佐渡で開催・卒後５０周年クラス会【３の３】

2006/05/12 - 2006/05/14

３日目は、
ホテル⇒尾畑酒造⇒真野御陵⇒長谷寺（ちょうこくじ）⇒両津港
（４名帰宅）⇒佐渡博物館⇒陶芸苑⇒両津港→新潟港（解散）
で『佐渡観光＆クラス会』を満喫し次回関西地区での再会を約し各々我が家への途に付く。


◆尾畑酒造
　伝統のある銘酒『真野鶴』の酒蔵であり、佐渡沖の海洋深層水を割り水に使うなど常に新しいチャレンジもしているとのこと。
エールフランスのファーストクラス機内用に大吟醸を提供している由。
また海外にも出荷し異文化の料理にも合うと好評を博しているとか。
いろいろ試飲して周る。（オイシかった）
◆真野御陵
第８４代順徳天皇（1197〜1242＝後鳥羽天皇の第三皇子）の遺灰が祀られている。
鎌倉幕府（執権北条義時）を討つべく世に言う「承久の乱」に加担したが敗れ、佐渡配流の身となり在島２２年の間さびしい島であけくれを過ごし、赦免されず都へ帰る望みも絶え、絶食のはて（今でいうハンスト？）１２４２年４６歳で崩御された。
ご遺体はここでご火葬にされ、遺骨は翌年家臣により京都大原の法華堂の父・後鳥羽天皇御陵の傍に納められたと伝えられている。
管理は宮内庁で職員が常駐しているが、当日は日曜のため不在だった。
◆赤玉石
佐渡両津市の赤玉地区より産出されるものだけを佐渡赤玉石という由。
鉄分と石英が高熱・高圧で結合して出来た石で、非常に硬く（硬度は6.5〜7.0）磨いたときに透明感のある光沢があるので珍重されている。
色彩の美しさは日本一と言われて日本三大名石のひとつとされている。
”赤玉”という呼び方には、二つの説があるが、玉（ぎょく）のような輝きをもつ石だから赤玉石というと言う説が一般的。
ちなみに学名は『鉄石英』というとか。
◆長谷寺（ちょうこくじ）
大和の長谷寺（はせでら）を模して建立されたといわれている。（いずれも真言宗）
またここも春に咲く牡丹が有名で別名「牡丹寺」とも称されている。
境内にある「五智堂」は２層目が円形に造られている珍しい塔である。
◆佐渡博物館
館内には４つの展示室があり、佐渡の「トキ」や島の自然環境・歴史・動物・民俗芸能などが展示され佐渡の文化が紹介されている。
併設の佐渡が誇る『土田麦僊り素描展示館』が来館者に興味を与えている。
◆陶芸苑
「無名異焼」窯元の１軒でロクロから登り窯まで一貫した制作を行っている。
「無名異」とは佐渡金山の石英岩欠裂箇所に沈澱しした二酸化鉄のことで、これと粘土と合わせて陶土として作陶した焼き物が「無名異焼」と名付けられたのである。

エリア 佐渡島(新潟)

『尾畑酒造』

『尾畑酒造』
「製品貯蔵タンク」

『真野御陵』
「御陵の森」

『真野御陵』
「順徳天皇」の遺灰を祀った御陵。

『赤玉石』の置物。

『赤玉石』と『硅化木（手前）』の
　置物。

『長谷寺（ちょうこくじ）』

『長谷寺・五智堂』

『長谷寺』
「牡丹園」三分咲き。

『佐渡博物館』

『陶芸苑』

この旅行記へのコメント （3）

• さすらいおじさんさん 2007/01/03 16:11:41

  あけましておめでとうございます。

  花やんさん
  
  あけましておめでとうございます。
  
  佐渡は１０数年前に行きましたが、旅行記に紹介されている尖閣湾などの自然と金山跡、人形浄瑠璃、などの文化遺産を満喫しました。
  懐かしく佐渡を拝見しました。ありがとうございました。

• kaz-ykさん 2006/08/19 17:42:32

  暫くです

  花やんさん 今日は
  お元気で，御活躍の様子、お慶び申し上げます。
  佐渡へは，行った事ないので、佐渡シリーズを、興味深く拝見しました。
  たらい船でなく、ロボツトによるお能がみられるなんて吃驚しました。

  花やんさん からの返信 2006/08/20 17:10:49

  RE:お久しぶりです、ご寄稿有難うございます

  佐渡はご存知の通り、流人の島で京文化が伝えられ発達しています。
  世阿弥もそのうちの一人でその伝承を引き継いでいるようです。
  「旅行記」の写真では詳細わかりませんが、実際に見ると本物と見紛うほどです。
  なにしろ能は面で顔を隠し所作も独特ですし、語り手・楽器方も無表情な上現在のプラスティック技術の最先端とロボット技術を駆使し、音響も臨場感に富んでいました。
  
  先日の「北欧・バルト海クルーズの旅」私が訪れた場所と共通するところがいろいろありましたので楽しく拝見しました。
  最近多くなっているようですが、クルーズはゆったりしていい旅が楽しめますね。
  うらやましい限りです。
  暑さを乗り切りお元気に旅をお楽しみください。