2001/08/11 - 2001/08/20
3277位(同エリア4272件中)
たまさん
プラハを訪れるのは2度目。前回はドレスデンからの日帰りのためカレル橋で時間切れとなってしまったので、今回はその奥のプラハ城がメインです(その割には今回も時間がなかったわけですが…)。
そして最後はドイツへ戻り、ドレスデンのシティフェスタで盛り上がり、一路帰国の途へ。
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チェスキー・クルムロフからプラハへ到着し、ホテルに無事到着したが、せっかくのプラハなので、夜の街を散歩することとし、一路旧市街へ向かった。
本駅で食事をした後、ツェレトゥナー通りを歩く。夜遅いにも関わらず開いている店も多く、観光客でいっぱいである。 -
旧市街広場も賑わっていた。歴史ある建物が美しくライトアップされていたが、一番目を引くティーン教会はライトアップされておらず、残念ながら写真が撮れず。でも周りの明るい建物の後ろに静かに鎮座する様はとても印象に残っている。
一方対角に建つ聖ミクラーシュ教会は白壁が明るくライトアップされ、対照的な眺めだ。 -
カレル橋へ到着した。遠くに見えるプラハ城のライトアップが実に見事である。川を挟んだ高台という位置関係が実に良い。昨年、昼に一度訪れた眺めではあるが、わざわざ一泊して来ただけの甲斐がある眺めである。
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時刻は22時頃であるが、橋はまだまだ人通りが多かった。治安があまり良くないと言われるプラハであるが、そんなことは全く感じさせず、安心して歩くことができたように思う。
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旧市庁舎の名物天文時計を眺め、ホテルへ戻った。町外れのホテルなので戻ったらすでに23時過ぎ。さすがに歩き疲れてすぐに休んだ。
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翌朝。あまり天気が良くないのが残念ではあるが、早起きして今回の目的地プラハ城へ向かった。
プラハ城は高台なので時間節約のため地下鉄と市電を乗り継ぐ。地下鉄も市電も旧東欧然とした車両であるが、地下鉄も徐々に新車が入っているようで、また市電もこのような目立つ前面広告車が走っていた。 -
大きくそびえ立つプラハ城のシンボル、聖ヴィート大聖堂。ゴシック様式の塔は堂々とした力強さを感じさせる。目の前からでは大きすぎて入らない。
ただ残念なことに片方の塔は改修工事中であった。まあ欧州旅行では作業に出会うのはいつものこと、やむをえない。 -
大聖堂内部は、色鮮やかなステンドグラスに囲まれ、荘厳ではあるが思ったよりも明るい雰囲気であった。
朝早いにも関わらず内部は団体でいっぱいであった。日本人の団体も多かったのでガイドをはしごしながら内部を巡る。 -
一番有名なムハによるステンドグラス。意外ではあるがこれらは19世紀末から20世紀初頭にかけて作られたという。
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大聖堂の塔にがんばって登ってみる。そこからの市街の眺めは最高であった。ウルタヴァ川を中心に赤く染まった街並みの中に、様々な形の塔が建っているのが見え、百塔の街を実感する。
団体さんはここには登らないようであるが、大聖堂に来ながらこの眺めを味合わないとは実にもったいないなあと思う。 -
王宮内のヴラディスラフホール。アーチ型の天井が印象的だ。床が木で歩くとペコペコ音がするのもなかなか興味深い。
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小さな聖イジー教会。プラハ城でもっとも古い教会である。
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教会を過ぎると、色とりどりの家がごちゃごちゃ立ち並ぶが立ち並ぶ黄金小路に出る。ほとんどがみやげ物屋になっていて、人であふれていた。あまりみやげ物には興味はないので、ちょっと散策するにとどめる。
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さて時刻は11時になろうとするところ。毎時ちょうどに正門前で衛兵の交代があるので、今まで来た道を戻り、迫力ある彫像に囲まれた正門へ向かった。観光客がぞろぞろと集まってきた。
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11時になり、城から交代の衛兵が一糸乱れぬ行進でやってきた。皆りりしい若者である。さすがだ。
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互いに敬礼し、交代式は無事終了。
それにしても衛兵は直立不動で全く動かない。最初見かけたときは本当に人形かと思ったほどだ。つまらない仕事なんだろうなあとは思うが、その所作には感服する。 -
城を後にし、再び旧市街へと向かった。ウルタヴァ川沿いから見えるカレル橋とプラハ城は実に絵になる景色だ。
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昼のカレル橋は昨夜にもまして人でいっぱいである。あちこちで開かれている音楽隊の演奏が景色とマッチして楽しい。しばしのんびりとたたずむ。
しかし残念なことに時間がやってきた。今日はドレスデンのYHに泊まる予定なので、なるべく早い列車に乗ることにしている。いつも慌しい日程なのが悲しいが旧市街へと引き返すことにする。 -
