1961/10/25 - 1961/10/26
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ソフィさん
1961年10月25日(水)
グリモーさんと別れて、直ぐに夜行列車でパリに戻りたかったが、今晩から国鉄ストが始まると聞いて、もう一夜この田舎町に泊ることとする。
不味くて高い食事と、蚊の鳴き声に悩まされながら、もう一晩の修行だ。
机上にランプがないのも、不満の原因である。
本も読めないし、手紙も書けない。
今日は雨の中を濡れながら動いたためか、クタクタに疲れている。
1961年10月26日(木)
国鉄のストがどうなることやら、気にしながら宿に待機していると、パリ行きの列車が一本だけ出るとのニュースがあった。
急遽バスで、ニオールまで出る。
ここから、本線筋のポアチエまでローカル列車で行けば、パリ行きがやってくると言う。
ニオールでは時間があるので、一時間ほど町を歩いた。
この町は人口5万人の県庁所在地で、地方の中心都市である。
町を貫流するセヴゥレ川の橋を訪れ、町の美しい景色を観賞し、近くのサン・タンドレ教会を見る。
さて、駅に行ったが、ひっそりとして人影が無い。
不安になりながらも掲示を信じて、一人ホームで待っていると、やがてたった一両だけのディーゼルカーがやって来た。
全席一等の、きれいな車だった。
これは、ストのために運行する特別列車で、二等の切符でも乗れるらしい。
ならば、一等切符を買った人には、払い戻しがあるのだろうか。
今日は、よほど大切な急用がない限り、出掛ける人はいないようだ。
客を数人だけ乗せて、まるで貸切列車だった。
フランスの鉄道ストは、必要最低限度のサービスを残しながら、国民の支持を最大限に得ようとする策戦らしい。
時には切符も売らず、全線ただ乗りのこともあるという。
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