2004/05/23 - 2004/05/24
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こまちゃんさん
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今回、Z次直達列車に乗って訪れた北京。
北京で何時もお世話になる人民日報の老編集長で、画家爺ぃさんの友人に、「方成先生在日報宿舎住,想不想見見他?」と言われ、爺ぃと長男は目が爛々。
名前くらいしか知らないこまは、後をついて行くだけ。
出会ったおじさんは86歳と言う。(爺ぃより20歳年上)
でも、その元気なお姿からは、その年齢を感じさせない元気で明るく気さくな方。
日本の有名人もこうであって欲しい・・と感じさせられた。
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故宮脇にある南池子小街を進むと、「宬史皇」と言う小宮廷に出会う。画像は入り口から見たその全貌。
そこには、個人が借り上げた画廊があり、楊さんの案内で見に行った。
前衛的な画風は、水墨画の画法で新しい分野を築くような感じでした。中は撮影禁止で写真はありません。。。 -
「雲峰画苑」と言う画廊。
実際の絵の内容とはかけ離れ過ぎのこの看板。。。
折角の絵が台無しと感じました。
写真左奥に見える看板に「宬史皇」の説明書きがあります。 -
小宮廷内を拝見。
-
この正面に見えている建物が、宬史皇の本堂。
この中が画廊になっている。
こんな使い方って良いのでしょうか?
中は、昔の宮廷内のものではなく、完全に画廊用に改装されていました。。。 -
この場所を地図でご紹介!
ソフトはGoogle Earthの北京地区衛星画像です。
左上は故宮、中南海、地図の中心を南北に通る並木道が「南池子小街」。その中腹下目右手に、少々大きく広がる中庭付きの小宮廷が見えますね。 -
その小宮廷を拡大してみました。
空から見ても結構大きな場所ですね。
個人が借り入れ、画廊にする為に改装すると言う事に、勿体なさを感じるのはこまだけでしょうか・・・? -
翌日、人民日報の老編集長さんが、「方成さんが宿舎にお住まいですが会いに行かれますか?」と言うことで、お言葉に甘えて。
方成さん宅のリビングにて。
左から爺ぃの長男,老編集長さん,方成さん,画家爺ぃさん。 -
訪問したお宅の食卓で、早速実演して見せた。
実は、爺ぃの友人宅にある絵を見ている方成さんは、前々から爺ぃの作風に興味があったと言う。
殊の外緊張する爺ぃ。
そんなに有名人なのかな?・・・と言うのがこまの実感でした。(^^;ゞ -
次は水桶に絵を描いて差し上げます。
-
それを見入って感心すること仕切の方成さん。
-
方成さんは鍾馗が大好き。
こまと同じじゃない!?・・と、急に親近感が湧いたこまでした。(^^
そこで、竹板に鍾馗を書くことになったのだが・・・ -
事も有ろうに、方成さんの作品を模写し始める爺ぃ。。。
「胆子大〜!」と思っていた。
後で聞いたら「不是!糊涂了。我也很緊張〜」だったそう。
そう、一番緊張する条件を自分で作ってしまった訳。
中国漫画大王の方成さんの作品を、本人の前で模写して居るんですから・・・(^^;
方成さんは、新聞雑誌の挿絵を描く漫画家。
絵画も手掛けられている。
ご自宅に掛かっていた軸の「两个钟馗打架」が面白い作品だった。
写真を撮るのは遠慮したので、作品はネットから
→http://news.rednet.com.cn/Articles/2005/09/739213.HTM
こちらは方成関係の記事
→http://www.tianjindaily.com.cn/docroot/200411/23/xb02/23402901.htm -
この竹板は我々のオリジナル。
元々存在する竹板掛け物は、中国結が貧弱なので、竹だけ仕入れて自分たちで取り飾って画材にしたもの。
爺ぃのこの鉄筆有って初めて画板になる。
尚、この鉄筆「火筆」は、中国特許を取得しているものですので、爺ぃと爺ぃが許可しか使えません。
大陸のどこかで「えぇ他でも見たよ」と言う事も耳にしますが、それは彼の実演を見て真似た物。
大きな所で実演し続けて、かれこれ15年以上になりますから、人真似を罪と感じない国では、ドンドン増えているようです。
以前は「火筆画」で検索しても、ヒットはほんの少しでした。今では1000件弱ヒットします。
火筆画は、烙画や烫画などのハンダコテによる加工と端を発する部分は同じでも、「火筆」と語れる画風は、あくまでも特殊工具を駆使して初めて名乗れる「技」なのです。
詳しくは
http://www.chinaart.jp/page01_index.htm
の、「火筆画」でご覧下さい。
フレームレスはこちら:http://www.chinaart.jp/cataloge02_hifude.htm -
必死に手掛ける爺ぃ。
もうすぐ完成ですね・・・ -
出来上がりました!
記念に方成さんとツーショット。
方成さんの鍾馗は、小柄で小僧っ子みたいなやんちゃな感じが特徴。
こまも鍾馗を求めてこの仕事にたどり着いたって感じもあるので、自分でもこんな感じのイラストを書いて評価を受けたこともあるのだ!(^^(at 成都) -
緊張の後、暫く2人で雑談タイム。
-
その後、方成さんの招待で夕食。
我々が招待・・と言うと、「你們請我吃飯,我不去!」と言うことで、お言葉に甘えてついて行きました。。。(~.~;
方成さんは自転車で此処までこられました。
「我去那儿都騎車走(何処へ行くのも自転車に乗って)」
健康の為だそうです。 -
パンフを上海に置いて来てしまったので、酒楼の名前が確認できません。。。
場所は、人民日報のある北京市朝阳区金台西路2号の先の交差点を渡った所にある酒楼。
こま達の宿泊していた人民日報中腹にある軍人宿舎からも近い。行きも帰りも徒歩で充分行ける所。
実は2日目に朝陽賓館から移ったのでした。 -
豪華な客室を「包房(個室リザーブ)」で。
掛けられた「寿」の文字が、今日のこの時にぴったり合っている感じ。 -
ここで2時間程過ごした。
こう言う知識人との時間を過ごしていると、他で見るがさつで喧しい情況がウソのよう。 -
御年86歳。
68歳でも違和感無しですね。
2006年の春節特別番組の、知識人紹介番組「大家」で紹介されていました。
昨年は歴史上の貢献者で中国の生き字引達6人でしたが、今年は文化界から6名、その中に彼も入っていました。
全編しっかり拝見しましたが、そんなにビッグな人だったのか・・・と、2年後の今年になってびっくりしている有様。。。(~_~;
何時までもお元気で!
また北京でお会いできる事を楽しみにしています。
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