2005/12/03 - 2005/12/11
10位(同エリア14件中)
鉄人60さん
シンシン(民族踊り)
シンシンとは英語の(Sing Sing)歌うからきたピジン語である。400〜500部族からなるシンシンが演じられ、冠婚葬祭や伝統儀式の中で踊られる。
植民地支配時代、部族同士の親睦の証として披露しあったのが始まりらしい。早速ドンペテ村(人口70〜80人)のフリ族を訪れた。
極彩色のボディ・ペィンティングの準備が整い、戦いの踊りのスタンバイ。赤・白・黄色とハデな土と草花から彩色した化粧を施し、ココナツオイルに映える褐色のボディは見るからに勇猛な戦士たちだ。
打ち鳴らす太鼓のリズムに合せてピヨンピヨンと飛び跳ねる。私とは随分と跳躍の違いを感じる。頭のウイング(かつら)は隣のブルマ村で作られている。18ヶ月の歳月をかけてやっとひとつのマンダ(現地語でかつら)が出来上がる。村長の厳しい指導の下、良質の髪の毛を作る為、川の水でまず胃の中を洗浄する。渡された神聖な残りの川の水を飲み干す。
日本人ならすぐに下痢になりまっせ。
ひとつのマンダは豚一頭(200キナ)の値段と匹敵する。
ワビア村(300人)ではスピリットダンス(無病息災)の踊りが披露された。4人の精霊役が病人の周りを踊る病気治療。踊りの間には邪魔が入らぬように見張り役が立つ。
2〜3時間は続く踊りの代金は200〜300キナ(8000〜12000円)。金持ちからは多く取るが料金は人によってマチマチである。もし病人が亡くなればお金を返すという良心的なシステム。先祖代々受け継がれる民族の踊りは現代の世界とはかけ離れた異色の世界。
自給自足の生活ではあるが人情味あふれる踊りの中に、不気味なウイッグマンが極楽鳥の羽で作った髪飾りには私にはなかなか馴染みにくかった。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
鉄人60さんの関連旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
パプアニューギニアで使うWi-Fiはレンタルしましたか?
フォートラベル GLOBAL WiFiなら
パプアニューギニア最安
740円/日~
- 空港で受取・返却可能
- お得なポイントがたまる
0
25