2004/11/07 - 2004/11/07
71672位(同エリア79992件中)
冷風扇さん
江戸時代の終わり、八王子近郊や甲信地方で取れた生糸は、八王子で集められ、その頃開港した横浜港まで運ばれ、輸出されていた。
鑓水街道、浜街道を呼ばれるその道は、絹を運ぶことから、「絹の道」(英語で言うとシルクロード)と呼ばれていた。
・・・とそこまでは知ってました。大学が八王子だったので。
地図を見ればわかりますが、八王子と横浜の間には「町田」があります。
ここは、その絹運びの中継点で、一大問屋街だった。絹を降ろしたりしてたんでしょう。これも、町田に住んでいたので、なんとなく母から聞いたかもしんない(憶えてないけど)。
で、10里ものながーい道のりを往復するうちに歩けなくなっちゃった馬はというと、ここで「肉」にしてしまって食べたんだそうな。
だから、九州でも信州でもない東京の町田の名物が「馬肉」!
というわけで、行ってきました。
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まずは、定番、桜鍋です。
桜肉(馬肉)、白滝、ゴボウ、葱を砂糖醤油で煮ます。関東風のすき焼きと同じような割り下です。
ここの店では、ほとんどの人が鍋を注文するようで、頼むとすぐにセットされます。
そして、仕事帰りに1人でふらっと・・のサラリーマンは馬刺と焼酎でプハーですね。 -
煮る前の写真では、肉ばっかりのイメージですが、実は野菜は下にたっぷり敷き詰められています。
にえてきたところで、肉はほとんどしゃぶしゃぶのようにさっと火を通して食べる。
肉は、煮すぎると堅くなるので、おしゃべりに夢中になって食べるのを忘れないように注意が必要。(※無口な方はOKです。)
割烹着に三角巾の定食屋の様な格好のおばちゃんに「ほら、ちゃんとやんなきゃ!」と注意されます(笑)
「優しいおばちゃんと怖いおばちゃんといるんだよ」(上司談)
野菜と馬肉の脂身は、ゆっくりぐつぐつ煮るのがうまいです。葱がとろーーっと。脂はふるふるっと柔らかくて、甘くて・・・たまらーーん。 -
これは、馬肉と葱のぬたです。(酢みそ和えね。)
メニューには、「ぬた」とか「メンチカツ」とか「チョリソー」とかしか書いてませんが、
「馬肉のぬた」
「馬肉のメンチカツ」
「馬肉のチョリソー」
と変換して読むのを忘れないでください。
全て、「うま」です。 -
はい、ハムです。
「馬肉のハム」でございます。
なんていうか、サラミと豚のハムの中間みたいな味です。
一緒に行った「連れ」曰く、
「昔こういうソーセージあったよ〜」
だそうです。
昔は、今の魚肉ソーセージと違って、馬肉もまざったソーセージが有ったというのですが、すみません、世代が違ってその意見には同意できませんでした・・・。わからない。 -
うちの上司のお薦めの「焼酎の梅割」です。
使い古しのワンカップの空き瓶に梅ジュースが入ってきます。焼酎も何かの酒の空き瓶くさい。
梅ジュースはかなり甘いので、飲みやすい。
なんていうか、雰囲気といい、味といい、サラリーマンの好きな感じ。(なんのこっちゃ) -
店の雰囲気をひとつ。
客の年齢層は高め。
平日の夕方は会社帰りのサラリーマンで満杯。
予約の出来ない店なのですが、割と回転が速いので、待ち時間もそれほど長くありません。
(金曜の7時頃に行ったとき5分まち、日曜は待たず)
日曜日は、地元の親父さんたち(60代くらい)が多かったです。
その中に若いカップルもちらほら。 -
1人でくるお客さんもいます。
お鍋は1人前から注文できるので、鍋とビール(焼酎)そして、ちょっとつまみを頼んで、ぷはーって感じ。
