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2005年3月6日(日)、開通17周年記念で開催された「青函トンネルウォーク」に参加。

日本一低い場所 - 徒歩で北海道から本州を渡る

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2005/03/06 - 2005/03/06

8281位(同エリア9660件中)

3

19

ace-kさん

2005年3月6日(日)、開通17周年記念で開催された「青函トンネルウォーク」に参加。

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  • 朝7:00、青森駅集合。添乗員の点呼を受け、7:30に白鳥41号で青森発。青森発日帰りコースの他の参加者は、地元のウォーキングサークルの中高年12、3人と、あとは私のような物好き男性が4、5人個人参加。8:15、竜飛海底駅を通過して8:26、吉岡海底駅に臨時停車。写真の通りホームが狭いため、2号車の扉から降りた。この、列車でたった10分で通過できるところを何時間もかけてこれから歩くのだから、私は物好きとしか言い様が無い。

    朝7:00、青森駅集合。添乗員の点呼を受け、7:30に白鳥41号で青森発。青森発日帰りコースの他の参加者は、地元のウォーキングサークルの中高年12、3人と、あとは私のような物好き男性が4、5人個人参加。8:15、竜飛海底駅を通過して8:26、吉岡海底駅に臨時停車。写真の通りホームが狭いため、2号車の扉から降りた。この、列車でたった10分で通過できるところを何時間もかけてこれから歩くのだから、私は物好きとしか言い様が無い。

  • タイムカードに「8:39」と印字され、出発。海面下145メートルからのスタート。

    タイムカードに「8:39」と印字され、出発。海面下145メートルからのスタート。

  • 函館発や松前温泉で一泊のグループはすでに出発しており、参加者は総勢150人ぐらいだろうか。トンネル内は湧水がトンネル中央部に向かって流れている。試しに舐めてみたが、塩気が無く真水だった。

    函館発や松前温泉で一泊のグループはすでに出発しており、参加者は総勢150人ぐらいだろうか。トンネル内は湧水がトンネル中央部に向かって流れている。試しに舐めてみたが、塩気が無く真水だった。

  • 500m間隔で距離標識が設置されている。竜飛海底駅まで22.5km。道のりはまだ遠い。<br />この後はカメラをデイパックにしまって、歩きに専念。<br />09:04、21km地点通過。<br />09:13、20km地点通過。<br />09:22、19km地点通過。<br />09:32、18km地点通過。<br />09:42、17km地点通過。1km10分のペースで進む。だんだん汗が出てくる。気温20度、湿度80〜90%。暗く単調なトンネルを一人黙々と進む。<br /><br />09:55、15.5km地点通過。<br />10:00、15km地点通過。そして...

    500m間隔で距離標識が設置されている。竜飛海底駅まで22.5km。道のりはまだ遠い。
    この後はカメラをデイパックにしまって、歩きに専念。
    09:04、21km地点通過。
    09:13、20km地点通過。
    09:22、19km地点通過。
    09:32、18km地点通過。
    09:42、17km地点通過。1km10分のペースで進む。だんだん汗が出てくる。気温20度、湿度80〜90%。暗く単調なトンネルを一人黙々と進む。

    09:55、15.5km地点通過。
    10:00、15km地点通過。そして...

  • 10:11、竜飛海底駅まで14km、吉岡海底駅から9.1km。<br />日本で一番低い場所にある水準点、-256.6mに到達。<br />距離標の下には、

    10:11、竜飛海底駅まで14km、吉岡海底駅から9.1km。
    日本で一番低い場所にある水準点、-256.6mに到達。
    距離標の下には、

  • 国土地理院による標識があった。<br /><br />-256.6m地点を後にして、さらに20分ほど歩くと、

    国土地理院による標識があった。

    -256.6m地点を後にして、さらに20分ほど歩くと、

  • 10:36、先進導坑貫通点の記念碑に到達。<br />1964年から19年に及ぶ工事の苦労振りは「プロジェクトX」でも取り上げられた。

    10:36、先進導坑貫通点の記念碑に到達。
    1964年から19年に及ぶ工事の苦労振りは「プロジェクトX」でも取り上げられた。

  • 貫通点のレリーフから歩くこと数分、突然空間が広がり、明るさが増す。変電所だ。

    貫通点のレリーフから歩くこと数分、突然空間が広がり、明るさが増す。変電所だ。

  • 10:55、10km地点に到達。トンネル内の照明は、500m毎に青色、5km毎に緑色となっている。<br />11:11、8.5km。<br />11:26、7km。<br />11:35、6km。<br />11:44、5km。<br />11:54、4km。<br />12:03、3km。<br />12:13、2km。<br />12:23、1km。<br />そして、

    10:55、10km地点に到達。トンネル内の照明は、500m毎に青色、5km毎に緑色となっている。
    11:11、8.5km。
    11:26、7km。
    11:35、6km。
    11:44、5km。
    11:54、4km。
    12:03、3km。
    12:13、2km。
    12:23、1km。
    そして、

