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『200502ブータンの旅-1,2,3,4,5,6,7』の続きです。<br />写真は帰りの飛行機から撮ったヒマラヤの山々です。<br />(翼付近の席だったため、見にくい写真になってしまったのが残念です。)

200502ブータンの旅-8

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2005/02/11 - 2005/02/20

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Hisae

Hisaeさん

『200502ブータンの旅-1,2,3,4,5,6,7』の続きです。
写真は帰りの飛行機から撮ったヒマラヤの山々です。
(翼付近の席だったため、見にくい写真になってしまったのが残念です。)

  • この日でブータンの旅も終わりです。<br />寂しさをかみしめながら、いつもの辛いご飯を食べました。<br />そして、記念にブータンの台所の写真を撮りました。<br />こちら側は流しと水置き場です。<br />この家には水道はなく、水は井戸から汲んできてかめに貯めます。<br />食器は右側の流しの上で、おけで水を汲んで洗います。<br />ちなみにこの流しは、顔を洗ったり、歯を磨くときにも使いました。<br />お湯は居間のストーブの上で沸かして魔法瓶に入れ、流しの横においてあります。

    この日でブータンの旅も終わりです。
    寂しさをかみしめながら、いつもの辛いご飯を食べました。
    そして、記念にブータンの台所の写真を撮りました。
    こちら側は流しと水置き場です。
    この家には水道はなく、水は井戸から汲んできてかめに貯めます。
    食器は右側の流しの上で、おけで水を汲んで洗います。
    ちなみにこの流しは、顔を洗ったり、歯を磨くときにも使いました。
    お湯は居間のストーブの上で沸かして魔法瓶に入れ、流しの横においてあります。

  • そしてこちらが台所の反対側、調理をする場所です。<br />ガス、電気は利用できるので、ガス台、炊飯器があります。<br />自分の家の台所よりものが少なくてシンプルでした。

    そしてこちらが台所の反対側、調理をする場所です。
    ガス、電気は利用できるので、ガス台、炊飯器があります。
    自分の家の台所よりものが少なくてシンプルでした。

  • 朝10時の飛行機のため、この日は朝ごはんを食べ、荷物をまとめるとすぐに家族とお別れです。<br />アパとハグして、アマと握手、そして子ども達にカディンチェ、Thank you!と声をかけました。<br />車に乗り込むと、窓からアパが一生懸命手を振ってくれています。<br />ジーンとして、また会いに来たいなぁと強く思いました。

    朝10時の飛行機のため、この日は朝ごはんを食べ、荷物をまとめるとすぐに家族とお別れです。
    アパとハグして、アマと握手、そして子ども達にカディンチェ、Thank you!と声をかけました。
    車に乗り込むと、窓からアパが一生懸命手を振ってくれています。
    ジーンとして、また会いに来たいなぁと強く思いました。

  • 空港に着くと、8日間一緒にすごしたガイドさんともお別れです。<br />お守りの白い布をかけてもらって記念写真を撮りました。<br />空港では、すでに同じ便に乗る人たちが列を作っています。<br />この空港ではまだまだ手作業がほとんど。<br />チェックインの時も係員が紙のリストを見ながら、搭乗券を発行します。<br />搭乗券には手書きで座席番号が書かれ、荷物には紙のタグをくっつけます。<br />もちろん、係員はゴかキラを着ていて、空港もブータンそのものでした。<br />私は、ここに来てお腹が痛くなり、何回かトイレへ。<br />チェックイン、出国手続きをしたあとの待合室にはトイレがなく、<br />どうしようかと思ったのですが、出国手続きの係の人に聞くと、<br />ロビーのトイレまで戻って行っていいとのこと。<br />出国手続きを逆流する時は戻れなくなったらどうしようとちょっとドキドキでしたが、<br />無事飛行機にも乗れ、バンコク経由で日本へ戻りました。

    空港に着くと、8日間一緒にすごしたガイドさんともお別れです。
    お守りの白い布をかけてもらって記念写真を撮りました。
    空港では、すでに同じ便に乗る人たちが列を作っています。
    この空港ではまだまだ手作業がほとんど。
    チェックインの時も係員が紙のリストを見ながら、搭乗券を発行します。
    搭乗券には手書きで座席番号が書かれ、荷物には紙のタグをくっつけます。
    もちろん、係員はゴかキラを着ていて、空港もブータンそのものでした。
    私は、ここに来てお腹が痛くなり、何回かトイレへ。
    チェックイン、出国手続きをしたあとの待合室にはトイレがなく、
    どうしようかと思ったのですが、出国手続きの係の人に聞くと、
    ロビーのトイレまで戻って行っていいとのこと。
    出国手続きを逆流する時は戻れなくなったらどうしようとちょっとドキドキでしたが、
    無事飛行機にも乗れ、バンコク経由で日本へ戻りました。

