2004/04/27 - 2004/05/29
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秋カボチャさん
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小学生ながら井上靖氏の「敦煌」を読み、絶対行ってみたいと長年思っていました。2003年に「NHK特集 シルクロード」の再放送があり、気分も盛り上がって、絶好のツアーを見つけたところで、SARS騒ぎ。この年は泣く泣く諦めてなぜかスイスへ…。そんな事情もあり、2004年は「絶対行くぞ!」と意気込んで出発したのでした。
<1日目:北京経由~銀川経由~敦煌>
<2日目:莫高窟、玉門関、鳴沙山>
<3日目:嘉峪関、寝台車にて蘭州へ>
<4日目:蘭州、劉家峡、炳霊寺>
<5日目:西安へ>
<6日目:兵馬俑、帰国>
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敦煌の空港です。まわり、一切何も見えません。ある種感動的ですらある、空間の広がりでした。着いたときは非常に暑かった。
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夜の敦煌です。まだまだ田舎の印象が強く残り、ノンビリとした町でした。この日は大丈夫でしたが、砂嵐で目を開けていられない日もあるようです。ホテルから程近くに市場があり、屋台を冷やかして歩きました。治安面では全く心配することはなく、ゆっくり出来ました。
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この左側に莫高窟が位置します。ワクワク。とうとうここにやって来ました。
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昨日の30℃超がウソのよう、とってもヒンヤリしたガラガラの莫高窟前。道路が美しく整備されており、窟も修復されています。100年前に発見されたときは崩壊寸前だったことを考えると、かなり観光化されているのでしょう。
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莫高窟のシンボルといえるでしょう、第83窟。
エントランスから先はカメラ禁止なので、ココくらいしか写真がありません。
敷地内にちょっとした土産屋あり。現地から見ると、多分ものすごく高いだろうと思うのですが、その辺は物価の違いで買えてしまいます。我々はシルクに描かれた天弾琵琶を弾く天女の絵を2枚ほど購入。今は自宅廊下に額入りで飾ってあります。 -
敦煌の街中の風景。お祭りというわけではないのですが、こちらでは「開店祝い」などで派手に花火に点火するんだそうで。花火というか、爆竹ですね。
あちこちでこの「燃えカス」が落ちているのも「ふ〜ん・・・」という感じでした。敦煌はこれから発展していく町。そんな勢いを感じました。 -
玉門関の一部。ココ一面、他には何もありません。帽子が飛ばされたら大変だなー、とずっと下らないことを考えていました。
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玉門関の脇の、過去の長城の残り。「土と藁」で出来ているのがよくわかると思います。
そして、そこからポコっと生えているのは、モグラ??
赤いハンマーが画面の外から狙っているようです。 -
これは多分、河倉城だと思います。昔の食料庫ですね。鉄や石がなくても、ここまで建物は頑丈に残る(今は廃墟だとしても)んだなあ、としみじみ思います。日本には木という素晴らしいものがあるな。
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鳴沙山とそこへ向かう道路の様子。何にもない道路ですね・・・立派だけど。この先に入場口があり、道路左脇では、ミネラルウオーターを始めとしたジュース類が売られていました。因みにこちらのジュースは「色付き砂糖水」。
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狼煙台です。ガイドさんは、さらっと「2000年前のものですねー」と言っていて更にビックリ。このような何もない荒野に、ぽつねんと建っています。
ところで、狼の糞って燃やして臭くないんでしょうか?? 井上靖氏の「敦煌」にも、主人公が狼煙台に登るシーンが描かれていましたけれど・・・。 -
あまりに”それらしい”ので、つい年賀状に使った写真。4人の一行だったので、こうやって4匹のラクダが鼻を繋がれて進んでいきます。砂漠でカメラをなくす人が多いらしく、ガイドさんがカメラを預かってくれて写真も引き受けてくれました。
おかげでいい写真になりました。 -
これは敦煌市内の「太陽大酒店」にて、名物「雪山駝掌(せつざんだしょう)」を賞味する私たちの写真。毎日、これでもかこれでもか、という料理の攻撃。帰国して太っていたわけです。
それはさておき、この料理。「名物にうまいものなし」という諺通り、どちらかというとプヨプヨして余りおいしくないです。なお、雪を模したメレンゲは食べられないそうです。 -
長城第一敦という長城の終点です。ご覧の通り何も見えません。ずっと道路を走っていても、殆ど目立った建造物がなく、この国の国土は本当に広いんだな、ということを体感しました。彼方にかすかに見えるのは、住民ではなく、観光客目当ての出し物だと聞きました。
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先ほどの写真からぐるっと東に90度ほど回って撮った写真です。やはり何もありませんね…。帽子が飛ばされるのが怖くて、ずっと押さえていました。飛んだら回収できそうにないですから。次の旅行には帽子を留めるクリップを買おうと決心したのもこの辺りかもしれません。
