2002/09 - 2002/09
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けーしちょーさん
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「飾り窓地区のNo.1って、日本人の女の子らしいよ」
アムステルダムに行くと告げた途端、友人のKちゃんはこう言いました。Kちゃんは歌舞伎町で働いていたり、クラブイベントに呼ばれて踊ったりする、私の、最も刺激的な友人の一人。
そんな彼女の言う言葉だから、都市伝説のようだと一笑に付することもできず。
チューリップが咲き乱れる花畑で、廻る風車と踊るネロ。
そんな「フランダースの犬」の歌と共に穏やかなイメージだった「私のオランダ」を、出発前、Kちゃんがバンバン打ち砕いてくれました。(注:この時点で、フランダースの犬の舞台がベルギーであることに気付いておりません。あしからず)
・売春が合法の国。飾り窓地区の売春婦は、立派な労働者として認められている。
・麻薬が合法の国。coffee shopは喫茶店ではない。麻薬欲しさに犯罪に手を染めぬよう、市当局が麻薬患者に麻薬を配布したりするらしい。
・同性愛も認めている国。ゲイのカーニバルがあるらしい。
え〜っ!え〜っ!え〜っ!
なんか、トンデモな国なの?知らなかった。どうしよう。
柳生ヒロシのセガレがNHKで、フロリアードを紹介してたのを見て、決めただけなのに。
Kちゃんは意味深な微笑みを浮かべて
「いいねぇ。アムス」
と私の肩を叩くのでした。
フロリアードは7年に1度、オランダ国内で催されている「花の展覧会」。
ヒロシのセガレは、やはりNHKだけあって、花を紹介し、自転車大国でエコロジーなオランダを紹介し、ミッフィーちゃんの作者ブルーナさんの優しいデザインを紹介し、、、ただけ。
「売春・麻薬・同性愛」Kちゃんの挙げたキーワードの危なさ加減に、私は動揺を隠せぬまま、KLMに乗って、機上の人となったのでした。
で、結果はどうだったか。
いやぁ。アムステルダムは、私の不安を全て払拭してくれる街でした。
・飾り窓地区に行ってみたけど、想像していた「後ろめたさ」がまったくなかった。
・coffee shopがあっても、想像していた「危険な香り」を殆ど感じなった。
・それと解る人たちも、街に溶け込んでいて違和感が無かった。
これは、予め想像していた先入観への裏切り。
まぁ、アタシが鈍感なだけかもしれませんが。
・皆、身長が恐ろしく高いけど、優しくて、威圧感がなかった。
・皆、英語が話せて、こっちが上手くないと解ると、ボディランゲージで熱心にコミュニケーションしてくれた。
・特に優遇されることも、差別的な扱いも、共に受けることが一度も無かった。
これは、予想だにしてなかった嬉しい追加点。
※写真は、国立博物館(Rijksmuseum)の中にあるビュッフェ形式の食堂にて。
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駕籠真太郎:作
「パラノイア ストリート」。
住民の半分が探偵という「探偵の多すぎる街」に嫌気が差した探偵が、仕事を求めて他の街をめぐる、という、まぁ漫画です。
だけどそこはカゴシン作品。
行く先々の町が変。
まず最初に訪れた目量町(メハカリチョウ)。
住民のほとんどが測定器製造にかかわる町。
おかげで住民は「測定された数値に異常なまで忠実になってしまった」ことで事件が。
管の生産日本一の「管里町(クダリマチ)」
日本有数の接着剤生産地「糊斗町(ノリトチョウ)」
もう、ずっとこんな感じですが、その町々に見合った弱点や問題点がてんこもりで、とてもトンチの聞いたストーリーになってます。
但し、すごくシュールですが。
アムステルダムの街は、まるでこの漫画に登場する街を、凝縮したような雰囲気が漂います。漫画ほどアブノーマルではありませんが。
「はい、ここから売春ゾーンですよ〜」
「はい、ここから芸術ゾーンですよ〜」
「はい、ここ人住んでま〜す」
「はい、この店でマリファナ吸ってくださ〜い」
たとえるなら、街中に張り巡らされた?運河を渡って、次の「違う設定の街」に入る。そんな気分。
飾り窓ってどこよ。売春が合法って、どこでそんな「おおっぴら」にやってるのよ。
飾り窓地区を探してウロウロしているところです。
飾り窓地区に入らなければ、別段、なんてことはない、かわいらしいカナルハウスが立ち並び、歴史を感じさせる町並みが続いています。 -
街のクリーニング屋さんです。
ウインドー?には、昔の「こてアイロン」と思しき
鉄のコテがズラズラと並べてありました。
かわいい。
???(←頭の中で考えがひらめく)
飾り窓って、飾り窓って、そーゆー意味か。。。 -
こちらのウインドーには、沢山の工具が。
よぉぉく見ると「makita」「HITACHI」
って、日本メーカーのものぢゃん♪
別に買わないけど、ちょっとウレシイ。
そういえば、江戸時代、鎖国政策の世にあって
唯一貿易してたのって、オランダぢゃなかったっけ?
徳川幕府は、なぜ、オランダとの貿易を許可したのか。
理由は忘れてしまったけど、今、この街にいると
ぼんやり解るような。。。 -
はいっ!飾り窓地区です!
というのはウソでしてm(_ _)m
飾り窓地区では、写真撮影は厳禁!!
よって写真は当然ナシっ!!
トイレに行きたくなって、スーパーに入りました。
オランダの駅やお店のトイレは有料、もしくは客用トイレは無いことが多い中、このスーパーは無料で、使用料を集金するおばちゃんもおらず。アムステルダム滞在中は、もはや「行きつけ」「常連」のレベルまで愛用させていただきました。
スーパー、といっても、日本でいえば「ファッションセンター〇まむら」の「散歩がてらにお気軽に」というキャッチコピーが似合いそうなお店。の、下着売場。
どうです。
庶民的な衣料品販売店の下着がこのレベル!!
日本なら、上下2点セット、色はベージュか白ピンク、の「無難な配色」が揃っていそうなテンションのお店で。
紫の、総レースの、透ける素材の上下セットにガーターベルトが常備されているのです。
色違いは、濃い緑・薔薇を連想させる深紅。
ありえない!!
ぢゃ、どんな客層がターゲットなの?
