1998/12/20 - 1998/12/29
4318位(同エリア4775件中)
riaさん
ヒッタイト、エーゲ文明、ローマ帝国、イスラム帝国、オスマントルコ&カッパドキアの奇岩群!!たくさん見たいという衝動に駆られて、ツアーに参加しました。これだけの箇所を1週間ちょっとで回るには、個人旅行は厳しいなと思いまして。
結果、見学時間の制限があって忙しかったものの、概ね満足できる旅となりました。古代から現代のたくさんの遺跡を見て周り、地中海文明やイスラムについての理解を深めることができ楽しかったです。もう一度、今度はじっくり旅行したいですね。
写真は朝靄の中のイスタンブールの三重城壁(工事してました・涙)
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ヒポドロム広場にはブルーモスクが隣接している。正式名称はスルタン・アフメット・モスク。建築家スィナンの弟子メフメット・アーの17世紀初期の作だという。
門から中に入ると、四方を囲まれた真ん中に清めの泉がある。今はラマダンのため店は出ていないが、通常ならばぐるりと記念品屋が出るという。右奥のドアを抜けてモスクの中へ。土足厳禁のため靴をビニールに入れて持参する。 -
内部は一面絨毯が敷かれていてそれほど寒くない。この絨毯は近年寄進によって新しくされた物らしい。一枠の模様が一人分スペースとなっていて合理的。天井からはオイルランプが下げられ、一部明かりがともっている。天気が余りよくないせいか少し薄暗いが、ステンドガラスの美しさやタイルの美しさには圧倒される。
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イスラームは緑色を重用するが、トルコではトルコブルーがとても好まれており、このモスク内部にもふんだんに使われたためにブルーモスクの愛称がついた。直径23.5m高さ43mの巨大なドームの下で、イスラームの六信五行の話を教わりながら、しばし時を忘れる。
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336本の柱に支えられた内部はかなり暖かく、所々から滴がしたたっている。わずかに残された水の中には魚やヨーロッパの観光客が投げ入れたコインが見える。列柱の大部分がコリント式でちらっとドーリア式(というか改めて作られたものというか)がみられる。
奥に進んでいくと、涙のような装飾が施され苔で多少緑っぽくなった「涙の柱」がみえてくる。その後ろには高い壁がある。この壁が水道橋によって運ばれてきた水中の異物を塞き止め、上水が貯水槽に入ってくるようにしたという。いわゆる浄化装置、頭を使っていますね。
さらに奥に進むと、その顔を見ると石になってしまうというメドューサの頭部彫刻が見えてくる。短い柱の土台として、逆さになった頭部と横を向いた頭部。うーん。こんな物を無造作に使う神経。
奥行き140m幅70m高さ8mの地下宮殿と呼ばれる貯水槽。 -
ボスフォラス・クルーズの船は、オリエント急行の終着駅近くのシルケジ桟橋から出ている。この船はヨーロッパとアジアの両岸に拠りながら黒海の入り口まで進むとのこと。中世華やかかりし頃にジェノバ人が新市街に建てたガラタ塔をカメラに収めて出発。
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船が波止場を離れてしばらくすると、みんながカメラを構えて後ろを向いている。何だろうと思ってみると黄金に輝くイスタンブール旧市街があるではないか!もう日は高いのに幻想的に煙るなか、イスタンブールが輝いている。黄金の町が浮いている、といった感じで、カメラに収めたいと思ったが、これはカメラに収まりきれないとも思い景色を堪能する。
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ドルマバフチェ宮殿を右に見つつヨーロッパ側に一回寄港して北上すると、見えてきました、ルメリ・ヒサールが!横からの要塞の姿にも圧倒されたが、やはり海峡を抱えるように両翼を延ばした正面からの姿は圧巻だった。
そうこうする間に船は最後の船着き場に着いた。目の前は海峡の出口、すなわち黒海の入り口だ。目の前を行くタンカーの姿に海上輸送の要衝だと言うことを実感する。ボスフォラス海峡は、全長36Km、最も狭い地点の幅700mとかなり小規模だが重要性は計り知れないんですよね。 -
トプカプ宮殿の中庭の正面には、皇帝の謁見のための建物がある。バイラムなどの儀式が執り行われたアカーラルの門(幸福の門)の前には旗を立てるための石が置かれ、扉の厚さはその溝を見ればわかる。
内庭をぐるりと囲むように宝物が展示されている。まずはすばらしい「トプカプの宝剣」と「匙職人のダイヤモンド」だ!とにかく、すごい。ダイヤモンドは、(効果のためにか)揺れてる!スルタンの豪華な王座がここにもあるし、必要以上に黄金で装飾されたゆりかごもある。まったくとんでもない財宝の数々だ。 -
