。
    香港や台湾のむせ返るような線香の香り、熱心な参拝者の行列はなく、眠るような静寂につつまれた、たたずまいです。

    白い壁に漆黒の石版がいくつも貼り付けられ、古い漢字が掘り込まれています。
    大小の石版がならぶ回廊が、よく手入れされた庭を囲みます。




  • 見よ!<br />この湿気っぽさ。<br /><br />平遙の写真と全然ちがう。<br />空気が重そー。<br /><br />雨の降りかたも違うんです。<br /><br />平遙の雨は夕暮れにサーッと降るだけ。<br />昼間はカラッと乾燥していて、天気良好。<br /><br />いっぽう太原は、ご覧の通り。<br />上空を雲が次々と移動していくのが印象的で、夕方にはスコールのような強い雨粒が地面をたたきます。<br />亜熱帯のような感じでした。

    見よ!
    この湿気っぽさ。

    平遙の写真と全然ちがう。
    空気が重そー。

    雨の降りかたも違うんです。

    平遙の雨は夕暮れにサーッと降るだけ。
    昼間はカラッと乾燥していて、天気良好。

    いっぽう太原は、ご覧の通り。
    上空を雲が次々と移動していくのが印象的で、夕方にはスコールのような強い雨粒が地面をたたきます。
    亜熱帯のような感じでした。

  • 双塔寺のシンボル『文峰塔』と『宣文塔』をデジカメに納めようとがんばりますが、いかんせんおっきい建築物。<br />雨と逆光でうまく撮れません。<br /><br />そうこうしているうちに・・・。<br /><br />「なんかこの逆光ショットと、薄暗い映像が『無間道(インファナル・アフェア)』っぽくない?ぽくない?」<br /><br />と、ややマニアックな方向へスライドし・・・。<br />より良い無間道ショットを追求し始める。<br />すでに、アキバ。<br />その最高傑作を、この旅行記の表紙にいたしましたので!<br />見て見て。<br /><br />

    双塔寺のシンボル『文峰塔』と『宣文塔』をデジカメに納めようとがんばりますが、いかんせんおっきい建築物。
    雨と逆光でうまく撮れません。

    そうこうしているうちに・・・。

    「なんかこの逆光ショットと、薄暗い映像が『無間道(インファナル・アフェア)』っぽくない?ぽくない?」

    と、ややマニアックな方向へスライドし・・・。
    より良い無間道ショットを追求し始める。
    すでに、アキバ。
    その最高傑作を、この旅行記の表紙にいたしましたので!
    見て見て。

  • 双塔寺もあちこち修理中でしたが、小さな祠に小さな観音様が。

    双塔寺もあちこち修理中でしたが、小さな祠に小さな観音様が。

  • ちっちゃいけどちゃんと着飾っております。<br /><br />「良いコトありますように〜」<br />

    ちっちゃいけどちゃんと着飾っております。

    「良いコトありますように〜」

  • 『文峰塔』と『宣文塔』。<br />中まで入れるのは、『宣文塔』でした。<br />『文峰塔』は鍵がかかっておりました。

    『文峰塔』と『宣文塔』。
    中まで入れるのは、『宣文塔』でした。
    『文峰塔』は鍵がかかっておりました。

  • そもそも入って良いのか不明ですが(笑)。<br />開いてるし。<br />人いないし。<br />侵入。<br /><br /><br />写真はフラッシュ使ったので明るく見えますが、真剣に暗いです!<br />足元も見えないので、本当におっかなびっくり。<br />登り始めてちょっと後悔。

    そもそも入って良いのか不明ですが(笑)。
    開いてるし。
    人いないし。
    侵入。


    写真はフラッシュ使ったので明るく見えますが、真剣に暗いです!
    足元も見えないので、本当におっかなびっくり。
    登り始めてちょっと後悔。

  • くれええよおお〜。<br />こええよおお〜。<br /><br />ときどき、層の空間にある明り取りに、安堵します。<br />おお。<br />文峰塔が見えるじゃん。

    くれええよおお〜。
    こええよおお〜。

    ときどき、層の空間にある明り取りに、安堵します。
    おお。
    文峰塔が見えるじゃん。

  • 上に行くにつれ、窓も層のスペースもどんどん小さくなり・・。<br />真ん中に下まで見える敷石がはめ込んであり、最上階ともなると怖くて覗くことも出来ません。<br /><br />でも根性で一番上まで行ったからヨシっ!