と、試しにサイズを合わせてみるアタクシ。
「でかい。セクシーだけど、でかすぎる」
アタシの中で、ガーターベルトとは「究極のセクシー」を具現化するアイテムである、と定義されていました。
購入するのであれば、本気で「新宿の〇カダヤ」か、ギャグでも「上尾の〇ズズ※注」か、と思いつくにも特殊空間でないと、この手で触れる機会なぞ無いと思っていたアイテムです。
(※注:国道17号沿にあるセクシーランジェリーショップ。「買って行くから待っててね」というコピーは、一部の埼玉県民のツボを激しく押すのです)
ところが。私の母親世代や、充分祖母世代までが顧客と思われるスーパーで、やはり、彼女たちに向けて発信されている「日常着」として販売されているのです。究極のセクシーアイテムがっ!
いくら平均身長が世界一高いとはいえ、その平均と私は同じです。
(オランダ女性の平均身長は170cmらしい)
だけど、一番小さいサイズでも、私のケツをスルーする大きさ。これが意味するものは??
・・・明らかに「ミセス仕様」ということなのでしょうか。
「セクシーの、民間意識レベルが高い?」
「内面のオシャレに対する気合が、日本人の比ではない?」
様々な憶測が渦巻きます。
スーパーでこれ程の衝撃があるのです。
飾り窓地区を見ないでどうする??
「あたしたち、カンケーないね」
と思っていた飾り窓地区に、予定を変更して出かけることにしました。 -
お世話になった、トイレの記念写真。
便器の右下の、床にあるボタンを足で踏んで洗浄。
最初、意味が解らなくて、正直アセりました。
「押す」も「流す」も、なんの説明もまったくない、どシンプルなトイレなのです。
オランダを旅する人は覚えよう??
ウワサでは、殿方のトイレは、命中度を高めるため?
に、便器の内側に蠅だか蚊だかの絵が描いてあるらしのですが、さすがに未確認情報のまま、帰国して今に至ります。
中国行った人はトイレの話ばかりしますが、
ご安心ください。オランダのトイレはどこもキレイに保たれています。
その昔、「デ・ステール?」なる美術啓蒙運動?が起こった際、「トイレにも機能美を!!」というムーブメントがあったオカゲだそうです。
さあ、飾り窓へ、いざ、ゆかん。 -
ゴーゴー。飾り窓へゴー。
はやる気持ちのアタクシ。
木靴屋さんの前のディスプレィに入って
「おー。まるで死ね死ね団」by稲中卓球部 -
ええっと、飾り窓地区でも何でもないのですが。
写真は絶対ダメです。
小さなデジカメで撮ろうとしても、気付いたおねぇさんが裸で追いかけてきたりします。すごい剣幕です。
理由は何であれ、写真を撮ってはいけません。
よって、拙い文章で説明させていただきます。
ここに、オランダらしい建物があります。
一軒一軒の間口は狭く、窓は大きいです。
この窓すべてに、赤い照明が灯っている、と想像してください。
道路に面した1階部分の窓、全てが「ガラス張りの玄関ドア」と、仮定してください。
その玄関の、一つ一つに、商売なさっている、ほぼ裸に近いおねぇさんがいると思ってください。
ハイっ。想像できましたか?
それがいわゆる「飾り窓地区」の街並みです。
ガラス張りの玄関の前に、黒い服を着たコワモテのお兄さんが立っていたり、鵜飼の鵜のようなオバサンがお客さんを勧誘したり、ということはありません。
あくまで、おねぇさんたちが、ガラス張りの玄関で、個人営業してると考えてください。
おねぇさんたちが、客の殿方と直接交渉。交渉が成立次第、ガラス扉の奥へとお客と消える、そんなシステムのようです。
まさに、ガラス張りの、明朗会計?!
だからみんな必死かと思いきや。
まぁ、当方、一応女。
おねぇさんたちはおねぇさんたちで女なんか眼中に無いし、こちらもこちら、スーパー銭湯に物好きなガイジンが沢山来て脱いでる、くらいにしか思えないので、道行く殿方が受けるような歓待(セクシー決めポーズ・挑発的なポーズ・玄関ドアを開けての軽い拉致・等々)が、全く無い。気持ちいいくらいに眼中に無い。当然といえば当然ですが、ちょっと寂しかったりします。
が、世界中からおねぇさんたちが集まってきているのは、誰の目にも明らかです。
おそろしくスタイルのいい、ロシア系と思しきおねぇさん。
一つの玄関に3人くらいで震えながら立っている、東南アジア系と思しきの女性たち。(この日は寒かった)
休憩時間なのか、パンツ一丁で椅子に胡坐をかいて、素手で〇ンタッキーフライドチキンを、文字通り「ばりばり」食べるおねぇさんはまさに「喰らふっ!!」って感じで、荘厳ですらありました。(ちょうど昼時だったが)
個人営業にいそしむおねぇさんたちばかりではありません。
ストリップやってるような小さな劇場もたくさんありますし、
「大人のおもちゃ」が、まるで「子供の駄菓子」程度のノリで、実にカジュアルに販売されていたりします。
「秘め事」って言葉でもってして、そこはかとなく表現する国の民としては、この、あまりにもダイレクトな、あっけらかんとした「性」の認識の違いに、ただただ、圧倒されて、「違う世界を見たっ!!」という旅情?を味わうのでした。
足を運ぶだけの価値はある。
といっても、殿方に娯楽として勧めてるのではなく
あくまで、「異空間を見る」ツールとして。
まぁ、当方は一応女ですので、彼氏やダンナが喜んで飾り窓に出かける、というのは、あまり歓迎は出来ない事態ですが。
女の幸せは、男の態度しだい、っつうことで。 -
飾り窓は、有る意味、思想に耽る場所かもしれません。
その昔、偉大なる哲学者が往復したという京都の道とはエラい違いですが。
自転車大国だけあって、観光スポットを貸し自転車で走ろう、ってノリの観光案内があるのですが(同じ色のド派手なチャリで凄く目立つ)、その人たちが、まるではとバスが皇居や浅草寺にガイジン連れてくみたいに、飾り窓地区にも来ちゃうのには驚きました。
「は〜い、みなさん、こちらが飾り窓地区です」
みんなチャリに乗ったまま、ガイドさんの説明を聞いてるなノンキな集団の目の前で、半裸のおねぇさんを抱きかかえるようにしてガラス戸の奥へと消える白人男性。
セクシーって?裸って?女って?
と、ガラにもなくムツカシイ事を考えてしまいました。
あらゆる意味で面白く、また、その感動を誰かに伝えたくなるのは人の常。
だからといって、おねぇさん買うか?大人のおもちゃ土産にするか?
