selhaさんのクチコミ全4件

クラシックな外観とはうらはらに
内装はきんきらきんでマイアミバイスに出てくる部屋のよう。シャロン・ストーンが座ってそうです。
ポルトガルのアンティーク家具が並ぶ部屋を期待していった私たちはがっかり。
室温設定がうまくいかず、スタッフに相談しましたが「エアコンが寒ければスイッチをオフにしろ」といわれ、泣けました。スタッフはすべて大陸から来た人ばかりで、このランクのホテルにしてはなかなか応対がハード。

フォーシーズンズホテルの広東料理「紫逸軒/Zi Yat Heen」で食べた蜂蜜ソースの焼き豚のことを思い出すと、今でも夢見る瞳に。口のなかでほろほろとほどけるけれど、豚の味はしっかり。麻布の富麗華がおいしいと思っていた自分が笑えてきます。ここの焼き物はすべて最上級のお味でした。

香港のペニンシュラから移ってきたというアシスタント・マネージャーのDavid　Wong氏は、大変物腰柔らかく、その上頼りになります。メニューに関して全面的に相談に乗ってもらいました。あまりにおいしかったので、昼も夜も続けて食べに行ったほどです。とにかくDavidに相談するべし。
夜のコース（4000円ぐらい。おすすめ！）に組み込まれている干魚のスープは、干物そのもののお味でニホンジンにはすこしつらいかもしれません。遠慮なく「チキンブロス」に替えてほしいと頼んでみてください。丁寧に対応してくれるはずです。

2006年4月中旬に3泊しました。

ANAの旅作で予約したので朝食付き。

この朝食の水準の高さにうなりました。
よくあるビュッフェスタイルですが、そのバリエーションの豊富なこと！そしてビュッフェにもかかわらず、数種類ある麺はその場でスタッフが茹でてくれます。お粥の種類も小豆、白粥、豆粥とあり、なにを選ぼうかと目移りして困りました。

しぼりたてのジュースもすいか、マンゴーなどすべてみずみずしく甘みが濃い。日本で飲む生ジュースは果物自体が水っぽいことがよくわかります。

なんとなくお皿にとったスモークサーモンさえも、うっすらと脂がのり、口ざわりもねっとりして目を見張るおいしさ。まさか北京でこんなレベルのスモークサーモンを食べられるとは。

スモークサーモンがおいしいのですから、あとの中国料理のレベルはご想像通りです。

難をいえば、部屋の狭さでしょうか。スタンダードのツインルームでしたが、人がすれ違えるスペースがないほど、ベッドと他の家具が近接して置かれています。

でも王府井の中心部にあり、ショッピングセンターも地下鉄も歩いてすぐという地の利を考えれば、大いに満足です。

星のやに行った方の口コミ情報が掲載されていましたが、私もまったく同感です。朝ご飯は、木のお盆にあらかじめセットされていて、小鉢、ごはん、味噌汁、お漬物がお盆ごと運ばれます。その食器もカジュアルですべて同じ模様のおそろい。効率優先のペンションのようでした。

ホテルの建築、内装はスタイリッシュで満足しましたが、問題はプライバシーです。ほとんどの部屋の内部が他のお客さんが散策している小道からまるみえなのです。木立の見えるガラス張りのリビングで本を読んでいても、目をあげると、外を歩いている家族連れと目があいます。距離にして5メートルあるかどうか・・・。まさに至近距離です。
朝、起きてパジャマのままロールカーテンをあげていると、部屋の前でカップルが記念撮影を。部屋でリラックスすることはまず無理だと思います。

ロケーションも気候も最高だっただけに、ほんとに残念。