1998/04/10 - 1998/05/12
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buchijoyceさん
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私の好きな写真のジャンルは報道写真である。報道写真はよく見に行く。
報道写真は事件の一場面を切り取っているけれど、何を撮りたいか、何を訴えたいか、瞬時に判断して切り取るのは、その人の経験と資質、もっといえば哲学だろう。
カメラはメカとしての進歩は著しく、シャッターを押せばそこそこの写真は撮れる。しかしプロとアマの違いはこの問題意識と被写体への愛情ではなかろうか。
ちょうど横浜で澤田教一と酒井淑夫の写真展をやっていた。ベトナム戦争のときものだけど、やはり実にいい。時代を超えて訴える力がある。
ノルマンディの海岸を歩きたかったのは、ここがいくどとなく戦場になったからだ。特にノルマンディ上陸作戦。このために大勢の人が犠牲になった。キャパのピンボケの上陸写真も見ている。
海岸沿いの道にも、その旨を悼む碑がいくつも建っている。
ルアーブルは戦争で破壊された町。もちろんきれいに復興しているがなんとなく趣がない。それは歴史という時間だけのせいだろうか。
ここで思い出すのは駅の有料トイレ。2フラン入れて取っ手を回すのだが、ドアが開かない。誰もいないから、2フランは戻らない。男性の方は無料だというが、まさかそこを使うわけにはいかない。仕方なく、バスターミナルに行き、トイレを借りた。
バスでまず行ったのはエトルタ。
海岸は玉石と砂利の浜に波がよせている。
象が海中に鼻をつっこんだような絵にある風景が目の前にある。
この浜辺をあるくのは快い。ここはのんびりとするのにはいいところだ。
エトルタの町は木組みの建物がうつくしく可愛い。どこの店もクレープを売っている。そこでクレープと生牡蠣を注文した。
ノルマンディはポムの産地。飲み物はシードルとカルヴァドス。
美味しかった。
エトルタではないが、ノルマンディはチーズもある。一時チーズに凝ってずいぶん資料を集めたことがある。それゆえ、チーズの食べ歩きもした。カマンベール、リバロ、といった有名なチーズがここにはある。
チーズの旅もけっこうたのしい、でもそれはまたいずれ。
ルアーブルからカンまでオンフルールに泊まったりしながらバスで海岸線を行く。オンフルールにはブーダンの美術館もある。
ブーダンは印象派の先駆者。ここらへんは印象派の画家たちが好んだところ。私も画家の構図を真似て、水面にゆれ映る家並みをさかんに撮った。
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