2006/02/06 - 2006/02/06
7672位(同エリア9953件中)
片瀬貴文さん
小松駅から出迎えのバスに乗り、雪道を一路白山山麓に向かう。
行き先には山が幾重にも重なり、はるか遠くに霞んで、白山連峰が灰色の空につながっている。
これから入ろうとする山里は、その中に抱かれているのだ、
平野が次第に狭くなりにともなって雪は深く、道端に除雪した雪がうず高い壁になってきた。
最初の目的地は、昼食のそば屋さんである。
国道360号線を走り、トンネルをいくつかくぐれば、2月1日に出来たばかりの白山市に入った。
白山市は、松任市を中心に1市2町5村が合併し、日本海から白山頂上に達する面積755平方キロ、県随一の大きな市である。
人口は11万人を超え、今まで金沢に次いで二番目の人口だった小松市を追い抜き、県第二の規模となった。
やがて左に鳥越(とりごえ)城址があり、右に二曲(ふとげ又はふとうげ)城址を見てもう一度トンネルをくぐれば、目的地は近い。
このあたり加賀一向一揆の最後の拠点だったが、16世紀末に鎮圧される。
その時代の精神が、この山深い里にどのように残っているのだろうか。
手取川にかかる黄門橋から雪に彩られた渓谷を眺め、国道157号線を右折し、小松駅から40分ほどで旧吉野谷村にある、そば屋「花川」に着いた。
ここの「御膳そば」は、素晴らしくおいしかった。
そばの実をうんと精製して作ったほとんど純白に近いそばは、しっかりした腰があり、柔らかさも程よい。
「こんな旨いそばは初めてですね」と、異口同音に褒め合いながら、舌鼓を打つ。
口取りのそば豆腐、油あげ、山菜などの盛り合わせは、すべて自家製とのことで、これまた素晴らしくおいしかった。
聞けば、この付近には20軒を超えるそば屋が、味を競っているらしい。
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