2005/06/09 - 2005/06/14
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真@tokyoさん
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シカゴは近代建築発祥の地として知られています。19世紀後半から現代までの各様式の建築物あり、都市全体が建築博物館となっております。
ここでは中心地を一回りして、20世紀前半のビルディング(主としてアールデコの装飾を中心に)をご案内します。また、高層ビルに付属した広場には現代美術の大家の作品が飾られており、これも見逃すことが出来ません。なお、これはシカゴに短時間滞在のツーリストに代表的な建築を紹介するものです。
コースは次の通りです。
オヘア空港から、地下鉄ブルーラインで約40分[Clark]で下車し地上に出ます。そこからLaSalle Stに出て、この道を南に進みます。道の両サイドは金融機関の大きなオフィスが続き、突き当たりには商品取引所があります。ここで左折しJackson BLVTを東に向かいます。2ブロック進んで左折し、Deaborn STを北上します。3ブロック先で Madison Stを右折し, 次のState St で北に向かい1ブロック先の Washington St を西に折れます。この道を Clak St まで進み、右を見ればすぐ近くにスタート地点が見えます。この道は名門百貨店や美しい彫刻が各所に現れ楽しいルートです。普通に歩いて3〜40分のコースですので、寄り道込みで90分コースとしました。なお、通りがかりに見える現代建築にも一部ふれます。
ビルの番地は、南に向かって右が偶数、左が奇数です。
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ジェームス・R・トンプソン・センター(旧イリノイ州センター) 1979-85 Murphy/Jahn
ブルーラインの[Clark駅]に接続しており、自然にこの建物の1Fに出てくる。平面は1/4円形の特異なビルで、南東の角が円弧状で市民に空間を提供している。
内部は17階までの巨大な吹き抜けとなり、昇降中のエレベーターから望むことが出来る。
設計のMurphy/Jahnは, シカゴには傑作ノースウェスタン・ターミナル他の作品がある。 -
トンプソンセンター アトリウム
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デュビュッフェのモニュメント
ジェームス・R・トンプソン・センター前の広場に立つ。
これを見たらばLaSalle St に向かう。(西へ) -
LaSalle St 中央で南を見る。正面はシカゴ商品取引所。
まさに摩天楼の谷間の道を南進する。 -
W.Randlph St を越えて次のW.Wasington St との中間右側の新しいビルがあります。
[120 North LaSalle St Bldg] 1992 設計:Murphy/Jahn
同じくトンプソンセンターと同じ設計者の作品。小型だが円弧状の正面カーテンウォールその他の
工夫があるが、ここでは1−3階にかけての巨大な(20×30Foot)モザイク画を紹介する。
テーマは神話からダイダロス(建築の守護神)とイカロスを表現したもので、蝋で固めた羽で空を
飛ぶ様子を描いている。 -
W.Wasington St を越えた左側の建物
[Foreman State National Bank Bldg] 1930 設計:Graham, Anderson, Probst& white
33 N La Salle St.
この設計グループもシカゴに多数の作品有り。
玄関のアールデコ装飾:ドア部の真鍮、御影石の彫刻と壁面飾る勤続プレートに注目。 -
その隣のビルディング
[One N La Salle Str Bldg] 1929-30 設計:Vitzthum & Burns
1 N La Salle St.
入口上部 -
同じ建物の入り口上部
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同じ建物の1Fエレベータホール
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同じ建物のエレベータホール照明
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南に進み、W.Madison St, W.Monroe St を越え右側
[旧 State Bank Bldg (現 Bank One)] 1929 設計:Graham,anderson,Probst & white
120 S LaSalle St
玄関のイオニア式オーダーの奥はアールデコ。
33 N La Salle St Build と同じ設計チームなので、共通点が感じられる。 -
120 S LaSalleの斜め前にあります。
[135 South La Salle Street Field Bldg] 1934 設計:Graham,anderson,Probst & white
第2次大戦前の最後の建築であるが、内部通路のアールデコ装飾はシカゴでトップクラスのもの。 -
同じ建物のエレベーター扉
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同じ建物の郵便ポスト
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同じ建物の渡り廊下
