tsuruya0さんのクチコミ(2ページ)全67件

延岡宿泊時の夕食にネットで調べて評判のよかった「きたうら善漁」に行きました。延岡城跡近く、本町にある地元宮崎さんの食材を使った日本料理のお店で、「初めて来店のお客様にお勧めの会席」という善漁会席5500円を頼みました。出てくる料理はどれも旬な食材を使った上品なもので、さらに中には和洋折衷、ナイフとフォークで食べるものもありとてもおいしかったです。東京など大都市ではこの倍以上の価格でもおかしくないレベルでとても満足しました。

飫肥名物の厚焼きたまごは、飫肥城の城主にも献上していたもので、今でも炭火でじっくり焼き上げ、地元ではお祝い事にかかせないものです。そんな厚焼きたまごを体験したく専門店であるおびの茶屋に行きました。飫肥城の大手門から南下して国道222号に出て右へ（西へ）100メートルほど行った右手にある小さなお店で、初体験の飫肥の厚焼きたまごは、これまで食べたことのある卵焼きのイメージとはまったく違い、なめらかな食感に甘みもしっかりあり和風ブリンのような感じでとてもおいしかったです。

飫肥城跡の一角に白壁、瓦屋根の飫肥城歴史資料館はあります。昭和53年に開館したこの歴史資料館には、飫肥藩の藩主であった伊東家に伝わる甲冑や刀剣、生活用品などが展示され、飫肥の歴史が紹介されています。入館料は「豫章館（よしょうかん）と庭園」、「松尾の丸」、「小村記念館」、「旧山本猪平家」、「商家資料館」などとの共通券で大人600円になります。

市街地が離れているところにある空港も多いですが、宮崎の空の玄関口、宮崎空港は、とても利用しやすい立地の空港でした。宮崎市街の南、海に突き出るように、青島と結ぶ宮崎南バイパス沿いにあり、街中心部まで車で10分ほど、また宮崎自動車道のインターもすぐ近くにあり、ここから宮崎県各地方への移動にも便利です。また、自動車の利用でなくても、空港ターミナルにJR宮崎空港線が接続しており、10分弱で宮崎の陸の玄関口である宮崎駅へもアクセスできます。

宮崎旅行の際に、せっかく宮崎に来たのだから地鶏も食べたいし、宮崎牛も食べたい、さらには海もあるので地元のおいしい魚料理も食べたい、なんて贅沢な希望を持って旅行前にいろいろ調べて見つけたお店が「座王」、基本的には焼き鳥屋ですが、肉魚野菜など地元の食材を扱った居酒屋さんといった雰囲気のお店です。お店に入ると店内は細長く左手に厨房がありその前にカウンター席が並び、奥にはテーブル席がいくつかありました。地鶏の炭火焼き、宮崎牛のステーキ、地元の魚の刺身やてんぷら、何をとってもおいしく満足度の高いお店でした。電話で予約していきましたが、私が行ったときはほぼ満席、飛び込みの人はほとんど断られていました。週末などは事前に電話予約したほうがいいと思います。

旧山本猪平家、飫肥の豪商であった山本猪平が１９０７（明治４０）年頃に建築した商家の本宅です。もともと飫肥は江戸時代から飫肥杉で栄えた町で、この建物も純和風で多くの木材が使われています。内部も一般公開されており、靴を脱いで家に上がり、部屋を一つ一つ見て回ることができます。畳十畳の大きな部屋が連なっていたり、6畳ほどの落ち着く部屋があったり、当時の成功者の生活が偲ばれます。

高千穂町〜日之影町〜延岡市までは山あいを流れる五ヶ瀬川が削りとった深い渓谷になっているため、この渓谷にかかるたくさんの巨大な橋があり、橋好きにはたまらないエリアになっています。その中で橋の規模、訪れやすさなどでトップレベルなのが青雲橋になります。国道２１８号の日之影町内の橋で、橋長　410ｍ、　水面からの高さは137mあり、国道に架かるアーチ橋では日本一を誇るそうです。この「国道に架かる」というのがちょっと微妙で、国道でなければすぐ近くに天翔大橋というもう少し大きな橋があります。この橋を見物するには国道２１８号の高千穂側の橋のすぐ近くにある「道の駅　青雲橋」に車をとめるといいでしょう。そうすれば橋に興味がない人がいても、地元の特産品を買ったり、食事をとったりすることも出来ます。