  • とうとう、最後のコラムになりました。(写真はウォンディで撮った写真です)<br /><br />旅行記の途中で『ブータン人が幸せをどうとらえているのか、それを見てこようと思いました』と書いたように、このことをずっと考えながら旅をしていました。<br />そして最終日の前夜、ガイドさんに直接GNHについて聞いてみました。<br />彼の話は以下のような内容でした。<br /> ・ブータンは農業が中心で食べて行くのに困るという人はいない<br /> ・もし、土地が無くて困っている人がいたら、国が農業で食べていけるだけの土地をくれる<br /> ・農業ができないようなお年寄りにはマニ車を回してもらい、それを仕事とみなしてお金をあげたりもする<br /> ・親戚付き合い、近所付き合いも多く、助け合って生活している<br /> ⇒だからブータン人は基本的に幸せ<br /><br />ただ、自給自足が崩れ、農業従事者が減ってくるとどうなるか。<br />ガイドさんもこの点に関しては、これからどうなるか分からず不安があるみたいでした。<br />確かに、アパ・アマの世代と私達と同年代の世代とブータン人はだいぶ違う印象を受けます。<br />冬のブータンの農家は暇で刺激が少ないことを若い世代は満足していないようでした。<br />もっと細かい点でも、例えば親は必ずブータンの伝統的な食器で手でご飯を食べるけれど、<br />子ども達はプラスチックの皿でスプーンを使って食べることもあります。<br />子ども達は英語も使えるし、インターネットが普及しつつあるブータンでは、<br />若い人はどんどん外国の情報に触れる機会も多くなってくるでしょう。<br />そうなったとき、ブータンがどういう方向に向かうのか、何が変わって何が変わらないのか、<br />ずっと幸せな国でいられるのか、幸せであってほしい、あまり変わらないでほしいと思うけど、<br />変わらないということはないのだろうなと思いました。<br /><br />その他に私が見て感じたことを書いてみます。<br /> ・足るを知るということができる<br /> ・ブータンはのんびり。あくせく働いている感じがない。<br /><br />足るを知るという言葉は、中学2年の時、担任の先生に教えてもらった言葉です。<br />現状に満足して甘えるという後ろ向きな意味ではなく、<br />現在の自分の状況に感謝して、幸せを感じることができるという意味だと思います。<br />水道がなくて、水は汲みに行かないといけないかもしれない、<br />お風呂も毎日は入れないし、ご飯のメニューも日本に比べたら単調です。<br />でも、ホストファミリーはみんな幸せそうに見えました。<br />食べるものにも困ってないし、家族仲良く平和に暮らしています。<br />日本に比べて、物質的豊かさは低かったり、不便なこともあるけれど、<br />それと幸せとは関係がないように見えました。<br />まず、自分が生きていられることに感謝するという見方ができるだけで、<br />幸せを感じるきっかけになるのではないかと思いました。<br /><br />のんびりしていて、あくせく働いている感じがないというのも、<br />私は幸せに一役買っているのではないかと思いました。<br />特に冬の農家はやることがないらしく、子ども達が言うには、<br />『寝て食べて寝て食べてだよ』ということでした。<br />子ども達には刺激がなくて、つまらないということにもなるようですが、<br />東京のように、道行く人がみんな急いでいて、何かぎすぎすしているという<br />ことはブータンにはなさそうです。<br />自分の働く業界を見ると、何を目的にそうなっているのか漠然としたままだけど、<br />いつもみんな急いでいて、追われていて、人生を楽しむ、人との心のふれあいを楽しむ余裕が<br />あまり見られません。<br />ブータンで、のんびりしている様子を見て、人間はそんなにあくせく働かなくても、<br />こつこつとまじめに働けば食べていけるのだと確信しました。<br />そして、物が少なくても、不便なことがあっても幸せになれるのだと思いました。<br />(ブータンの人が全員幸せというわけではなくて、人間は常に経済発展を目指さなくてもよいし、<br />必ずしも厳しい競争社会を生き抜かなければならないわけではないということです。)<br />日本人もそのような考えで幸せを目指す人がいてもよいし、私はそういう方がよいなと思っています。<br />幸せの要素は、他にもいろいろあると思うし、人によっても違ってくると思います。<br />ただ、今回忙しい世界からのんびりした世界をのぞき、一番感じたのはこのことでした。<br /><br />また、現地に住んでいる日本人の知り合いはGNHの研究をしているということでした。<br />ブータンにいるからこそできる研究だなと思いました。<br />私もこれからも考えていきたいと思います。<br /><br />長い旅行記ですが、読んで頂きありがとうございました。<br />ブータンというあまり知られていない国に行って、いろいろ体験して考えたことを<br />こうして旅行記にすることができてよかったです。<br />ご意見、ご感想などありましたら掲示板に書き込んでみてください。<br />愛知万博のブータン館、見に行きたいと思っています。<br />そのときはまた旅行記を作ろうと思っています。<br />それでは。<br />

