2006/01 - 2006/01
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バイシクーさん
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『旅行は計画を立てている時がもっとも楽しい時間である』
これが的を射た表現であることに異存はない。ただ、僕が思うに、計画を立てる作業そのものが楽しいのではなく、旅行している自分をあれこれ想像するのが楽しいからだと。つまりだ、計画することで旅行している自分を具体的に思い浮かべられる、この繋がりによって生まれる旅の想像こそが楽しさの根源では、と思うのである。だから実際に旅行する前提で、
『旅行は旅行する自分を想像する時がもっとも楽しい時間である』
この表現もありだといえるのでは、もっと言えば、この表現の方がふさわしいのではないか・・・・・・見通しのあまい計画を立てる僕の都合よい解釈だけど。
さてさて、昨晩、時刻表と東北地方の旅行雑誌を並べて、どのコースで南下するか大いに悩みました。18きっぷ使用期限まであと3日、そして残りは2回分。もう1回分余計に残っていれば選択肢が広がるのだけれど、それを言っても仕方がない。
ああ、しっかりと計画立てていれば、[五能線回り青池立ち寄りプラン]、も可能だったはず、と、まあ、毎度のことですが、未熟者のわたくし、こういう場面に出くわしてはひとり苛立っちゃいます。でも諦めは肝心。一週間分きっちり計画し切るような集中力は僕になく、長期プランになればなるほど、後半部分が感覚的、曖昧、おおざっぱ、こんな具合になってしまいがち。それにツアーじゃないんから計画通りいくほうが稀だし。そもそも、出発してしまえばその中でなんとかなるでしょう、という行き当たりばったりの思想が根を張っているくらいですから。旅で起こるちょっとした失敗やハプニング(今回のはこれに含まれるほどではないけれど)は、普段の生活で出くわす同程度の失敗やハプニングに比べて、引きずる度合いは全然小さいんだから、そんな場面に出くわしたならかえって良き思い出くらいに考えなきゃ。
気分を変えて、よし、明日は18きっぷを使わずに盛岡行きに決定。1000円くらいのロスにはなるけど、遠すぎず近すぎずで丁度いい地点。うん、そもそもピンポイントで青池だけへ行ってもつまんない。またいつか白神山地をじっくり堪能する機会でもつくって、そのとき時間をかけてじっくり行ってきましょっ。
と、まあ、こんな感じで明るく切り替えられたわけではないけど・・・・・・、とにかく予定変更があって、観光しつつ帰路につきつつの、南下編、となります。
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渋民公園から北上川を見下ろす。
どのあたり?という声もあろうが、「かにかくに渋民村は恋しかりおもひでの山おもひでの川」この短歌でピンときますか。
盛岡といえば石川啄木と宮沢賢治、ということで、まずは石川啄木の古里、玉山村渋民地区に立ち寄った。北上川越しの岩手山に期待していたのだが、黒雲が、岩手山だけを狙い撃ちしたかのように覆っており、岩手に来ても山の景色には嫌われる格好となった。それにしても、なんだか今度の旅行、文学ゆかりの地を巡ってるような気が・・・・・・。
ここ玉山村は盛岡市の北に隣接し、鈍行列車で弘前から盛岡へ向かえばその途中にあたるので、位置的には立ち寄りやすい。けれどもひとつ難点があって、JR管轄下でない「いわて銀河鉄道」沿いにあるため18きっぷは使えず、一部区間、あらたに乗車券が必要となる。 -
岩手銀行中ノ橋支店(旧盛岡銀行)。
東京駅を手がけた建築家による設計。赤レンガの渋い色合いを前面に押し出した威厳ある雰囲気は東京駅に相通じる。 -
実は盛岡へくるのは6年ぶりで2回目。岩手公園にきてようやく記憶にある風景と重なった。ここはあの時と変わっていないのだろう。相変わらず岩手山の眺望はきかなかったが。
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翌日、盛岡から会津若松へ。
強風の影響で列車のダイヤが大幅に乱れていたため、予定から4時間以上遅れての到着となった。おかげでその日は観光なしの完全なる移動日となってしまった。
写真は丸一日空けて、翌々日早朝の会津若松駅前。そして18きっぷ最終期限日なので、この旅行最終の日でもある。
会津若松といえば城下町で有名。ふるい町並みも残っている。ゆっくりと味わいながら鶴ヶ城まで歩く。 -
壊れた排水口があってそこから水が滴っていたからこんな風に派手に凍っちゃんでしょうかね、よく分かんないですけど。
旅行とは関係ないけれど、僕の普段の生活ではありえない一場面を目にできるのも、ひとつの楽しみでありますね。 -
屋根があって直接頭に雪を被っているわけじゃないけれど、「傘地蔵」を思い出しちゃいました。
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ところどころで、江戸情緒を残した一コマに出会える。