・・・できないよぉ。・・・
と、いう訳で、旅立つ前にKちゃんに吹き込まれた「No1日本人」を半信半疑のくせに、つい目で探してしまい、結局、日本人らしきおねぇさんすらおらず「あれは都市伝説だっ!Kちゃんのバカ」と、それだけが理由では無いけども、何度も往復してしまった飾り窓を手ぶらで出てきてしまった私には、大きな衝撃と、一抹の悔しさが残されました。
さて。Kちゃんへのお土産は、どうしてくれよう。
あっけらかんとした国、オランダでは、日本でいうところの「キオスク」みたいな売店でも、「いいのか?」ってレベルの雑誌が、これまた週間ポ〇トとかア〇ヒ芸能みたいなノリで販売されています。
これなら私でも抵抗なく買えることができ、かつ、「どうだ。オランダってすごいだろ」みたいな事がKちゃんに自慢できそうです。
後日。帰国して、意気揚々と土産の雑誌を手渡されたKちゃんのリアクションは以下のとおり。
-あ〜、モザイクとか修整とか一切ナシなんだよね。
-ほら、みんな、カメラのほう向いて女の子、笑顔でしょ?
-日本ならさ〜「いやよいやよも好きのウチ」みたいな、泣き顔とかさぁ
-「陵辱されてます」みたいな雰囲気ただようでしょ。
-でもさ〜。欧米って、女の子が泣いたり、抵抗したりしてるような表情だと
-「人権侵害!!」みたいに解釈されちゃうんだってさ。
-だから、みんな満面の笑みなんだよ。
-私、楽しくてやってます!みたいな。
-でも、これじゃ「劣情をモヨおさない」からなぁ
-日本の男子には、あんまウケないだろーねー
まったく、予想だにしてなかった冷静な分析。
Kちゃんはやはり私なんかより、数段上だったのでした。 -
コーヒーが飲みたくなったので
コーヒーショップには行かず、カフェへ。
coffee shopのインパクトが強烈ですが、
コーヒーは美味しいのがオランダ。
KLMの機内で、初めて遭遇したオランダコーヒー。
おいしくて何度もおかわり♪
メニューも、ほとんど一緒に英語が表記されています。
店員さんもとても英語が上手です。
「こいつ、英語通じねぇ」と判断すると、
まるで手話のようによどみないボディランゲージを披露。
カフェの店員さんも、駅員さんも、道行く人も。
外国人慣れしてる、というのでしょうか。
結局、コーヒーショップの方へは行きませんでした。
飾り窓のように、もちろん敷居は低いのです。
別段、特殊な感じもなく「おいでよっ!」みたいなラフな感じの店構えだったりします。
話のネタに行ってみよう♪
と、テンションの高かった私でしたが。
ホテルで朝ごはんを食べてるとき、明らかにバッドトリップ状態の男性に
「キミはコーヒーショップを経験したか?」
と、凄惨な表情で近寄られ、怖くなってしまいました。
コーヒーショップは怖くないが、コーヒーショップに来てる人が怖い。
そんな風に怖気づいてちゃって。 -
我が国では覚醒剤は違法であり、法的にも社会的にも厳しく罰せられる。覚醒剤を使用すると「人間やめますか?」と問い詰められ、覚醒剤中毒者(シャブ中)は人間以下の扱いを受けても文句はいえない。
警察の精力的な取締りの結果、今や留置場や拘置所、刑務所は覚醒剤中毒者で溢れている。日本国は膨大な国費を投じて、彼らに食事と寝る場所を提供している。
覚醒剤中毒者は、生活に困ると覚醒剤を持って交番に出頭する。いくら馬鹿馬鹿しいと思っても、警官は目の前の犯罪を見逃すことができない。その場で現行犯逮捕され、しばらくは税金で養ってもらえる。
覚醒剤事犯は急増しており、現場の警察官はその処理に忙殺されている。警察が瑣末な犯罪に振り回されているうちに、強盗や殺人などの重大犯罪の検挙率が低下してきた。
逮捕、留置、検察送致、拘留から裁判へと、法治国家では、一人一人の人間を裁くのにきわめて面倒な手続きを必要とする。その間、本人は三度の食事をあてがわれ、留置場や拘留所でのんびりと暮らしている。覚醒剤事犯は初犯以外、執行猶予をつけることができない。犯人を刑務所に送ると、何年にもわたって税金で面倒を見なければならなくなる。これでは、かたちを変えた生活保護と同じだ。
こうした問題を解決する方法は一つしかない。
覚醒剤を合法化すればよいのだ。
これ、ノーベル経済学賞を受賞したシカゴ大学のゲーリー・ベッカー教授が主張した「覚醒剤合法化論」を要約したもの。
教授は、合法的な麻薬として酒とタバコを挙げてます。
まぁ、どちらも愛する私としては、耳が痛い論説です。
毎晩の晩酌も、喫煙コーナーでの至福のひとときも、乱暴な言い方をすれば「アルコール中毒」「ニコチン中毒」。さらに悪いことに、ここに「カフェイン中毒」も入ってきてしまうのですが。
タバコ一箱が買いたくて、酒が一杯のみたくて、でも入手困難で暴れる、殺人を犯すなんてことはありません。どちらも価格が手の届く範囲内だからです。覚醒剤は違法で、末端価格が高いので、欲しくてしょうもない人が犯罪に走るのだと。
だったら、酒とタバコのように合法化し、課税すれば、税収も増え、中毒患者による犯罪も減るだろうと。酒だって、飲酒運転による事故は起きてるし、タバコだって、肺がんとの因果関係が指摘されているぢゃないかと。
禁酒法の時代のように、本来なら国に税収として上がりのあるべき麻薬取引の膨大な利益が、非合法な組織に押えられている、と。
んぢゃいっそのこと、合法化すればいいぢゃん。と。
頭がイイ!と思ったり。
なにもそこまで、と思ったり。
オランダの犯罪検挙率が気になります。
凶悪犯罪は、合法化していない国と比較して、どうなのでしょう。 -
思いのほか、飾り窓地区をうろついていたようです。
シンゲルの花市場の花屋さんも、店じまいを始めていました。
花市場、と市場の名を冠するだけあって、早終いのようです。この時点で午後4時くらいでした。
花が好きだし、フロリアードでは心なしか販売ブースが少なかったので、ここでまとめ買いするつもりだったのに。
ぬかりました。
この通りは、土産物屋さんが並んでいます。
ここで、友達に発送する為、大量の絵葉書を仕入れました。
1)チューリップの形をした絵葉書に風車の回る景色。
2)運河に落ちてる自転車を浚渫船で回収する風景。
3)全身に金粉を塗った裸体が、運河の船の上で裸踊りするパレードの一幕。
いづれも「オランダ」らしい絵葉書です。
これを、誰に送るか、を選ぶ時間もまた楽しい。
「売春・ドラッグ・同性愛」と聞いただけで耳を塞ぐような女子には1を。
男子にはもれなく2を。
話のわかる女子にはもちろん3を。
帰国後、「オランダ行ってきたんだって?」と異常に食いつきのよい人たちは「3」を送った人たちでした。。。 -
ビンボー旅行ゆえ、夜は自炊。
とはいっても、調理スペースが無かったため、もっぱら晩酌もどきで。
ファミレスのようなものは無く。
スーパーにもすっかり通いなれ。
工場見学の試飲で、すっかり飼い慣らされたハイネケンと、オランダ名物チーズ。美術館の食堂で食べて以来、すっかりその味にハマったサーモンやらニシンやら。ホテルの部屋で晩酌するのも、なかなかオツでした。
全体的に、全般的に塩気の多いものに偏りました。
安いもんばかり買ってたから??