天翔大橋は平成１２年竣工の、全長463.2mのコンクリート製で、アーチスパン260mは、コンクリート橋としては国内最大で、水面からの高さ143mも日本一の高低差だそうです。
橋の名前の由来は鳥が翼をひろげて翔いているように見えることから名付けられたそうです。橋のたもとから全貌を眺めてもかっこいいですし。橋の中央から下を覗いてみるのも楽しいです。（風が強いと結構スリルがある）

高千穂にある荒立神社のご祭神は猿田彦命（サルタヒコノミコト）と天鈿女命（アメノウズメノミコト）でいずれも天孫降臨に深い関係のある神様です。日本神話のニニギノミコがこの世界に降臨する際、途中から高千穂の久志布流嶽（現　高千穂町くしふる山）まで道案内をしたのが猿田彦命で、その時付き添っていた女神で、ニニギノミコの命で、猿田彦命と夫婦になったのが天鈿女命です。荒立神社は、このとき、くしふる山から切り出したばかりの荒木で家を建て、住居としたのが始まりと言われています。

高千穂峡の真名井の滝を近くで見たければ貸しボートがいいです。歩道から見る真名井の滝は柱状節理の絶壁から、なんと言えないエメラルドグリーンの水面に滝が流れ落ちるのを上から眺める形でとても美しいと感じ、ボートから見る場合はすぐ目の前に迫る岩壁の上から滝が流れ落ちる滝と、その水しぶきをあび、とても迫力があります。高千穂峡にはいくつか駐車場がありますが、ボート乗り場がるのは高千穂神社方面から行くと最も奥（川下）、真名井の滝や淡水魚水族館の近くの有料駐車場から歩いてすぐの所にあるため、見学コースをある程度考えて車を止めたほうがいいと思います。ハイシーズンはボートが混むようなので、私のおすすめは、この駐車場に車を止め、まずはボート乗り場へ行って待ち時間等を確認してから観光するといいと思います。場合によっては３時間待ちなんてこともあるようなので。ちなみに１ボート３０分で１５００円で、ちょっと高い気もしましたが、私的には十分それだけ楽しめました。

道の駅フェニックスは日南海岸沿いにあるドライブインで、宮崎の特産品が売っているのはもちろんのこと、ここの売りは最高のロケーションにあり、景色が非常にいいということです。海岸沿いを走る旧国道220号の陸側に駐車場や施設はありますが、道を渡った海岸側は断崖の上の展望台になっており、眼下にはここらあたりの特有の鬼の洗濯岩と呼ばれる、波状岩の海岸線が、遠くに目をやると青い海に水平線、その上には青い空に白い雲、晴れた日はとても気持ちがいいです。

飫肥城の城下町として栄えた地区は、大手門から南北に走るその名も大手門通りやそのそこから東側にのびる横馬場通り沿いなどはもともと武家屋敷で今も古い建物が残っており、1977年重要伝統的建造物群保護地区に選定されました。碁盤の目状の武家屋敷街には水路が張り巡らされ、現在ところどころこの水路に鯉が飼われています。ゆったり泳ぐ錦鯉、とても風流ですが、なぜかこの水路にたくさんの小銭が投げ込まれていました。願い事をしたのだと思いますが、誰に？それらしき神様は見当たらないのですが、まさか鯉に？それとも、トレビの泉のようにまた飫肥に戻ってこれる？ちょっと不思議でした。

飫肥藩の藩校であった振徳堂は２ｍをこえる石垣で囲まれ、立派な長屋門をくぐるとあります。もともとは敷地内に講堂、聖堂、槍場、藩公休息があったそうですが、今は入口の長屋門と講堂として利用された主屋、ちょっとした井戸と石碑があり、それ以外のとこは広場のようになっています。飫肥出身の明治時代の外交官である小村寿太郎（飫肥では英雄）もこの振徳堂で小さい頃学んでいたそうです。

