2006/05/14 - 2006/05/14
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尾瀬リピーターさん
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政治スクールの環境問題勉強会と現地訪問で、三番瀬を訪ねた。
京成線の大神宮下を下車して徒歩15分余りで「船橋漁港」に着く。
正式には、千葉漁港に含まれる、船橋の船溜まりと言うことになるそうだ。
しかし、船橋漁協もしっかり存在し(組合員は正準併せて400名)、
多いときには年間水揚げ30億円になるとのことだ。
午前中、近くの浜町公民館(ららぽーとそば)で千葉県庁の環境生活部の次長さんから、
県全体の環境問題、三番瀬の現状をきく。
最終的に、三番瀬に手を付けないと言う判断は、正しかったのである。
午後から、大型クルーザー大平丸に乗船して、三番瀬を見に行く。
漁港では、シジミの水揚げ(2人の漁師さんの内、一人は若い女性であった)や
鱸の水揚げをみる(型はとてもよい。いいものは関西へ行くそうだ。
関西人は白身魚を好む)。
30人余りが乗船して、大きなクルーザーで一路三番瀬へ。
説明してくれた漁協の大田さん(67歳)から、近辺の埋め立ての経緯、漁業権の問題、
三番瀬で獲れる豊富な魚について説明を受ける。
東京湾は、きれいになっており、我々は海から大きな賜物を受け取っていることを実感する。
興味深い話は、アクアラインの建設の話で、
建設にあたっては、漁業関係者として、国会に参考人として出席したとのこと。
鉄道も敷設した、地下トンネル方式の新交通システム(米国ですでに実用化されていた)を強く主張したとのこと。
それが実現されていたら、木更津も今のような「ゴーストタウン」にはならなかったという。
もっともである。
漁業権の問題についても、経済的側面をしっかり把握されており、
「開発」に翻弄されながらも、したたかに生き抜いてきた、「漁師」の強さを感じる。
息子さんがしっかり継ぎ、ご自分はいわば「広報マン」になっているという。
三番瀬のラムサール条約指定にも賛成で、自然と共生してこその漁業だという。
自然環境が崩れているからこそ、川鵜が繁殖しすぎて、漁場を荒らすという。
この間、何度か政治スクールの講義等が行われたが、いわゆるインターンの
若い人たちにこそ必要だと思う。
国会での体験もよいが、政治の基礎となる現実を学ぶことこそ重要である。
勘違いをして、「政治家とはこんなものだ」と考えないようにするため、
社会的現実との対話が何より必要で、大田さんのような「師」がいるのである。
中坊公平氏ではないが、政治においてこそ「現場に神宿る」である。
それはそうと、居酒屋主人O君が、ヨット乗船資格を取ったとのこと。
近々体験「航海」と相成りそうである。
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