    上に行くにつれ、窓も層のスペースもどんどん小さくなり・・。
    真ん中に下まで見える敷石がはめ込んであり、最上階ともなると怖くて覗くことも出来ません。

    でも根性で一番上まで行ったからヨシっ!

  • まあ見どころはこれくらいかな。<br />お寺さんてよく知らないし。<br />スミマセン。<br /><br />双塔寺を出たとたんにものすごい雨が降ってきて、歩道を歩いている人たちがいっせいに軒下に非難します。<br />傘をさしていた私も傘骨が折れるほど大粒の雨に、とりあえず木の下へ。<br />雷がうるさいほど鳴っています。<br /><br />あっという間に雨は通り過ぎ、道路は半水没。<br />南国かここは・・。<br />雨脚が再び近づいてくる気配なので、外歩きはやめることに。<br />建設南路にあるでっかい本屋さんに避難。<br />紀伊國屋や、ジュンク堂のように椅子やテーブルがあって、まったりと本を読んで過ごします。<br />これでLIBROみたいに喫茶店を併設してくれたら、うれしいかも!<br />中国の本屋さんは入り口で荷物を預けるのが(王府井をのぞけば)お約束のようで、このお店でも出入り口のカウンターでバッグをプラスチックの番号札と交換します。<br /><br />本はもちろんすべて中国語なので、漢字から内容を推し量るしかないのですが、短い文章ならノーチャイニーズのワタクシでも意味がわかります。<br />なるべく写真の多い本を引っ張り出してきて窓辺の椅子に腰かけ、夢中で読みふけります。<br />豪雨はいつしか静かに降りやみ、外は真っ暗に。<br />街灯がキラキラと窓ガラスに反射しています。<br /><br />そろそろ、行くか。

    まあ見どころはこれくらいかな。
    お寺さんてよく知らないし。
    スミマセン。

    双塔寺を出たとたんにものすごい雨が降ってきて、歩道を歩いている人たちがいっせいに軒下に非難します。
    傘をさしていた私も傘骨が折れるほど大粒の雨に、とりあえず木の下へ。
    雷がうるさいほど鳴っています。

    あっという間に雨は通り過ぎ、道路は半水没。
    南国かここは・・。
    雨脚が再び近づいてくる気配なので、外歩きはやめることに。
    建設南路にあるでっかい本屋さんに避難。
    紀伊國屋や、ジュンク堂のように椅子やテーブルがあって、まったりと本を読んで過ごします。
    これでLIBROみたいに喫茶店を併設してくれたら、うれしいかも!
    中国の本屋さんは入り口で荷物を預けるのが(王府井をのぞけば)お約束のようで、このお店でも出入り口のカウンターでバッグをプラスチックの番号札と交換します。

    本はもちろんすべて中国語なので、漢字から内容を推し量るしかないのですが、短い文章ならノーチャイニーズのワタクシでも意味がわかります。
    なるべく写真の多い本を引っ張り出してきて窓辺の椅子に腰かけ、夢中で読みふけります。
    豪雨はいつしか静かに降りやみ、外は真っ暗に。
    街灯がキラキラと窓ガラスに反射しています。