天候には恵まれたものの、風車を回すほどの北風で、「異常乾燥注意報」な毎日。
管楽器には良い環境のようで、コンセルトヘボーというホールは、世界でも音響の良さは絶賛されているとか。
なんかこう、煮物とか鍋とか、そういったものが恋しくなりました。 -
もちろん。ただホテルの部屋で晩酌ばかりしてた訳ではありません。
母国の日常ではファーストフードでも、せっかくの海外、奮発しても地元の料理を食べたいと思うのは人情。
オランダ郷土料理を食べられるお店を、何軒か訪問してみたりもしました。
ですが、どこも激混みっ!!
客がいないし大丈夫そうと思うと、べらぼうに高いコース料理だったりして、予算オーバー。
一杯飲み屋みたいなバーとかパブとかも、大好きなんですが、この寒空のなか屋外で立ち飲みなんか、いやです。おでんとか、湯豆腐とか、そういうもんがあれば話は別ですが、「カワキモノ」ばかりで遣り過ごせというのは、ちょっとキツい。
長い歴史を誇る、伝統料理の店として、ガイドブックによく紹介されている店を訪問した時のこと。
お店のスタッフが応対してくれたのですが、カタコトの日本語でこういわれたのです。
「ジェイティビィ キテル ズット イッパイ ノー」
唖然、呆然。
どうやら、大手旅行代理店がディナーを抑えているらしいのです。耳をすませば、店の奥から日本語が聞こえてきます。手前の小さな席も、我が同胞と思しき旅行者が食事に興じているではありませんか。
「歩き方」に歩き方を教えてもらうと歩けない。
ガイドブックが売れすぎるのにも、困ったものです。 -
そうそう、乾燥で思い出しました。
あんまりにも乾燥するので、デパートで保湿美容液を買いました。
DE BYENKORF
ドゥ バイエンコルフ
馬車の上に見える建物がその百貨店。
日本でいうところの新宿伊勢丹か
日本橋三越か、みたいな立地条件ですが、
すごく品数は少ないです。
それでも、化粧品売場には、日本でもおなじみのメーカーが並んでいます。
商品にも、値段にも、特に問題はありません。
が。
美容部員が男ばっか!!
そう。カウンターでお化粧してくれるのも男。
化粧品の商品説明をするのも男。
たまに「おすぎ」みたいなのも混ざってるけど
美容カウンターですもの。ぶっ飛んでた。
みんなゲイに見えるぅ。見えるよぉ。
ある意味。目の保養になりました♪ -
いわゆる「卓上セット」
砂糖、塩、胡椒なんかが、ビンに入ってマス。
ビンには上に管がついていて
倒すと上から出る仕組み。
スプーンが入っていたり、
紙に包まれていたりしないのです。
どうせゴミになるなら、こうすりゃいいぢゃん。
そんな合理性は、こんなところにも。 -
ミッフィー。
それは日本名であって、正式名称は
DE WINKEL NIJNTJE
フ ウィンコルフ ナインチェ
ナインチェ=うさこちゃん、らしい。
日本の教育テレビでも、放映されているミッフィーは「うさこちゃん」でした。
誰がミッフィーと名づけたのでしょう。
地元香港では「スィン=ロン(成龍)」でないと通じない、まるでジャッキー・チェンみたい(爆)
店のデザインは、作者ディック・ブルーナ氏によるもの。
トラムに乗っていてもすぐに解りました。
ものすごく期待していくと、あまりの品数の少なさに愕然とするかもしれません。
オランダ製のものは、自転車のベル、ビデオ、本、ぬりえ、ポストカードくらい。。。
細かいものはほとんどmade in Taiwan
人形はmade in Chana
プラスチック製品で芸の細かいものはmade in Japan
やはり、記念ショットを撮影してる人が多く、私も記念に一枚、と撮ったら。。。
早く店を閉めたくてウロウロする、たいしてミッフィーに関心のなさそうなオヤジとツーショットだし。
この後、このオヤジが即効でシャッターを下ろしたことを、この写真を見るたび思い出す(爆)
とにかく閉店時間が早い!!
決められた時間を勤め上げたらさっさと帰宅し、メシを食う、そんな印象がどこでも感じられました。
私の周りにはミッフィー好きが多く、随分、土産を買いました。自転車のベルとか、ポストカードとか。
そしたら、レジのおばさん「あなたが値札をはがせ」と言ってきた。値札なんかついたまんまでいいし、取りたきゃアンタが取れ、と思ったが、どうなのだろう。早く店は閉めたいわ、値札ははがしたいわ、と「ルール」は死守したいようです。「ちっ」なんて舌打ちされながら、レジ脇で、まるで宿題を忘れた子供のように値札はがしをさせられた事、アタシは忘れないよぉ。
そんな事が記憶の片隅でくすぶっていたのですが「年収300万円時代がくる」と言いながら本人の年収は3000万円だという憎たらしい森永卓郎せんせーが、似たようなことをテレビでゆってました。
せんせーは、幼少期をヨーロッパのどこかで過ごしたらしいのですが、オモチャを買いにデパートへ走ったところ、女性店員が森永少年に向かって「私の勤務時間はさっき終了した。だからキミにおもちゃは売れない」といわれ、その場で泣き崩れた経験があるのだとか。
個人主義、権利の主張。
売春婦とよばれる人の権利を認め、麻薬も合法だと認め、同性愛の人々の権利を認めるのと同じ土俵で、店の就業時間も主張する。
アジア人だからといって差別されることはないが、お客様だといって優遇されることもない。
ある意味、目の覚めるような経験でした。
日本のサ○リオショップのような店構えですが、ここはオランダ。ファンシー気分を打ち砕かれ「オランダの人は冷たい」というのは、浅草寺あたりで「人情が無い」と言うくらい、ヤボなのかもしれません。 -
お花やさんは街の至るところに。
でも、日本の花屋とちがって
温室があったり、水がじゃーじゃー流れてたり
そういう感じぢゃありません。
あれこれ選んでブーケを作ってもらったり
鉢植えごとお買い上げいただく
そういうシステムではなくて
ここでディスプレイされている一束を
そのままお買い上げしていただくシステム。
値札は花の種類ごとに付いています。
どこまでも合理的なオランダの花屋さん。
花を入れるプラスチック容器にはどの花屋さんも同じ。
統一規格のケースに入って、市場から直接届くようです。
そういえば、日本の花屋さんて
ロスが多いって聞いたことがあります。
お客様のご要望にお応えしようとする自己犠牲。
なんだか、すごく日本っぽい「やり方」なのでは?
