2006/04/28 - 2006/05/07
300位(同エリア339件中)
背包族さん
●サパトレッキング(ラオチャイ村、タバーン村)
昨日はバクハーで雨に降られ、午後、サパに戻ると霧雨のうえ霧も濃く気温も低く、翌日のトレッキングが心配だったが、村までの道は車が通る舗装道路なので全く問題なかった。
朝方は霧がちで、道に迷ったりしないか不安もあったが、村までは舗装道路の一本道なので、ガイドはいなくても大丈夫。
道に迷うことはないと思うが、女性の一人旅などの場合は、ガイド付きのツアーに参加したほうが安心ではある(相場は1日トレッキングで15US$くらい)。
ラオチャイ村への道には、何組かガイド付きの欧米人も歩いていて、写真を撮りながら追い越し追い越されながら、ゆっくり歩く。
向かって右側に美しい山と棚田の風景が果てしなく続いており、民家が見えてきたらそこがラオチャイ村。サパからラオチャイ村までは約5キロ。
ラオチャイ村に着くころにはすっかり霧が消え晴れてきた。
村の手前でツアーのジープに追い越され、座席には見覚えのある顔が。昨日、バクハー行きのバスで一緒だった日本人女性だった。
村の入口に着くとちょうどツアーの一行も村に入るところで、ガイドからこのツアーに途中参加しないかと言われるが、丁重にお断りする。
ガイドにしてみれば、無料で自分達についてこられるのが嫌だったのだろうが、村まで自分達で辿り着いたわけだし、村の中でももし迷ったら地元の人に聞けば教えてくれるのでガイドは必要ない。
でも、たぶん村に入るときこのツアーと一緒だったので、入場料を取られなかったのだと思う。
車道から村に入る道は未舗装の下り坂で、昨日の雨のためひどくぬかるんでいて、スニーカーの裏にドロがくっつき、だんだん足取りが重くなる。
村に入る前に、黒モン族の子供たちが竹竿を売りに来るが、そんなに急な坂ではないので、ゆっくり歩けば竹竿は必要ない。
村の様子は中国南部の農村と基本的に変わりはない。
みやげ物売りに精を出す黒モン族、赤ザオ族を横目に、田植えに精を出している黒モン族の姿も見られる。
旦那曰く、鍬で田畑を耕すのは、中国でも今はほとんど見られないから、やはり中国よりは貧しいのが分かるとのこと。
水牛さえも持てない農民は自分の力で田畑を耕すしかない。
ラオチャイ村からタバーン村へのアクセスは一度さっきの舗装道路に戻らなければいけないのかと思ったら、どうやらすぐ隣にあるらしく、ラオチャイ村を抜ければ自然にタバーン村に辿り着いた。
ラオチャイ村からタバーン村までは3キロの道のりだが、村を冷やかしながら歩いているとあっという間だった。
昨日雨だったので、村内の道はぬかるんでいる。スニーカーが汚れるのは覚悟しておいたほうがいい。
所々、小川を渡ったりするので、足元には注意!
タバーン村から橋を越えて元の舗装道路に戻り、徒歩でサパを目指す。
舗装道路は村より少し高いところにあるので、眼下に広がる棚田の景色が見られる。
中でも、タバーン村からラオチャイ村までの3キロの区間は特に景色が美しいのでおすすめ。
私たちは、ラオチャイ村を少し過ぎたところで挫折して、バイタクでサパまで戻った。
●アクセス
ラオチャイ村→タバーン村(徒歩、3キロ)
タバーン村→ラオチャイ村(徒歩、3キロ)
ラオチャイ村→サパ(バイタク、2人で1$)
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トレッキングの前にサパ市場に寄ることにした。
メインストリートには、市場に向かう黒モン族がいっぱい。
皆背に籠を背負っている。 -
朝、歩き始めたときは、まだどんよりとした空模様で、蜘蛛の巣にも雫が浮かんでいた。
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ラオチャイ村までの道では、黒モン族の子供たちが観光客を待ち構えている。
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霧が多くて道に迷わないかちょっと心配だったが、地元の人も観光客もたくさん歩いているので、大丈夫。
それに1本道だし。 -
向かって右側に棚田が見えてくる。
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仲良く畑仕事に精を出す黒モン族の夫婦。
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観光客に竹竿を売る黒モン族の少女。
年齢の割りにしっかりしてそう。 -
基本的に欧米人に売り込み攻勢をかけることが多い。
貧乏そうなアジア人は無視!
中国に近いから日本人も中国人と同じような人たちと思われているのかも。 -
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このような舗装道路の一本道を下っていけば、ラオチャイ村に辿り着く。
迷う心配はない。 -
ラオチャイ村につくまでの5キロの道のりには、公共トイレがないので、途中、小さな売店の前に座っているおばさんに聞いたら、向かいのお宅に行けということで、お宅のトイレを借りる。
お金を渡そうとしても受け取ってくれなかった。 -
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若い男性も民族衣装を着ていることは中国では少ないので、感動!
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1人で力仕事をしている黒モン族の女性に遭遇。
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手が真っ青。
日常的に蝋染(藍染め)をしているからだろう。 -
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晴れてきた!