    そろそろ、行くか。

  • 徒歩で駅に戻り荷物を受けだすと、駅舎に足を踏み入れます。<br />太原駅の構造は西北京駅と同じです。<br /><br />ひとつしかない入り口から入って、行列しながらX線検査を受けます。<br />チェックが済むとエスカレーターで2階へあがり、電光掲示板に従って自分の乗る列車の待合室へ入り、待合室に付属した改札があくのを待ちます。<br /><br />『駅の待合室』というと、日本のせまっちい待合室を連想されるかもしれませんが、中国の待合室は体育館がふたつくっついたような天井の高いひろーいスペースです。<br />まず座れないことはない量の椅子がずら〜っと並び、軽食屋さんや売店、トイレや授乳部屋など、基本的な設備はすべて整っており、まあとにかく広い!<br /><br />駅の概念が壊れます。<br /><br />トランクに寄りかかり、改札のオープンを待ちます。<br /><br />

    徒歩で駅に戻り荷物を受けだすと、駅舎に足を踏み入れます。
    太原駅の構造は西北京駅と同じです。

    ひとつしかない入り口から入って、行列しながらX線検査を受けます。
    チェックが済むとエスカレーターで2階へあがり、電光掲示板に従って自分の乗る列車の待合室へ入り、待合室に付属した改札があくのを待ちます。

    『駅の待合室』というと、日本のせまっちい待合室を連想されるかもしれませんが、中国の待合室は体育館がふたつくっついたような天井の高いひろーいスペースです。
    まず座れないことはない量の椅子がずら〜っと並び、軽食屋さんや売店、トイレや授乳部屋など、基本的な設備はすべて整っており、まあとにかく広い!

    駅の概念が壊れます。

    トランクに寄りかかり、改札のオープンを待ちます。

  • 時間になりホームへ降ります。<br />前回、硬臥(3段ベッド・6人スペース)であまりに眠れなかったもので、今回はおとなしく軟臥(2段ベッド・4人部屋)をチョイス。<br />事前にトラベラーさん達に教えていただいた時刻表が、大活躍でした。<br />是非行かれる方は参考にしてください。<br /><br />太原→北京駅<br /><br />ナンバー種別From出発時間To到着時間・硬座・軟座・硬臥・軟臥<br />N202空調快速太原21:30北京07:58・78元123元144元219元<br /><br />太原→北京西駅<br /><br />ナンバー種別From出発時間To到着時間・硬座・軟座・硬臥・軟臥<br />N278空調快速太原12:15北京西20:17・71元112元131元199元<br />N276空調快速太原21:40北京西05:40・71元112元131元199元<br />N204空調快速太原22:03北京西06:39・71元112元131元199元<br />2520空調普快太原22:57北京西08:30・63元104元123元191元<br />

    時間になりホームへ降ります。
    前回、硬臥(3段ベッド・6人スペース)であまりに眠れなかったもので、今回はおとなしく軟臥(2段ベッド・4人部屋)をチョイス。
    事前にトラベラーさん達に教えていただいた時刻表が、大活躍でした。
    是非行かれる方は参考にしてください。

    太原→北京駅

    ナンバー種別From出発時間To到着時間・硬座・軟座・硬臥・軟臥
    N202空調快速太原21:30北京07:58・78元123元144元219元

    太原→北京西駅

    ナンバー種別From出発時間To到着時間・硬座・軟座・硬臥・軟臥
    N278空調快速太原12:15北京西20:17・71元112元131元199元
    N276空調快速太原21:40北京西05:40・71元112元131元199元
    N204空調快速太原22:03北京西06:39・71元112元131元199元
    2520空調普快太原22:57北京西08:30・63元104元123元191元

  • 中はこんな感じ。<br /><br />切符のナンバーを確認すると、どうやら私のベッドはこの上の段。<br /><br />6ベッドをカーテンで区切る硬臥と違い、こちらは男女同室4ベッドです。<br />人が少なければ少ないほど快眠できるので、助かります。<br />同室は友人同士らしいおじいちゃん2人と、若い女性。<br />

    中はこんな感じ。

    切符のナンバーを確認すると、どうやら私のベッドはこの上の段。

    6ベッドをカーテンで区切る硬臥と違い、こちらは男女同室4ベッドです。
    人が少なければ少ないほど快眠できるので、助かります。
    同室は友人同士らしいおじいちゃん2人と、若い女性。