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明代長城の終点、「長城第一敦」の碑です。奥の壁は、土と藁で出来ています。土の層、藁の層、と幾層も積み重ねることによって、藁が発酵し、強固な壁となるそうです。そのほか、道路沿いには「2000年前の狼煙」が、何気なく残っているのには、驚きました。
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明代長城、最西端の関所「嘉峪関」の、案内地図です。歴史はあるのでしょうが、そのままにしているのではなく観光客向けに手を色々と加えてあります。この国はどこへ行っても広いので歩く距離もあり、いっぱい食べていっぱい移動する、そんな旅でした。
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同じく嘉峪関。これは舞台を再現したものです。隣では西洋人のグループがガイドに連れられて説明に聞き入っていました。西洋人の目には、この国はどう写っているんでしょうね。
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長城の建物、というか入り口の一つ。ここ余り記憶が無いのです・・・
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長城広すぎ! 国土が広くても、特に何も使われていないことがお分かりいただけます。でも敵が来たらすぐ分かるなぁ〜
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写真の真ん中辺りに、逆三角形のものが微かに見えます。これは鳥の頭まるごとです。最初テーブルにセットされたとき、ヤツは私のほうを向いていました。目が合ってしまったので、後で向きを変えましたけれど。トサカはゼラチン様の歯ごたえとのこと。
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酒泉公園。その昔、おエライ人が限りある酒を大勢の兵士に分けるために・・・というお話でした。
客は殆どいません。柳とかあって、思いっきり「シノワズリー」な世界です。 -
同じく酒泉公園にあった、キレイな木の前でパチリ。ここもそう潤った地域ではないはずですが、沢山の木が生い茂っていました。
暖かそうに見えますが、敦煌からずっとイマイチ暖かくならず、ずっとこんな格好です。 -
ガソリンスタンドの写真です。中国には二つほどしかガソリンスタンドを経営する会社がないと聞きました。なお、「加油」は、FIGHTと同じ意味でガソリンスタンドは「加油所」、「汽油」はガソリン、「柴油」はディーゼルのことだそうです。
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嘉峪関から蘭州へ移動した寝台列車。部屋はきれいでしたが、トイレはそうは行かないだろう、と洗面所に向かったところ大変きれいで、しかも一番乗りの独り占め。
トイレも恐るるに足りませんでした。
・・・といっても、この頃はまだ本当のトイレの恐ろしさに気づいていなかった私。 -
嘉峪関から蘭州まで寝台列車(私たちは4人コンパートメント・軟臥車)に乗りました。ちょうど4人の一行で、気の合う(60代:親くらいの)ご夫婦だったため話も弾んで楽しいひと時を過ごせました。10年前から海外旅行を始めもう20回以上、中国は「もう来ないぞ!」と過去の道中で怒りつつ、また来てしまって既に5回目とか。私たちも、中国はもっといろんな地方に行きたいと思っています。今回も素晴らしかったけどね。
列車は、この寝台と座席とがあり、メーデー直前だったので激しい混雑でした。スルーガイドさんは私たちの世話をしていたため席が無くなり、後で”袖の下”で席をゲットしたそうです。
カメラのある辺りが入り口、ベッドは並行に2列向かい2段。入り口の上天井までの間に荷物置き場があり、スーツケースが軽々入るのですが・・・持ち上げるのが大変。 -
ラブラブツーショットを捉えることが出来ました。同行者夫婦から、「エジプトで乗ったラクダは、気性が荒かった」と聞いていたのですが、敦煌のラクダは大人しいようです。背中にも楽々乗ることが出来ました。彼らの背中は温かい。背に乗り、高い目線から砂漠をスタスタと進む楽しい時間でした。
ラクダに乗るより写真代が高いと言われ、写真買いませんでした。
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この旅行記へのコメント (2)
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- さすらいおじさんさん 2005/08/02 13:06:11
- 敦煌への憧れのきっかけが同じだったので嬉しかったです。
- 秋カボチャさん シルクロードの旅行記作成中で、参考にさせていただきました。
【小学生ながら井上靖氏の「敦煌」を読み、絶対行ってみたいと長年思っていました】
敦煌への憧れのきっかけが同じだったので嬉しかったです。
- 秋カボチャさん からの返信 2005/08/03 08:45:09
- RE: 敦煌への憧れのきっかけが同じだったので嬉しかったです。
- さすらいおじさん さん
こんにちは。
また来てくださって有難うございます。
「敦煌への憧れのきっかけ」同じでしたか。
さすらいおじさん さんは、高校時代だったんですね。旅行記は、ビデオから取り込まれたんでしょうか、カメラだと構えないようなところも納められているような気がしまして・・・。
昨日は、NHK再放送の新・シルクロード「トルファン」を12時まで見てしまいました。見に行くのはお金払えば出来ますが、もっと文化の勉強もせねば、とよく思います(してないんですけど)。
暑いですが、お元気でお過ごしください。
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