ゴミは出るし、利幅は薄いし、労働時間は長くなる。
工業製品が世界市場で強いのも
国内農業がなかなか上手くいかないのも
こういう我々の国民性が大きい? -
合法中の合法!!
タバコの老舗 P.G.C.Hajenuis
葉巻の専門店です。
もちろん、入りました♪買いました♪
店内は、すばらしい室内装飾と品揃え。
パイプや刻みタバコの量り売り、輸入された世界各国の葉巻などがずらりと並べてあり、圧巻。
おそろしく身だしなみに手入れの行き届いたオランダ人男性が、「女のくせに」とも「子供が葉巻なんか」と見下すことなく、ベタベタしない接客をしてくれました。
「これ、なんだろう?」
「わかんないねぇ〜」
なんて、じぃっと見てると、ササっとやってきて、試しにフカしてみてくれます。もちろん、これ吸え、みたいなことはありません。楽しいです。
「なんか、また親切だよぉ」
「やっぱ、ゲイかなぁ。すごくキレイだよぉこの人」
などと、邪推しながらも、男子へのお土産をここでチョイス。サービスで付けてくれるマッチも、素敵なデザインでした。
タバコの香りを切らさない為?か、お店のスタッフは、タバコをフカしっぱなし。
なんだか、お茶屋さんが、お茶の焙煎をしてるような、そんな雰囲気です。
たとえるなら。日本橋の山○山本店で、お茶を土産に買って帰るような。
帰国後、喫煙者に土産の葉巻を配布。
やはり値段と味わいは比例するようで、高いものはすぐに無くなりましたが、安いやつは「なんか、くせぇ」と不評でした(T T) -
脚本家の内館牧子さん。
今や趣味が高じて女性初の「大相撲審議委員」に選出されたりと、本業でもそれ以外でも大活躍されてます。
長年、三菱重工業でOLとして勤務した後、脚本家デビューした人ですが、自伝的エッセイで、その転身を後押ししたのは、パック旅行でたまたま行ったニューヨークの摩天楼だった、と述べています。「たかが高層ビルで人生がひっくりかえった」と。
ここはオランダですが、高層ビルに魂抜かれることもなく、ましてやこの後、私が脚本家デビューするなんてこともなかったのですが、なんだろう、すごいカルチャーショックを受けたのは確かです。
合理性。それから派生する時間厳守。モノの少なさ。ゴミの少なさ。逆説的な頭のよさ。
うまく表現できません。
あいかわらず私は事務職のままですが、仕事の仕方、生活の仕方、が、この「ぶらぶら」以降、確実に変った気がします。
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この旅行記へのコメント (23)
-
- たぬしゃむさん 2009/04/22 23:41:39
- 行ってきました。
- お邪魔しますm(_ _)m
飾り窓地区に、先日、私もおっかなびっくりで行ってきました。
いつ怖いおぢさんに絡まれるかと心配でしたが、全くそんな物騒な気配はなくて、向こうの人はわきまえている感じでした。興味津々でキョロキョロしながら歩いていましたが、逆にこちらが珍しそうに見られてしまいました。その視線にも、全然悪意がなくて、後ろめたさもなくて、「ここに用があるから来ている、ただそれだけ」というそんな感じでした。大麻で上機嫌のおぢさんがフラフラと千鳥足で、満面の笑みで通り過ぎたりもして、まさに何でもあり、という感じでした。でも、返ってその方が健康的な気がしました。
でも飾り窓の中の女の人と目が合ってしまって、その時向こうの方が決まり悪そうに目をそらしたことがありました。同性に見に来られたら、さすがに嫌だったかもしれないと、申し訳ない気がしました。
もう何日か滞在していたら、私も気軽にコーヒーショップで大麻に挑戦していたかもしれません(;´Д`) 人に迷惑をかけなければ、何やってもいいじゃないという考え方が、とても共鳴できて、アムスが好きになりました。
- けーしちょーさん からの返信 2009/04/23 20:36:13
- RE: お帰りなさいませ。
- たぬしゃむさん。
初めまして。
アムステルダムから無事に帰国されたようでなによりです。
アムステルダム。
なかでも「飾り窓地区」に行かれたのですね。
文面から察するに、女性の一人旅だったのでしょうか。すごい勇気!
ま。実際に行ってみると、その先入観が吹き飛ばされ。
たぬしゃむさんが端的にその特徴を指摘されておられますが。
まさにその通りだったなぁと。
>「ここに用があるから来ている、ただそれだけ」
正直、当初の目的であったフロリアードのことはよく思い出せないのに
ここを歩いたことだけはよぉぉぉく覚えているんです。
売春も麻薬も合法、って、そればっかりぢゃないんですよね。
アムステルダムって。
ま、旅なんてどこでも「百聞は一見にしかず」なんでしょうけど。
あの、アムステルダムの考え方って、ちょっと滞在して、飾り窓地区歩いてみたり
コーヒーショップを遠巻きに見たりするだけでも共鳴してしまう。
私が行ったのは、もうすでに「この前のフロリアードの時」となっちゃいましたが。
こうして、同じ感想を寄せてくださる人がおられるかと思うと。
どうまとめたらいいのか、悩みながらのアムス旅行記でしたが、作ってよかったなと。
ちょっと昔の思い出が今、鮮明に思い出されます。
カキコ。ありがとうございました。
けーしちょー拝
-
- あっちゃんさん 2007/06/03 19:09:56
- 楽しませて頂きましたぁ!
- けーしちょーさん、こんにちは!
またまたお邪魔しました。
アムスは行きたいリストに入っているとっても気になる所ですぅ。
まさに、私の気になる部分を押さえている旅行記でした。
飾り窓地区の風景がすごく気になりましたけど…w
撮影禁止なんですねぇ
あんなセクシーな下着がスーパーにあるんですね。
うっしっしww
けーしちょーさんの旅行記を見てますます行きたくなりました!
