2005/01/20 - 2005/01/27
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spacecowboyさん
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2005年1月にインドをパッケージツアーで旅行した際の旅行記です。
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旅行4日目。今日からは起床時間がとても早い。ということで5時15分に起床してバスに乗ったのが6時30分。一路、アジャンタへ向かいます。バスの中で寝ようとしましたが、揺れまくりで全く寝れませんでした。これでもインドではかなりいい道の部類だそうですが。おかげできれいな朝焼けを見ることができました。
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途中には写真のような、政府の綿花買い上げ所が数箇所ありました。さすが世界に名だたるデカン高原です。
山積みの綿花を摘んだ人力車と、脇に積み上げられた綿の山。まあ、乾季で雨が降らないという前提だからこそこんな扱いができるのでしょうが。。 -
9:00にアジャンタ着。1kmほど離れた手前の駐車場でバスを降り、見学者用の専用バスに乗り換える。これは排気ガスによる環境汚染から遺跡を守るために日本の国際協力銀行が援助してこうなったらしい。この乗り換えポイントにたくさんの物売りがいる。
専用バスに揺られること5分で、遺跡の入り口に到着。ここには写真の世界遺産の碑が立ってます。ここから石窟群の入り口まではさらに500Mほど歩きます。ここにはエレファンタ島と同じように籠屋さんがあり、同じツアーのおば様方が利用されていましたが、びっくりするくらい速いです。一応プロなので当たり前かも知れませんが。 -
こんな感じで川沿いの崖の中腹に石窟がいくつも掘られています。
で、エローラと違って、ガイドブックの写真などからは全く迫力が伝わってこないアジャンタ、正直あまり期待してなかった部分もあったのですが、以下の写真のとおり、素晴らしいものでした! -
写真はアジャンタでもっとも有名な蓮華手菩薩の壁画(第1窟)。とはいえフラッシュ使用禁止なのと私の稚拙な写真の腕でっはこの写真が精一杯。ということで、多少不本意ではありますが、ここアジャンタについては、他の方の撮影された写真も場合によっては引用しようと思います。(その旨きちんと明記させていただきます。)
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きれいに撮るとこんな感じ。(引用させていただいています。)アジャンタのシンボルとなる壁画です。
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同じく第1窟の金剛手菩薩像(引用させて頂いてます。)
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第2窟にある仏像。絵画が有名なアジャンタですが、仏像も素晴らしいです!今にも動き出しそうな迫力でした。(引用させていただいてます。)
写真はありませんが、第2窟、第17窟の壁画も素晴らしいものであり、描かれた当時ではシスティーナ礼拝堂に匹敵したものではないかと思われます。コンピューターグラフィックによる再現などにも取り組んでいただきたいものです。
ちょっと面白かったのが、石窟内に残る、アジャンタ石窟群の発見者、スミス氏(虎刈り中にジャングルの中で偶然見つけたらしい)の、発見日を記録した落書き。
1819年4月28日、、、、って、俺の誕生日やん!!自分が生まれる160年前の話。さぞかし驚かれたことでしょう。 -
第26窟にある涅槃仏です。頭でっかちでアンバランスな感じもしますが、食中毒でやせ細って死んでいったというブッダの最後から考えると、これが正しい姿なのかも知れません。(写真は引用させて頂いています。)
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第26窟では上の写真の涅槃仏に目が行きがちですが、天井から辺縁部にいたるまで、おびただしい数の仏像が掘り込まれています。凄いです!(写真は引用させて頂いています)。
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第26窟より石窟群全景を望むとこんな感じです。
1時間の自由行動をもらえたので、全ての石窟を見学させてもらいました。マイナーな窟であっても、奥で1体の仏像が微笑んでたりします。
ひとつのマイナーな石窟で、管理人?のおっさんにボールペンとライターをねだられました。「フラッシュ使ってもOK!」と言ってましたが、使ってたらさらに何か要求してたでしょうね。
