イスタンブール　　～新市街タクシム広場⇔旧市街

2005/12/27 - 2006/01/03

ホテルのあるタクシム広場前から、イスティクラル通り→ガラタ橋→グランドバザール・エジプシャンバザールと、ゆっくり歩きます。（一瞬電車乗りますけどね）

エリア イスタンブール(トルコ)

朝のイスティクラル通り。
朝のコーランの声をバックにタクシム広場をスタート。通勤の人々と一緒にテュネル広場方面に向かいます。
この通りは新市街の顔といえるにぎやかな通りです。
おしゃれな店から映画館、ロカンタなどがず〜っと並んでいます。
ただ、全面街路樹と歩道の工事中でノストラジックトラムも休止中でした。

冬のイスタンブールは雨が多い。この日も未明にしとしとと降っていました。
工事の泥とあいまって足元が相当ぬかるんでる！
朝からテンション下がります…。

クリスマスから2日後でも、まだまだツリーは現役です。
イスラム教の国トルコでクリスマスを祝う（商業的に楽しむ）習慣が始まったのは最近とのこと。
意識はニューイヤーといっしょくたの年末のイベントのようです。
「Merry Chiristmas」のPOPもちらほらショウウィンドウに残っています。

イスティクラル通りの終点に、世界最短の地下鉄「テュネル」。2つの駅を約2分で往復してます。

なぜこんな地下鉄が？？
ま、珍しいから乗っておこう。
ってノリで乗り込みますが、この乗り物のありがたさは復路に思い知ることになりました。

入り口の自動券売機でコインを買って、改札をぬけると、たった2両のレトロな車両に乗り込みます。
ゴーっと大きな音で古びたトンネルを走ります。
ちょっとスリル。

…あっという間にガラタ橋側の駅に到着。

構内には綺麗なモザイク画が描かれてます。
構内を暗くしておくのはもったいない！

さて、ガラタ橋に到着。
橋のたもとはフェリー乗り場と魚市場になっています。

ずらりと並ぶ魚市場。

今朝採れた新鮮な魚たちが並んでいます。

ガラタ橋は、新市街と旧市街を結ぶ橋のひとつです。
2階建ての構造で、下段は歩道とレストランなどの店。上段は車とトリムと釣り人です。

（上からたくさんの釣り糸が垂れています。見えますか？？）

ガラタ橋上からの金角湾方面。
結構海面は荒れてます。
落ちたら……想像したくない。

ガラタ橋の旧市街方面（エミノニュ）のたもとはバス停と大きな乗り場、エジプシャンバザールの入り口です。
奥に見えるお寺はスレイマニエ・ジャミィ。

人々の営みをやさしくそして威厳を持って見つめ続けるお寺の姿は、ゾクゾクっとする景色です。
まるで映画のCGだけど、この時代のギャップが入り組んだ風景はイスタンブールでは当たり前のようにどこでも見られました。

中央郵便局（PPT）脇のドネル・ケバブ屋で一休み。
オレンジジュースと一緒にいただきます。

奥に見えるお店と呼び込み合戦を繰り返してます。

グランドバザールを歩く。
15世紀半ばに開かれた市場です。
とにかく広い！　貴金属、骨董、みやげ物、絨毯などが主に売られています。
地元の方はあまり来ないのか、混んでる様子はなかった。

一方こちらはエジプシャンバザール。
いやーすごい人です。
17世紀にお寺の一部を市場に改造して始まったそうです。もともとはエジプトから輸入された香辛料の市場でしたが、いまは食料品から日用品、薬からインテリアまでありとあらゆる品物が置かれてます。
地元の方はもっぱらこちらの市場を利用するとか…。

行列のできる豆屋でならびます
おばあちゃんへのお土産にナッツを500グラム。

突入！　豆くれ豆〜っ！

さて、新市街のホテルに帰ります。

エミノニュのフェリー乗り場から見た、対岸のガラタ塔。
ガラタ塔は6世紀ごろに灯台として建てられました。
14世紀にはジェノバ人が、当時敵対していたビザンチン帝国の動きを見張る監視塔として機能していました。
その後は捕虜収容所、天文台としての役目を果たし、現在はレストランとナイトクラブとして愛されています。
みため、小柄ですが高さは53メートルほどあります。
夜はライトアップされて妖しい雰囲気をかもし出してます。

新市街の住宅地を、タクシム広場方面に歩きます。
ゆるい坂の静かな町並みは雰囲気あります。

……つらいっす。
ずっ〜と坂。
小さいテュネルの大きな存在を感じました…。