  • トンネルの照明が次第に明るくなり、12:35、竜飛海底駅に到着。

    トンネルの照明が次第に明るくなり、12:35、竜飛海底駅に到着。

  • 竜飛海底駅も見学用展示物があり、これはトンネルの平面図。

    竜飛海底駅も見学用展示物があり、これはトンネルの平面図。

  • トンネル断面図。自分の歩いた軌跡を改めて確認すると、トンネル中央部は平らではなく、3‰と微妙に傾斜していることが分かる。

    トンネル断面図。自分の歩いた軌跡を改めて確認すると、トンネル中央部は平らではなく、3‰と微妙に傾斜していることが分かる。

  • 保守作業員の方に誘導され、斜坑に到達。見上げると、1316段の階段があり、愕然とした。係員に「人が集まったらケーブルカーも出す」と言われたが、温泉で早く汗を流したい気持ちもあり、階段を上ることにした。<br />途中休みながら、上ること20分。ついに、

    保守作業員の方に誘導され、斜坑に到達。見上げると、1316段の階段があり、愕然とした。係員に「人が集まったらケーブルカーも出す」と言われたが、温泉で早く汗を流したい気持ちもあり、階段を上ることにした。
    途中休みながら、上ること20分。ついに、

  • 地上に到達。万歩計を外して、貸し切りバスで竜飛温泉ホテルに移動。窓の外は津軽海峡が広がり、その奥には、

    地上に到達。万歩計を外して、貸し切りバスで竜飛温泉ホテルに移動。窓の外は津軽海峡が広がり、その奥には、

  • 北海道側を望む。<br />改めて自分の歩いた距離を思うと感慨一入。

    北海道側を望む。
    改めて自分の歩いた距離を思うと感慨一入。

  • 温泉に浸かり、昼食をとる。添乗員から証明書を受け取る。万歩計を見ると、28198歩を示していた。<br />ここで2時間ほど休憩。

    温泉に浸かり、昼食をとる。添乗員から証明書を受け取る。万歩計を見ると、28198歩を示していた。
    ここで2時間ほど休憩。

  • 15:30、バスで蟹田駅まで移動。ホームにはこんな太宰治の粋な言葉の引用があった。が、

    15:30、バスで蟹田駅まで移動。ホームにはこんな太宰治の粋な言葉の引用があった。が、

  • その看板の裏側には、こんな俗物的な観光キャッチフレーズがあり、ちょっとがっかり。

    その看板の裏側には、こんな俗物的な観光キャッチフレーズがあり、ちょっとがっかり。

  • 狭い蟹田駅の待合室で、参加者たちがストーブを囲みながら談笑する。17:11、スーパー白鳥28号に乗り、蟹田を出発。17:37、青森着。ツアーはここで解散だが、私はこのまま列車に乗り、八戸で新幹線に乗り換えて東京へ戻った。

    狭い蟹田駅の待合室で、参加者たちがストーブを囲みながら談笑する。17:11、スーパー白鳥28号に乗り、蟹田を出発。17:37、青森着。ツアーはここで解散だが、私はこのまま列車に乗り、八戸で新幹線に乗り換えて東京へ戻った。

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この旅行記へのコメント (3)

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  • SUR SHANGHAIさん 2005/03/14 23:54:01
    お久しぶりです!
    いたりいなかったり、新着メールにも目を通さないことが多いので、ご無沙汰しておりました。

    話は変わって、この標高−256.6mと言うのは驚きですね。
    そういう所にトンネルを造ったこともそうですが、そこを歩いてみた、ということに対しても驚きを覚えます。

    う〜ん、とても想像がつかない、その深さ。津軽海峡のそのまた地下なんですよね。

    反対側に着いて、トンネルの中の圧迫感や暗闇から開放された時のお気持ちは如何でしたか。

    ace-kさん からの返信 2005/03/16 00:09:06
    RE: お久しぶりです!
    こちらこそお世話になっております。

    -256.6mと言っても人工物ですし、何か地底探検のような感じでした。もっと低いところはほかにもあり、世界最低地点の死海のほとりが-400m、あと学生の時に行ったトルファンも-150mでしたよ。

    それにしても、HPの広西の棚田の写真、凄いですね。今、中国向け輸出の仕事をしているので、そのうち出張のついでに...無理ですよね。お客さんが居るわけが無いか。

    またお邪魔します。中国行くときは参考にしますので。

    SUR SHANGHAI

    SUR SHANGHAIさん からの返信 2005/03/16 18:59:37
    RE: RE: お久しぶりです!
    お返事、ありがとうございます。

    人工物で、この深度はやはりすごいと思います。他にも海底トンネルってありますが、どこが一番深いのかなどと、急に興味がわいてきました。

    私の旅行記は記録+記憶喪失型が多いので、(^○^)
    ご参考にはなり難いと思いますが、よろしかったらまたどうぞ。

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