要塞島スオメンリンナは静かさの底に戦争のにおい

2006/06/09 - 2006/06/09

ヘルシンキのすぐ沖のスオメンリンナ島は不思議なところです。表面的には静かないなかののんびりした風景が続いていますが、要塞の窓などを見ると戦争の厳しさを感じることができます。
また、複雑なフィンランドの歴史も反映しています。
不思議な島（町）です。

エリア ヘルシンキ(フィンランド)

スオメンリンナの築城は1748年に、東の脅威を危惧したスウェーデンによって始められました。しかし、1809年にフィンランドがロシアの大公国になり、逆に東を守る役割になりました。

1855年のクリミヤ戦争では、ここを守るロシアに対し、英・仏が攻撃しましたが、攻略できませんでした。

1809年にフィンランドはロシア帝国に組み込まれています。

２０世紀初期には、ここは捕虜収容所でした。

この島が市民に開放されたのは、1973年になってからです。

島の人口は現在９００人。教会、学校、商店がある。

ビジター・センターそばの標識。

ユネスコ世界遺産に登録されたのは、1991年です。

一角が海軍施設で立ち入り禁止になっている。

海軍学校。

海軍学校の建物横の置物。

この船でヘルシンキに戻りました。

飛行機に乗れなかったので絵葉書で。
手前がスオメンリナ。島の右上のひときわ高い建物が教会。そのすぐ左上が船着場。
遠くに見える湾がヘルシンキ港。正面の大きな船がViking Lineの乗り場。湾の左側にSilia Lineの乗り場。（船は後ろ姿）。

海側からみたスオメンリナ要塞。