1988/05/20 - 1988/05/23
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ももんがあまんさん
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スイスの旅の後半が、雨にたたられどうしでしたので、河岸を変えてみました、リンダウから、ルードウィヒ?世で有名な、バイエルンへ向います、天候は変り、暖かく、穏やかな日の光が、降り注いでいます、季節も最高だったのでしょうけれど、とにかく、美しく、素晴らしい田舎です。
表紙の写真は、バイエルン、オーバーアマガウの村、小川のほとり、何処か懐かしい風景です。
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リンダウ、ボーデン湖 (バイエルン州)
リンダウは、ボーデン湖を利用した水運業で栄え、1230年帝国自由都市となる。 中世の町は、湖に突き出した、島の中にあります。 -
リンダウ、ボーデン湖
リンダウの港です、シンボルのライオンと、灯台が、出入りの船を眺めています。
今は、水運業と言うよりは、ヨットが多いようです、海の無い南ドイツとしては、貴重なリゾート地と言う感じの町でしょうか ?? -
リンダウの街並
海運業&商業で栄えた事を伺わせる、立派な建物がたくさん残っています、どちらかと言えば、レンガ造り、石造りの建築です、ドイツでも豊かな方でしょうね。 -
リンダウの建築
紋章やら、時計やら、フレスコ画やら、コテコテと・・・と言う感じモありますね、美しいかどうか、よい趣味かどうかは、主観によるかも知れませんけれど・・・
この建物自体は、市庁舎(Altes Rathaus)か、それに類する建物だったような記憶があります。 マア、市庁舎としては、可愛く、上品と言ってよい方かも知れません、自治都市の伝統の故でしょうか、一般に、官僚的で権威主義的、強権的な、文化的後進国の庁舎とは、だいぶ違う気がします。
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フュッセン、ノイシュヴァンシュタイン城、遠景
お城まで、歩いて行けるほどのところで泊って、テクテクと、途中で、おばさんたちが記念写真を撮っていました。 -
フュッセン、ノイシュヴァンシュタイン城、遠景
お城がどんなところに建てられているか、良く解かります、こんな城を、19世紀も終わりに立てるなんて、時代錯誤も甚だしいけれど、観光客のおかげで、いくらか元は取れたでしょうか ?? -
ノイシュヴァンシュタイン城 (バイエルン)
バイエルンは、王国としては、19世紀〜20世紀初頭まで、わずか100年程度の、短命の王国で、最後は、隣のプロイセンに吸収されてしまうと言う、情けない最後でありましたけれど、元々は、12世紀初旬のウイッテルスバッハ家と言う公爵家に発する、古い家系のようです。
隣の、ハプスブルグ家などと、ほぼ同時期に台頭をはじめた一族のようですけれど、古いだけで、あまり華々しい処の無い一族だったようです、だから余計に、太陽王に憧れたのでしょうか、やっとの事で、王家に成れて、何を、やりたかったのでしょう、インフェリオリティ・コンプレックスですね・・・。 -
ノイシュヴァンシュタイン城
確かに、見かけは美しいお城です、夢の城、東京ディズニーランドのモデルとしては、実に、いろいろな意味で、相応しい、そんなお城ですね。 -
ノイシュヴァンシュタイン城
白亜の城の白壁です。
「狂王」と言われたルードウィヒ2世ですが、国民からは、意外と人気があったと言われています、マア、普通の国民にとっては、所詮、雲の上の話で、王様が、ウィっテルスバッハ家であろうと、ハプスブルグ家であろうと、あまり関心はないし、自由と自治が守られさえすれば、王様は、見かけさえよければ良し、と言う処かも知れません、 何処かの国の、首相や大統領の選択基準と、似ていなくも無いですね。
バイエルン人は今も、「州」とは言わず「自由共和国バイエルン」と叫ぶと、ガイド本には書いてあります、人々のバイエルンへの愛着は、王家とは、あまり関係が無いのでしょうね。 -
ノイシュヴァンシュタイン城、回廊
この城は、いまだ未完成との事で、城内は、やや、だだっ広いナアと言う印象があります、このフレスコ画と回廊は、なかなか見事ですけれど、全体としては、部屋数も多すぎて、お金が足りなかったのでしょうか、それほどすごいとは、感じませんでした、後日拝観した、リンダーホーフ城の方が、小さいけれど、城内は、断然すごかったですね。 -
バイエルン、ヴィーズの巡礼教会