  • <br />日本人だとわかると、車掌さんが切符回収にまわってきた時(この列車はホームで切符を預からず、出発してから乗務員さんが各部屋をまわります)、彼女は「この人は、ルィーベンレンだからマンダリンで言ってもわからないわよ」と通訳してくれます。<br />それならばと車掌さんはすぐに英語に切り替えてくれたので、助かりました。<br />北京を出るときには特に手続きはなかったのですが、逆に入るときには身分証明が必要なようで、私はパスポートを、同室の人たちはID(許可証?)を確認されました。<br /><br />このときは同室の女性がとりなしてくれましたが、中国語はヒアリングがまったくこなせません。<br />勉強不足露呈。<br />反省。<br /><br /><br />


    日本人だとわかると、車掌さんが切符回収にまわってきた時(この列車はホームで切符を預からず、出発してから乗務員さんが各部屋をまわります)、彼女は「この人は、ルィーベンレンだからマンダリンで言ってもわからないわよ」と通訳してくれます。
    それならばと車掌さんはすぐに英語に切り替えてくれたので、助かりました。
    北京を出るときには特に手続きはなかったのですが、逆に入るときには身分証明が必要なようで、私はパスポートを、同室の人たちはID(許可証?)を確認されました。

    このときは同室の女性がとりなしてくれましたが、中国語はヒアリングがまったくこなせません。
    勉強不足露呈。
    反省。


  • 9:40。<br />定刻に出発したN276列車に揺られ、眠りにつきます。<br />ゴトゴトとした振動と、時折り聞こえるピーッというブレーキの音が耳の底に残ります。<br /><br />翌、早朝。<br />カーテンの隙間から差し込む朝日で目が覚めます。<br />列車はまだ走っています。<br />ちょっと早く起きすぎたみたい。<br />でも硬臥にくらべると、ぐっすり眠れてリラックスした感じです。<br />外の風景は、都市部のスモッグのような朝もやのような霞がかかった、高層マンションに取って代わられ、あの広大な地方都市の地平はもうどこにも見えません。<br /><br />「帰ってきたなあ・・」<br /><br />言葉が思いがけず頭に浮かんで、とまどいます。<br />北京は住んだことの無い行きがかりの街の筈なのに、「帰りついた」という実感。<br /><br />やっぱ都心じゃなきゃダメなのかしら?(笑)

    9:40。
    定刻に出発したN276列車に揺られ、眠りにつきます。
    ゴトゴトとした振動と、時折り聞こえるピーッというブレーキの音が耳の底に残ります。

    翌、早朝。
    カーテンの隙間から差し込む朝日で目が覚めます。
    列車はまだ走っています。
    ちょっと早く起きすぎたみたい。
    でも硬臥にくらべると、ぐっすり眠れてリラックスした感じです。
    外の風景は、都市部のスモッグのような朝もやのような霞がかかった、高層マンションに取って代わられ、あの広大な地方都市の地平はもうどこにも見えません。

    「帰ってきたなあ・・」

    言葉が思いがけず頭に浮かんで、とまどいます。
    北京は住んだことの無い行きがかりの街の筈なのに、「帰りついた」という実感。

    やっぱ都心じゃなきゃダメなのかしら?(笑)

  • 早朝、5:40。<br />北京駅到着。<br /><br />高い天井。<br />広いプラットホーム。<br />人数はいるはずなのに、どこか閑散とした印象を受けます。<br />そんなに長い旅でもなかったのに、北京に戻るとホッとします。<br /><br />戻ったぞ〜っ。<br /><br />

    早朝、5:40。
    北京駅到着。

    高い天井。
    広いプラットホーム。
    人数はいるはずなのに、どこか閑散とした印象を受けます。
    そんなに長い旅でもなかったのに、北京に戻るとホッとします。

    戻ったぞ〜っ。

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