2005/07/15 - 2005/07/15
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フルリーナさん
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アラゴン地方のちいさなsanta maria de buil村にある、古いロマネスクの教会「聖マリア教会」をご紹介します。
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アインサから南方に少し行ったところに、古いロマネスク教会が2つ残る、santa maria de buil村があります。
ほんとうに、観光客もあまり来ない小さな小さな村です。
オリーブの木やアーモンドの木が生い茂り、アーモンドは可愛い緑の若実がゆらゆらと風にそよいでいます。
それでは、教会の中に入ってみましょう。 -
聖堂内部は、アラバスター(石の窓)なので、ほんとにわずかな光しか入ってきません。
暗い空間ですが、暗ければ暗いほど、そこに射し込む光が優しく暖かく感じます。
ロマネスクにお詳しい、ほあぐらさんに教えていただいたのですが、この梁は普通のロマネスクのものと縦横逆なのだそうです。
この聖堂に入った時になんともいえない不思議な感じがしたのですが、そういわれてみると、なるほど・・・という感じです。 -
祭壇の聖母子の絵です。
周りに彩色された深いブルーと鮮やかなオレンジの色がとってもきれいです。
描かれた当時は、とても鮮やかな色だったのでしょうね。 -
ちょっと拡大するとその穏やかな表情をおわかりいただけるかな。
マリア様と、イエス様とってもよく似ていますね。
視線がまっすぐ私を見ているようで、しばし見つめあってしまいました。
すてきな聖母子でした。 -
柱の文様。モサラブの影響を受けているのでしょうか?
模様の中のお花がかわいいですね。 -
剥げ落ちているところがいっぱいありますが、色はとっても鮮やかできれいです。
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横のあった小さな部屋
こちらは窓が少し大きくて、明るい感じでした。
鳥や花が描かれています。 -
鐘楼への上り口でしょうか。
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村のもう一つのロマネスクの教会です。
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アラゴンの農村風景。
気持ちのいい風景です。 -
このあたりの村は、こんな風にぽつりとと、ひっそりと、まるで時代に取り残されたように、中世のままの姿を残しています。
中には、廃村になってしまって、悲しいけれど荒れ果てた姿のロマネスク教会もありました。
生活のために故郷を捨てざるをえなくて、都会へと出て行った人々もたくさんいたのでしょうね。
アラゴン地方には、本当にたくさんの廃村になってしまった村がある、と、悲しそうにおっしゃっていたウーゴさんの言葉が心に残ります。
廃村になった村は、時代の中でその役目を終った・・・ということなのかもしれませんが、そこに生きた人々の想いの詰まった文化財や教会は、なんとか保存ができないのだろうか・・・なんて、考えてしまいました。
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この旅行記へのコメント (9)
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- shinesuniさん 2006/02/18 10:23:59
- すいません 文章が...
- 尻切れトンボになってしまいました。
私はレンタカーどころか免許もありませんので羨ましいかぎりです。
でしたww。
誕生日の書き込み有難うございましたM(_ _)M
これからもよろしくお願い致します。
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- shinesuniさん 2006/02/18 10:20:35
- フルリーナさんは御車での移動でしょうか?
- このような寒村を訪れる事が出来るのは羨ましいです。
私はレンタカーどころか
アッシジ私の少し前に行かれてのですね^^。
あの街は古い街並みの保存が非常に良く大好きな街の1つです。
今度はTAKAKOさんおように周辺のアグリツーリズモにも行こうかと思案中です^^。
http://4travel.jp/traveler/takas/album/10030503/
私の買ってきた絵をお褒め戴いて有難うございます。
アレがないと旅行癖の発作が起きてしまうので、大事な役割りを果たしています。とはいえもう6年も海外から遠ざかっていますので、そろそろとは思っております^^。
- フルリーナさん からの返信 2006/02/22 23:55:47
- RE: フルリーナさんは御車での移動でしょうか?