フュッセン〜オーバーアマガウへ向う、バスで、一時停車です、乗客がぞろぞろと教会へ向いました、後年、世界遺産に指定された、有名な教会なのですけれど、この当時は、全く知りません、従って、もったいない事に、中にも入りませんでしたし、殆ど記憶にありません。 -
バイエルン、子馬のお昼寝
教会よりも、周辺の、美しくのどかな風景に、強く惹かれました、この子馬は、死体ではありません、ちゃんと、息をしておりました。 -
オーバーアマガウ
赤頭巾ちゃんの家です、これも面白い事は面白いのですけれど、コテコテと、と言う感じで、美を感じるかどうかは、感性によりますね。 -
オーバーアマガウ、川辺の風景
バイエルンの田舎です、フレスコ画の家屋も良いですけれど、それ以上に、穏やかな、バイエルンの自然と村に、何時までも、このままでいて欲しいような、「調和」を感じる、そんな風景です。 -
バイエルンの風景、エッタールへの散歩
暖かく、柔らかな日差しに誘われて、エッタールの僧院まで、ハイキングに出かけました、道の両側には、花が咲き乱れています。 -
バイエルンの風景、エッタールへの散歩
遊歩道(サイクリング道)もあります、場所にもよりますが、車を気にせず歩けるのも、とても良いところです。 -
バイエルンの風景、エッタールへの散歩
一面に、黄色い花が咲いています、タンポポでしょうか ? 注意力が散漫の為、はっきりと、花を記憶しておりませんけれど、懐かしい気もする風景です。 -
バイエルンの風景、エッタールへの散歩
あくまでも主観ですけれど、ドイツで一番、美しく、穏やかな風景の、田舎ではなかろうかと、今も、そんな気がしています。 -
バイエルンの風景、エッタールへの散歩
アルプスの麓なので、急峻な山もあって、風景にアクセントを加えています、その、山の上からは、たくさんのハンググライダーが飛び発ちます。 -
エッタール、僧院の見える街並
街道の向こうに、修道院の丸屋根が見えました、想像よりも、かなり、でかいです。 -
エッタールの僧院
丸屋根に、曲線の強調された、物柔らかな修道院です、女性的、ロココ趣味の典型かも知れません、けれど、周辺の、柔らかな日差しに包まれた、穏やかなバイエルンの風景の中では、天を突くゴシックや、いかめしく、コワモテなバロックよりも、遥かに相応しいと、そんな気がします。 -
エッタールの僧院
ドイツ=プロテスタントと言う印象が強かったのですけれど、此処バイエルンは、ドイツにおける、カソリックの牙城であるそうです、聖者、聖人の像が、教会の壁面を飾っています。 -
エッタールの僧院、祭壇
いかにも、ロココ、カソリックと言う感じの祭壇だったのですけれど、あまり良く撮れていません、残念です・・・・。 -
エッタールの僧院、天井画
ウーン、ロココと言う感じの、優美な天井画ですね・・・わりと良く撮れている方でしょうねえ・・・ ?? -
リンダーホーフ城
シンメトリーの美しい城館です、白鳥城ほど有名ではありませんけれど、こちらは一応、完成品です。 -
リンダーホーフ城、庭園
庭園は、フランス風orイタリア風、ですね、ドイツ風では無いと思います、ドイツ風と言うのがどういうのか解からないのですけれど、フランス文化への憧れは、かなり徹底していますね。 -
リンダーホーフ城、庭園
こちらは、ギリシャ風、アフロディーテ&クピドの母子ですね、金メッキだと思いますけれど。
異境趣味、先進文化(フランス&イタリア)への憧れと言うのが、この王様の全てなのでしょうか、見方を変えてみれば、孤独だったのですね、そんな気がします。
「ビーナスの洞窟」と言うのを見過ごしてしまいましたけれど、見なくても、想像出来るような気がします、多分あまり、リアリズムとは縁の無い代物でありましょうね。 -
リンダーホーフ城、鏡の間
お城の中は、とにかくすごいです、ただでさえ、キンキン・ギラギラなのが、二重三重に鏡に映って、とんでもない部屋になっております、「これでもか!!! 」と言う感じですね。
ヴェルサイユの鏡の間を意識したと言われていますけれど、お金も無かったのでしょう、部屋も小さいです、けれど、その分、やたらと詰め込んだ、異次元の空間が出来上がっています、美しい事は美しいけれど、確かに「狂気」を感じます。
黒装束でカメラを構えているのは、鏡に映った私です、被写体としては魅力が無いので、顔はボカしてあります、のっぺらぼうではありません。 -
ミッテンヴァルト
ドイツとオーストリア(チロル地方)の、国境の町です、見ての通り、ヨーロッパアルプスの麓、空気がとても美味しい、そんな気のする、美しい街です。
次は、インスブルックからオーストリアへ入り、また再びドイツを巡ります。
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