2005/09/02 - 2005/09/02
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ソフィさん
風の盆見物の基地は、加賀温泉郷の粟津温泉だった。
大阪から粟津温泉までJRで行き、それから貸し切りバスで、はるばる越中八尾まで足を伸ばした。
この温泉は、約千三百年も昔の養老二年(718年)、平城京の始まった頃、泰澄大師によって発見された。
各旅館が源泉を持っており、古くから湯治場として親しまれている。
私の泊った「法師」は、その時以来の旅館であり、日本で一番古い温泉宿と言われる。
奈良の都を中心に仏教が盛んになったころ、多くの名僧が人跡未踏の高い山に登り、厳しい修行を積んで仙人の術を会得し、山岳仏教をおこした。
その一人が泰澄大師。
泰澄は越前国・麻生津に生まれ、養老元年(717年)、初めて白山の山頂をきわめ、そこで何年間も修行を続けたのち、山頂に一寺を開いた。
いつも藤の皮を編んだ粗末な衣を付け、松葉を常食とし、苦しい修行により悟りを開いた泰澄は、その神通力を遠く奈良の朝廷にまでも鳴りひびかせ、「越の大得」とあがめられた。
泰澄大師が白山山頂で荒行を始められてからおよそ一年後のある夜、白山大権現が夢枕に立ち、言われるには、
「この白山のふもとから山川を越えて五、六里行ったところに粟津という村があり、そこには薬師如来の慈悲による霊験あらたかな温泉がある」
「しかしまだ、だれ一人として地中深くに隠れたその霊泉のことを知らぬ」
「お前は、山を下りて粟津村へ行き温泉を掘り出し、末永く人びとのために役立てるがよい」
と。
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