有名なエルペットでボヘミアグラスを購入し、チェドックで切符を購入する。時間に間に合わないということで希望の指定席は売ってくれなかったが、出てきたチケットは乗車券+特急券+指定券。ということで指定券を放棄して、12:44発のEuroCityに乗ることにした。
とはいえ旧市街から本駅へは遠い。最後は駆け込み乗車となってしまい、とても慌しいプラハの最後となってしまった。
車内は混んでいたが何とかコンパートメントに席を見つけた。
エルベ川が寄り添ってくると、ドイツへ再入国である。 -
16:00少し過ぎにDresden Hbfへ到着。列車はHamburg Hbf行であるが多くの乗客がここで入れ替わりホームは賑わっていた。
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ドレスデンのYHはシングルで泊まることができ、シャワーもついている部屋がある豪華なYHであり私は愛用している。そんなわけで早めに到着し、無事に部屋を確保した。
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夕方のドレスデン旧市街を歩く。大きな時計塔がシンボルのレジデンツ城や、聖人像が見事なカトリック宮廷教会など、ドレスデンの重厚な建物群は見ていて飽きない。
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さて今日は「Dresden Stadtfest」というフェスティバルが開かれている。ドレスデンの夏祭りといった感じだ。
実はドレスデンには昨年も同じ時期に訪れているのだが、プラハ日帰りでくたびれたためYHで早めに寝てしまい、行きそびれたので、今年はぜひ行ってみようと思う。 -
夜になり、フェスティバル会場へ向かった。エルベ川のブリュールのテラスやシュロス広場沿いに出店やアトラクションが集まっており、地元の人や観光客が思い思いに楽しんでいた。ドレスデン名物のRadeberger Beerで乾杯している人が多い。私は飲めないのでうらやましげに見るだけなのが残念。
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最後はアイリッシュダンスのコンサートへ。男性の力強い独唱、女性陣の軽やかなダンスで大変盛り上がっていた。終了後は拍手の嵐。私も大満足であったが、この旅ももうすぐおしまいかと思うと少し悲しくなった。
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翌日。明日は昼に日本へ向けて出発するので今日が実質最終日である。最初はポツダムへ遠征でもしようかと思ったのであるが、昨日の盛り上がりですっかり気が抜けてしまったので、のんびりとフランクフルトへ向かうことにした。
YHをチェックアウトし、街の中心部を散策しながら駅へ向かう。Karstadtは日本フェアをやっているようで、ウィンドーには怪しい日本語が飾られていた。 -
結局、Dresden Hbf 8:42発のICEに乗り、Nuernberg Hbfへ向かうことにした。この区間は旧東ドイツを走るローカル線であるが、近年ICE-TDという振り子気動車が投入されスピードアップが図られている。それにしてもDresden HbfはすっかりICE天国の駅になってしまった。
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車内は他のICEと同じであるが、やはり気動車でありエンジン音はうるさい。
乗客は少なく、幹線とは全く違うローカル色の濃いICEであったが、カーブを全くスピードを落とさずに走るのはさすが振り子式である。とはいえ4時間も乗っているとだんだん気分が悪くなってきた。
振り子機能が不調で遅延多発という情報もあったのだが今日は順調で、13:21定刻にNuernberg Hbfへ到着した。 -
今日は土曜であり16:00にはデパートも閉まってしまう(現在は20:00まで開いているが)。ニュルンベルクを通るルートにしたのは、手ごろな大都市に立ち寄って土産物を買うためであった。
ニュルンベルクに来るのは3度目である。駅前からケーニヒ通りをぶらぶらし、Kauhofで会社向けの土産を買う。土曜なので買い物客でごった返していた。 -
Nuernberg Hbf15:32発のICEに乗り、Wuerzburg HbfでICに乗り換え、フランクフルトへ向かうはずであるが、ICEは10分遅れてやってきた。今日は土曜日。フランクフルトの案内所は18時までであるがICの到着は17:40。気を揉むが、ICは多少遅れを取り戻し17:47にFrankfurt(Main)Hbfへ到着。列車の旅も今日でおしまいだ。
案内所は18:00になると待っていた人も追い返してしまった。さすがドイツ。時間内に入れてよかった。
結局案内所オススメの、駅近くのBestWesternHotelへ向かった。新しく綺麗なホテルで、しかも安かった。 -
8月19日、最終日である。とはいえ今日は日曜で店もやっていないのでさっさとS-Bahnに乗り空港へ向かった。
MH005便は12:25にクアラルンプールへ向けて出発。帰りも1日がかりである。 -
翌朝6:00に大雨のクアラルンプール空港へ到着。拍手が起きていたくらいだからきっとすごい悪天候だったのだと思う。
4時間のトランジットを経て、MH092便成田経由ロサンゼルス行は予定より1時間ほど遅れ10:00過ぎに出発。アメリカ人が多く、何となく日本に向かう便という感じがしなかった。
メッカの方角を示すエアショーを見ながら、今回の旅行を振り返り、18時過ぎに成田着。10日間の旅行は無事終わった。
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