2001/07/16 - 2001/08/28
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日帰りナイアガラ観光
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写真はNiagara Falls
お話は、2001年7月23日 Chicago-Niagara Fallsまでのこと
ChicagoからClevelandまでのバスの列に並んでいると、あるおじさんが、私が並んでいる列がどこ行きのバスか聞いてきた。Buffaloまで行くことを告げると、たまたまそのおじさんもBuffaloまで行く人だった。乗り換えの場所をちゃんと答えられなかった私を頼りなく思ったらしく、おじさんはいろいろ親切にしてくれた。
バスに乗ると窓際の席はもう埋まっていて、誰かの隣に座るしかない。
席を探していると、「Lady」という声が聞こえた。
声のほうを見ると、おじさんが。
「自分の隣が空いてるからどうぞ」 席を取っておいてくれたらしい。
「Lady」と言われた事に驚きながらおじさんの隣の席へ。
最初は「何だこのおやじ。」と思っていたけど、別に変な下心があるような感じじゃない。と言うより、むしろ紳士的と言ってもいいくらい。
バスは観光バスみたいな感じの座席で、広くはない。男の人って足を広げて座るから、隣に座ると少し窮屈に感じたり、足が密着してイヤな時もあるけど、おじさんはそんな事は全くなく、足も触れない。
バスは、途中でトイレ休憩とか食事休憩のために、10分とか30分、長い時は1時間くらい停車することがある。私が乗ったこのバスは途中、マクドナルドで40分くらい休憩を取った。お腹が減っていなかったからマクドナルドに用はなかったけど、トイレに行きたかったから、バスを降りて店に入った。トイレから出てバスに帰ろうとカウンターのところを通ると、おじさんが、「コーヒーと紅茶はどっちが好きか?」と聞いてくる。こんなことを聞かれたら誰だって、おじさんがおごってくれることはわかるよね。
この時の私は別に何も欲しくなかったから、断ろうと思って、
「コーヒーも紅茶もカフェインが入っていて、眠れなくなるからいらない。」と言ってバスに戻った。
バスで席にいると、しばらくしておじさんが戻ってきた。
片手にマックの袋、もう一方の手にはコップが3つ乗ったトレイを持っている。
席に着くと、3つのコップのうちの一つを私にくれた。
コーヒーだった。
ホットコーヒーのおかげで体も暖まり、おじさんと少し会話した。
おじさん、私の年齢を聞いてびっくり。
「19歳ぐらいだと思った。」だって。子どもに見られていたのね。
おじさんはエジプト出身で、サウジアラビアで働いているらしい。
どうしてアメリカにいてMontrealに向かっている
(Buffaloで乗りかえるらしい) のかは知らないけど、英語がすっごい上手だから、仕事で海外を飛びまわっているのかもしれない。
私の英語力がついていかないのと、会話のネタ切れのため、コーヒーを飲んだら眠れないと言っていたのにもかかわらず、寝た。
Clevelandに着き、バスを降りて預けた荷物が降ろされるのを待つ。
ここの職員は怖くて、降ろしているところに近寄らせてくれない。
おじさんの荷物はもう降ろされているのに、私のがない。
バスの反対側へまわっても、ない。
私のがまだ降ろされていないのに、職員は扉を閉め始めた。
「私のがない。」と言うと、
「反対側へまわってみろ。ここで降ろすべき荷物は全て降ろした。」
と怖い声と顔で言われた。
もう一度反対側を見ても、ない。
「やっぱりない。」と言っても、扉を開けようとはしてくれない。
おじさんが、「彼女はChicagoで私のと一緒に乗せたんだ。
まだ降ろしていないだけだ。扉を開けろ。」
と言っても、開けようとはしてくれない。
職員が怖くて、強く言えない私は半泣き顔。
もう少し偉そうな職員におじさんが言うと、しぶしぶ開けてくれた。
そして、私だけ近づいて見ていいとの事。
どこに乗せてあるか大体覚えていたからそこを見ると、私の荷物があった。
「That is my baggage.」 と言うと、降ろしてくれた。
おじさんは、荷物を降ろしていた職員に文句を言ってくれたし、もう少し偉そうな職員にも「あいつを黙らせろ。」
とかそんなことを言ってくれた。
私一人だったらもっと手間取っていただろうし、最悪の場合、荷物を取り戻せなかったかもしれない。
おじさん、感謝。
ClevelandからBuffaloへのバスは混んでいて、おじさんとは離れて座った。
それでもおじさんは休憩のときに「コーヒーはどうだ?」とか誘ってくれたりして親切だったけど、眠いし疲れていたしで、誘いには乗れなかった。
Buffaloでバスを降りて、おじさんとはここでお別れだから
あいさつをしたいと思って探したけれど、見つからない。
もしかしたら、まだ降りていなかっただけで、もう少し待っていたら会えたかもしれなかったけど、突っ立ったままその場にいると邪魔だったから、その場を離れた。結局、おじさんにはちゃんとお礼もお別れも言えないままになってしまった -
2001年7月24日
Niagara Falls
夜行バスで到着したため、観光アトラクションがまだ何も動いていないくらい早朝に着いてしまった。
台湾から来たというおばちゃんの集団に頼まれて写真を撮ってあげる。お礼に私の写真も撮ってくれたが、2日連続夜行バスの疲れが出た顔で写ってた。ふう。
あまりに暇なため、Chicagoまでのバスで筆談をした彼にもらったクッキーをベンチで食べる。 -
Niagara Falls
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Niagara Falls
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Niagara Falls
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Niagara Falls
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Niagara Falls
霧の乙女号(Maid of Mist)
船に乗って、カナダ滝の滝壷ギリギリまで接近する。 -
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Niagara Falls
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Niagara Falls
どんどん滝に近づいていく。 -
Niagara Falls
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Niagara Falls