店構えが高級そうなのですが、入ってみると割と騒がしく、雰囲気の明るい食堂って言う感じで、1人でも気軽にこれるんですね。(女性が1人は結構勇気がいると思いますけども。昔流行ったオヤジギャルみたい)
鍋が終わったら、そば玉を頼んで煮たり、「カレーライス」や「そばカレー」を頼んだりします。
「おお、あのおじさんの締めはそばカレーか〜」
と思って見ていたら、最後は更に生中を頼だりして、人の好みは千差万別。
あ、そばカレーってご想像の通り、ゆでたそばにカレーをかけたものです。ハイ。 -
テーブル席と座席の様子。
最初連れて行ってくれた上司より聞いたのですが、昔は小田急町田駅前の3階建てのビルだったそうで、1階が仕事帰りの作業着来た親父さんや馬を引いた運びやさんなどが立ち寄る雑多な感じの食堂で、2階、3階が座敷になっていたそう。
で、階ごとに値段が違ったんだって。
今は、1階ワンフロアのみですが、テーブルと奥の座敷とで値段が違う。
店の親父さんに言わせると、「材料が違う」んだそうです。刺身も鍋も出す部位が違うんだって。
メニューを勝手に覗いてきましたが、鍋は1人前400円の差がありました。肉はともかく、春菊とか椎茸とか、野菜の具も増えていた。 -
夜でフラッシュも今ひとつピンが呆けてますが、店の入り口の写真。
柿島屋の入り口を入ったすぐ左に青と緑のTシャツが掛けてあります。
背中には逆さになった「馬」の文字の下に柿島屋と。
「馬」の文字は、将棋の駒の「桂馬」に例えてあるそう。
桂馬はひっくり返ると「金」に変わりますよね。
だから、儲かりますように!っていう意味だそうです。
儲かりたい方は買うのも一興。 -
今度、昼間に撮ってきて差し替えますね。店の外観です。
昔は駅前、今はJR町田駅、小田急町田駅からそれぞれ5分くらいの場所にありますが、上がマンションなので、「馬」の効果で儲かってビルたてちゃったのかな〜なんて想像してますが、どうなんでしょうか?
見た目は綺麗ですが、内装は昔のままだそうです。
厨房の手前に昔の写真が飾ってありますよ。
平日は、16時より22時まで。休日は12時より21時までやってます。定休日は水曜日。
住所:東京都町田市原町田6-19-9。
電話:042-722-3532 -
柿島屋でおしまい・・・のはずが、締めはラーメンです。完全に親父化してます私。
っていうか、柿島屋で締めのそばを食べるより、ラーメンたべたかったんだもーーん。
といっても私は最近流行の家系などのこってりしたラーメンよりも、中華麺が好き。ここ数年で気に入ってるのが、揚州商人の中華麺。町田にもあるので、立ち寄ってしまいました。
写真は「黒酢ラーメン」と「蝦仁雲呑」。
ええ、絵になりやすい様に、わざとこういうの頼みました(でも、さすがに1人で平らげたワケではありません)。
鶏ベースのスープに、こうずの香りがなかなかです。色は真っ黒でも味ね。葱も火が入ると甘くなるし、いろんな要素が相まって甘めのスープに仕上がってました。 -
えへへへ〜。
実はラーメンよりもこっちが目的だった。
ここの杏仁豆腐は最近流行のとろとろ系なのですが、うまーーいのです。くりぃみぃで。
杏仁豆腐だけを頼む勇気がなかったので、ラーメンも頼んだというのがホントのトコロ。
お陰でお腹ぱんぱんで苦しかったです・・・。 -
電球の光のお陰で、なんかレトロな雰囲気になってしまいました。店の外観です。
関東にたくさん支店があるので、行ってみてください。
お台場店などは点心が充実しているようですよーーん。
揚州商人URL
http://www.whistle-miyoshi.co.jp/yousyuu/
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