    とうとう、最後のコラムになりました。(写真はウォンディで撮った写真です)

    旅行記の途中で『ブータン人が幸せをどうとらえているのか、それを見てこようと思いました』と書いたように、このことをずっと考えながら旅をしていました。
    そして最終日の前夜、ガイドさんに直接GNHについて聞いてみました。
    彼の話は以下のような内容でした。
     ・ブータンは農業が中心で食べて行くのに困るという人はいない
     ・もし、土地が無くて困っている人がいたら、国が農業で食べていけるだけの土地をくれる
     ・農業ができないようなお年寄りにはマニ車を回してもらい、それを仕事とみなしてお金をあげたりもする
     ・親戚付き合い、近所付き合いも多く、助け合って生活している
     ⇒だからブータン人は基本的に幸せ

    ただ、自給自足が崩れ、農業従事者が減ってくるとどうなるか。
    ガイドさんもこの点に関しては、これからどうなるか分からず不安があるみたいでした。
    確かに、アパ・アマの世代と私達と同年代の世代とブータン人はだいぶ違う印象を受けます。
    冬のブータンの農家は暇で刺激が少ないことを若い世代は満足していないようでした。
    もっと細かい点でも、例えば親は必ずブータンの伝統的な食器で手でご飯を食べるけれど、
    子ども達はプラスチックの皿でスプーンを使って食べることもあります。
    子ども達は英語も使えるし、インターネットが普及しつつあるブータンでは、
    若い人はどんどん外国の情報に触れる機会も多くなってくるでしょう。
    そうなったとき、ブータンがどういう方向に向かうのか、何が変わって何が変わらないのか、
    ずっと幸せな国でいられるのか、幸せであってほしい、あまり変わらないでほしいと思うけど、
    変わらないということはないのだろうなと思いました。

    その他に私が見て感じたことを書いてみます。
     ・足るを知るということができる
     ・ブータンはのんびり。あくせく働いている感じがない。

    足るを知るという言葉は、中学2年の時、担任の先生に教えてもらった言葉です。
    現状に満足して甘えるという後ろ向きな意味ではなく、
    現在の自分の状況に感謝して、幸せを感じることができるという意味だと思います。
    水道がなくて、水は汲みに行かないといけないかもしれない、
    お風呂も毎日は入れないし、ご飯のメニューも日本に比べたら単調です。
    でも、ホストファミリーはみんな幸せそうに見えました。
    食べるものにも困ってないし、家族仲良く平和に暮らしています。
    日本に比べて、物質的豊かさは低かったり、不便なこともあるけれど、
    それと幸せとは関係がないように見えました。
    まず、自分が生きていられることに感謝するという見方ができるだけで、
    幸せを感じるきっかけになるのではないかと思いました。