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Niagara Falls
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自分の足
靴をなくしたわけではありません。
これは、風の洞窟ツアー(Cave of the Winds Trip)のための装備。黄色いレインコートと、この履物を貸してくれるのです。 -
Niagara Falls
風の洞窟ツアー(Cave of the Winds Trip)
滝を浴びに行ってきます! -
Niagara Falls
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Niagara Falls
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Niagara Falls
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Niagara Falls
ウォータープルーフカメラが大活躍。 -
Niagara Falls
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Niagara Falls
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Niagara Falls
アメリカからカナダへ国境越えて、Minolta Towerでの眺め。 -
Niagara Falls
ナイアガラの滝は、アメリカ側とカナダ側から眺めることができる。
一応、両方行ったけど、これはカナダ側でのお話。
カナダ側では、カナダだから、カナダドルへ両替をした。
20ドル両替をし、カナダドルはアメリカドルとは別に、小銭入れに入れておいた。
ミノルタタワーというタワーへ行く時のこと。
タワーは高台にあるため、Incline Railway というちょっとした乗り物(遊園地のレインボーみたいに階段状になった座席で、ケーブルカーのようにそのままの状態で坂を移動する)に乗ると、簡単に近くまで行ける。
これを降りて、ミノルタタワーに入り、入場券を買おうとしたら、財布が見つからない。
カナダドルしか入れていないから、なくしたとしてもそんなに損じゃないけど、Incline Railway に乗るときはあったわけだから、探す範囲も狭いと思い、とりあえず、Incline Railway の降り口まで、今来た道を戻った。
探しながら戻ったけれど、みつからなくて、Incline Railway まで来た。
窓口で聞いてみると、届いてた。よかったー。
それを預かっていてくれた職員の人がかっこよくて、ちょっと幸せ。
無事、お金を持って再びミノルタタワーへ。
タワーのエレベーターでは、エレベーターボーイ?と私の二人だけ。
「チャイニーズかジャパニーズか」聞かれた。
「ジャパニーズ。」と答えると、
その男のコが頭をかかえて何やらぶつぶつ言い出した。
「え、何なのこのコ。」と少し引き気味に見ていると、
「日本語でハローは何て言うんだっけ?」と言われた。
「こんにちは。」 と答えると。
「それだ!! こんにちは。」 と言った。
日本語の挨拶を一生懸命思い出していたらしい。
多分、年下か同じ年くらいのコだと思うけど、かわいかった♪ -
Niagara Falls
滝の裏側ツアー(Journey Behind the Falls)
目の前は滝。
このツアーの入口前に、アイスクリーム屋さんがある。この日はあまりにも暑く、堪えきれずにアイスクリームを買って食べていたら、お店の前にもかかわらず、「そのアイスクリームどこで買えるの?」と聞かれた。目の前のお店を示すと、すごく嬉しそうな顔をしてた。目の前のお店にも気づけないぐらい、気力がわかない暑さだった。 -
Niagara Falls
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Niagara Falls
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Niagara Falls
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Niagara Falls
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Niagara Falls
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Niagara Falls
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Niagara Falls
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Niagara Falls
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Niagara Falls
大きな渦潮(The Whirlpool)
オンタリオ湖に向かうナイアガラ川が急なカーブを描く入り江。流れが大きな渦潮になっている。 -
Niagara Falls
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Niagara Falls
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Niagara Falls
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Niagara Falls
Spanish Aerocar
これに乗って、渦潮を真上から見られる。 -
Niagara Falls
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Niagara Falls
こんな所にハーシーが。
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この旅行記へのコメント (4)
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- kaz-ykさん 2005/06/24 01:13:20
- 始めまして
- mamimuさん 今晩は
米国横断NO3まで 楽しく拝見しました。元気さと行動力に脱帽です。
トラブルを、克服し、夜行バス連続2回、逞しいねーー
最近女性は強くなり、男性はたじたじです。
小生も飛行機に乗り遅れたり、トランクが、紛失したり、すりに会ったり
苦労しました。長距離バスだけは、自信なく乗った経験が、ありません。
バスは、怖くありませんか?