- shinesuniさん 、お返事が遅くなってごめんなさい。
いえいえ、私はバス・電車族です。
そのため寒村を訪れる時には、
バス停のそば、とか、さまざまな苦労をしています(笑)。
でも、バスにもたいがい大きなトランクがついているので、
なんとかなります。
ただ、あらかじめバスの時刻を調べておかないと大変なことになりますが、
今は、こまかくネットで調べられるので便利です。
ちなみに、ギャヴァルニーはルルドから乗換えでバスがあります。
4人以上ならタクシーを使ってもたいして変わりありません。
アラゴンピレネーは、見所の村や町はバスが通っているのですが、
今回回ったような、古代壁画やロマネスクめぐりは、
車が無くては(あってもガイドしてもらわないと)
情報が日本では、ほとんどなく、
泊まったホテルでしているガイドツアーをお願いしました。
アラゴンなどでは、町でそういったガイドツアーや、
バス会社がしているツアーがいろいろありました。
ドロミテは、バスがけっこういろいろなところに走っていて便利です。
ただし、ドロミテは西と東がバス会社が違うので、
いっぺんに西と東と回ろうとすると、すごく大変ですが。
shinesuniさんの、次回の旅はいつごろなのかな?
私は今年は資金不足で、
おとなしく指くわえて皆さんの旅行記眺めてお留守番です(笑)。
- shinesuniさん からの返信 2006/02/23 00:03:03
- RE: RE: フルリーナさんは御車での移動でしょうか?
- >shinesuniさんの、次回の旅はいつごろなのかな?
私は今年は資金不足で、
おとなしく指くわえて皆さんの旅行記眺めてお留守番です(笑)。
★同じです^^。私なんかパスポート失効して3年半になりましたww(涙)。
>泊まったホテルでしているガイドツアーをお願いしました。
アラゴンなどでは、町でそういったガイドツアーや、
バス会社がしているツアーがいろいろありました。
★お値段幾ら位しましたか?宜しければ教えてくださいませ。
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- パパスさん 2006/02/12 20:53:57
- 忘れたくない村ですね!
- アラゴン地方には忘れかけた村が幾つも有る様ですね!
時代の流れとは言え、寂しいです。
パパスはこの様な中世の姿を残した村が一番好きです!
生活の為故郷を捨てないといけないのは悲しいですね。
しかし廃村になった村でも役目を終えたとは思いません。思いたくありません!!
そこに生きた人々の想いの詰まった文化財や教会はきっと人々の心に刻み込まれて残っていくと思います。思いたいです!!
フルリーナさんのような人が居られる限り。
どうも有難う御座いました!
パパス。
- フルリーナさん からの返信 2006/02/13 00:15:42
- パパスさん
- 優しい言葉をありがとうございます。
ほんとに、この村で生きた人たちの証のような、教会や建物とか風景とか
なんとか残っていくといいですよね。
住んでいる人はほとんどいなくなってる村もありましたが、
そこに住んでいた人々の思いが溢れているようで、
はがれおちた壁絵のなかから、
ここで礼拝をしていた人々の祈りの声が聞こえてくるような気がしました。
ほんとうに素敵な風景でした。
とっても、こころに残ってる風景です。
-
- 4nobuさん 2006/02/05 09:55:10
- ロマネスク教会
- ご無沙汰いたしております。
昨日新潮社とんぼの本「フランス ロマネスクを巡る旅」をよみました。ピレネーの反対側ですがイスラムの影響をいくらか受け継いだロマネスク教会建築では同じ感じのように受け取れます。日本人にとってどこか同質感のある建物でフルリーナさんに行かれた所もあわせてゆっくりと廻りたいものです。
居間の壁の絵をフルリーナの絵皿に家内が最近替えていました。2003年グァルダで買ったものです。
- フルリーナさん からの返信 2006/02/05 15:41:41
- 4Nobuさん
- ご無沙汰しています。
私もあの本は、行く前に即席ロマネスク講座に使わせていただきました。
ロマネスクって、ほんとうに人里はなれた山の中に佇んでいる風情が、
なんとも魅力的ですよね。
今回、涙を呑んであきらめた、コンク、ロカマドール、カニグーなどなど
いつかゆっくり巡ってみたいです。
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- カヌ太郎さん 2006/01/30 21:19:51
- じ〜んとしますね
- フルさん
アラゴンの小さな村の教会、
すてきです。
聖母子の優しい眼差しに、心があたたまる
感じがします。
形あるものは何時かなくなってしまう
定めではあります。
その前に多くの人に見てもらい、
心に残しておいてほしい
そんな感じがします。
カヌ
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