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W.Adms St を越えて左側
[Rookary] 1885 設計:Burnham & Root 1931 Lobby renovation:F L wright
209 S LaSalle St
外観はロマネスク様式の石積みで中世風の雰囲気があるが、内部のロビーはライトが手を入れたことにより素晴らしい空間が出現した。
入り口のアーチ下部にRookaryの由来となった野鳥のレリーフがある。 -
Rookary の1階ホール
ガラス天井を通しての自然光の効果が素晴らしい。 -
左右の銀行の建物を過ぎると正面はシカゴ商品取引所です。
[Chicago Board of Trade] 1929-30 設計: Holbart & Root
141 W Jackson Boulevard
現在の建物は2代目で、シカゴを代表する建築で多くに人に知られています。内外各部にアールデコの装飾がちりばめられている。 -
シカゴ商品取引所 入り口上部のアールデコ
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シカゴ商品取引所 ホール内部から入り口部を。
この扉を出て Jackson BLVD を右(東)に向かいます。 -
Jackson Bld を2ブロック東に進むと、Deaborn St と交差します。交差点手前右にレンガ壁の厚いビルがあります。
[Monadnock Bldg]
北棟 1891設計:Burnham & Root
南棟 1893 設計: Holbart & Root
北棟はレンガの組積み構造によっており、この構造体での高層ビルとしては最高の建物。一階の壁に荷重がかかるので、その壁厚は6フィートに達する。南棟はスケルトン構造としたので下層階の壁厚は薄く上層部と変わらない。
写真では、手前が南棟、奥が北棟です。 -
Monadnock Bldg 北棟1階
窓ガラスが壁の内側に引っ込んでいる。 -
この交差点からDeaborn Stを北上する。
交差点を越えて左先の黒い高層ビルは[Federal Center]でその向こう側の広場に、
[フラミンゴ] カルダー 1974 がある。
Federal Center の 向こうに Monadnock Bldg の1,2階の厚壁が見える。 -
Adams st を越えてDeaborn St を1ブロック先に進み、Monroe St を越えた右側は[First National Bank Bldg] の広場である。
ここには
[四季] シャガール のモザイク壁面がある。
両面にモザイクが施されている。 -
次のMadison st を右折し、1ブロック東に進むと、商業ビルが連なる State St と交差する。
交差点手前右は、
[Chicago Bldg] 1903-04 設計: Holbart & Root
7 W Madison St
スケルトン構造では初期のものだが、同じ設計者によるMonadnock Bldg(南棟)から10年で、ここまで軽快なものとなった。窓はシカゴ窓と言い、幅広の中央部(固定)と左右の上下上げ下げ窓からなります。多く採光を取りいえれようとの工夫です。平面型と出窓型の2種を取り入れている -
State St の 向かい側に 百貨店の
[Carson Pirie Scott & Company] がある。
1899 設計:Lois h.Sullivan
巨匠サリバンのシカゴでの代表作。低層部は装飾によりやわらかさと華やかさを演出、上層部はシカゴ窓を採用している。 -
Carson Pirie Scott & Company
工事中のカバーをはずすとこのような手の込んだ装飾があらわれる。 -
State St を1ブロック Washington St との交差点まで北上する。
この交差点を西に曲がるが、その角は
[Reliance Bldg]
1890 設計:Burnham & Root
スケルトン構造で開口部を大きくとった最初の建物として価値がある。
両面とも出窓になっている。 -
Washington St を西に向かい、1ブロック進むとDeaborn Stと交差する。
右先の角は[Richrde Dairy Civic center] の広場 ここに
[ ](無題) ピカソ がある。
見る人によりイメージが異なるのが面白い。 -
ここからWashington St の向こう側を見ると、ビルの谷間の Branswick Plaza に、
[Miro\'s Chicago] ミロ がある。
この一画は、ピカソとミロの競演となる。 -
ここから Civic center の北を見ればスタート地点が見える。
トンプソン・センターに向かってClark St を北に。左側にはシカゴ最大の新古典様式の建物がそびえ立つ。
[City and County Bldg] 1907-11
設計:Holabird & Roche
基壇部、列柱、上層部と3層構造で12本のコリント式オーダーは見事である。皇居前の明治生命館と同様な構成となっている。共に前が空間が大きく開いており全体が良く見える。身びいきかもしれないが明治生命館の方が美しさで勝ると思う。
右を見れば、デュビュッフェが見える。
ゴールはすぐそこです。
ご苦労様でした。
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この旅行記へのコメント (10)
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- エムさん 2006/08/06 11:15:19
- アールデコ様式
- 真さん、はじめまして!
