古都　バクタブルを再び訪ねて。

2005/11/23 - 2005/11/23

15世紀から１８世紀にかけてのマッラ王朝時代に３王国の首都として造られた。赤茶のレンガ造りの建物がびっしり並ぶ古い街を再び訪ねる。カトマンドゥから訪れると違った雰囲気を感じる不思議な街でもある。
しばらく中世の街をご一緒に歩きましょう。

偶然にも結婚式のパレードを見る。

エリア カトマンズ(ネパール)

車にはレイが飾られ車体にも花が飾られている。
鼓笛隊は乗用車を先導するかのように古都のバクタブルの目抜き通りをゆっくりと走る。
花嫁さんの自宅まで迎えに行くのであろうか。
何とも古式豊な結婚式のパレードだろう。

時間が許されればパレードについて歩きたいところだったが。音色が聞こえてきそうな風景。

生活が再現されているわけではない。
この地。古都の地での生活風景。
上を見上げると窓枠にも土壁に時代を物語るものがある。
轆轤を回しつぼが作られていた。
強い陽射しの昼下がりは格好の乾燥場。

広場は稔りの秋の収穫物の乾燥に大忙し。
今年の出来栄えは？
古都の敷地の中の村風景。

陽射しの中は乾燥場。
広げて広げて万遍なくと
太陽の恵みを穀物に。

ろくろの成果が上がります。
秋の陽射しを受けて広場の陽だまりは水がめ（壺）の
陳列場。

路地、路地を歩きました。迷路のようにどこまでも。
狭い路地裏には生活の場がありました。
影と光りが織り成す路地裏の狭い道には生活のにおいがします。

歴史を感じる建物が軒を連ねます。
この建物の階上は主が居るのでしょうか？
ご婦人の赤いサリーが風景を華やかにします。
祈りの国、ネパール、仏塔が街角に見られます。

陽だまりは情報交換の公益場。
静かな路地の風景でした。

神様がネパールには沢山お居られるそうです。
お花が飾られ、ここでも祈りの民の願いの時を刻み
ました。

マッラ王朝時代に建てられた建造物が残ります。
世界遺産が軒を連ねます。
修復工事に時間と労力と費用がかかります。
ネワール文化の歴史を語る素晴らしき古都、バクタブルが何時までも歴史のふるさとであります様に。

ここにも静かな時間が流れます。
糸を紡ぐおばあちゃん。洗濯に精をだすお母さん。
陽だまり風景は安らぎの場。

建物は上へ上へと、階を重ねます。
ここにも路地裏の生活風景が。集って何を
話しているのでしょう。

時代を語る継ぎ足しの建物にも生活の場がありました。
私はこういう風景が好きだ。
人の姿が見えなくても声が聞こえてきそうな風景が。

文化財保護基金として外国人は750R も払いました。
再訪を希望してチケットにスタンプを押してもらうと7日間有効です。ゆっくり古都を楽しむ旅をしてみたい。
魅力ある世界遺産のバクタブルを。

社会見学の小学生。私のつたないネパール語に答えてくれてポーズまで決めてくれました。

狭い路地をバイクは上手に走り抜けます。
この路地の生活風景。

壺屋の前で品定め。
バクタブルならではの商い風景。
楽しい置物が買い手を待ってます。

いたる所に神様が祭られています。
祈りの鐘が歴史を語る。

何の神様でしょう。
気品のある顔立ちです。綺麗です。

そこもここも修復工事。
素晴らしき世界遺産をこの地で見る.
何時までも輝きのある世界遺産を
大切に。

この旅行記へのコメント （2）

• osdさん 2006/02/15 12:31:49

  素敵な響きですね！古都バクタブル！

  kyoko さん
  
  古都バクタブル！なんとも云えない心地いい響きのある都市ですね。きっと自然と人間と文化が渾然一体と仲良く融合しているのでしょう。そして、それをいつものことなんですが、きれいな詩で表現している。
  ＜陽射しの中は乾燥場。広げて広げて万遍なくと、太陽の恵みを穀物に＞
  
  ※ネパールの政情は最近一段と緊迫しているようです。気をつけてくださ　　い。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　osd

  kyokosa-nさん からの返信 2006/02/15 21:55:17

  RE: 素敵な響きですね！古都バクタブル！

  マイページにお訪ねいただき嬉しく思います。
  古都の世界遺産の国定公園（日本流にいうと）の中で生活をする
  日本では考えられない事ですよね。バクタブルでは世界遺産とともに生活をしている。すごーく自然に。違和感もなく隔離された時が止まったような平和な世界がそこにはありました。
  不思議な空間に、ネワールの文化、社会を感じました。
  自然体で感じた気持ちを文章で楽しみました。
  
  いつも駆け足で通り過ぎるようで
  もっともっと、裏通りを歩いてみたい気持ちにかられます。
  
  　世界遺産が似合う静かなネパールになることを祈っております。
  　有難うございました。　kyoko