コメントがすごく読み甲斐があって面白いですぅ
またお邪魔させてくださいね!
- けーしちょーさん からの返信 2007/06/03 23:22:39
- RE: 楽しませて頂きましたぁ!
- あっちゃんさん。
ありがとうございます。
アムステルダムの旅行記をごらんいただいたのですね。
久しぶりにコメントが付いて、すごく嬉しかったです。
これは私も「こんなんで旅行記といえるのだろうか」と思いつつ
自分のやりたいように旅行記をつくる!!
というその後の方針が決定したような、思い出深いものです。
旅も、初めてツアーでない、自己手配だったので、
有り余る時間をブラブラして過ごしました。
>アムスは行きたいリストに入っているとっても気になる所ですぅ。
私は「フロリアード」のことしか頭になくて。
行くんだぁって言ったとたん、周りの人の心配がすごくて(爆)
それは行ってから、その意味がよくわかったんですケド。。。
でも私は、完全に観光化された風車よりも、
まずは飾り窓地区を歩いてほしいと思っています。
「売春婦なんて!!」という人がいるかもしれません。
でも、そんな発想のアンタのほうがエロいのよー
と笑いとばすような、不思議な場所でした。
うしろめたさ、ゼロ。
だけど写真を撮る輩には、恐ろしい剣幕で追いかけてくる。。。
あっちゃんさんも、是非、行ってみてくださいネ。
けーしちょー拝
-
- コクリコさん 2006/06/17 12:28:30
- 今頃オランダ。
- けーしちょーさん、
今頃アムステルダム旅行記読んで拍手している私です。パチパチパチ、1票。
どれもこれも面白かったですが、やはり・・・
「飾り窓の家」、写真なくともはっきりと目に浮かびました。
文才がありますね!
合法ではないけれど自由恋愛ならOKというお国柄のパリで、そのテの女性が立っているサンドニ通りを歩きました。
冬だったので売れっ子は「暖かくなってから立てば充分」という感じで立っておらず、体型や年齢がどうもという方や肌の色が違う方々が立っていましたので、「今ここで私が立てば売れそう」と叫びオットをあきれさせたことがあります(それほど酷かったということです^^;)
その中ではまあまあの方とトルシェ監督に似た方が建物の中に入って行くのを目撃!
私も知りませんでしたが「掲示板が賑わっている国内旅行記」の1位がけーしちょーさんの「妖蘭展」だったのですね!さっそく確かめてきました。
4traの1位や上位に載る旅行記は私とはご縁のない方々の旅行記かと思いきや、けーしちょーさんの旅行記だったので自慢したくなりました。
永世1位かも。
私の「浅見光彦ミステリーウォーク」も上位にあったのでびっくり。掲示板のやり取りがミステリーウォークというより「ミヤリサン」とか「全国1長い商店街はどこか」だの旅行記とあまり関係なかったのにね。
けーしちょーさんはとてもスタイルが良くて美人さんなのですね♪
お気に入りの紹介に「才色兼備」と書けば良かったです。
オランダ=商業、チューリップに風車、アンネの日記、オランダ坂というワンパターンなイメージから開放されたことに感謝します。これからも笑わされたり、考えさせられたりする旅行記を見に来ますね。
- けーしちょーさん からの返信 2006/06/19 00:39:26
- RE: 今頃オランダ。
- コクリコさん。
いつ何時でも、旅行記に共感していただけるのは嬉しいデス。
一票、ありがとうございましたm(_ _)m
>「今ここで私が立てば売れそう」と叫び
>オットをあきれさせたことがあります。
そりゃ、ダンナ様はたまげたでしょう(爆)
私は、一緒に行ったのが女子だったので、「あたしたち、何かあって日本にいられなくなったら、ここで働こうぜ」って円陣組んでました(爆)
特に、KFCの鶏肉を頬張る、というより蝕む感じのおねぇさんを見て。
スウェーデンに留学してたコが「肌がきれいだと異常にモテた。人生のモテを全て使い切った」と言うのですが、いろんな人種の女性の裸体を見ると、なるほど、日本人の「肌」はスウェーデン人でなくとも絶賛するであろう、と思った飾り窓でした。
まぁ、胸のボリュームやら手足の長さなぞ、言い出したらきりが無い「好み」の世界ではありますが。
>けーしちょーさんはとてもスタイルが良くて美人さんなのですね♪
それはどうかな?(爆)
>お気に入りの紹介に「才色兼備」と書けば良かったです。
後から編集しなおす機能がありまっせ(爆)。
まぁ、真実を見極めるためにオフ会でもしましょうか?(・∀・)
と、同県人トラベラーさんをさりげなく誘う私。。。
まぁ、たいした「モテ」を感じない私ですが、同じ女子が疲労困憊な状態で街角に立つのは、やはり心が痛みます。
ばぁちゃんを連れてスーパー銭湯でまったりしながら、「モテ」なくても、そこそこ幸せなんだなぁ、と思う、少々逃げ腰の私デス。
そうそう。drakenさんが教えてくださるまで、
我々のやりとりが掲示板の上位にあったとは夢にも思ってませんでした。
っつうか「ミヤリサン」も「日本一長い商店街」もアタシのカキコが絡んでて、思わずニヤリ。今日は車窓から見たネオンが「ニヤリサン」に見えましたよぉ(爆)
-
- kioさん 2006/06/11 12:37:29
- はじめまして
- 今はカラチにいらっしゃる唐辛子婆さんに勧められて
けーしちょーさんに寄らせて頂きました。
さっそく<アムステルダム・ぶらぶら>編をとても面白く読ませてもらいました。
ユニークでファンキーな中にも核心をついていると感じました。
それにつけてもオランダ、、不思議な国ですよね
20歳の頃、ゴッホ美術館とアンネ・フランクハウスと飾り窓を
観たいが為にアムステルダムに初めて立ち寄りました。
市内を走るトラムから眺める家々のカラフルな美しさが深く
印象に残っています。
>「歩き方」に歩き方を教えてもらうと歩けない。
うんうん(^-^) もう云い得て妙、、深く同意しますっ
昔 マドリードでガイドブックに載っていたというhostalクラスの
安宿を求めて二時間も探しているという最中だと云う、
ザックを背負った日本人と遭遇したことがありました。
「安宿なら幾らでもあるよ。あまりガイド情報に縛られない方がいいよ」
と云うと、「でもガイドブックに掲載されている宿なら安心出来るから」
と思いがけない返答に言葉を失ったものです。
旅のスタイルも、人それぞれなんでしょうけどね(・・;)
また 寄らせて頂きます。 では では〜
- けーしちょーさん からの返信 2006/06/12 00:27:24
- RE: はじめまして
- kioさん。初カキコ、ありがとうございます。
バックパッカー旅行記を最初に読ませて頂いた時、「写真だけぢゃなくて、文章でここまで思い出が伝えられるなんて、すげぇ」と、感動したのがkioさんの旅行記でした。実はですねー、何気に影響されている私なのデス。
あと、学生時代にバックパッカーやりたかったなぁ、と、今更。。
そんなkioさんに、お褒めの言葉を頂戴し、嬉しいデス(・∀・)
どこへ行っても「地球の歩き方」を抱えた日本人に会いますよねぇ。
そして、オランダでもそれは変らず、私が行った店は、テーブルに「地球の歩き方」を置いて食事をしているカップルが2組もいたんですっ!