残念なのは、交通量の激しい通りに沿ってこれら町並みが続いていること。裏通りにでもあればもっとその雰囲気を味わって歩けるだろうに。それとも出勤時間帯という最悪の時間に歩いた僕の時間ミスだっただけで、普段は交通量は少ないのかな? -
明治から昭和初期にかけてのモダニズムを思わせる建物も数多く見つけられる。
弘前、盛岡でもその頃の情緒ある建物が残っていたが、東北地方は土地柄として温故知新の精神が根付いているのだろう。 -
コンビニだって負けてません。周りの建造物に合わせようと努力しております。さすがに原色部分が強くて伝統的建造物に溶け込むにはかなり無理があります。が、その努力は認めてあげましょう。
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鶴ヶ城内にはいる。
金木町の斜陽館でもそうだったが、ここでもボランティアガイドの方が一時間ほどかけて城内を案内してくれた。東北人の人間性ですね。 -
鶴ヶ城天守閣。
ボランティアガイドさんの推薦する撮影ポイントから。天守閣内は展示物も充実しており見ごたえ充分。 -
天守閣の最上階からの眺め。
心地良い青空のもと、広い会津盆地も山際までずっと見渡せます。久々にスカッとして気分良かったですね。あとは磐梯山がどうかですが、え〜っと、駄目。磐梯山のとこだけ雲がかかっちゃってます。どうやらこの旅行では、僕の望む山たちには心底嫌われてしまったようですな。 -
昨晩は会津若松駅内にある立ち食い蕎麦で夕食を済ませたのだが、そこの店主に、会津若松の人としてぜひ立ち寄ってほしい場所はどこかと尋ねたところ、白虎隊士の墓を挙げられた。それで、もともと行く予定になかったがそこまで足を伸ばすことに。
白虎隊の精神や思想、集団自害に到った過程など、鶴ヶ城のボランティアガイドさんから訊きいた上でのお墓参り。即席の知識にすぎないが無いよりは遥かにまし。誰も来る気配のない冬場のそこで、当時を思って心より両手を併せる。 -
白虎隊士の墓地から駅への帰り道、カラフルな物体を軒先に連ねたお店が目に入った。それは雪かきや雪下ろしの道具で、白、白、白の景色の中では、ちょっとした色合いでも派手やかに見える。
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会津若松から猪苗代へ。
磐梯山は見渡せるかな・・・・・・もう言わなくてもいいでしょう。 -
磐梯山が見えなくても充分美しい雪景色でした。
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雪景色に埋もれかかった工事看板。
工事看板って、黒以外の色を使わないのが普通でしたっけ??一瞬、白黒の世界に舞い降りたような目の錯覚に襲われちゃいました。青赤黄では雪の中で見えにくいのかな。 -
野口英世記念館にて。
猪苗代駅から4kmもあり、雪道も手伝って1時間歩いてようやく到着。通常歩いて行く距離ではないのでパンフレットにも徒歩何分という表記はなく、バスを待つにも最悪のタイミングで2時間も待たなければならなかった。僕にはタクシーという選択肢はあり得ないので歩いていくことにした。
猪苗代といえば当然、猪苗代湖。そして冬といえば白鳥。だから猪苗代湖まで足を伸ばしたかったのだが、記念館から湖岸に伸びるサイクリングロードは冬季閉鎖され行くことができず。かといって、歩いていける最寄の湖畔、長浜まで行くにしてもここからさらに3kmもあって、そこまで行くと帰りの列車に間に合わなくなる。悔しいが断念した。
猪苗代に足を止めておきながら、スキー場へも行かず猪苗代湖へも行かずでは、ただ通り過ぎただけとほとんど変わらない。タクシーを使ってでも湖畔まで行っておくべきだった、と帰りの列車の中でしばし後悔の時間を過ごす破目に。 -
猪苗代を後にする。
本格的な雪景色ともこれでお別れ。後は列車を乗り継ぎ乗り継ぎして、ひたすら帰るのみ。この旅行も終わりとなる。 -
終わりが近づくにつれ、どたばたしてしまったけれど、なんとか18きっぷを使い切ることができました、ほっ。
寒いのが苦手な性分なんで、これまで雪上の旅行は避けていたけど、四季のある日本に生まれたのだから、この時期に雪国への旅行をしないままでは勿体無いですよね。目にする風景なんて当たり前だけど全然違うわけで、目にするものが違えば感じるものも違う。実際、この時期でなきゃ味わえないこともいっぱいあったし。
それに旅は旅を呼ぶものですね。国内旅行は飽きたでしょう、と言われても、旅すれば旅するほど行きたいところがどんどん増える。この旅行では横目に通り過ぎた角館、白神山地、十和田湖などなど。それに冬の風物詩としては流氷の軋む音を聴きながらオホーツク海を望んでみたい。
次の旅行は春か秋あたりがいいかな、のんびりとした旅行で。半年後になるか、一年後になるか、それともずっと後になるか分からないけど。
以上、終了(18きっぷ5回全て使用!) -
■弘前→渋民(石川啄木記念館)→盛岡(岩手公園、啄木賢治青春館)→会津若松(鶴ヶ城、白虎隊士の墓)→猪苗代(野口英世記念館)→松戸
利用した主な交通機関
JR奥羽線、JR花輪線、IRGいわて銀河鉄道、岩手県北バス、JR東北本線、JR磐越西線、JR水郡線、JR常磐線
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