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第5日(8月5日) <br />9:40 ホテル  出発<br />ヤルカンドまで200?今日は比較的楽なくるま旅、西域特有の綿畑・ポプラ並木の中をひた走<br />る。<br />≪ナイフ工場見物≫<br />途中刃物の特産地英吉沙(エンギサル)の民族ナイフ工場に立ち寄る。<br />バスの運転士がここの人で知り合いの工場に寄り工場を見せてもらいナイフを購入する。<br />デザイン・サイズ(国内持ち込み可能)など考慮のうえ品定めをし交渉する。<br />ところが、工場の責任者とおぼしき人物は方言(ウィグル語系?)しか話せず、その結果<br />私(日本語)⇔ガイド(中国語)⇔バス運転士(現地語)⇔工場責任者(現地語)という順序<br />での交渉だから時間はかかり、しかも国営工場なのでディスカウントはわずかでほゞ言い値<br />で買わされたが30本余購入す。(国内に比べたらバカ安)<br />≪トイレタイム≫<br />途中西瓜で水分を補給、砂漠道路途中で熱砂による上昇気流が原因の小さな竜巻頻発す。<br />トイレタイムになったので砂漠の中の潅木の森の横で停車、男女左右に分かれそれぞれ森に入<br />り用をたす、観光地の汚れたトイレより爽快なり。<br />1600 ヤルカンドのホテル 到着 (ホータンまでの休息のための宿営)<br />≪ヤルカント観光≫<br />17世紀には1大オアシス国家の首都として栄えたが滅亡、今は地方小都市であまり特筆すべきものはないが、香妃墓(実際の遺体は北京にあるとか)や庶民の墓地等見物。<br />ウィグル族の招待マナーを体験すべくホテルオーナーの親族宅を訪問、ナン・桃・西瓜・ハミ瓜(※)などをご馳走され婦人・ご家族より茶道を習う。(本来男子の来客には女性は接客しないものだそうだが特別に応対していただく)<br />その後家庭内を案内してもらう、土地柄部屋にはジュータンが敷き詰められている。<br />年間16?の降雨量というだけあって屋根のない部屋もあり。<br />200?程の住宅なるも50万円もあれば十分買えるとか、オドロキ。<br />※ハミ(哈密)瓜=25?径×40?長程の瓜でとても甘くミズミズしく現地ではガイドまかせだったが日本円で50円もしなかったようだ。<br />ちなみに、数年前「神戸・南京町」の八百屋で売っていたので買い求めて食べたが、甘く懐かしい味がした、ただし値段は1個1,500円であった。<br />その後も夏になっても売られていないのでたずねると、運搬途中で腐って商売にならないのでやめた由、残念だが仕方なし。<br />≪バザール観光≫<br />バザールには漢方の原料・野菜・果物・木工品・衣類・等々種々雑多で、その中でも圧巻はストッキング屋の店並である、10?余にわたって店内は勿論通路にも上かな縄ノレンの滝のごとくぶら下げられており、そのノレンをかき分けて進まなければいけない。(パンストはまだ現地にはなかった)<br />それと驚いたのは人間の多さであった、バザール内は勿論のこと歩き疲れて集合場所に集まった我々の周囲に3〜40人の大人が集まり威圧するでもなく話しかけるでもなくじっと眺められるだけの状態がそこを離れるまで続いた。<br />珍しい光景だが治安がいいとはいえ一種恐怖感を覚えシャッターはきれなかった。<br />≪結婚披露宴≫<br />ホテルで夕食をとっていると、隣室のホールが大変賑やかである。<br />何事ならんと覗くと結婚披露宴の真っ最中。<br />ころを見計らって隣室を訪問しお祝いを述べ乾杯す、ささやかではあるが手持ちのプレゼント用の品をお祝いに差し上げ記念写真を撮らせてもらう。          【ヤルカンド泊】<br />

『あこがれのシルクロード旅行記』  【七の四】

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1995/08/01 - 1995/08/11

221位(同エリア270件中)