    のんびりしていて、あくせく働いている感じがないというのも、
    私は幸せに一役買っているのではないかと思いました。
    特に冬の農家はやることがないらしく、子ども達が言うには、
    『寝て食べて寝て食べてだよ』ということでした。
    子ども達には刺激がなくて、つまらないということにもなるようですが、
    東京のように、道行く人がみんな急いでいて、何かぎすぎすしているという
    ことはブータンにはなさそうです。
    自分の働く業界を見ると、何を目的にそうなっているのか漠然としたままだけど、
    いつもみんな急いでいて、追われていて、人生を楽しむ、人との心のふれあいを楽しむ余裕が
    あまり見られません。
    ブータンで、のんびりしている様子を見て、人間はそんなにあくせく働かなくても、
    こつこつとまじめに働けば食べていけるのだと確信しました。
    そして、物が少なくても、不便なことがあっても幸せになれるのだと思いました。
    (ブータンの人が全員幸せというわけではなくて、人間は常に経済発展を目指さなくてもよいし、
    必ずしも厳しい競争社会を生き抜かなければならないわけではないということです。)
    日本人もそのような考えで幸せを目指す人がいてもよいし、私はそういう方がよいなと思っています。
    幸せの要素は、他にもいろいろあると思うし、人によっても違ってくると思います。
    ただ、今回忙しい世界からのんびりした世界をのぞき、一番感じたのはこのことでした。

    また、現地に住んでいる日本人の知り合いはGNHの研究をしているということでした。
    ブータンにいるからこそできる研究だなと思いました。
    私もこれからも考えていきたいと思います。

    長い旅行記ですが、読んで頂きありがとうございました。
    ブータンというあまり知られていない国に行って、いろいろ体験して考えたことを
    こうして旅行記にすることができてよかったです。
    ご意見、ご感想などありましたら掲示板に書き込んでみてください。
    愛知万博のブータン館、見に行きたいと思っています。
    そのときはまた旅行記を作ろうと思っています。
    それでは。

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この旅行記へのコメント (4)

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  • kyokosa-nさん 2005/05/07 13:06:53
    未知の国ブータン、楽しませていただきました。
    最終の旅、読ませていただきました。
    ブータンでのホームスティの体験、素敵な旅をして来られましたね。
    あちらの国の方々の「心の温かさ」伝わってきました。
    旅に出るのは良いものです。
    日々の生活の中で忘れられているものを感じられます。私もそうでした。
    幸せの原点。難しいようで難しくないのですよね。
    私もネパールで現地の人とのふれあいの中で感じました。
    特に山間民族の間には文明の機器は入ってはいません。自給自足の生活です。太陽の光とともに一日の生活が始まり、日暮れと共に生活が終わる生活が決して不幸でもなく幸せな生活をしているのです。
    「ゆったり、ゆっくり」時間が流れていく事を感じました。
    幸せとは
    「満足度のライン」なのかなと思います。
    もう一度訪ねてみたい「ブータンの家族」が出来てよかったですね。
    これからも素晴らしい旅を。

    Hisae

    Hisaeさん からの返信 2005/05/08 00:33:28
    RE: 未知の国ブータン、楽しませていただきました。
    kyokosa-nさん、最後まで読んでいただいて、ありがとうございます。

    >幸せの原点。難しいようで難しくないのですよね。
    そうですね。
    誰でも幸せになれるのですよね。
    心にゆとりを持って、いつも幸せを感じられる人に
    なりたいなぁと思います。
  • きゃんさんさん 2005/05/07 10:58:34
    アラン
    こんにちは。はじめまして。

     ブータンでは日本国内にいるとなかなか
    得られない事を得たようですね。素晴らし
    い体験ですね。

     「足るを知る」という言葉はいい言葉で
    すね(昔はわが国にも生きていた言葉だった
    はず・・・)。

     フランスの思想家・哲学家アランが、
    「成功して満足するのではない。満足して
    いたから成功したのである」
    という言葉を残していますが、「日々の生
    活に感謝の無い生き方は何をしても満足で
    きないし、例え日々の生活に不満を持って
    いながら成功しても、その成功もいずれ不
    満を持つようになるので、それは真の成功
    ではない。」と言われているような気がし
    ます。

     「足るを知る」というのは日々の生活への
    感謝という風に捉えると、教訓というのは
    東洋問わないものなのでしょうね。

    Hisae

    Hisaeさん からの返信 2005/05/07 11:29:56
    RE: アラン
    きゃんさん、コメントありがとうございます。

    >フランスの思想家・哲学家アランが、
    >「成功して満足するのではない。満足して
    >いたから成功したのである」

    >「足るを知る」というのは日々の生活への
    >感謝という風に捉えると、教訓というのは
    >東洋問わないものなのでしょうね。
    フランスの人も同じようなことを言っているのですね。
    初めて知りました。

    気がつくと忘れてしまっていたりするのですが、
    常に意識していたいなぁと思います。

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