1972/10/24 - 1972/10/24
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ソフィさん
1961年10月24日(火)
79歳のグリモーお爺さんに案内されて、田舎にある彼の研究小屋にやって来た。
朝から雨模様だったが、ここで大粒の雨がはいぜんと降ってくる。
パリではこんなに烈しい雨は降らないのだが、ここは大西洋に近いだけ、雨の降り方が強いようだ。
ところが、グリモーさんはその中を、傘をささずに歩いている。
ヨレヨレのソフトからは、滝のように水が垂れているのに、全く平気である。
もちろんコートは、ずぶ濡れだ。
これが、ヴァンデー魂なのだろうか。
昼食は、近くの小さな町のレストランを訪れた。
そこには、この町で雑貨店を経営しておられる、柔道初段と言う人に紹介された。
「日本から来られると言うので、お待ちしていました」
「本場の柔道を、非見せて下さい」
私はいったんグッとその気になったのだが、よく考えて「イヤ待てよ」と思い始める。
何しろ最後に柔道着に袖を通したのは終戦前の1944年、それから17年も経過しているのだ。
私は中学校の1年生から2年生にかけ、学校の「武道」以外にも部活動として、柔道を熱心にやったものだ。
部活動では平均以上の腕はあり、うまくゆけばあと1〜2年で黒帯になれただろう。
1945年終戦後は武道が禁止され、復活したのは1952年ごろだったろうか。
ここまで日本人が来ることは、滅多にないのだろう。
しかし、もしここで怪我したならばと考えると、躊躇せざるをえなかった。
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