2006/05/25 - 2006/05/25
476位(同エリア655件中)
マキタンさん
春バラの開花にあわせて、洋館がライトアップされています。雨が多いこの頃ですが、この日は快晴で夏日のようでした。夕方から夜にかけて、光の変化につれて色も表情も変貌を続けます。
少ない大正初期の庭園の原型を留める貴重な存在で、伝統的な手法と近代的な技術の融和により、和洋の見事な調和を実現している秀逸で代表的な事例です。
現存する近代の庭園の中でも、極めて良好に保存されている数少ない重要な事例であるとして、平成18年1月26日に文化財保護法により国の名勝指定を受けました。
*「名勝」とは庭園、橋梁、渓谷、山岳、その他の名勝地で我が国にとって、芸術上又は、鑑賞上価値の高いもの (文化財保護法)
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石造りの洋館(大谷美術館)車寄せと正面。
英国貴族の邸宅にならった古典様式で、天然スレートぶきレンガ造り。
外壁は伊豆真鶴産の赤味をおびた新小松石(安山岩)で覆われている。ライトに当たり荘厳な雰囲気だ。
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「旧古河邸」
設計:ジョサイア・コンドル(Josiah Conder)
竣工:大正6年(1917)5月
構造:煉瓦造2階建て
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2階の夫婦寝室が最高の場所。バラ園が下にあり、展望が開ける。
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夕暮れに明かりがつき始めた。空が青くなり美しい。(感度200で・・)
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バラ園が一段下にあるので、組み合わせできた。
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コンドル晩年の邸宅作品。古河財閥二代目当主古河虎之助の旧邸。その外観には若年時代のコンドル作品のような気負いがなく、円熟と完成が匂っている。建物は南向き斜面の上に建ち、終日、陽を浴びながら、バラの咲く洋風庭園を見下ろしている
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5月21日(日)には14,000人も入場者があったそうだ。
暗くなってから人出が増えそうだ。静寂の空間を表現? -
建物は煉瓦造りながら、その外壁は、若干赤みを帯びた黒褐色の野面石積みで覆われている。石は荒っぽくこぶ出し仕上げにされているが、これは素朴感にあふれたスコットランド風田園邸宅のスタイルである。
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南面中央。明かり取りの塔屋とベランダ。アーチが軽快で均衡がとれた重厚さがある。
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正門の看板。染井門から入り、ここから帰路についた。京浜東北線上中里駅までは歩いて7分。
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5月29日に館内見学できた。入口のステンドグラスに古河家の家紋がある。内部の撮影は禁止で事前予約した30人だけが入館できる。
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メインダイニング。明かりは昇降式で音響効果も配慮されている。天井の漆喰が見事だ。
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右は応接間、左は家族食堂。ベランダで食卓を囲むこともあったろう。
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ビリヤード室脇の喫煙室。財閥解体・GHQ接収の後、数十年も放置され荒廃していた。ここまで復元できたのは奇跡的なことのよう・・。
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芝生側から東面。この2階は純和風の大広間がある。畳と障子の部屋が違和感なく共存している。設計者コンドルは日本文化を研究し尊重したという。敬服に値する。
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イギリス田園調の外観の中に和室があろうとは・・。和洋の調和の秘密は訪れなくてはわからない。
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正面左右の母屋外壁は、右手が平面、左手が張り出しとなっている。石積みの量感を醸し出すうえで、その非対称はまことに効果的である。
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つるバラの名はカクテル。色が変化して楽しめる。洋館とマッチしている。
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西洋庭園
ジョサイア・コンドル設計で、左右対称の幾何学模様の刈込のフランス整形式庭園と、石の欄干や石段・水盤など、立体的なイタリア露壇式庭園の技法を合わせバラと洋館と調和した絵画的な景観美となっている。 -
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5月29日(月)9:30に到着した。大谷美術館の入館は10:30分から約1時間だ。ライトアップは昨日までだが看板はまだあった。
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