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世界漫歩 262 野放しだった飲酒運転<br /><br />酒を飲む日常は、フランス人の生活に深く溶け込んでいる。<br />酒は、彼らの生活を豊かにし、健康を増進する源と考える。<br /><br />わが国のように、一部の人が、夜飲むものではない。<br />肉体労働者は水代わりに飲み、職場や学校で、昼食時のワインは欠かせない。<br /><br />当時(1968年)のパリでは、総人口あたりワイン消費量は、1リットルを超えていた。<br />その結果、アルコール中毒や肝臓障害が、社会問題化していた。<br /><br />地下鉄車内には「パパ、飲みすぎないで」のビラが目立ったものだった。<br />だが、節制すべきとの議論はあっても、罪悪視などとんでもないことだった。<br /><br />その結果、飲酒運転についても、極めて寛容だった。<br />規則で決められている血中アルコール濃度は、0.8と、世界でもトップクラスなのだった。<br /><br />現在の日本は0.15、フランスでも0.5にまで下がったと聞いている。<br />0.8の理由を聞いたら「ワイン250ccプラス、ブランデーコップ一杯」ということだった<br /><br />当時は、その緩やかな基準でさえチェックされることはなく、飲酒運転は事実上野放しだった。<br />最近は道端でのチェックも行われ、厳しくなったと聞いている。<br /><br />その証拠に、高速道路のサービスエリアで、アルコール血中濃度自己診断の器具が売られるようになった。<br /><br />飲酒に対する規制があるのかと尋ねたら、バーでは14歳?以下に蒸留酒を売ってはならない。<br />それだけだろう、ということだった。<br />

世界漫歩 262 野放しだった飲酒運転

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1970/08 - 1970/08

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片瀬貴文

片瀬貴文さん

世界漫歩 262 野放しだった飲酒運転

酒を飲む日常は、フランス人の生活に深く溶け込んでいる。
酒は、彼らの生活を豊かにし、健康を増進する源と考える。

わが国のように、一部の人が、夜飲むものではない。
肉体労働者は水代わりに飲み、職場や学校で、昼食時のワインは欠かせない。

当時(1968年)のパリでは、総人口あたりワイン消費量は、1リットルを超えていた。
その結果、アルコール中毒や肝臓障害が、社会問題化していた。

地下鉄車内には「パパ、飲みすぎないで」のビラが目立ったものだった。
だが、節制すべきとの議論はあっても、罪悪視などとんでもないことだった。

その結果、飲酒運転についても、極めて寛容だった。
規則で決められている血中アルコール濃度は、0.8と、世界でもトップクラスなのだった。

現在の日本は0.15、フランスでも0.5にまで下がったと聞いている。
0.8の理由を聞いたら「ワイン250ccプラス、ブランデーコップ一杯」ということだった

当時は、その緩やかな基準でさえチェックされることはなく、飲酒運転は事実上野放しだった。
最近は道端でのチェックも行われ、厳しくなったと聞いている。

その証拠に、高速道路のサービスエリアで、アルコール血中濃度自己診断の器具が売られるようになった。

飲酒に対する規制があるのかと尋ねたら、バーでは14歳?以下に蒸留酒を売ってはならない。
それだけだろう、ということだった。

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