あと、アジャンターで感じたことですが、ヒンドゥー教徒の観光客をかなり見かけました。一方で、イスラム教徒の観光客は皆目見かけませんでした。っていうか、ヨーロッパの教会でもイスラム教徒は見かけた記憶がありません。そのあたり、ヒンドゥー教は寛容なのでしょうか?それともブッダもヒンドゥーの神々の中に入ってるから許されるのでしょうか?ご存知の方がいらっしゃったら教えてください。
とにかく、大満足でした!! -
観光を終え(11:30)、昼食場所のジャルゴンという街へ移動します。
途中に広がっていたのは、綿花、サトウキビ、ひまわりの畑。ただし、スペインみたいな見渡す限り、という感じではなく、この3つが混ざり合っている感じです。そして牛車で綿花を運んでいる集団と時々すれ違います。
高速道路は片側一車線ずつなので、遅い車(物資を運んでいる5tくらいのトラックが多い)がいると、対向車線に出て追い抜くことになります。見通しが悪いところも多く、後ろから見ててヒヤリとすることもありました。そんな状態でも運転手さんは携帯で喋ってたりします。あと、インドのバスは運転席、助手席とも客席から完全に仕切られています。
それから、街中を走っている車を見ていると、物にも人にも最大積載量、あるいは定員、というものはないようで、定員は「乗れるだけ」という感じ。6〜7人は乗っているであろうリクシャー、10人くらいは乗ってそうなコンパクトカー、3人乗りの原付などをしばしば見かけます。しかも皆、敬虔そうな宗教服を着て、真面目な顔をして乗ってるから面白いですな。
そしてついた(12:30)写真のジャルゴンという街で、昼食。ここではほうれん草のカレーが出てきました。色は真緑でしたが、味はやっぱりカレーでした(苦笑)。色と辛さに相関関係はありません。(^^;
ガイドさんによると、インド人は朝食の際もやはり辛いカレーを食べるそうです。寝ぼけて出勤、なんかはまずありえないのかなあ? -
昼食後(13:40)、ブシャワールという街に移動(14:15)して、列車に乗ります。ここは街自体は小さいんだけど、駅は結節点になっていて、大きいです。日本でいうと米原みたいな街ですね。
写真はバスから駅の中へ荷物を運んでくれた赤帽さん達。頭の上に2個も3個もスーツケース乗せて、なぜひょいひょいと歩けるんでしょうか? -
駅の様子です。時間があったので駅の中をぶらぶらしてました。駅は一言で言うと雑踏。でも活気はあります。駅舎は古いけど、切符売り場、仮眠室、レストラン、売店と一通りの設備が整ってます。フラフラと歩いてると、「迷ってるのか?」と駅員が声をかけてくれるなど、皆親切だったし。ただ、ホームに犬の死体が転がってたりするあたりが、やはりインド。そしてその横で何食わぬ顔して葉っぱを広げて座り込んでカレーを食べている家族連れがいるのもやはりインド。
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さて、当初は定刻と言われていた列車。そんなはずがなかろうとばかりに20分遅れで到着(15:20)。ガイドさんによると3時間くらい遅れても普通なので、かなりラッキーな部類とのこと。
ここから6時間半の列車の旅が始まります。列車に乗り込むと、ポーターさんが器用に座席の下に荷物を入れます。 -
車内の様子。乗ったのは2等寝台。私の席は、窓のある1階。進行方向と平行に、事実上、一人独占のコンパートメント。読書灯もちゃんとつくので、かなり快適ですが、窓がセピアに染まり、外がほとんど見えないのが難点でした。
1時間ほど寝て、3等車をのぞいてみました。窓の代わりに、網を張ってました。夏はいいでしょうが、この季節のデリーなんかではかなり寒いのではないでしょうか?3段ベッドとなっており、通路もかなり窮屈で、先に進むのも大変だったので、パッと見て引き返しました。
トイレは意外に清潔でしたが、不思議だったのが、乗客が皆、連結部にごみをわざわざ捨てにくること。走行中に下に落ちるというわけなんですかねぇ・・。
で、デッキのドアが開いてるところがあったので、そこに1時間くらい居座りました。迫力はあるし、気持ちよかったです。面白いので動画はいっぱいとりましたが、ここにはアップできませんね(涙)。
しかし、駅でも駅名をはっきり書いた看板は少ない(しかも窓から外がはっきり見えない)し、もちろん車内放送なんかないし、時間は不正確。一人で乗ってたらいつ降りたらいいのかわからんだろね。
その後、デッキから戻って、夕食の弁当を食べました。意外に盛りだくさんでした。車内販売の甘くて温かいチャ-イ
(10Rs)で締めました。車内販売ではサモサ、チャ-イ、水、トマトスープを売ってます。
そんなこんなで6時間が過ぎ、22時にボパールへ到着。停車時間は5分しかなく、ポーターだけでは手が足りないので、荷物を降ろすのを手伝いました。
弁当の食べ残しは、駅のホームで物乞いが引き取っていったそうです。こういうリサイクルもあるのか・・、とちょっと複雑な気分になりました。 -
この日泊まったホテル、ジャハーンマヌーパレスホテル。
(写真を撮ったのは翌朝。)。かつてのマハラジャの邸宅をホテルにしたもの。居心地はよかったですが、ここで起きたちょっとしたエピソード。
