曼洞村の刺繍

2003/08/23 - 2003/08/23

　この村は苗族の村。ここの刺繍は苗族の刺繍の中でも可成り独特のもの。

　こういう刺繍の伝統的技術を残そうと，“刺繍楼”という名の新しい建物の建設が進められていた。日本人の資金協力の元で，行なわれていることが書かれていた。

エリア 凱里(中国)

　雑貨屋さんで店番をしていたので，刺繍品が無いかと尋ねたら，無いとの返事。要は売り物は無いよとの返事だった。
　暫く話していたら，裏へ来いと言って，作るのを見せてくれた。

　これはすでに作った部分品。

　こんなふうに縫い付ける。手の青いのは，藍染めをの過程で染み付いたもの。どこへ行っても，藍染の盛んな村ではこういう爪をした人が多い。

　こんな風に縫付けて行く。こうしてできあがった物を組み合せ，そういう物を更に纏めて一着の衣装になる。長い時間が必要な作業だ。
　母親は，買って来て着せるのではなく，自分で作って子供に着せるのだ。そして，子供もまた同じことをくり返して来た。