おいおい、って思いつつも、私らも「地球の歩き方」を抱えていた訳ですが(爆)
宮内庁御用達、みたいな「お墨付き」に弱いんでしょうね。私もですが。
「〜歩けない」と悟ってから、地図だけ切り取って、ホテルのゴミ箱に捨ててしまいました。それからは、すごくフットワークが軽くなり、無料トイレを探し当てたり、中国人と黒人しかいない謎のレストランが異常に安くておいしかったり。単なる「ガイドブックの確認作業」から開放された気がします。載っていないホテル、レストラン、店、のいかに多いことか。
kioさんの意見に激しく同意する次第デス。
一票ありがとうございましたm(_ _)m
-
- ジュリままさん 2006/06/06 14:34:16
- アムス
- 旅行記熟読しました。
バングラ同様、いろいろ考えさせられました。
世界は広いね!
ジュリまま
-
- 秋カボチャさん 2006/04/24 23:28:20
- 早速、お邪魔しました
- けーしちょーさん
オランダ(てかアムス)旅行記、楽しくじっくり拝見しました。
私も一票入れさせてもらいました♪
一番「うんうん」と頷いたのが、「特別扱いを受けることも差別的待遇を受けることもなく」という箇所です。
私もまさしくそう思いました。
アムスは行く前から何も思っていなかったのですが、行ってみて「全然コワくない」ことを実感しました。
というより、何も感じずに過ごせ、後で「そういえば」と思ったくらいです。
私はほんの少しですが、飾り窓地区のことについて、自分の旅行記に書きました。
けーしちょーさんみたく、リアルレポートじゃないです。
連れ合いは日本人見た、と言ってましたけど、あまり見る目のない夫のこと、アジア人だっただけかも、と思ってます。
黒人の肉弾系女性は見ましたけど・・・オシリが怖くて正視できませんでした・・・はぁスゴイもの見た。
ではではお邪魔しました。
by秋カボチャ
- けーしちょーさん からの返信 2006/04/25 22:24:57
- RE: 早速、お邪魔しました ← 秋カボチャさんへ♪
- こんばんわ〜。
旅行記に一票、ありがとうございましたm(_ _)m
随分前の事なのに、余程衝撃が大きかったのか
あとからあとから、コメントが長くなってしまいました(・∀・)ゞ
おっしゃる通り、帰国してからのほうが
「ああ、あの国はこうだったんだ」と気付くことが多かったです。
昨日のNHK特集では、ロッテルダムでしたが
腕にICチップを注射器で埋め込むナイトバーが出てきましたよぉ。
まったく、オランダって奴は。。。
ICチップをリードすると、会計できるシステム。
顔写真と名前も出てました。すっごく流行ってるらしいのですが
ICチップをどうやって取り出すかを取材してないNHKに文句ブーブー。
まったく、NHKって奴は。。。
あまり鋭敏に女性を見分けるダンナ様でも、困ります(汗)
鷹揚なダンナ様で、よかったよかった(爆)
秋カボチャさんもアムスに?!
さっそくお邪魔します。。。
-
- きっちーさん 2006/04/03 15:09:38
- 話には聞いていましたが・・
- すごいっス!
カルチャーショックですね!
麻薬を合法化するっていう、ラジカルな実践をしている場所って、興味深いです。
確かに、タバコより大麻のほうが健康に害がない、なんて聞きますけど。
実際に植物学者でもない素人には、どの程度までが健康に害がないとするのか、よくわかりません。
けーしちょーさんが、おっしゃっていた通り、犯罪として定義せずに国ぐるみで合法化したときの犯罪発生率の変化は、とっても興味があります。
なんか、オーストラリアでも、マリファナとかはよかったと思いますが・・。
酒もタバコもやらないので、「煙を吸う」という意味で、タバコもドラッグも煙いだけにしか(注射系は別として)感じないのですが、合法化する以前に、日本ではドラッグに関する知識が少ないよなあ、とちょっと考えてしまいました。
「人間やめますか」なんていう、抽象的なキャッチフレーズで、嫌悪感をあおって何も具体的なことを提示しないやり方より、人体に及ぼす影響と、及ぼさずに済むやり方があるものなのか、ちゃんとした調査にもとづいた解説をきいてみたくなりました。
とても面白かったです。
またお邪魔させてください。
失礼します。
- けーしちょーさん からの返信 2006/04/09 01:07:49
- RE: 話には聞いていましたが・・ ← きっちーさんへ
- さすが、するどい洞察力の持ち主、きっちーさん♪
ノーベル経済学賞の論説なんかを引っ張り出してきたら
パソコンも私もパンクしてしまいました(爆)
お返事が大変遅くなり、すみません。
もう、こちらの言い分を、十二分に汲み取っていただいて
すごく嬉しいです。
ドラッグのことばかりでなく、オランダにはまだまだ不思議がいっぱいデス。
社会福祉のこと。移民のこと。
ちょうど今、NHKに夜回りせんせーこと水谷先生が出ています。
オランダには、いないんだろうなぁ、なんてぼんやり考えています。
きっちーさんには是非、オランダ観察をしていただきたいです。
独自の見解をお聞きしたく。
中華料理。世界中にありますからねぇ。
うふふ。
-
- DJ tamaさん 2006/04/02 07:15:46
- あぁ、アムス
- こんにちは&はじめまして。
飾り窓で写真がばれ、捕まった一人です〜。
いやぁ、抜け出すのにあせったあせった。
-
- ginさん 2006/04/02 01:40:54
- 若者の街アムス!?
