さよなら！銀河鉄道９９９風の鉄橋　（さよなら餘部鉄橋）

2005/05/02 - 2005/05/03

鉄道マニアの方にはおなじみの餘部鉄橋。
とうとう今月末に解体されてしまいます。

そのため、一目その姿を見ようと多くの方が訪れているそうです。

明治44年に完成、東洋一の鉄橋となりました。
山陰本線で最大の難工事であり、総工費33万円(現在の原簿価格では2億円以上)、人夫延べ25万人が投じられ、犠牲者も、工事中2人が転落死、83人が負傷というものでした。

資材の調達も非常に困難で、使用された鉄材はアメリカから輸入したものを使い、餘部沖でハシケに移し陸揚げされたこともあったそうです。

完成から75年後の昭和61年には列車が強風にあおられ鉄橋から落下するという大事故がありました。

そんな餘部鉄橋も来年の春に架け替え工事が始まり、その役目を終えようとしている。

この鉄橋をみるのは今のうちです。
僕の旅行記で一人でも「餘部鉄橋」という鉄橋に興味を持っていただければ・・・。

エリア 香住・余部(兵庫)

• 同行者: 友人
• 交通手段: レンタカー

昨日の夕方、城崎温泉に寄った後、餘部鉄橋の少し手前の香住町で宿泊しました。

で、いつものように早朝散歩。
写真は香住町の海水浴場。

地元の老夫婦の方々が、漁にでる準備をしていました。

二人で小屋から小船を波打ち際まで押して行ったところです。

おじいさんは海へ魚とりに

おばあさんは家へ帰りましたとさ。

おじいさんとおばあさんの犬。

大人しく作業を見守っていました。

ついにやって来ました餘部鉄橋。

鉄橋の下にある駐車場から見上げた所です。

鉄橋下の駐車場から川を渡った所から写真を撮りました。

ちょっと線路が斜めになっているように撮ってみました。

ちょっと銀河鉄道９○９風？

鉄橋の真下から

餘部鉄橋を語る上で外せないのが昭和61年の列車落下事故という悲劇です。

1986年12月28日、13時24分頃、国鉄（現JR）山陰本線の鎧〜餘部間にある、高さ41m、全長309mも
ある巨大な鉄橋「餘部鉄橋」の上で、回送中のお座敷列車「みやび」（14系）が突風に煽られて脱線し、
７両編成の客車が、牽引機のディーゼル機関車１両を取り残して鉄橋から転落し、真下にあった民家や
カニ缶詰加工工場、ドライブイン等を直撃した。この事故で車掌さん１人と、直撃を受けたカニ缶詰加工
工場の職員５人、計６人が死亡、他６人が負傷した。14系和式客車「みやび」は、この年の４月に登場、
僅か８ヶ月と言う短い期間で消滅となった。車内に日本庭園がある事でも有名で、優美な存在だった。

写真はその事故の慰霊碑です。

山陰本線は電車の本数が少ないので、時刻表で電車の通過時間を調べておいて、その時間に合わせて餘部鉄橋を訪れるといいですよ。

今回の旅の日程上叶わなかったけど、夜に餘部鉄橋を通過する列車をビデオ撮影すると、まるで松本零ニ作の機械の体を求めて宇宙を旅する某アニメのシーンのようですよ。

餘部鉄橋じゃないけど、昨夜泊まった宿の窓から小さな鉄橋を通過する列車を見て、そんな感じがしました。

列車に乗っている人達は下を覗き込んでいるんだろうな〜。

上から見るとどんな感じなんだろう。

行っちゃった・・・。

次の列車がやってくるまでに集落から餘部駅のホームに向かいます。

駅への道は集落の細い道を通っていきます。
ちょっと分かりにくかったです。

鉄橋を上から見るために集落から山道を登って行きます。舗装された道ではなく、畑の間を抜けていくような山道です。

あと少しで、餘部駅に到着します。
下の集落から歩いて10分くらいかな。

鉄橋と同じ高さまでやって来ました。

ついに餘部駅のホームです。
思っていたより大変でした。

ホームの裏は山になっていて、写真撮影スポットとなっています。

僕らが行った時はすでに多くの人がスタンバッていました。
僕らは残り少ない空きスペースに入り込んで、もうすぐやってくる列車を待ちます。

列車がやって来ました。

駅のホームにあった餘部鉄橋を撮影した写真。

その写真を撮りました。

駅のホームの奥にある定番スポットからの写真だけど、こんな写真を撮りたかったなぁ。

この旅行記へのコメント （3）

• 萌愛さん 2006/07/09 19:27:43

  餘部鉄橋

  drakenさん、お久しぶりです。
  
  私は、この事故の数ヶ月前まで　大阪で住んでいました。餘部へ鉄道でいってお風呂に入って遊んだりしたことが　あったので　事故はショックでしたよ。
  
  私も7/1からの旅行をボチボチ、アップしているので　また　覗いてくださいな。って、けーしちょーさんのご指南で今までの旅行記とは変ってます。あ、けーしちょーさんに申し訳ないなあ。多分。
  
  中年オバサンのアホさ加減に青年drakenさんは、呆れるかも（怖）（自爆）

  drakenさん からの返信 2006/07/10 23:48:08

  RE: 餘部鉄橋

  こんばんは、萌愛さん。
  
  自分が行った事のある所で大きな事故があるとショックですよね。
  僕の友人に年末のスマトラ沖地震の前日に現地から日本に帰ってきたので、助かった人がいます。
  
  萌愛さんの岩フェチにけーしちょーさんの妖怪フェチのコラボですか？
  つまり「ぬりかべ」と言うことですかね？　（笑）
  
  そいつは楽しみですね。
  
  ＞中年オバサンのアホさ加減に青年drakenさんは、呆れるかも（怖）（自爆）
  
  いえ、僕もくだらないオヤジギャグとかやってますから・・・orz。
  独自路線で行きましょう。

  萌愛さん からの返信 2006/07/11 00:33:12

  RE: RE: 餘部鉄橋じゃないんですが・・・

  drakenさん、早速覗いてくださって　ありがとう。
  今日も、たった今「プラハの夜景」のアルパム完成しました。しかし、コメントが？？で多く←自分しはては力作って思っているんですが…
  あ、結果がこれだとけーしちょーさんがガックリするかも…ですが、また時間があったら覗いてくださいね。