朝、モーニングコールがなったので、壁掛けの電話に手を伸ばす。受話器をとったとたん、電話機ごと床に落ちた・・。一気に目は覚めましたが(苦笑)。さすがインド、と思ってしまうのがどうなん?って感じですね。
ちなみにこの旅行5日目の朝も、寒さで目が覚めました。ついてると思っていた空調が実はOFFだったというオチがあったとはいえ、インドで寒さに悩まされるとは想定外。朝食場所も中庭=屋外だったので結構寒かったです。 -
写真はありませんが、ボパールは、人口60万人、インド中部の工業都市です。2つの大きな湖があり、なかなかきれいでした。十数年前に化学工場の大爆発事故があり、それで名前が有名になってしまったとか。。
そんなボパールを出て、バスに揺られること2時間、サーンチーへ向かいます。世界遺産ではあるものの、何が凄いのか(とりあえず歴史的価値があるというのはわかるが)よくわからないサーンチー。バスを降り(9:30)、ストゥーパへ向かいます。とりあえず、人間と大きさを見比べて大きさがどんなものかはわかるかと思います。 -
四隅に門があり、それぞれの門にはきめ細かい彫刻が彫られています。そしてその彫刻は、ブッダにまつわる逸話をモチーフにしたものです。このストゥーパが造られた時代(紀元前1世紀ごろ)を考えると、これがどれだけすごいものかわかります。
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ストゥーパ側面から
このストゥーパは丘の上にあり、丘から線路がよく見えるし、音も聞こえるのですが、かなり頻繁に列車が走っていました。複線だし、電化もされている。日本の下手な田舎よりはるかに充実しているなあと思いました。 -
昼食をとり、サーンチーからカジュラホに向け、400kmの悪路(本当にとんでもないガタガタ道)をひた走ります。
途中で何箇所か舗装工事(サリー姿の女性がトンボで砂利をならしている!)や橋の工事を見かけました。もう2〜3年するともうちょっとましな道になるのかも知れません。
っていうかこの道を実際走ってみて、何で8日間のツアーで
エローラ・アジャンタ・カジュラホ・アグラが揃ってるツアーがほとんどないのかわかりました(^^;。こりゃ組んだ人はエライわ。途中、観光バスは全く見かけませんでした。
途中、踏み切りに2回ひっかかりました。一度遮断機が下りると10〜20分は開かない(電車が来ない)。歩行者は皆、無視していきますが、バスはそうはいかないので、待たされる事になります。昔、本当に遅れが酷かった頃は、踏み切り番にわいろを渡して開けてもらってたらしいですが。二度目に止まったところ(写真)は、街中だったので、バスを降りてみました。外国人などめったにこないところ(といっても人口150万人らしいが)なので、たくさんの人の好奇のまなざしを浴びました。 -
野良牛。当たり前のように街中で寝そべっています。
この日はバスに10時間揺られての移動だったので、ガイドさんがインドについていろいろなことを教えてくれました。
インド人の平均寿命は男性58歳、女性55歳。法律上は男性21歳、女性18歳まで結婚できませんが、実際は男性18歳、女性16歳くらいで結婚するカップルが多いらしいです。その後、大体5-6人の子どもを産み、女性は40歳くらいで祖母となるのが普通とのこと。そりゃ人口も増え続けるわな。。
また、女性は水汲み、家事、子育てなど、非常に忙しいとのこと。道路工事やパスポートコントロールなどでも多くの女性を見かけたことを考えると、この国は明らかに女性の方が忙しいと感じる。
国民の死因の1位は心停止。原因はコレステロールの取りすぎらしい・・・。2位はエイズ。売春が多いため仕方ない側面が強いようだ。売春街はどんな田舎の村でも必ずあるとのことです。
教育は、10年間の義務教育。そして希望により、+2年が可能。ここまでは日本と同じで、大学は12年間の通算成績で優秀な人が行ける仕組みになっているらしい。大学はほとんどお金がかからないようになっているので、下層カーストでも優秀なら行けるそうです。
車窓に話を戻すと、ド田舎を走ってるんですが、人里は途絶えることはありませんでした。途中、通行料を取られる街もありました。それと、不思議だったのが、街中よりも、街の周囲の方が、道路舗装率が高かったこと。工事のしやすさの問題なんですかねぇ。。
途中で、ジャッカル?に骨だけにされている野良牛の死骸がありました。
そんな道中なので、休憩などできる場所もなく、途中で、青空&星空休憩を何度か取りました。道はほんとにひどく、バスはかなりバウンドして、後部座席では頭を打つ人もいてました。
夜になったからといって車内の電気は基本的につかず、毛布にくるまりうとうとしながら、ひたすら到着を待ち、サーンチー(12:15)から10時間、ようやくカジュラホに到着(22:00)。なかなかヘビーなバス旅行でした。
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2005年1月 インド旅行記
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