外人慣れしていない人の英語は、聞き取り難いのですが、
「TOIEC」で、何点あれば、個人旅行が、出来ますか
(というのも NYのバスセンターで、乗り場が120ケ所あり、見つけられず、INFOの係員黒人に3回問い合わすも理解出来ず、まず空港までバスで行き空港で、乗り換えた経験が、あります。)
- mamimuさん からの返信 2005/06/25 22:19:04
- 書きこみありがとうございます
- はじめまして、kaz-ykさん。
旅行記読んでくださってありがとうございます。確かに逞しかったですねー。帰国後は笑って話せることばかりなのですが、旅行中は自覚していた以上に緊張感を持っていたみたいで、ストレスのためか何なのか、NYで先生たちと合流した夜にじんましん発症しました。数年たった今、またやろうとしても難しい旅です。できなそう。
グレイハウンドは、全く怖くなかったです。できるだけ早く並び、前方の席を確保すれば、ドライバーが近いので安心感があります。また、グレイハウンドは車内での飲酒、喫煙は禁止されていて、飲酒は休憩中にバスの外ですることも×です。なので酔っ払いもいないですし、からまれたことはありません。おそらく、変なことをしてまわりに迷惑をかけたら、ドライバーから退場(?)を宣告されるのではと思います。
ガイドブック等では、バスターミナル周辺の治安に注意するように書かれているのですが、これも思ったほどではなかったです。夜行バスと言っても9時や10時くらいに出発するので、ターミナルには8時や9時くらいには行きます。夏だったので、その時間なら真っ暗ってこともなかったです。深夜に乗りかえることもありましたが、ターミナルの建物内には他にも人がいるので平気です。
NYのバスセンターというのは、グレイハウンドのバスセンターですか?それなら、乗り場が見つけられなかったことは気にしないでください。あそこは広すぎてわかりづらいです。私も利用しましたが、探すのに苦労しました。ゲートの数が多い上に、人も多く、ゲートを見つけても人が多いために隣のゲートの列と混ざっていて、どこに並べばよいのやら、という状態でした。それらしき列の最後尾らしき人に「あなたは○○行きのバスを待ってますか?」と聞いて判断しました。それも数人に聞くまで、自分の列を発見できませんでした。できればもう利用したくないバスセンターです。NYに比べれば、その他の都市のターミナルはゲートも少なくてわかりやすいですよ。
私の英語力はそれ程ありません。英会話は苦手と言ってもいいです。この旅の前後ぐらいはTOIECで400か500点代ぐらいだったと思います。相手の言ってることを正確には聞き取れないですが、なぜかトラブル時は集中力がアップするのか、想像力を駆使して何とかなりました。意思疎通が難しい時はジェスチャーと筆談を利用したりもしました。それと、私なりの英会話のコツなのですが、相手が言ったことの一部が理解できた時は、「ここまでわかった」ってことを示しながら、不足分を補ってもらうってことをします。例えば、「You can get ○○ there」と言われて「○○」が何かわからない時は、「I can get,, there,,,, what?」なーんて言っておくと、相手が「○○」をもう一度言ってくれます。
それと、私の必殺技は「泣きそうな顔」です。インフォメーションカウンター等で自分の要求したことができないと言われてしまった時や、相手の言った意味がわからない時は、「泣きそうな顔」をすると、代替案を探してくれたり、わかるように言いなおしてくれたりします。それと、何かトラブっている時に、「助けてくださいオーラ」は出さないで、「どうしよう、どうしよう〜」と「困ってますオーラ」を出すと、声をかけてくれる人もいます。「泣きそうな顔」も「困ってますオーラ」もわざとやってるわけではないのですが、結果的にうまくいくことが多いです。当時は20代前半で、もともと童顔でさらにアジア人だから子供に見られていたことも、周りの人に助けられた要因かもしれません。
アメリカ横断旅の旅行記は書き終えたのですが、これから九州旅と香港旅の旅行記を作る計画です。頻繁なアップはできるかわかりませんが、写真はたくさんあるので、お時間あったらこちらも見てみてください。
- kaz-ykさん からの返信 2005/06/26 12:23:54
- RE: 書きこみありがとうございます
- mamimuさん 早速お返事有難う御座いました。
機会あれば、バスもtryしてみます。
何回か”AMTRAK”を、利用しました。滞米中の娘夫婦は、”AMTARK”なんて、反対でしたが、(彼等は、経験がない)夫婦で、重いトランクを持ち乗車したら、接続のバスの乗車時、汽車の乗車時も、乗客が、トランクを、上げる手伝いしてくれ、車掌は、安いシルバーの切符を、進めてくれ、米国人の暖かい人情を、感じました。
又旅行記のUPを、お願いします。御礼まで
- mamimuさん からの返信 2005/06/28 00:16:06
- ぜひ、挑戦してみてください。
- 海外が2、3回目ぐらいの方でしたら、ある程度の警戒心は持ってほしいので「やっぱり日本ではないので、注意するようにして下さい」というメッセージを贈るのですが、kaz-ykさんは海外慣れていらっしゃるようですので、「あまり気張りすぎず、楽しんでください」というメッセージにしておきます。
アムトラックは1度しか乗ったことないので、また挑戦してみたいです。今度は夜行列車乗ってみたいです。
kaz-ykさんのページ、少しだけ拝見しました。私の行ったことない国の情報、写真がたくさんあったので、次の旅行時の参考にさせていただきます。
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