- アムスのUP樂しく拝見(拝読?)しました.以前にいった時ホモ&レズのお祭りが有り運河のあちこちでパレードが有りとても賑やかでした.コーヒーショップでは大麻やハシシのメ二ューカードが有り,デンマークのクリスチャニアみたいでした.アムスはあまり老人が見え無くて若者が市をとりしきって居る様な感じを受けました,とっても個性の有る街ですね.一票ですGin
- けーしちょーさん からの返信 2006/04/02 21:50:32
- RE: 若者の街アムス!? ←パレード見たかったですginさん♪
- トイレ御用達のスーパーには若者がまったくいませんでした。
そこで、ガーターベルトショックに遭遇しました。
ginさんのおっしゃるパレードは、絵葉書で見ただけです。
残念です。くやしいです。
同性愛が咲き乱れる季節は、きっと「若さ」で溢れる街なのでしょう。
社会福祉にも余念がないお国柄。
お年寄りは、もっと緑の多い牧草地帯で
まったりしてるのかもしれませんね。
クリスチャニア??
何ですか?それ?
デンマークにもcoffee shopみたいなものがあるのですか?
デンマークでも、麻薬が合法というスペースがあるのですか?
ん〜すごく気になります。
これでまた「クリスチャニア旅行記を!!」というと
某官庁からの圧力に屈して。。。
いえいえ、君子危うきに近寄らず、で結構です(爆)
一票ありがとうございましたm(_ _)m
- ginさん からの返信 2006/04/04 06:39:04
- RE: RE: 若者の街アムス!? ←パレード見たかったですginさん♪
- お晩です今日はクリスチャ二アについて少しだけ説明しますね.コペンのはずれにクリスチャンハウンという所が有ります,運河が通ておりちょっとアムスの雰囲気を感じさせる処です.その一画に軍隊の駐屯所が有りましたが軍隊が地方の駐屯所へうつり空家に成っていました.1970年に当時のヒッピー達が住み着き2004年までは麻薬の販売が頻繁におこなわれて居ました,大麻やハシシは中の通りでおおっぴらに売って居ました,その通りの名前がプッシャー(密売人)ストリートと言います.地図にもその名前でのっています が公式の名前では有りません.ヨーロッパの若者がコペンに来るとまず行く所がクリスチャ二アでした.今はお上の手入れでおおっぴらには売っていませんが,もう少しして温かくなったら覗いて見ますね.仕事が増えますね貧乏暇無しです. Gin
-
- SUR SHANGHAIさん 2006/04/02 01:12:45
- (^○^) (^○^)
- 台湾時代に知り合った、わたくしめと旦那の共通の友人の一人はオランダ人(♂)でありまして、これが○イなんですね。
で、台湾でも穴場の○イ・バーなどに連れてってくれましたよん。
オランダで再会した時には友人の誕生パーティーだ、というのでついて行ってみたところ、参加者は男女同数。
んんん? と思っていたら、帰るときには♂×2、♀×2のカップルで消えて行ったのでありんした。(^○^) (^○^)
ここしばらく連絡が無いけど、幸せに暮らしているといいな。
けーしちょーさんの旅行記を拝見して、この友人を思い出してしまったSUR SHANGHAI。
- けーしちょーさん からの返信 2006/04/02 21:39:32
- RE: (^○^) (^○^) ←SUR SHANGHAIさんへ
- チュニジア旅行記が始まりましたね〜♪
あはは。
このやりとり見た人は「オランダの男、みんなゲイ」
って思っちゃいますよ(爆)
ゲイって、不思議な仲介能力があると思ってましたが
SUR SHANGHAIさんのところもそうでしたか!?
女に対する「シタゴコロ」がゼロであるゆえか
「根っからの親切」って感じで、ホント、
「友達に一人は欲しい」そんな優しい生き物、ゲイ。
私が退職するときの二次会は歌舞伎町のゲイバーでした。
ええ。アタクシたっての希望で。
でも、オランダで感じたような心地よさがありませんでした。
オーナーのおかまが女を敵視していたせいだと思われます。
ご夫婦共通の友人に、是非連絡をとってあげてください。
お願いします。
いやに熱心なけーしちょーでした。
-
- drakenさん 2006/04/01 08:28:23
- アムステルダム潜入調査
- けーしちょーさん、おはようございます。
アムステルダムのぶらぶら歩き(潜入調査)レポート楽しく読ませていただきました。アムステルダムは怪しげなイメージがあったんですが、今回のレポートで怪しげだけど、暗いイメージがない感じですね〜。
これなら行けるかも、って・・・、行く予定は無いけど・・・。
写真一枚ずつに、その背景を含めた詳細な解説ご苦労様でした。
何度も「へ〜」ボタンを押しちゃいました。
(そういえば、「へ〜」ボタンはもう飽きられちゃったんじゃないかな?)
4ララベルじゃなくて、4トラベルの会員ページ変わったよね。
国内訪問地図が新たに出来て、国内旅行メインの僕の意欲をかきたてます。
目指せ!全国制覇!
- けーしちょーさん からの返信 2006/04/02 21:20:05
- RE: アムステルダム潜入調査 ← drakenさんへ♪
- drakenさん。
>これなら行けるかも、って・・・、行く予定は無いけど・・・。
そうそう。これなら行けるってんで、
喜び勇んで「飾り窓」へ行っちゃったらどうしようって思いましたよ(爆)
アムステルダムは、取り立ててすごい観光スポットがある
とかでは無い、まぁフツーの大都市ですが
なんか、こう「ガツン」という衝撃があって。
当時はデジカメもなく、アホなスナップ写真ばかり撮っていたので
しょうもない写真ばかりで申し訳ないっす。
そうそう、日本地図は嬉しいですよねぇ。
あ〜まだまだ黄色に塗れる余地あり。
目指そう!全国制覇!!
-
- あまざけさん 2006/03/30 23:32:43
- オランダ
- 行きたいと思ってましたので、最近本を読んだところでした。
飾り窓やコーヒーショップについて、かなり詳細出ていましたので、こちらの旅行記とあわせ、かなりオランダ耳年増になりました(笑)
旅行記楽しく読ませていただきました♪
また訪問させていただきます。
- けーしちょーさん からの返信 2006/04/01 01:53:14
- RE: オランダ ← あまざけさん、ありがとうございます♪
- あまざけさん。
ちょろっとupしただけの旅行記に目を留めていただき、
おそらく一票いれていただいたかと。ありがとうございますm(_ _)m
あまざけさんをさらに「耳年増」にすべく?
書き留めておきたかったことを、upしていく所存デス。
写真が少なく、文章がやたら長くなりそうな予感ですが、
よかったら、また見てください。
あまざけさんの、とても励みになるお言葉にすっかり気をよくして
調子に乗って、キーボードを叩いているけーしちょーでした♪
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