2005年末　冬の旅　?　（日本人移民が・・・in クインズランド）

2005/12/21 - 2006/01/10

ケアンズの博物館に行った。

ここにはケアンズの昔の写真や色んな物が展示されていた。

そんな中に・・・
「えぇ〜？これって日本人？」と思える写真が何枚かあった。
どてらを着た日本人達が律儀に並んでいる。1890年代に撮った日本人の労働者の集合写真だった。

サトウキビ畑に当時沢山の日本人が働いていた。３Ｋと言われるきつい労働をしていた。
勤勉な日本人はとても有能な働き手だった。

次第に、その有能さが白人達にとって自分の立場を脅かすものになると写り、
段々日本人は排斥されてくる。

ただ、有能さだけで排斥していったのでは無く、
白人達の根底には、黄色人種に対する差別意識があったと思う。

エリア ケアンズ(オーストラリア)

写真には・・・
「ハンブルドン・サトウキビ・プランテーションで働く日本人達」と書いてあった。

高い給与を求めたヨーロッパ人に代わり、
太平洋諸島からの労働者、
そして日本にも目が向けられた。

そして1891年には日本の外務省に移民局ができ、国レベルで移住が推進された。

日本人労働者の評価は高く、信頼性、インテリジェンス、独立精神、分別のある行動、
技術力が絶賛されたとか・・・

熱帯での重労働を嫌い、
高い給与を求めたヨーロッパ人の代わりに、
太平洋諸島からの労働者、
そして日本人にも目が向けられた。

1892年〜1898年の間に、クイーンズランド州に、
熊本出身３５％、和歌山出身１８％、
広島出身１０％の２３０９人が送られた記録がある。

写真の男性は１８才〜２５才が主。
着物に帽子・・・しっかりした顔つき・・・
労働条件をしっかり見極める為に日本から監督官を派遣したとあった。しかし・・・本当なのか疑問が残った。

1890年代半ばには、真珠産業が盛んだった「木曜島」にも、
「億万長者になれる」と多くの日本人がやってきた。
死と隣合わせの危険な仕事にもかかわらず、木曜島の人口３割が日本人になった。

主に「白蝶貝」を採取。
殻の中側が光沢のある銀白色で洋服のボタンに加工された。
今でも貝のボタンは高級品。
オーダーのワイシャツには必ず貝のボタンが付いている。

信頼性、インテリジェンス、独立精神、分別の有る行動と技術力がある日本人労働者・・・
経営者としては、素晴らしい労働力を雇わない訳がない。
それを驚異に感じた政府は、徐々に日本人を排斥し始める。
第二次世界大戦がはじまると、日本人全員を逮捕。
時代と共に、サトウキビ農場、木曜島から、日本人の姿が消えた・・・

洗濯の絞り器。

洗濯物がペチャンコになるわね。
でもシーツのように大きい物を絞るのには便利かな。

以前、コタツ布団をお風呂場で洗った時・・・
含んだ水の重さにびっくり！
絞るどころか、持ち上げられなかった。
結局、湯船の縁にかけた状態が何日続いたか・・・

絞り器を使えば、早く乾くし、重くないのが何より！

計算機。

初めて就職したときの会社にあった計算機と、
良く似ていた。

例えば・・・１５００×２は、
まず計算機の目盛りを１５００にする。
今度は右のハンドルを２回まわす。
すると・・・計算機の前の数字が３０００と示す。

掛け算の基礎は足し算。
それを応用した計算機。

昔、教えて貰って良く遊びました。
ちなみに、会社のはドイツ製だった。

赤い公衆電話。

今はないなぁ〜！
ちょっと「赤」に懐かしさを感じました。

この旅行記へのコメント （1）

• ちょめたんさん 2006/02/03 17:51:23

  あ〜びっくりした〜(;^_^A

  気楽トンボさん今度は開拓団に入っちゃたのかと思いました。いくら何処でも気楽に行っちゃうトンボさんでもね〜！帰って来られなくなっちゃうものねC= (´ー`;)>ホッ
  　
  マンゴーうまくいかないの？そんなに大きかったの食べてみたいですね、じゃあ一つもらって行きますね。今夜のデザート、デザート！！