2006/01/28 - 2006/01/28
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nomonomoさん
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この旅行記のスケジュール
2006/01/28
この旅行記スケジュールを元に
サン・マルコ美術館でフラ・アンジェリコのフレスコ画を見てきました。「受胎告知」の絵画の伝統を絵画史、キリスト教史から論じると長くなるのですが(成書がたくさんあります)、新しい生命が生まれることの、おどろき、うれしさ、はづかしさ、おそれ、不安等々については、人生を積み重ねてくるとだんだん分ってくることではないでしょうか。
新しい生命が生まれてくることをテーマにした芸術をもつことはとても幸せなことだとおもいます。
フレスコ画はそこに行かないと見れません。フィレンツェで第一番にここに来ました。心を洗われます。
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朝一番は中央市場。色とりどりの食品をながめて、サン・マルコをめざします。
見えてきました、サン・マルコ広場です。 -
広場の中央に立つのは。。。
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左側が修道院、右側が美術館。
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修道院の側は修理していました。
サン マルコ美術館 (修道院) 博物館・美術館・ギャラリー
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正面、広場側に入口があります。
入場料は4ユーロ。 -
玄関を抜けるとすぐに聖アントニーノの中庭。
程良い大きさ。中央に大きな杉の木。回廊の柱はイオニア式の柱頭。フレスコ画が壁を飾る。フラ・アンジェリコの「影の聖母」がうっすらと。 -
2階へ上がる階段の突き当たりに、フラ・アンジェリコの「受胎告知」。
不思議な絵。お顔、姿勢が不自然なような、そうでないような。でも、これほどの絵がかける人は天才にちがいありません。 -
2階の各僧房にフレスコ画が書かれています。小さな部屋です。窓も小さなものです。
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2階に僧房の突き当たりの部屋はサヴォナローラの僧房。強い意志を部屋からも感じられます。これが歴史というものでしょう。歴史を消し去るのではなく、しっかり保管し、後人の考える出発点としています。
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フラ・アンジェリコのフレスコ画は1442年頃に書かれた。
サヴォナローラがシニョーリア広場で火あぶりになったのは1498年。
フラ・アンジェリコの優しさとサヴォナローラの厳しさとはどこでつながるのでしょうか。 -
そういえば、1492年はイタリアからスペインにかけてたくさんの出来事がおきました。
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第1僧房のフラ・アンジェリコの「我に触れるな」Noli me tangere はキリストの足が「左右を間違って描かれている」といわれているものですが、私が見たところ、右足を左足の前に出した瞬間であって、不自然には感じられませんでした。
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写真は撮りませんでしたが、2階の廊下の天井裏も面白い作りでした。
左の写真は中庭を見たところ。 -
美術館のなかには、まだまだたくさん素晴らしい絵があります。
ギルランダイオの「最後の晩餐」も興味深い絵です。 -
別世界であるがゆえに、なにか考えさせられることの多いところです。
サン マルコ美術館 (修道院) 博物館・美術館・ギャラリー
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静かなところです。
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サン・マルコ美術館を出るとアカデミア美術館。
アカデミア美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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Via Ricasoliを南に行くとジョットの鐘楼が見えてきます。
ジョットの鐘楼 建造物
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参考に、ガイドブックからスキャンした画像を載せます。これが、例の、階段の突き当たりにあるものです。
フラ・アンジェリコの「受胎告知」のフレスコ画は、僧房のなかにも(第3僧房)、もう一点あります。
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この旅行記へのコメント (4)
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- dana7さん 2006/02/12 11:07:55
- 私も見ました!
- nomonomo様
初めまして!dana7と申します。(^^)
私もフラ・アンジェリコの「受胎告知」のフレスコ画を見ました〜。
階段を上がっていきなり出現したのでそのまましばらく立ち尽くしました。
イタリアは大好きで何度も行ってますが毎回色々な発見があり
味わい深い街(国)だなと思います。
また行きたくなってきました(笑)
ではまたお邪魔させていただきます〜
- nomonomoさん からの返信 2006/02/12 15:22:46
- RE: 私も見ました!
- dana7 さま。
ご訪問ありがとうございます。
フィレンツェは今回が初めてだったのですが、とても気に入りました。他のイタリア都市や、ヨーロッパの都市をさしおいて、また行きたくなりました。病みつきになりそうです。
またよろしくお願いします。
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- むんさん 2006/02/08 23:35:56
- サン・マルコ美術館!
- nomonomoさん、はじめまして!
サン・マルコ美術館、私も大好きなんです!
フラ・アンジェリコの世界、そして建物内の落ち着いた雰囲気、すごく印象的でした。
それに、「受胎告知」との突然の出会い(場所を知らずに行ったので・・・)には、びっくりでした(笑)
nomonomoさんの行かれた日は、とってもすいていたのでしょうか。あまり人の姿が見えないですね〜。
静寂の中、サン・マルコ寺院の素敵な雰囲気を満喫されたんですね〜♪
- nomonomoさん からの返信 2006/02/09 11:57:05
- RE: サン・マルコ美術館!
- むんさま。
ご訪問ありがとうございます。
サン・マルコ美術館は1月28日(土)の朝一番にいきましたが、ほとんど人がいませんでした。私たちがいる間に見たひとは本当に5人くらいでした。オフ・シーズンにいくメリットを享受しました。
フレスコ画はそこに行かないと見れないのと、その場所の雰囲気を味わう意味で特別なものだとおもいます。また、個人的には、「受胎告知」のマリアさまの表情に興味を引かれていて、サン・マルコに行けてよかったと思っています。
また、よろしくおねがいします。
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