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私たちを見つけるなり、駆け寄ってくる子供たち。
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赤い屋根の新らし目の建物がチケットオフィスだったのかも。
グループとばったり合流し、一緒に入場したので、入村料は取られなかった。 -
ラオチャイ村はすぐそこ。
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ラオチャイ村、第一村人発見!
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ぬかるみ注意!
スニーカーの裏にドロがくっつき歩きにくい。 -
犬は軒先で丸くなる。
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ラオチャイ村は黒モン族の村。
棚田は中国と同じ。 -
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中国の桂林近郊は水牛が多いけど、水牛に乗った少年はあまりみかけないなぁ。
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落ちないか心配。
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ちょうど田植え時期で水が張られている。
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田舎には犬が多い。
愛玩用というより番犬。 -
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木造建築の民家を利用したお土産屋が多い。
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ここでもおばちゃん軍団が待ち構えてる。
あまりしつこくないからいいけど。 -
干してある男性の民族衣装は藍色ベースで絵になる光景。
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見たまま、竹を裂いているところ。
竹は中国の南方では、足場に使われることが多い。 -
村の商店も中国の田舎と全く同じ雰囲気。
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川沿いに村を作るというのは、中国の少数民族と共通した方法。
やはり山の中の生活でも水は欠かせないものだから。 -
後ろに見える青い仮設テントは観光客用のトイレ。
私も利用。
お金は取られなかった。
入場料で管理をまかなっているのかも。
ごめん、知らずとはいえ、入場料払ってない。 -
展示販売中。
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水牛に乗った少年、再び。
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隣村からの出稼ぎと思われるザオ族女性。
う〜ん、やっぱり眉毛がない。
あきらかに中国系の(~o~)。 -
ザオ族の刺繍のモチーフは幾何学模様や人、動物の原始崇拝っぽい柄で、一目一目が細かくて素晴らしい!
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田植え前。
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田植え後。
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ザオ族の刺繍入り五分丈パンツはかわいい。
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くろぶた。
黒と白とで味が違うのかなぁ。
日本では黒が高級そうなイメージ。 -
おばあちゃんが子供の面倒を見るのは中国と一緒。
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おそらくザイ族。
お洗濯中。 -
何気なく置かれた太鼓。
祭りの時に使うのかな?
中国の苗族の太鼓踊りで使用されるものにソックリ。 -
鍬で耕しているのは珍しい。
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このつり橋はなんとなくベトナム風。
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当日は雨に当たらなかったけど、昨日の雨のせいでかなりのぬかるみ。
サパでは雨の日が多いようなので、トレッキングするなら、夏でもビーチサンダルは歩きにくいのでやめたほうがいいかも。
でも、サパに戻ってからスニーカーを洗ったとしても1日くらいの滞在では乾きそうもない。
サパの気温は結構低いので。
私は洗わなかったけど。
珍しく晴れた日には、ゲストハウスの宿泊者たちはみな洗濯にいそしんでいた。 -
黒モン族男性陣。
小さな黒いキャップがちょっとユダヤチック。
中国で、映画「ダ・ヴィンチ・コード」を見てたら、登場人物の司教の姿が何かに似ていると思ったら、この黒モン族の衣装だと気が付いた。 -
ラオチャイ村とタバーン村の境界は、さっきの橋を渡ったところかもしれない。
この辺りはタバーン村かもしれない。
タバーン村はザオ族の村。 -
棚田のそばで刺繍にうちこむ黒モン族。
景色がいいから、彼女のお気に入りの場所なのかも。 -
笑顔が素敵!
ザオ族はほんとに手先が器用。 -
水牛少年、至る所に現る。
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水溜りは石段で飛び越える。注意!
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学校かな。かなり立派。
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この黄色く色づけされたモチゴメのご飯はどこかで見覚えが。
中国貴州のミャオ族の祭り(姉妹飯節)のときに振舞われたものと同じだ。
ここでは普段も食べているようだ。 -
ショーバイ・ショーバイ。
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豆腐用の大豆を粉にする石臼。
中国にもある。 -
長い髪を洗ったばかりの少女。
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タバーン村からまた少し行ったところにある棚田がきれいだった。
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水牛も橋を渡る。
この橋を渡ると、国道に戻る。 -
農作業からのお帰り、それともこれからかな?
肩に乗せているのは、水牛につけて耕作させる道具。 -
ザイ族。
服装の雰囲気は、中国のチワン族に似ている。
頭はチェックの布のターバン。
上着はシンプルな前開きタイプで襟に少し刺繍がある。
パンツは黒でやや裾が広がっている。
黒モン族よりキン族(広義のベトナム人)化していそう。
だから、ちょっと清潔な感じ。
中国でもチワン族は中国一人口が多い少数民族で、漢族化も進んでいるので、比較的豊な人が多い。
都会のチワン族は民族衣装も着ていないし、見かけではまったく区別が付かないが、姓である程度見分けることができる。
広西省のチワン族の場合、「韋」という姓の人はほとんどチワン族の場合が多い。
「俸」はヤオ族の姓。 -
トウモロコシの苗を植えているところ。
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タバーン村からラオチャイ村までは、国道沿いを歩けば、左手に棚田の絶景が見られる。
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サパへ戻るには、ラオチャイ村から歩いてもいいし、バイタクで帰ることもできる。
バイタクは昼間はたくさん走っているので、つかまえるのは容易。 -
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