1972/09/05 - 1972/09/05
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片瀬貴文さん
1961年9月5日(火)
線路関係工場のある、パリから南100kmのコルベーユに行く。
私と一緒したのは、ギリシャ人とブラジル人、共に研修生だが40歳がらみの部長クラス。
ブラジル人は8時半集合の約束を、1時間半遅れて10時にやってくる。
「アスタ・マニヤーナ」の国らしい。
私はいつもより早く、7時に起床して出かけたのだが、待たされた。
我々の乗った車は、高速道路を時速120km、一般道路を90kmで走り、現場に着いたのは12時前だった。
それから14時まで視察し、付近の田舎レストランで昼食。
昼食が終わったのは16時半、2時間半も掛けて食事をしたわけだ。
皆さんは食事になると急に生き生きとして、議論を楽しみ、名残惜しそうだった。
早くから食事にかかっていたら、もっと食事時間は長かっただろう。
案内のフランス人技師は、ほぼ同年輩の部長クラス。
話題が良く合うことも事実。
美味かったのはガチョウのソテ、自家製のハム、そしてデザートのムス・オ−・ショコラ。
デザートを褒めたところ、鍋のまま持ってこられ、4回もお代わりする。
私のお腹は、オードブルで既に満たされているのに、文字通り喉の入口までいっぱいに詰め込んだ。
客にご馳走を無理に進めるのは、日本によく似ている。
それにしても、彼等の大食振りには感心する。
1955年の赤ワインは、いつもの安ワインと違い、さすがにおいしかった。
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