アールデコ様式の旅行記、楽しませて頂きました。
パリで開催された新様式としてアール・デコの名前が付いたと聞いたことがあります。
実際、パリに行ってみるとアール・ヌーボー様式の装飾が多くてアールデコは見かけたことがありません。(気付かなかっただけかも(~_~;))
なるほどーー、本場はアメリカだったのですね。幾何学的な装飾が素敵です。
日本でも東京都美術庭園がアールデコ様式で美しく個人的には好きな建物です。
では、お邪魔しました。
- 真@tokyoさん からの返信 2006/08/06 19:59:17
- RE: アールデコ様式
- エムさん
こんにちは 訪問ありがとうございます。
貴方の旅行記も見ましたよ。
かなり各地に行かれていますね。旅行好きとお見受けしました。
さて、アールデコは欧州がスタートで特に1925年のパリ・アールデコ博覧会が普及の拍車をかけました。パリにも沢山アールデコ建築はあります。
パリは1回だけですが、エムさんの半月前に行きました。2004/4/16です。奇縁ですね。5日間建築だけを追って市内を歩き回りました。時間が無いので観光、ショッピングはゼロ。美術館はオルセーのみという特殊行動ですが、それができるのも一人旅の良さですね。
パリのアールデコを近いうちに乗せましょう。
ニューヨーク・デコは華やかですが、パリのはシックなアール・デコといえるでしょう。中にはNYに負けないハデハデもありますが。
東京都美術庭園は、ご存知かと思いますが現在アールデコ展を開催中です。この期間は特別に内部撮影を許可しています。(通常は禁止だったと思います) 8月末の6日間は夜間開館しますよ。ラリックの女人像が照明で浮かび上がるかもしれません。
そういえば、パリでラリックのアパートを見てきました。
扉は得意のレリーフガラスがはめ込んでありました。
これも旅行記にのせましょう。
これからもよろしくお願いします
- エムさん からの返信 2006/08/06 21:03:21
- RE: アールデコ様式
- 早速のお返事ありがとうございます。
パリに同じ時期に行かれたとは奇遇ですね。ツアー参加でパリには3日間の滞在でした。
フリータイムはセーヌ河のほとりを散策し、オルセー美術館を対岸に眺めながら歩き、ベンチに座ってゆっくり休んでいました。
私にとってはブランド品を買いに行くより至福の一時でした。
フランスは見たい所が多過ぎて一度には廻れませんね。
パリのアールデコの旅行記楽しみにしています。
東京都庭園美術館内に灯りが灯ったら美しいでしょうね。是非、行ってみたいと思います。
ルネ・ラリックのレリーフ扉がどういう表情になるのか楽しみです。
またお邪魔させて下さい。
-
- 魔女ランダさん 2006/06/21 11:24:01
- はじめまして。いつもご訪問ありがとうございます。┏(I:)ペコッ
- はじめまして、真さん。
いつもご訪問、感謝いたします〜〜!m(_ _)m
近代建築ですか〜。
私は、美しい。美しくない。好み、好みじゃない。くらいしか、
建物に対して思いやれないでいたので、とても勉強になりました。
これからは、いろんな目線で見つめてみようと思いました。
それにしても、知識の蓄積がないと、
真さんのような角度からは見ていけないのでしょうけど・・・・。
お写真に迫力と、建物に対する愛情がこもっていて、
とても優しい気持ちになりますね。
また寄らせていただきます。
(。・ω・。)ノ~☆\'・:*;\'・:*\'・:*\'・:*;\'・:*\'シツレイシマ~ス☆
魔女ランダ
- 真@tokyoさん からの返信 2006/06/22 08:43:17
- RE: はじめまして。いつもご訪問ありがとうございます。┏(I:)ペコッ
- 魔女ランダさん こんにちは
4Trabelの名士にコメントいただくとは光栄です。
あなたの旅行記は雰囲気が楽しいので寄らせていただいてます。
先に書き込みされてしまいました。
建築はまったくの素人で、理屈ぬきでただ見て楽しむだけです。仕事でのたまの出張時の記録を整理して乗せていますが、すっかり空き時間ばかりの年代になりましたので、これから各地を回りたいと思います。
建築以外には旅先で出会った人たちとの交流も載せたいのですが、しばらくは建物中心でに参ります。
これからもよろしく。
-
- Rockyさん 2006/05/16 20:03:34
- 建築博物館
- 真@tokyoさん
>都市全体が建築博物館となっております
大いに建築楽しめました。
見る人が見ると、こうも素晴らしいのがあったんですね!驚きです!!
M.Rocky
- 真@tokyoさん からの返信 2006/05/18 01:55:31
- RE: 建築博物館
- M.Rockyさん
訪問ありがとうございます。
都会はいろいろな楽しみ方がありますね。
私流のものは、帰国後が一仕事ですが、これでたっぷり楽しめます。現地で購入した参考書を眺めながら(読めませんが)、時間がゆっくり過ぎてゆきます。
でも旅は建物だけではありません。街の人との交流も忘れ無いようにしていますが、写真は建物だけに絞っています。
少しずつ地域を広げてゆきますので、これからもよろしく。
- Rockyさん からの返信 2006/05/18 06:47:21
- RE: RE: 建築博物館
- >でも旅は建物だけではありません。街の人との交流も忘れ無いようにしてい>ますが、写真は建物だけに絞っています
返信ありがとう。
素晴らしい建築を見る目に、1票です M.Rocky
-
- M1さん 2006/03/16 13:40:04
- トリハダがたった。
- 真@tokyoさん
こんにちは
早速お写真を拝見しました。
僕の写真が載っている?と一瞬思うほど
似たものが多くびっくりしました。
’87年に同じシカゴ建築ツアーに参加しているので
同じ風景があって不思議ではないのですが。
僕の場合はもう随分前なので、資料なども失くしてしまい
真@tokyoさんの旅行記が参考になりました。
ありがとう。
- 真@tokyoさん からの返信 2006/03/21 22:42:02
- RE: トリハダがたった。
- M1さん
ご訪問ありがとうございました。
シカゴは1996年が初回でした。M1さんよりは少し新しいですね。
その時は時間もなく大急ぎでダウンタウンを廻っただけですが、2001にオークパークやハイドパークのロビー邸まで足を伸ばしました。
2005にはニューヨークの帰途に寄って、ループのアール・デコ・ツアーに参加しました。英語で説明は何も分かりませんでしたが、旅行記はそれがベースになっております。
他の都市も順次作成しますのでよろしく。
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