世界遺産を巡る東欧６ヶ国の過酷な旅8-1

2006/04/05 - 2006/04/15

朝８時にアウシュヴィッツに向けて発つ。今回の旅のハイライトで、ここを見るために来たと言っても良いくらいだ。前日から気合も入り、天気も晴れた。10時過ぎに国立オシフィエンチム博物館の第一のアウシュヴィッツ収容所に到着した。ガイドは日本人の方が一人いるが、直前に来たツアーに取られてしまい、ポーランド人ガイドがついた。

エリア アウシュビッツ(ポーランド)

ここが入り口。連行されて来た人たちはどんな思いでここを通ったのか。

もともとはポーランド軍の基地の跡地に政治犯を収容するためにつくられ、後にユダヤ人の強制収容所になったという。またジプシー、スラブ人、ソ連兵の捕虜も収容され、厳しい労働をさせられたそうだ。

ここで銃殺が行われた。

ガス室。ＺＹＫＬＯＮガスを使用。中は撮影禁止で、死体の焼却釜もあった。強制収容所になってからは、ナチスに罪がないのにだまされて連れて来られ、働けない者から殺されていった。

高い塀と二重の有刺鉄線。写真や、靴やかばんや髪の山を展示した館は撮影禁止。ぜひ実際に行って自分の目で見てほしい。

悲劇の線路

第二であるビルケナウ収容所。ソ連人、そしてユダヤ人の収容に使用したそうだ。広い土地に建つ建物は簡素で、厳しい冬をどう過ごしたのだろうか。

ここが最寄り駅。

この旅行記へのコメント （4）

• hsugaiさん 2006/05/10 11:40:51

  ポーランド

  たまたまユダヤ人作家でノーベル賞受賞したシンガーの原書を読んでたので
  
  彼の生まれ故郷のポーランドに興味を持って昨年訪問したが、
  
  プラハはもとよりアウシュビッツ収容所には大きなショックを受けた。
  
  今後このような悲劇が再発しないようにするためには我々は何をすべきなの
  
  か今後とも問われると思う。

  ふらたでんかさん からの返信 2006/05/10 13:03:20

  RE: ポーランド

  hsugaiさん、コメントありがとうございました。
  同感です。平和を大切にしたいものです。

• まみさん 2006/05/10 09:22:32

  中、撮影禁止でしたっけ？

  極楽とんぼさん、こんにちは。
  
  ポーランドに行くにあたってはアウシュヴッツを外せない！と思った私は極楽とんぼさんと反対で、悲惨な歴史を敢えてみたいと思ったのではなく、東欧の知られざる豊かな文化が目当てでした。
  でも、こういう負の遺産も忘れてはいけませんね。今年は秋にハンガリーを狙っていますが、ハンガリーのユダヤ人も大変な目にあったわけですから（←あんまり詳しくないんで、勉強しなくちゃ。。）。
  
  ちなみに、ガス室って撮影禁止でしたっけ？
  私が行ったときはまあクラクフからのツアーだったから甘かったのか、七月のピーク時で混んでいたせいか、同じツアーの人たちはバシバシ写真を撮っていたような。
  （去年はまだフィルムカメラだった私は、フィルムをケチってアウシュヴッツはあまり写真を撮ってないです。みなさん、写真いっぱいアップしてるし、極楽とんぼさんが予約されなかった日本人ガイドの中谷さんが書かれた本もありますし。。。って、去年の旅行のために買ったのにまだ読んでなかったりします。）

  ふらたでんかさん からの返信 2006/05/10 10:46:57

  RE: 撮影禁止でしたっけ？

  まみさん、こんにちは。コメントをありがとうございました。
  一昔前には見ることがなかなか叶わなかった東欧の古い文化は、やはりぜひ見たいと思いますよね。負の遺産もけして目をそむけてはいけませんね。いずれにせよ、勉強は必要だなと痛感しました。
  肝心な所はすべて撮影禁止でした。とても残念です。なので絵はがきをしっかりと買ってきました。年々世界の各地で撮影禁止の場所が増えているように思います。モナリザがそうですね。
  フィルムカメラでも撮りましたが、手荷物にしてシールド袋に入れていたのにＸ線で全滅だったことも付け加えておきます。昔はこんなことはありませんでした。もうデジカメの時代なのですね。