飫肥にある商家資料館の建物は明治３年（1870）に当時の山林地主の山本五兵衛が建てたもので、それを現在の場所に移築して資料館にしています。この建物は樹齢200年以上の飫肥杉を使用した木造一部二階建てで、外観は白壁の土蔵造りになっています。武家屋敷に比べ商家は道路の拡張などに伴い、ほとんどが壊されてしまったそうで、今でも残る数少ない貴重な商家です。

青島神社がある青島の対岸は青島海水浴場になっています。青島をはじめこのあたりの海岸は鬼の洗濯板とよばれる奇岩の海岸が続いているのですが、このビーチは不思議ときれいな砂浜です。夏場は海水浴客で賑わっていますが、私が訪れた2011年1月10日はちょうど成人式、毎年成人式の日にこの浜で「青島裸まいり」が行われます。男はふんどし、女は白装束で青島神社の前の海に入り身を清めます。当日青島に行って、テレビカメラや、準備を進めるスタッフが大勢いて初めてこの行事をしりましたが、次の旅程があるため、実際海に入る姿を見るまで待てず次に移動してしまいした。でも、この日は天気こそ良かったですが風が強くてとても寒い日、私ならやっぱり寒い冬より、夏、海水浴の方がいいですかね。

日南海岸は宮崎県の南側にある海岸で、いかにも南国宮崎といった感じです。とても景色がよくドライブコースにはぴったりです。途中、青島、堀切峠、鵜戸神社、油津、都井岬など観光スポットも多く、一日ですべて見て回るには足りないくらいです。（ちょっと内陸にはいれば飫肥も）また青島で有名な鬼の洗濯岩も実はこの日南海岸沿いにずっと続いており、国道沿いには道の駅や景色がいい所などにちょっとした駐車場があるので、休憩がてら車を止めて海岸に下りてみるのもいいかと思います。

駐車場から飫肥城へ歩いて行くと大手門の手前左側に豫章館があります。この建物は明治2年飫肥藩主が飫肥城を出て住むために建てられた建物で主屋や御数寄屋、雑舎、蔵と愛宕山を借景とする枯山水式庭園があります。飫肥に現在残る屋敷でもっとも格が高いものになるそうです。建物の中には入れませんが、すべての戸が開けられているため、庭と一緒、部屋をのぞきながら見て回ることになります。

松尾の丸は昭和５４年に建てられた江戸時代の書院造の建物です。建物は御座の間、茶室、御寝所、湯殿、台所、御蔵などがあります。その中でも、湯殿は、国宝である西本願寺の飛雲閣のものを模した柿（こけら）葺（ふ）き総桧（ひのき）造りの珍しい建築物だそうです。大手門から奥の杉林に行く途中の左手石段を上った所にあります。私的には「飫肥に行ったら必ず！」と言うほどの場所ではないので、時間にゆとりがある人は訪れるぐらいに感じました。

スーパーホテルは最近全国に次々オープンしている新しいビジネスホテルのチェーン、宮崎で宿泊して印象がよかったので今回旭川でも最終日に一泊しました。駅近くのホテルの建物は外観も内装も新しくとてもきれい、内部のデザインや雰囲気もスーパーホテルは全国統一されているためか、宮崎と似た感じ、部屋は広さはないですが、寝るだけなら十分、室内も新しいためとても清潔でした。特に旭川っぽい感じは当然なく全国どこでも同じ雰囲気で、宿自体には旅情はありませんが、その分きれいで安心して宿泊できるビジネスホテルだと思います。

層雲峡の温泉街にあるリゾートペンション山の上は公営の黒岳の湯に隣接しており、宿泊客はペンションの温泉のように利用できます。私は仕事で4月中旬に旭川を訪れ、仕事がない、週末に春スキー目的に層雲峡を訪れました。春スキーとはいえ、旭川から小雪がちらつき夕方層雲峡に到着時は吹雪のよう、朝には天気が回復しロープウェイも通常通り動きましたが、スキー場は一晩で３０ｃｍ以上の積雪、自分の生活する地域の感覚だとまだ真冬のような天候にバス停から宿まで歩くだけで体が震え、チェックイン後すぐ温泉でのんびり温まれて良かったです。宿の食事も山の中のため「これぞ北海道海の幸！」といった雰囲気ではありませんが、価格を考えれば満足が行くレベルでした。（写真がなくて詳しく覚えていないけど洋食だったような・・・）