一番驚いたのは、洗礼者ヨハネの手と頭蓋骨の一部があるということ!そんなものまでオスマントルコは持っていたのか!西洋の聖遺物崇拝と同じように黄金づくりの装飾品で大事に保管されている。意外なところでヨハネに対面できて感涙だ。
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この建物の向かいには、イスラームにとって重要な意味を持つムハンマドの足跡や手紙やひげが展示されている「宗教遺産の間」がある。なんとカーバ神殿のカギや扉の一部まで持ってきてしまっているというから恐れ入る。
内部の装飾もすばらしく敬虔な気持ちになる間だ。外壁の装飾タイルもすばらしい。こうした宗教的遺産を所有することで宗教的後継者として「カリフ」を名乗ろうとした、スルタン=カリフ制が初めて理解できた。 -
ヴァレンス水道橋だ!!その勇姿に圧倒される。水道橋の崩れたところに階段を発見するものの、そこへの道が看板でふさがれていて、よじ登るにもちょっと難しい。「水道橋の上を歩こう」企画は断念せざるを得なかった。なので、水道橋に沿って歩き、その煉瓦の感触を自分の肌で確かめる。こんな物を作って歩いたローマ人はやっぱりただ者ではない。
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アヤ・ソフィアは、コンスタンティヌス大帝が着工し、テオドシウス帝が改築し(入り口付近の階段と円柱の基礎が残っている)、ユスティニアヌス帝が現在の物を完成させ、オスマン・トルコのスルタンたちがモザイクを漆喰で塗り込めて4本のミナレットを立てさせた。この教会はその偉大さゆえに歴史を生き抜いてきたのだなぁ。本物に出会える幸せ。
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扉をくぐると、天井には聖画像禁止時代のフレスコが見られる。無造作に描かれたような朱色の線の幾何学模様が見える。また、皇帝の扉の上部には祝福するキリストの前に跪く東ローマ皇帝Leo the Wise(6世)の9世紀末の見事なモザイクが見られる。キリストの左右の丸窓には、マリアとガブリエルの顔がのぞいている。金色の所は全て金だというから驚きだ。今は大部分が剥がれてしまっているが、往時は天井の殆どが黄金のモザイクで飾られていたのだと思うと言葉が出てこない。
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2階ギャラリーは思いの外広く、かなりの人数がゆったりと参列したであろう様子が思い浮かべられる。ここからアラビア文字の丸看板や天井のドームがよく見える。教会の中心部は、やはりかなり薄暗い。でもその分ギャラリーの明るさが引き立てられる。
そして、イエスと洗礼者ヨハネとマリアのモザイク、ディーシスに出会えました!かなり大きなモザイクで、下半分は無惨な姿になっているが、三人の表情がすばらしい。モザイクの一片は近くで見るとかなり荒っぽくカッティングされているのだが、一定距離離れてみると、そのグラディエーションがすばらしいんだ!
内陣脇の鉄格子の向こうでは、タンパンに描かれた聖母子が暗闇の中で光り輝いている。写真を撮るのに夢中になってじっくりと鑑賞できなかったのが残念だ。 -
カーリエ博物館は14世紀のビザンチン・ルネサンス期における最高傑作!この博物館、何がすごいって天井全体がモザイクで覆われているのです!!しかもいろいろな興味深い聖書の場面が描かれているのです
一番右端の一角には、売店があるのだが、そのドームには、イエスによる治癒奇跡やイエスとサマリア人の女との会話場面、そして、ヘロデ王による幼児虐殺のモザイクがある。中でもこの幼児虐殺の場面は、目を覆いたくなる程にかなりリアルに描かれている。モザイクという美術形態でそんな表現をするとは思っていなかったので、かなり驚いた。 -
一本内側の廊下に進んで、同じように左から見ていく。初めの一角は幼子イエスを抱くマリアが中心に位置する綺麗なドームだ。床にカメラを置いて苦心の上に写真を撮りました。
次の一角はイエス誕生前のマリアの物語、次もマリアに関してのもので、その次が、エッサイの木のように、ダビデやソロモンといったイエスの祖先が周りに配され中心に祝福を与えるポーズのキリストが描かれたドームです。キリストががライ病患者に治癒奇跡を起こす様子も描かれていて興味深い。 -
ペテロとパウロの守る扉を通って、祭壇のあった部屋に入る。この部屋は東を向いていて、暖かい太陽光線が差し込みかなり明るい。見渡すと単なる空間のようだが、振り返って扉の上部を見ると、マリアの死というテーマの、非常に見事なモザイクがある。他のモザイクほど金は使われてはいない印象を受けるが、そのぶんマリアの暖かさと人々の悲しみが良く表現されているように思う。
キリストには荘厳さを、マリアには慈悲深さを、人々は求めていると言うことなのでしょうね。それにしても、資料集に出てくるようなモザイクがこの博物館にたんまりあったのには驚きました。
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