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1

花やん

花やんさん

第5日(8月5日)
9:40 ホテル  出発
ヤルカンドまで200?今日は比較的楽なくるま旅、西域特有の綿畑・ポプラ並木の中をひた走
る。
≪ナイフ工場見物≫
途中刃物の特産地英吉沙(エンギサル)の民族ナイフ工場に立ち寄る。
バスの運転士がここの人で知り合いの工場に寄り工場を見せてもらいナイフを購入する。
デザイン・サイズ(国内持ち込み可能)など考慮のうえ品定めをし交渉する。
ところが、工場の責任者とおぼしき人物は方言(ウィグル語系?)しか話せず、その結果
私(日本語)⇔ガイド(中国語)⇔バス運転士(現地語)⇔工場責任者(現地語)という順序
での交渉だから時間はかかり、しかも国営工場なのでディスカウントはわずかでほゞ言い値
で買わされたが30本余購入す。(国内に比べたらバカ安)
≪トイレタイム≫
途中西瓜で水分を補給、砂漠道路途中で熱砂による上昇気流が原因の小さな竜巻頻発す。
トイレタイムになったので砂漠の中の潅木の森の横で停車、男女左右に分かれそれぞれ森に入
り用をたす、観光地の汚れたトイレより爽快なり。
1600 ヤルカンドのホテル 到着 (ホータンまでの休息のための宿営)
≪ヤルカント観光≫
17世紀には1大オアシス国家の首都として栄えたが滅亡、今は地方小都市であまり特筆すべきものはないが、香妃墓(実際の遺体は北京にあるとか)や庶民の墓地等見物。
ウィグル族の招待マナーを体験すべくホテルオーナーの親族宅を訪問、ナン・桃・西瓜・ハミ瓜(※)などをご馳走され婦人・ご家族より茶道を習う。(本来男子の来客には女性は接客しないものだそうだが特別に応対していただく)
その後家庭内を案内してもらう、土地柄部屋にはジュータンが敷き詰められている。
年間16?の降雨量というだけあって屋根のない部屋もあり。
200?程の住宅なるも50万円もあれば十分買えるとか、オドロキ。
※ハミ(哈密)瓜=25?径×40?長程の瓜でとても甘くミズミズしく現地ではガイドまかせだったが日本円で50円もしなかったようだ。
ちなみに、数年前「神戸・南京町」の八百屋で売っていたので買い求めて食べたが、甘く懐かしい味がした、ただし値段は1個1,500円であった。
その後も夏になっても売られていないのでたずねると、運搬途中で腐って商売にならないのでやめた由、残念だが仕方なし。
≪バザール観光≫
バザールには漢方の原料・野菜・果物・木工品・衣類・等々種々雑多で、その中でも圧巻はストッキング屋の店並である、10?余にわたって店内は勿論通路にも上かな縄ノレンの滝のごとくぶら下げられており、そのノレンをかき分けて進まなければいけない。(パンストはまだ現地にはなかった)
それと驚いたのは人間の多さであった、バザール内は勿論のこと歩き疲れて集合場所に集まった我々の周囲に3〜40人の大人が集まり威圧するでもなく話しかけるでもなくじっと眺められるだけの状態がそこを離れるまで続いた。
珍しい光景だが治安がいいとはいえ一種恐怖感を覚えシャッターはきれなかった。
≪結婚披露宴≫
ホテルで夕食をとっていると、隣室のホールが大変賑やかである。
何事ならんと覗くと結婚披露宴の真っ最中。
ころを見計らって隣室を訪問しお祝いを述べ乾杯す、ささやかではあるが手持ちのプレゼント用の品をお祝いに差し上げ記念写真を撮らせてもらう。          【ヤルカンド泊】

  • ヤルカンドのナイフと皮製ケース。

    ヤルカンドのナイフと皮製ケース。

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この旅行記へのコメント (1)

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  • SUR SHANGHAIさん 2005/08/17 22:13:13
    ヤルカンドの町は…
    名前の響きがきれいな所ですね。
    私はホータンからカシュガル行きの夜行バスで、町はずれの三叉路らしき所を通過しただけでした。

    せっかくだから、寄っておけばよかった…、と思うのはいつも後になってから、です。



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