『あこがれのシルクロード旅行記』　　【七の六】

1995/08/01 - 1995/08/11

第７日（８月７日）
早朝前庭に出て、友人とカシュガルから同行してくれた運転手とガイドの薜栴嬢が500?の道を帰っていくのを見送る、ホテルから弁当用のナンを貰い積み込んで走り去った。
空は晴れているが一面の砂嵐で視界悪し、ホータンの男性ガイド（もう１組の旅行団のガイド）によれば「今日は飛行機が飛ばないかも」とのこと。
離陸してしまえばそれまでと思ったら、カシュガルからの便が着陸できないので不可能となるおそれある由、その場合は延々バス移動を余儀なくされるとのこと。（よくあることらしい）
10：00　ホテル　　出発　　タクラマカン砂漠（ウイグル語で〔再び生きて帰れぬという意味〕観光へ。
くよくよしたって始まらないのでバスで砂漠が見渡せる場所まで行き俯瞰する、その広大さに
唯々驚嘆す。
しかしこのような付近に家も見えない場所でも何処から湧いたのか大勢の子供たちが集まって
来る。
砂漠の砂を持参したスーパーの袋に採取。（違反行為？）
失敗談＝記念写真を撮るのに添乗員にそれぞれ頼むが、カメラを足元に置いたため後日砂塵に
より４名のカメラが故障。（後日ベテランに聞けばホテルのバスキャップを頂戴しカバーして
おくと防げるとのこと）
≪絹加工々場≫
繭つむぎから機織りまでの行程を見学、日本の矢ガスリに似たパターンの織物もある。（後日
沖縄で同じようなものを見かけたので、ここがルーツだと思う）
≪ホータン文物展示館見学≫
ニヤ（民豊）故城遺跡から出土した文物を見学、ミイラその他興味あるものあり、写真撮影
は可能なるも2000円相当の費用が必要との事、諦める。（現地にいると経済感覚もそこなみ
になってしまう＝月収約１万円の感覚で考える）
次に玉石の工場・販売所に行き見学とともに買い物をする予定なるも、ウルムチからの飛行便
が１便ホータンに向っいてそれで帰るしか当日の便がなくなるという連絡を受け、急遽観光を
とりやめホテルに帰る。
仕方なくホテルの売店の陳列で玉のアクセサリーとレストランで薔薇の花入りワインを３本買
う。（最高級ワインで150円＝とても甘くて香りは絶品）
しばし休憩後空港へ、約２時間待たされるが、我々は最前列に並べさせてくれる。
18：50 ホータン空港離陸
22：00 ウルムチ空港 着陸　 23：00　ホテル 到着　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【ウルムチ泊】

エリア 中国

タクラマカン砂漠に立つ。

ウイグルのシルクの服を着た女性と茶色の網をスッポリ被ったイスラムの既婚女性。

ウイグルのシルク工場の販売所。

この旅行記へのコメント （1）

• SUR SHANGHAIさん 2005/08/28 15:03:26

  中国の航空便は…

  今もよく、天候などの関係で、ほかの町に着陸して順番を待ったり、バスで移動したりということがあります。
  最近では、私の知人もウルムチから上海に帰る便が天候の影響で合肥に着陸。数時間の順番待ちになったそうです。
  
  こちらのシルクロード編、ご覧いただきありがとうございました。
  今日一応９８年度編も終了しました。あとはこの一連を見直して、手直ししようと思っています。
  
  来月からはしばらく留守が続きますが、自分のPCは持ち歩く予定なので、出先からお邪魔すると思います。では、また。(^^)/~~~